新作『べっぴんぢごく』。
今回もカバー装画は「甲斐庄楠音」で、<女人像>。
内容とおそろしいほどピッタリの絵で、
またしても美し・妖し・怖い の三拍子。
これは新潮社装幀室、いいお仕事
*****「書いてはいけないものを、書いてしまった」
作家・岩井志麻子にそう言わしめた、女という生き物の哀しみに
臨界点まで迫る暗黒大河小説 ******
ということだが。確かに、「こんな本、読んでしまった・・・」
という気分の本。『ぼっけえ、きょうてえ』とも似てる。
ねっとりと土着感ありの、旧い時代感ありの、
重苦しくえげつない命とか死とか、美と醜。
どこかでこんな風なモノ、読んだなあと思い出したのが
「中上健次」だった。似てる。
この息苦しいまでの性愛。タブーっぽい絡み。
脈々と息づく因縁、因習・・・
読んでいて重い気分になるのに、
何故だか、やめることが出来なかった作品。
今回もカバー装画は「甲斐庄楠音」で、<女人像>。
内容とおそろしいほどピッタリの絵で、
またしても美し・妖し・怖い の三拍子。
これは新潮社装幀室、いいお仕事

*****「書いてはいけないものを、書いてしまった」
作家・岩井志麻子にそう言わしめた、女という生き物の哀しみに
臨界点まで迫る暗黒大河小説 ******
ということだが。確かに、「こんな本、読んでしまった・・・」
という気分の本。『ぼっけえ、きょうてえ』とも似てる。
ねっとりと土着感ありの、旧い時代感ありの、
重苦しくえげつない命とか死とか、美と醜。
どこかでこんな風なモノ、読んだなあと思い出したのが
「中上健次」だった。似てる。
この息苦しいまでの性愛。タブーっぽい絡み。
脈々と息づく因縁、因習・・・
読んでいて重い気分になるのに、
何故だか、やめることが出来なかった作品。