ギコバンスタッフブログ

伊藤工設計スタッフのブログ、日々の様子やプライベートもお届け

ウッドフェンス エコアコールウッド

2022-10-06 17:05:24 | 伊藤美和子ブログ
伊藤美和子です。
11月に着工予定の建て主様を、自宅のお庭にご案内しました。



3回の仕様打合せを無事に終えたので後は着工を待つばかりですが、
外構工事も着工前にあらかた計画しておくと、予算も掴めますし、暮らしのイメージが沸きますね。

今回参考にしていただけたのはウッドフェンスかと思います。

アピールポイントとしては
・囲われている感じが心地良い
・外からの視線をゆるく遮ることができるのでレースカーテンが不要になるかもしれない
・お庭を身近に楽しむことができる
・人目を気にせずバーベキューができる!



材種に関しては、みなさんに見てもらうことを前提にしたので少々気を張りました。
自宅を新築して20年余り、外構やお庭にはほとんどお金をかけていなかったこともあって、思い切りました。





建て主様にはもし採用をご検討いただける際にはお見積りでご判断いただければと申しました。
樹脂製のフェンスの方はお手頃ですが、無垢材は見ての通りです。

エコアコールウッドについてはこちらからどうぞ


外構工事は建物が建ってから考えればいい…って思っていると、うっかり無駄な費用がかかることもありますから注意が必要です。
掃き出し窓前に犬走(コンクリート敷)が欲しい場合には、基礎工事と一緒にやってしまうケースもありますし、建物が建つ前に土留め工事先行で行った方がいいケースもありますので。
お庭の構想も早い時期にしておくと安心です。


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村田町で大工工事が始まりました

2022-10-04 18:26:19 | 現場進捗
村田町で大工工事が始まりました。

土台敷のタイミングで建て主様と待ち合わせしました。
先ずは高橋棟梁と改めましてのご挨拶です。

それから時折図面と照らし合わせながら見ていただきました。
以前に構造見学会に参加していただいていましたので、工事内容をしっかり理解されていらっしゃいます。





安心していただけたのではないでしょうか。

土台をいつもより上げているのが見てわかりますね。



伊藤美和子レポートでした。


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愛子の現場 土台敷

2022-09-22 07:29:08 | 現場進捗
愛子の現場に行きました。



基礎工事が終わり大工工事へと移っています。

藤澤棟梁が担当します。

基礎の仕上がりがキレイで土台敷が楽に進む、と言っていました。

来週は建て方です。いつものメンバーが集合し力を合わせます。


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長期優良住宅の法改正

2022-09-20 09:43:02 | 荒川香奈ブログ
こんにちは、荒川です。

普段は申請業務についてブログで触れることは少ないですが

今日は長期優良住宅について少しお話したいと思います。

というのも10月1日に長期優良住宅の改正が予定されています。

前回までの内容を含めて法改正スケジュールをまとめると以下のようになります。

今回は①②③の内容が主な変更点です。

法改正スケジュール


① 木造住宅の重量化など、現在の住宅の実情に合わせた基準への見直しが検討されています。断熱材や太陽光パネル、住宅設備などの充実にともなって住宅がどんどん重くなっています。現在の建築基準法や耐震等級を取得するための計算では足りないのでは?という議論が有識者の中であがっているようです。

今回はこれまで耐震等級2等級以上で認定がとれていたものを3等級への引き上げというかたちで変更が行われました。耐震等級3まで取れていれば一定の安全性を確保できていると判断されたためです。

しかし、今後はさらに基準が厳しくなっていくと思います。構造計算が必須になると、認定を取得するまでにこれまでより審査に時間を要する、手数料が大幅に値上げされるのではないかと個人的には予想しています。耐震性がよくなるのはもちろんお客様にとってはいいことですが、長期優良住宅へのハードルが少しあがりそうです。


<耐震等級を定めるひとつの指標>
建築基準法で必要な耐力壁の量を満たす→ 耐震等級 1等級
              ×1.25倍→ 耐震等級 2等級
              ×1.50倍→ 耐震等級 3等級

②断熱性能(断熱等級)について

これまでそもそも断熱性をあらわす等級は等級4までしかありませんでしたが、近年の断熱性能の向上にあわせて4より上位の等級が追加され、等級5・6・7が追加されました。長期優良住宅では10/1~は等級4から等級5以上を満たすことにこちらも基準が厳しくなりました。



