水分や体力に注意

運動をする場合、定期的な休憩と水分補給は今や常識となっています。
特に水分補給を行っておかないと、身体に悪いだけではなく、練習が効率的にできないという弊害も出てきたりします。
そして、それはスポーツや運動だけのことではないといわれています。
ピアノの練習においても、定期的な休憩と水分補給は必要とされていることです。

ピアノのレッスンをする場合、弾く曲によってはかなり長い時間、指を動かし続けることになったりします。
ピアノの演奏は、想像以上に体力を使っており、見ている分にはあまり感じとることができません。
それでも息を切らすような激しい運動ではありませんが、上半身、下半身を共に動かしています。
またかなりの速度を求められるので、思っているよりも消費が激しかったりします。
それに加え、ピアノの演奏は精神面や脳の疲労がスポーツ以上にあるので、肉体と精神の両方が疲労していきます。
こういった状況で水分補給を怠ってしまうと、脱水症状が起こる可能性がでてきます。
特に、夏場にエアコンを使わずピアノを練習する場合、短いスパンでの水分補給を行うようにしなければ、すぐに身体がだるくなってしまう恐れがあります。
また、ピアノは指先の感覚が非常に重要なので、水分が不足したり、体力が著しく落ちていたりすると、その感覚が弱まってしまいます。
そのような状態で良い演奏などできるはずもなく、練習にも身が入らなくなってしまいます。

ピアノの練習において重要なのは時間をかけることだけではなく、いかに有効な練習を行うか…すなわち質です。
そのためには、練習も常にベストコンディションに近い形でできるような環境を整える必要があります。