音速の葦

人間は一本の葦にすぎない。自然のなかでもっとも弱いものである。だが、それは考える葦である・・・

明日の見方。

2006-10-21 00:41:59 | 人生について
明日が見えないと、自殺する人たちがいる。

少年も少女も、老人も、そしてサラリーマンも。

明日の見方なんて誰も知らなくて、その時を生きるのにせいいっぱい。僕らはそれでもそんな風に生きるしかなくて、それをやるだけでこの人生は終わるんだ。

何かを成した人が偉いわけではなく、何もしなかったことが悪いわけでもなく、生き甲斐なんてものは、自身で思うことで、誰かや社会に押し付けられるものでもない。

動物達はいつもおびえて生きているように見える。多くの命が生まれるけれど、多くの命が同時に奪われている。彼らはひたすら『生きたい』と願い、『死にたくない』と死んでいく。それが魂の在り方だ。人間だって同じでいい。僕らは決して『違った』存在ではないのだから。

恥をかいてもいい。嘘をついてもいい。そして、自分が優れていなくてもいい。ただ、自分をあきらめるのはだめだ。もがき苦しみ、生き延びること。

ただ、生きていくことが僕らの全て。

あきらめないで、前へ前へ進むのが、僕らの全て。

そして、自分の子供を作ることができたなら。

君はそこで生まれ変わっているんだ。

君は永遠に続くんだ。

現時点の問題など、そういう意味では、ちっぽけな問題に、すぎないのだ。

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