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ピアノの誕生

2011-06-27 15:23:51 | ピアノ
かなり古い歴史を持つピアノの創世記は、今から300年以上前の1700年にまで遡ります。
当時のピアノは今のような形のピアノではなく、あくまで「弦を叩いて音を出す楽器」という発想の下に作られた物、いわば試作品状態です。

ピアノより前に鍵盤楽器の始祖として「クラヴィコード」という楽器が生まれました。そしてピアノの鍵盤という概念は比較的すぐ生まれました。
クラヴィコードは、実は14世紀頃にはもう誕生していたと言われております。
とても非常にシンプルな構造で、音量も現代のピアノと比べるとかなり弱く、小さかったと言われています。
ただ、鍵盤を縦に揺らすことでヴィブラートが生まれるなど、現代のピアノではできないこともできることから、今だに愛好家が世界中にいる楽器の一つです。

チェンバロは17世紀に誕生した鍵盤楽器で、音量を強化することでクラヴィコードより強い音が出せるようになりましたが、ヴィブラートを生み出すなどの音の強弱表現はできなくなった楽器です。
この楽器は貴族や上流階級の人々の目に留まり、世界各国で利用される人気楽器となりました。

こういった背景もあり、ピアノは18世紀、1700年代初頭に誕生しました。
発明したのは、意外にもドイツ人ではなくイタリア人だったそうです。
バルトロメオ・クリストフォリという人が、クラヴィコードとチェンバロの両方の長所を兼ね備えた鍵盤楽器を開発しようと着手し、生み出された発明品です。
クリストフォリのピアノの発明によって多くの偉大な作曲者が誕生し、ピアノは世界的な楽器の一つになりました。

ピアノの音色は不変

2011-06-27 13:39:20 | ピアノ
近年、日本人の生活と音楽のあり方は徐々に変わってきているみたいです。
昔は、音楽といえばラジオで聴くのが当たり前でした。
お気に入りの曲をラジオで何度も聴き、口ずさみ、そして共有していったものです。
そういうふれあいが当たり前の生活でした。
その後、レコードの普及により、日本人と音楽は一気に距離を縮めていきました。
さらにはカセットテープの登場で録音まで可能となり、好きな音楽を好きな時に楽しめるだけでなく、保存したものを友達に貸すなどという楽しみ方ができるよう、楽しみ方が変化していきました。
1980年代にレコードに代わって誕生したCDは、1990年代に爆発的な売れ行きを記録し、歴史にその名を刻みました。
2000年代からは、今度は配信という形に移行し、音楽がデータとしてパソコンや携帯電話で行き交うよう変化していきました。

そういった時代の変化に伴い、音楽そのものも徐々に変化していっています。
今ではパソコン上で曲を作ることも可能で、プロだけでなく、音楽に携わっていない一般人であっても作曲ができるようになっています。
ただ、そんな中で変わらないものも残っています。
それは、音色です。

その一つとして、ピアノがあります。
ピアノの音色は、何百年も前から現在に至るまで変わっておりません。
もちろん、厳密には構造も含め、ある程度の変化はありますが、基本的には変わっていません。
ですが、ピアノの音は、たとえばショパンの曲がそうであるように、昔も今も同じ「ピアノの音」を奏でています。

どれだけ時代が動いても、変わらないもの。
数少ないそれらの中に、ピアノは含まれています。