音速の葦

人間は一本の葦にすぎない。自然のなかでもっとも弱いものである。だが、それは考える葦である・・・

ジャパハリネット、ありがとう

2007-10-09 21:03:06 | 今日の独り言
このジン・ソニックの大好きなバンドであるジャパハリネットが今年いっぱいで解散する。彼らはただいま解散ツアーの真っ只中だ。そして、この解散ツアーも10月14日の彼らの故郷である四国・松山でのライブで以て終わる。そしてその後のスケジュールは白紙だ。

昨日10月8日、ラスト2のライブ、東京での最後のライブが恵比寿のLIQUIDROOMで行われた。

週末は娘の世話をせねばならぬという役目がある私ではあるが、一期一会、今回は嫁と娘にスマンと手を合わせて、私はこのライブを観に行くことにした。

彼らのライブを観るのは初めてだった。彼らのファンは(想像通り)自分より若い人ばかりで、31歳になる私は、会場の中、若干浮き気味ではあった。

だが、しかし。

彼らのステージが始まると、私はそんな事は全て忘れた。

LIQUIDROOMは定員800人という小さな会場である。

そのステージで焔立つ魂。そして一体となる観客。皆で声を合わせ、力いっぱい歌うこと。

それは宗教的とも言える空間。だがそれに抗うことなく一体化していく。

ボーカルであるけんじろの声が響く。心に、心に。

私が音楽に求めているもの、そこにはそれがあった。

音速のその先。私はそれを感じることができた。

悩み、迷い、愛するもの、夢、希望、そしてそれらを統べるもの。

彼らは歌う。

「大人は子供になり、子供は大人になろう。そうすれば失くしたものに きっと気づいてくれるでしょう」

彼らは歌う。

「はにかんで心から 愛する人がいるのなら それだけでこの今を 生きた意味があるでしょう」

ヒットチャートに名前を連ねること、それに何の意味があるのだろう。

解散、それが何だというのだろう。

彼らは今日を生きた。私は彼らに会い、そしてその魂を感じた。永遠の中の一瞬。それが輝けるかどうかが、この人生の価値でしかない。

みんなの好きなものなんて、どうだっていい。僕の好きなものを君も好きになってくれるとうれしい。

色々思うことがある。色々言いたいことはある。ただ、心から感謝したいのは、昨日のステージがポジティブなものだったということだ。解散だからセンチになろうなんて、ファンのエゴに過ぎない。

今出せる最高のものを出す。それ以外何もいらない。輝けるときに輝いてやれ。

私はそれを感じることができた。

青春ロックとか青春パンクなんて音楽業界がつけた分類は、彼らも私も恥ずかしいのかもしれないけれど。

これは紛れの無い、そう、青春そのものだ。

ジャパハリネット、ありがとう。

そして、サヨナラ、また会う日まで。

崩壊の足音

2006-06-11 21:09:54 | 今日の独り言
この度、立教大学で尊敬する起業家についてのアンケートが行われ、その第4位に堀江被告が選ばれたそうだ。(ちなみに、ホンダ創業者の本田宗一郎氏は第5位だということだ。)

この結果自体については、『そもそも知っている起業家の数が少ない』からという、無知故の結果だと思われるが、それでも尊敬する人物に犯罪者を選ぶことのできる現代の若者の考え方は、昔のそれとは異なってしまっているのかもしれない。(ビンラディンや麻原彰晃を崇拝するそれとは大きく意味が違う)

だが、もし本当に、『世の中の人間を騙してでも私腹を肥やせればいい』という発想の人間を受け入れられる、そんな愚かな時代が来ているとするならば、これは本当に国の一大事と言わなければなるまい。価値観の多様性なんていうくだらない詭弁で済ませることのできるような話では無い。

誰かが正さねばならぬ、緊急事態である。

懐古主義では決して無いが。

遠く聴こえる崩壊の足音が、時折、とても大きく聴こえる。

本当は

2006-06-11 15:46:30 | 今日の独り言
誰かの悪口だとか、政治・経済、世界情勢についてのコメントなんかどうでも良くて、ただひたすらに自分が自分であるために、前向きに生きることの素晴らしさだけを、いつまでも追っていたいと心から願っている。

そんな日を夢見て。思い悩む日々。

君の未来が心配で。

エジソンとか、アインシュタインとか、ウルトラマンとか

2006-06-06 01:11:50 | 今日の独り言
僕らが大人になるっていうのはどういうことなのだろう。

エジソンとか、アインシュタインとか、ウルトラマンだとか尊敬していた君は、いったいどこに行ってしまったのだろう。

あの子供の頃の光輝く目を失い、ただひたすらうつろな目で『労働』をこなす君は、君がなりたかった君なのか。

何も創造せず、ひたすら金儲けしか考えていない守銭奴を尊敬している今の君を、昔の君は好きになれるだろうか。

正義、愛、そして、夢。

少なくとも、僕はそんなものを、あきらめたくはない。

時はまさに世紀末。よどんだ街角で僕らはきっと、出会うのだ。

書きたいことは山程あるのだ。

2006-05-20 01:49:57 | 今日の独り言
最近、このブログもめっきり更新が滞ってしまっている。書きたいこと等幾らでもあるのだが、それを吐き出している時間が今はとれない。

この日本という国の未来を案じている。その事だけは伝えておこう。そして、死ぬことさえなければ、考えることをやめない、それだけは自分自身に約束しよう。

10年前は若すぎた。あの日、私には力がなかった。10年後の今日、それを実感している。ポジティ部は一度死んで蘇る。音速の葦は燃ゆる魂を決して絶やさぬようにしたかった心の叫びだと思っている。

私はこの心の叫びをなんとか受け入れたいと思う。30歳からの正義があることを信じたいと思う。

友よ、しばし待て。霧は少しずつ晴れている。

きっと夏には青い空の下、そう、君と共に行こう。

ノエル、あんたは正しい。

2005-10-15 03:00:38 | 今日の独り言
オアシスと言えばUKロックの大御所だが、最近どこかの受賞パーティーでこんなことを言ったそうだ。

日本もまったく同じ状況だ。いつまで、日本人は浜崎あゆみだとか、B'zだとかサザンだとかを聴いていなければならないんだ?

なに、オレンジ・レンジ?

おーい、お茶を一杯入れてくれ。頭痛がひどい。

最近、発狂しそうなんだ。君もそうかい?

P.S.

ジャパハリネット、僕の憂鬱を晴らしてくれないだろうか。

面白くなければそんなものは人生とは呼ばない

2005-10-07 00:59:01 | 今日の独り言
日々愚痴るだけの人がある。ただ、死を待つだけの人がいる。真実から目を背け、虚構の世界でのみ生きる人がいる。自身の不幸を嘆き、世界を憎むそんな人生もある。

この世界はたくさんの偏った情報を与え続けている。そんなものに我々は未来を迷っている。
油断していると、すぐに我々は足元をすくわれてしまう。そんな時に我々は明日が見えなくなる。

今、我々は自身のアイデンティティを取り戻し、再起動する必要があるのだ。

面白くなければ、そんなものは人生とは呼ばない。笑顔無き人生に意味はない。誰からも頼りにされず、そして頼るものもない人は生きる屍に過ぎない。

現状を打破し、ただ静かに前進を続けること。逆境に打ち勝ち、白い歯を見せて笑顔を作ること。真に生きる意味を考え、答えにたどり着くこと。

齢、30歳足らず。すでに多くの時間が残されているわけではなく、こんな言葉を大切に、明日を生きる必要に、今、直面している。