私たちが住んでいる武田山の麓、自然豊かで、史跡も多くある。 2年前から行っている武田史跡ボランティアガイドを機会に何度か周辺を歩いた。ガイドではなく、先人が既に調査され、冊子にまとめられた事柄も頭に入れ、中世に思いをはせながら、個人的にも歩いてみた。その中で、意外と知られていない埋もれた情報もまだまだある。まだありそうな気がする。その一つに、立派な「法篋院塔」や武田氏ゆかりの「五輪塔(墓)」が藪の中などに散在している事も近くに住んでいる方から教わった。現況は、写真を撮ろうにも、草や笹に覆われていた。近々それらを取り払って写真を撮り是非公開したいと思っている。神社仏閣は年月を経れば老朽化し、昔のままの姿で残っているものは皆無であるが、石塔は確実に往時(鎌倉~室町時代)のままであり、特に郷土史に関心のある人には、真に興味深いものであると思う。
また、地域の方々も散策し、歴史ある地域に住んでいる事を実感し、誇りに思い、更に郷土愛が育まれれば幸いである。 K・N