goo blog サービス終了のお知らせ 

Garuda Study

辺境の旅・・・ガルーダを追って

羌族寨、大根村

2008-02-19 20:44:25 | ■中国

平成19年8月4日(土)― 2―

高い丘の頂上に南フランスの「蜂の巣城」のような羌族の村がある。このように外敵を防ぐために要塞のように防御された村を「寨」と言って、外敵の侵攻を防ぐために地形を利用している。

Dsc_3747

「ロン」と呼ばれる石塔は、羌寨の特徴になっている。物見櫓の役にも立っているが、それだけではなく寨の狭い入り口に作られていて、外敵が入って来ようとすると、上から石を落としたりして防御の役割も果たしている。

Dsc_3874

上のロンは、観光用に作ったものだと思われるが、この村自体が観光用に道路なども整備されている。汶川県大根村羌族旅行協会の看板が出ていることからも察せられるように、観光で村起こしをはじめた。昨年5月にオープンして3万人ほどの観光客が訪れた。

下の道路を世界遺産の九寨溝や黄龍を訪れるバスはひっきりなしに通過するが、残念ながら日本人の観光客は皆無だと言っている。

Dsc_3753

働く人々。サツマイモの蔓を運ぶ。

Dsc_3764

菜っ葉の収穫。

Dsc_3869

赤色の張り紙をしている家は民宿を経営している。団体、食事付き600円、個人は素泊まりのみで300円と安い。

Dsc_3824

道は、侵入した外敵が迷うように迷路のようになっている。このような造りは、ユーラシア大陸どこも共通で、ヨーロッパや西アジアでも同じ考え方のくねくねとした複雑な道に沿って人家が建てられている。

Dsc_3817

ちょうど葬式の炊き出しをやっていた。

Dsc_3759

子供達も喪中の印に白い鉢巻をしている。

Dsc_3870

村の一番高いところに寺院がある。

Dsc_3790

道教、仏教、チベット密教、さらに独特の古層宗教が混淆していて分かり難い。

Dsc_3779

タルチョの旗には独自の分かりづらい文字のようなシンボルが書き込まれている。

Dsc_3814

羌族の食事を出すきれいなレストランも出来ている。

Dsc_3833

木陰に食事を運ばせてランチを食べる中国人観光客。僕らも羌族の料理を食べる。本場の猪膘(保存豚ハム)が野菜炒めに入っている。飯は、玉蜀黍入りの米。魚料理はない。幼児が水葬にされる習慣があり、魚は幼児の化身とされているからである。

Dsc_3836

この村から眺める大峡谷の眺めは雄大だ。はるか下に岷江が流れている。大根村は

海抜2000メートル。

Dsc_3860

★ 人気Blogランキング、クリックお願いします★

Banner2_3


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。