ガルーダとは
カテゴリ:ガルーダについて
ガルーダはヒンズー教の神鳥である。
ヒンズー教がインドから周辺国へ広がって行く際に、ガルーダも一緒に移住した。その南限がバリ島である。
バリ島の住人はヒンズー教を信じている。
バリ島の土地柄が合っているのか、ガルーダは誕生の地インドよりも絵画、彫刻あるいは舞踊や影絵などに深く入り込んでいる。
インドネシアは、バリ島の他は回教国に変わってしまったが、不思議なことに国民は今でもガルーダを崇拝している。
そのことは、国章がガルーダであることや国営航空会社がガルーダ航空となっていることによってもわかる。
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ガルーダは日本にも渡来した。
日本仏教で迦楼羅(カルラ)または金翅鳥(コンジチョウ)と呼んでいるのがガルーダだ。
ガルーダ像の作例は少ないが、奈良時代に作られた迦楼羅の乾漆像は、あの有名な阿修羅像とともに総勢八体の天竜八部衆の一つとして国宝に指定され、奈良の興福寺に収められている。バリ島がガルーダの南限の地だとすると日本は東北の限界地である。その先には海が広がっている。
日本に移ってきたガルーダは形を変え、力強く生き残っている。
天狗もその一つの例だろうとわたしは考えている。
