太った婦人とカドガン卿との雑談

ハリーポッターをこよなく愛する「いい大人なはず」の人間が雑談してます。カドガン卿ですから、多少のことには目をつぶって。

7巻のタイトル、Harry Potter and the Deathly Hallows

2006-12-22 00:49:51 | 姐式!

(ブログ・トップの画像は、JKRさんの公式サイトより・・・。

初めていらした方はまずこちらへ⇒ 自己紹介etc. 

「Harry Potter and the Deathly Hallows」
新聞などに出ている「死の聖人」という邦訳は、おそらく、ゼンゼン確定ではないと思います。
「the Order of the Phoenix」の時も、「不死鳥の勲章」という名前でずっと出ていましたしね。
すると・・・ 一番の話題は、「Deathly Hallows」って何なんだろう?!ということです・・・


ちょっとアルクでチェックしてみました。
hallow  【他動】 神聖化{しんせい か}する、崇敬{すうけい}する
hallow ground  霊場{れいじょう}
hallowed  【形】 神聖{しんせい}な 《be ~》神聖化されている

Wikipediaでチェックすると、
a holy person, a saint
と載っていて、もろに「聖人」です。人間のことでしょうか?
Halloweenも、このHallowからですよね

「Hallows」は、名詞ですから、「神聖な人」「神聖な物」「神聖な場所」「神聖な事柄」でしょうね・・・
「Deathly」という言葉を冠しているので、なんとなく、「やばい」イメージがありますね。
ちょっと気になるのが複数形ってこと。「聖なる場所」が、そんなに複数あるでしょうか? 物や事柄のほうが複数っぽいです。


■ ところで、この7巻のタイトルは、JKRさんの公式サイトでゲームをやると分かる仕組みになってます。
JKRowling.comへGO⇒机の上の消しゴムで、ドアのある場所へ。
1.鏡の中(中段よりちょっと上あたりの辺)をクリックして、クリスマスツリーを出す。
2.正面の扉の上半分の部分をクリックして、リースを出す。
3.鏡の中の上のほうをクリックして、クリスマスの飾り(イルミネーションみたいなやつです)を出す。
4.扉の右上(鏡の横)の蜘蛛の巣をクリックして、蜘蛛の巣を消す
5.窓の外にある風鈴(?)の、左から4番目(右から2番目)をクリック。⇒鍵に変化する。
6.鍵をドラッグして、ドアの鍵穴へ。ドアが開きます。
7.プレゼントの包み紙の上の、結び目をクリック。⇒プレゼントが開きます。
8.プレゼントをクリック。⇒首吊りゲームが現れます。
9.何度でも挑戦できるので、首吊りゲームをやってみましょう。アルファベットをキーボードで入力すると、遊べます。EとかAとか、頻度が高そうな母音からやるのがミソ。
10.DEATHLY HALLOWSの答えが出来上がると、チェックマークが現れます。 これで終了。
(ちなみに、チェックマークは、日本では「不正解」の意味に使われていますが、わたくしの知っている限り、アメリカでは、「正解」の時にチェックマークを付けます。 また、不正解の場合、間違った箇所を○で囲みます。 まるで逆ですね~。 だから、チェックマークが出れば、正解なんですよ~)


■HALLOWSという言葉は、数々の伝承や言い伝えや神話の中に登場する神聖なアイテム。
TLCによればHallowsという言葉に関連して、過去の色々は伝承では、こんな意味もあるそうです。 ←ちょっと長いので、まだ読んでませんが、Hallows = Horcruxes説を裏付ける、とっても意義ある事実です。 
数々の古い伝承や神話には、「王家の神聖なるアイテムや、聖なるグッズとして、Hallowsが受け継がれていく」という流れがあって、幾つかの例が挙げれれています。 タロットカードのアイテム(剣、聖杯など)とも関連するそうです。
そうすると、4人のホグワーツ創始者から受け継がれた神聖なアイテム(例えばグリフィンドールの剣)は、Hallowsに該当するわけですね。 面白いと思いませんか?
他にも、Hallows = Horcrux 説として、TLCでは、
こんなエッセイも書かれています。 
Horcruxと、タロット占いの関連の話なんですが、長い長いセオリーなので、ゼンゼンまだ読んでおりません。
アイルランド神話の4つの宝物(the Four Treasures of the Tuatha de Danaan of Irish myth)というのがあって、4つのHallowsは、
The Cup or Chalice
The Baton or Wand
The Sword or Dagger
The Coin, Disc or Pentacle
なのだそうです。 
1番目はハッフルのカップで、3番目はグリフィンドールのだろうし、4番目はコインかディスク状の物か五芒星形の物なので、スリザリンのロケットに近いし、そうすると2番目の棍棒あるいは杖が、レイヴンの印なのかもしれません。
こういうの、面白いと思いません?


■HALLOWSは、ハリー・ポッターのタイトルとして、イギリスの特許庁に過去に登録されていたんです。
ハリー・ポッターの歴代の登録された商標名が、イギリスの特許庁に載っています。
Half-Blood Princeなども載っていますが、登録取り下げになった商標の中に、HALLOWSというのがあるんです。
HARRY POTTER AND THE HALLOWS OF HOGWARTS 
HARRY POTTER AND THE HOGWARTS HALLOWS 
ね? すると・・・ そのHallowsは、ホグワーツにある確率が高いと思いませんか?

