このジン・ソニックの大好きなバンドであるジャパハリネットが今年いっぱいで解散する。彼らはただいま解散ツアーの真っ只中だ。そして、この解散ツアーも10月14日の彼らの故郷である四国・松山でのライブで以て終わる。そしてその後のスケジュールは白紙だ。
昨日10月8日、ラスト2のライブ、東京での最後のライブが恵比寿のLIQUIDROOMで行われた。
週末は娘の世話をせねばならぬという役目がある私ではあるが、一期一会、今回は嫁と娘にスマンと手を合わせて、私はこのライブを観に行くことにした。
彼らのライブを観るのは初めてだった。彼らのファンは(想像通り)自分より若い人ばかりで、31歳になる私は、会場の中、若干浮き気味ではあった。
だが、しかし。
彼らのステージが始まると、私はそんな事は全て忘れた。
LIQUIDROOMは定員800人という小さな会場である。
そのステージで焔立つ魂。そして一体となる観客。皆で声を合わせ、力いっぱい歌うこと。
それは宗教的とも言える空間。だがそれに抗うことなく一体化していく。
ボーカルであるけんじろの声が響く。心に、心に。
私が音楽に求めているもの、そこにはそれがあった。
音速のその先。私はそれを感じることができた。
悩み、迷い、愛するもの、夢、希望、そしてそれらを統べるもの。
彼らは歌う。
「大人は子供になり、子供は大人になろう。そうすれば失くしたものに きっと気づいてくれるでしょう」
彼らは歌う。
「はにかんで心から 愛する人がいるのなら それだけでこの今を 生きた意味があるでしょう」
ヒットチャートに名前を連ねること、それに何の意味があるのだろう。
解散、それが何だというのだろう。
彼らは今日を生きた。私は彼らに会い、そしてその魂を感じた。永遠の中の一瞬。それが輝けるかどうかが、この人生の価値でしかない。
みんなの好きなものなんて、どうだっていい。僕の好きなものを君も好きになってくれるとうれしい。
色々思うことがある。色々言いたいことはある。ただ、心から感謝したいのは、昨日のステージがポジティブなものだったということだ。解散だからセンチになろうなんて、ファンのエゴに過ぎない。
今出せる最高のものを出す。それ以外何もいらない。輝けるときに輝いてやれ。
私はそれを感じることができた。
青春ロックとか青春パンクなんて音楽業界がつけた分類は、彼らも私も恥ずかしいのかもしれないけれど。
これは紛れの無い、そう、青春そのものだ。
ジャパハリネット、ありがとう。
そして、サヨナラ、また会う日まで。
昨日10月8日、ラスト2のライブ、東京での最後のライブが恵比寿のLIQUIDROOMで行われた。
週末は娘の世話をせねばならぬという役目がある私ではあるが、一期一会、今回は嫁と娘にスマンと手を合わせて、私はこのライブを観に行くことにした。
彼らのライブを観るのは初めてだった。彼らのファンは(想像通り)自分より若い人ばかりで、31歳になる私は、会場の中、若干浮き気味ではあった。
だが、しかし。
彼らのステージが始まると、私はそんな事は全て忘れた。
LIQUIDROOMは定員800人という小さな会場である。
そのステージで焔立つ魂。そして一体となる観客。皆で声を合わせ、力いっぱい歌うこと。
それは宗教的とも言える空間。だがそれに抗うことなく一体化していく。
ボーカルであるけんじろの声が響く。心に、心に。
私が音楽に求めているもの、そこにはそれがあった。
音速のその先。私はそれを感じることができた。
悩み、迷い、愛するもの、夢、希望、そしてそれらを統べるもの。
彼らは歌う。
「大人は子供になり、子供は大人になろう。そうすれば失くしたものに きっと気づいてくれるでしょう」
彼らは歌う。
「はにかんで心から 愛する人がいるのなら それだけでこの今を 生きた意味があるでしょう」
ヒットチャートに名前を連ねること、それに何の意味があるのだろう。
解散、それが何だというのだろう。
彼らは今日を生きた。私は彼らに会い、そしてその魂を感じた。永遠の中の一瞬。それが輝けるかどうかが、この人生の価値でしかない。
みんなの好きなものなんて、どうだっていい。僕の好きなものを君も好きになってくれるとうれしい。
色々思うことがある。色々言いたいことはある。ただ、心から感謝したいのは、昨日のステージがポジティブなものだったということだ。解散だからセンチになろうなんて、ファンのエゴに過ぎない。
今出せる最高のものを出す。それ以外何もいらない。輝けるときに輝いてやれ。
私はそれを感じることができた。
青春ロックとか青春パンクなんて音楽業界がつけた分類は、彼らも私も恥ずかしいのかもしれないけれど。
これは紛れの無い、そう、青春そのものだ。
ジャパハリネット、ありがとう。
そして、サヨナラ、また会う日まで。