歯車の壊れる音はうつくしい
書けずとも読める「慟哭」という文字
朝は来るこんな君にもわたしにも
抜け殻を抱いてもらいに帰宅する 月世
コヒ歌やら句やらが続いており。
リアルなのだか、それともフィクションなのか、と
思われる向きもあるかもしれない。
そうでもあるとも、そうでないとも・・・
句や歌はワタクシとは独立したものであり、
また分身でもあり。
句は句として、歌は歌として、
(稚拙な)ひとつの作品として
眺めていただければ幸いである。
偽善者がくれたやらかいわらび餅
弱音吐くホットカルピス出されたら
アッサムを飲んで問題先送り
ソーセージになりたい魚だっている
穢れてるわたくしも飲む牛乳の白
ビスケットの匂いの指で眠りおり
ズタズタのキャベツ正直すぎるから
アボカドの緑ぐらいの誠実さ
レモネードじゃ育児疲れは取れませぬ
手強いぞすっと濃茶出しておく
想い出は麻婆茄子の染みひとつ
誤解だとみたらし団子のタレ絡め 月世
所属している川柳の結社(「川柳展望社」という柳社)から、
いきなり原稿の依頼あり。
季刊誌に「1000字の発言」というコーナーがあり、
そこに書け、との依頼が主宰の先生よりきたる。
以前に一度「多忙につき、お断り」申し上げたので
今度は断れぬ・・・
それも締切りは5/15。って依頼来たの5月アタマじゃあないのっ。
いくらなんでもタイト過ぎる。
モノ書くのはこんな趣味やってる手前、苦ではないし、
昔はカキコする仕事もしていたし、(コピーなんぞも書いており)
いいんだけど。
余裕がありませぬ。締切り延長を申し出ることに。
内容は自由。とりあえず、1000字。
当分ブログも封印か!?
いきなり原稿の依頼あり。
季刊誌に「1000字の発言」というコーナーがあり、
そこに書け、との依頼が主宰の先生よりきたる。
以前に一度「多忙につき、お断り」申し上げたので
今度は断れぬ・・・

それも締切りは5/15。って依頼来たの5月アタマじゃあないのっ。
いくらなんでもタイト過ぎる。
モノ書くのはこんな趣味やってる手前、苦ではないし、
昔はカキコする仕事もしていたし、(コピーなんぞも書いており)
いいんだけど。
余裕がありませぬ。締切り延長を申し出ることに。
内容は自由。とりあえず、1000字。
当分ブログも封印か!?

この春発行の季刊「川柳展望」No.125が先日届いた。
久方ぶりの出句で、私の句は「自由吟」に10句掲載されている。
思えば川柳を始めて早、10年というところか。
かつては句会に出ても、教室に居ても、
「えっ。若いのに、あんた川柳するんかいな・・・」と思われていたが。
今ならどうだろ?
さして若くないが、80歳を超える人がバンバンいるギョウカイ、
まだ青いわね
足の爪靴に向かって伸びている
除湿加湿 ヒトは傲慢ではないか
混ぜられて親密な仲納豆粒
体温を与え合いつつ子と昼寝
子と食べるたまごのボーロ午後ゆるり
二歳半いったいこの世どう見てる
<夫の入院>
幼な子に「パパにゅういん」と伝えおり
好き好んで夫の肺に開いた穴
ありふれた幸がいいから豆をまく 月世
*前号秀吟より 印象に残った一句
読まなくてもいい人が書く説明書 田鎖晴天