■「Hallowsが、聖なる「場所」ならば、それは墓地では?」という説があります。 
発端は、キュアロン監督の喋った事柄です。 
POA映画を作ってらした時に、キュアロン監督は、ホグワーツの中に墓地を作って、そこを場面として使いたかったのだそうです。(覚えていますか?)
JKRさんにキュアロン監督が聞いたところ、「墓地は別のところにあるから、そこはダメ。」と言われたそうです。
さきほどの
商標登録のタイトルを見てください。
THE HALLOWS OF HOGWARTS や、THE HOGWARTS HALLOWS が、「ホグワーツにあるはずの墓地なのでは?」という説が生じたのですよ・・・
また、THE HOGSMEADE TOMB というタイトル候補も、そのライン上にあるので、ますます信憑性があるように思えてきます。
また、Deathly Hallowsという商標登録は、12月5日付けなのですが、Heart of Ravenclaw  と、Deadly Veil という商標も、同日に登録申請されているのです。 Hallowsがあの死のヴェールと関係あるのでしょうか?


■ 5巻に出てくる、トレローニー先生以外の「予言」
神秘部で、ハリーたちが予言をぶち壊していた時、トレローニー先生以外の「予言」が聞こえるという場面が書かれていました。
"on the solstice will come a new"
"and none will come after"
「solstice」は、夏至や冬至の事だそうです。
7巻のタイトルの発表があった12月21日は、冬至なんだそうです。(←未確認情報ですけど・・・)
すると、訳してみれば・・・「冬至に新しいものが来る」「その後には何も来ない」
↑TLCに、そう書いてありました。(^^;) 面白いと思いました。


TLCのフォーラムを覗いて来たのですが、多数支持を集めているセオリーが幾つかあります。

■TLCで見かけたセオリー1:「Deathly Hallows」= Horcrux。
そりゃ、Horcruxは、十分にDeathlyだと思います。おまけに、なんだか霊的なイメージが濃いです。
意見は幾つかあって、賛否両論。
「Horcruxのことなんだったら、Harry Potter and the Deathly "Horcruxes" のはずで、違う名前をさらに追加するのは変だよ。」
「いやいや、HBPだって、Harry Potter and Severus Snapeじゃなくて、Half-Blood Princeだったし、分かりやすいタイトルになるのを避けたんだろう。」
などと言う意見があります。
Horcruxのことではないかという説が結構な数の支持を集めております。

■TLCで見かけたセオリー2:「Deathly Hallows」= ハリーが7巻で行くことになる場所。
語呂合わせじゃないですけど、Godlics Hollowは、ハリーがおそらく行くであろう場所です。 
Godlics Hollowは、ヴォルがはじめて敗れた、とても意味のある場所で、死が絡んでいることから、とても霊的なイメージがあります。JKRさんは、そういった言葉遊びがお好きですからね。
それから、5巻のベール&アーチのある「Death Chamber」も、なんとなくDeathlyで神聖なカンジがします。
OotPで、まだ残っている謎の場所として、あの「鍵が開かないドア」があります。 あれも、なんだか神秘的かつ畏怖の念をいだかせるメージがあります。

■TLCで見かけたセオリー3:「Deathly Hallows」= 聖人(今まで死んだ人)。 
ハリーの両親、シリウス、ダンブルドアなど、ハリーのために命を落とした人々が「聖人」的な活動をするのではないか? というセオリーです。 
シリウスは幽霊にはならないだろうとニックも言っていますが、なにか聖人的なモノになって、再び登場するかもしれません。 例えば、1巻や4巻のような形で。 それから、あのヴェールのある場所で、出てくるかもしれません。 5巻でルナが「必ず会える」と言ってましたしね。

■ その他にもまだまだあります。
BBCのLizoさんが書いた「Deathly Hallows」に係わるセオリーも、一読の価値ありですよ。
なかなかいつも良い点に触れています。
たしか、HBPが出た時も、Lizoさんは、いち早く、「5巻で出てきたロケットが本物のHorcruxなのではないか?」と言っていました。
とっても、ハリポタ・ファンなんでしょうね~ 
 

次回予告!!!
実は、映画OotPの「ネタバレ資料」を入手しました。
複数のコールシートです。
コールシートとは、その日一日の撮影スケジュールが書かれている紙です。 
大抵、3枚つづりぐらいで、シーンの番号、シーンの内容、場所、キャストなどのほか、VFX特撮や、メイク、小道具などが、細かくかかれています。 
大抵は、最後のほうに、「この先の撮影予定」みたいのが書かれているので、他にどんなシーンがあるのかもわかります。
これのお陰で、GOFの時は、ロンとマクゴナガル先生のダンス・レッスンシーンがあるとか、法廷場面では原作と違って、カーカロフが下からエレベーターのようなカンジで上がってくるとか、ネビルが1人で踊っているシーンがあるとか、そんな事が事前に分かりました。
POAの時は、デメンターが来ると、湖が凍るとか、そういう事がコールシートから事前に分かりました。 ネタバレの宝庫です。
OotPのコールシートが入手できたからには、ネタバレ書いちゃいますよ~ ♪

では!


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