HPをご覧の皆様、特に“わが町(旧 祇園町)”に住まいの方々、広島市重要無形文化財「西原上 十二神祗神楽」をご存じでしょうか、この神楽は天明3年から5年(1783~1785年)西原地域は洪水、飢饉、疫病に襲われ、大きな打撃を受けた。それゆえ、村人達が悪疫を払い、五穀豊穣を祈るために、冬木神社に神楽を奉納されたのが起源といわれています。
神楽は12神祇の12演目中、9演目が昭和48年に“広島市重要無形文化財”に指定されています。
しかしながら、この貴重な “十二神祗神楽” がわが町に継承されているにも関わらず、あまり広く知られていないのが現状です。
そこで、数年前から、是非、その神楽舞を動画にまとめ、HPに載せてPRしたいと考え、保存会 会長 殿の同意も得て撮影機会が得られたとき、録画~編集することとしました。
今年は2年に1度奉舞される年で、秋祭り前夜祭に当たる“10月19日”に冬木神社で午後7:00~11:30まで7演目が延々と熱演されました。この日に向けて7月から週3日、精力的に練習をされたそうです。
時間が長く録画は少々大変でしたがとにかく7演目を無事収録できました。
保存会の会員は26人で 少学生~中学生~高校生~中年~熟年の幅広い年代で構成されており、後継者も育っているようでした。この貴重な“無形文化財=神楽” が「西原上 十二神祗神楽保存会」によって末永く継承、発展されることを期待したいと思います。
今回、編集が完了した3演目をHPに載せましたが、残る他の演目については来月以降に掲載します。
なお、明年(2020年)1月19日(日)には安佐南区民文化センターで行われる「あさみなみ伝統神楽公演」に出演されます。実演をご覧になられては如何でしょうか。 K・N