練習前の準備

教室に通うにしても、自宅に講師を招くにしても、まずはある程度ピアノに触れておくことが重要となってきます。
何もない真っ白なところから習うことは、ピアノの世界においてはあまり好ましくないといわれています。
ピアノのレッスン料は決して安価ではありませんし、教える側も最低限の準備がなされているものとして教えることになるかと思います。
そういう意味でも、準備はしっかりと行っておく必要があるかもしれません。

ピアノのレッスンを受ける場合、まず準備しておくべきなのは、やはりピアノ本体だと思います。
お子さんにピアノを習わせる場合、まずはお子さんがピアノに触れ、鍵盤を触り、ペダルを踏んでピアノに親しむ環境を整えるようにしたほうがいいでしょう。

そして、最大の関門ともいえるのが楽譜だといわれています。
初心者にとって、楽譜は最大の敵。
楽譜は音楽にとっては地図のようなものだとともいわれたりしています。
楽譜が無ければ、楽曲の全景は見えてくることはありません。
単純にその曲を弾くだけなら、耳で聴いた音をそのまま鳴らすという方法が通用したりします。
ですが、プロの音楽家になる場合は、それだけではダメだといわれたりもしています。
いずれ覚える必要がある以上は、なるべく早めに楽譜の見方を覚えさせた方が良いかと思われます。
音符だけならまだしも、全くわからない記号がたくさん並んでいる楽譜は、最初はかなり異質なものに見えて戸惑ってしましまうかと思われます。
そのため、拒否反応を示す子供は少なうないのが現状です。

ピアノ教室に通う場合は楽譜の読み方も教えてもらえますが、その時間も当然レッスン時間に含まれるため、その分お金がかかったりもします。
講師を招く場合も同様だと思います。
できれば、事前に楽譜を最低限読めるような状態で練習を始めさせるのがいいかと思われます。