音速の葦

人間は一本の葦にすぎない。自然のなかでもっとも弱いものである。だが、それは考える葦である・・・

ご察しします(勢い版)

2005-05-19 14:57:21 | 人生について
僕らはみんなわかってもらいたいといつも願っているのだ。

時に理不尽な局面に出会う。社会人になるとなおさらだ。『金をもらって働いているのだから~』という精神的・状況的束縛の中で、理不尽なことに対して怒りを抑え、渋々飲まざるを得ない状況に多々直面する。資本主義と言うものは、常に金を払う側が優位なのであり、金をもらう側は弱者なので仕方の無いことなのかもしれないが、大人らしくふるまったとしてもその怒りの矛先を向ける先は無い。

それが世の中の仕組みなのだから。

そういった局面に立つと一部の人は社会のせいにするのかもしれない。社会主義や共産主義こそがこの世界の在り方だと、主張するかもしれない。ただし、それも常に正しい答えであるかは不明である。今の世の中の方が良かったと思うことも多くあるかもしれない。早急な結論が正しかったことは、歴史的にもそんなに無い話なのだろう。

ならばどうすればいいんだ。おいおい、どうしようもないじゃないか。そんな風に思ってしまう。そうじゃないだろうか。

世の中というものは一人の力でなんとかなることもあるが、多くの場合は緩やかにしか推移しない。突然何かが良くなるなんてことはあり得ないし、今ある状況こそが現状の全てだ。良くなるように前進し続けることも大事だが、健やかに長生きすることも大事だ。

そんな世界で前向きに生きていくためには。どうすればいいだろう。

結論から言えばこうだ。好きな人を大切にしなさい。そして、好かれるように努力しなさい。そうすれば、話を聞いてくれるはずだ。僕らはみんなわかってもらえる人がいれば、それだけである程度は満足するようにできている。話を聞くというのは、それなりに時間を費やす作業である。君の人生を分けてください、それはとても大切なお願いだ。

自分を曲げることはそんなに良いことではないけれど、信頼し合い、理解してもらえる地盤がある、それこそが素敵なことなんだ。そして冷静さを取り戻して、緩やかに緩やかに前進する。それでいいんだ。

だから、友達よ親よ妻よ子供よ。僕の話を聞いてください。くだらない愚痴を聞いているふりをしてください。逆の立場になれば、きっと君の話を聞こうじゃないか。

少なくとも、その点に関して言えば、僕はまだ恵まれている。周りに助けられて、生きていける。

所詮は、慰めの言葉をもらい、戦い続ける弱い戦士だけれども、それでも戦わざるを得ないこの人生。

応援、頼む。

空気を吸うように

2005-05-06 00:17:50 | 人生について
どんなことでも空気を吸うようにできるようになればいい。

ゴミの分別も。
食事の後の後片付けも。
気乗りしない生業(なりわい)も。
激しい感情を抑えることも。
誰かを愛することも。

そして、生きることも。

難しく考えるためにはこの人生は短い。

日々の人生をかみしめること。
それが今日の私にとっての最重要課題。

悩んでいる場合でもないのだ。