宮城県内ではそれぞれ、栗原市が3地域、仙台市・多賀城市・山元町が5地域、それ以外の市町村は4地域に該当するので以下の数値を満たす必要があります。

伊藤工設計ではこのUA値を「0.40」基準(プランによります)としていますので、長期優良住宅をとるためだけに特にグレードアップする必要はありません。

③さらに、これまで求められていなかったエネルギー消費量の等級(断熱性能と設備機器を評価、どれだけエネルギーが削減されているか)も求められるようになります。

(太陽光発電の発電量を含まない計算で)基準となる数値から20%以上 消費エネルギー量を削減することが要件となりました。



これまで約1か月程かかっていた認定ですが、審査項目が増えるため認定取得までにもうすこし時間がかかるようになると言われています。

着工までに間に合わせるためにはプラン・設備の決定の時期について気を遣わなければいけません。また、給湯器・エアコン・水栓・照明なども審査項目に加わってくるため、これらの設備をきめていただくタイミングにも少し影響がでてきそうです。

以上、3つの法改正が10月1日から始まります。

2025年度からは一般的な住宅でも断熱等級4への適合が義務化されることがほぼ決まっています。長期優良住宅では、税制などのメリットを得られる分、その一歩先をいく取り組みを求められていることになったわけですね。

今後もいろいろなもの・サービスの値上げが続く中で、いかに家で使用する電力を節約できるかはこれまでよりももっと関心の高いものになってきそうです。これまで省エネに関心のなかったも、(光熱費+ローンと考えて…)住宅にかかる月々の支払いを抑えたいということであれば省エネ住宅を考えざるを得ないのではないかと思います。



上のイメージは大げさかもしれませんが…

住宅ローンの支払いばかりに気をとられがちですが、それと同時に一緒に光熱費を考えませんか?と弊社ではお伝えすることが多いです。弊社ではエネルギーパスという資料で「家の燃費」を計算しています。ぜひ一度 その差額を確認して頂きたいです。

でも実は…何といっても温かい家で過ごすいちばんのメリットは、体に優しくに過ごせるということのような気がします。風邪をひきづらくなったり、家族が健康に過ごせるというのがいちばんのメリットなのではないかと感じています。


仮の土地で資金計画を

2022-09-18 08:43:54 | 伊藤美和子ブログ
仮の土地(候補地)、現地で待ち合わせお打合せをしてきました。

家を建てるのは来年というご予定です。
完成見学会に2度参加、構造見学もしていただき、モデルハウスで家づくりのお勉強も経験していただきました。
無理なく家づくりのステップを踏んでいらっしゃいます。

建設地についてもご相談は受けていました。
土地決めは難しいですね、本当にここに決めていいものか…、
一生がかかっていますから、悩むのは当然です。
私たちがアドバイスできることは、土地の価格もありますが(土地の価格についての記事はまたの機会に書きたいと思います)、
見落としがちな、他にどんな費用がかかるか、見定めること。
立地条件を読み解くことです。
例えば、水道の引き込みはどうか、外構費用がどの位かかりそうか、隣地や道路との高低差があれば土留め工事にお金がかかるかもしれません。




土地の見極めもよくわからないから一度、候補地をみてほしいということでした。何度かお会いした方には決定に至らないかもしれないことをわかった上でお受けします。
あくまでも候補地です。
公図やグーグルマップで現地は想像することができたので、頼まれてもいないラフプランを用意していました。現地に行って初めてわかる情報もあるものです。地形、交通量、車の出入りのこと、近隣の家との関係。

ラフプランを見ながらお日様の当たる範囲、周りの環境、どこが一番気持ちがいい場所か…、説明しました。仮の土地であっても肝心な押さえ処は伝えます。

次回お会いする際には、仮の土地+仮の建物+仮の諸費用で全体資金計画を立てます。
今回の仮の土地が見送りになったとしても、新しく候補に上がった土地に置き換えれば済む話。プランもこれが目安になるはず。
外構費用はなるほどこの位なのか…と見当が付きます。
このように段階を踏んでいければ安心です。




ただ今回のように土地をじっくり検討できるケースは現在は稀になりました。
競争が激しい地域ではどうしようか悩んでいる内に誰かに取られてしまいます。
誰かじゃなくて業者だともっと速攻で決められてしまいます。
最近は特に、情報が出てすぐに問い合わせてもアウト!(先客あり)が珍しくありません。
個人も業者もみなさん必死なんだと思います。
信頼できる住宅会社や工務店を決めて、腹を割って相談することが秘訣なのかな…どうかな。
理想の土地に巡り合うのはとっても難しいです。
だからといって諦めないでいただきたい。
だって電気代がもっと上がるんです。
建売住宅や中古住宅で妥協した結果、住んでからお金が想像以上にかかることになり、後悔することは避けていただきたいと願うのでした。


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