平成19年3月16日(金)―18日(日)
金曜日の朝9時成田発、11時に上海に着き、高速道路を走り1時には江蘇省の常熟市に着き、用事を終えると、蘇州に行き、蘇州ホテルで一泊(8千円)。
翌日、浙江省の嘉興市で仕事をして、そこから30分毎に出ている高速バスで1時間半走ると(バス料金300円)、上海。
リッツカールトン上海に泊まり(4万円)、翌、日曜日に は、成田に着いた。
この一年間で道が見違えるように立派になり能率よく移動できるようになった。
成田ー上海往復航空運賃5万円。
2泊3日でこれだ動ければ日本国内並 だ。
(嘉興市の道路)
上海、豫園にある南翔饅頭店。東京の六本木ヒルズにこの店の支店がある。
六本木ヒルの支店は、店内が狭い上にメニューの数が限られていてしかも値段が倍以上と高い。豫園の本店は、行列が出来る大衆店で値段の割には美味しいとされている。
観光客は、店先で買って商場内を歩きながら食べるのが一般的。行列待ちして、一階の店に入る人もある。
3階に上ると客が少ない。ここは並ばなくても席があった。六本木支店に比べるとゆったりしているし、内装も立派だ。
下の階より値段が高いのかも知れないが、それでもこのメニューのように決して高いとは思えない。 (一元は約15円)
下の小龍包が30元だから、日本円で約450円となる。東京では2倍から3倍という感じ。
下のような格好のものもある。スープをストローで飲みながら食べる。
この階は、普通の料理もある。
上海料理の緑波廊酒楼 。南翔饅頭店のある商場のごちゃごちゃした路地を出ると、拓けた広場がある。そこで目立つのがこの店。1階は席が詰まっていて狭苦しいが上の階は高級感がある。
クリントン米国元大統領の写真やエリザベス女王訪問時の写真がある。
小龍包もあるがここはその他の料理の品揃えが豊富だ。
メニューに「野生黄魚ー時価」というのがあった。「野生」とは養殖でないという意味だから、日本語に訳すと「天然黄魚ー時価」となる。時価というのが曲者だからちょっと警戒するが、好奇心には勝てない。注文すると、やはり高かった。この小さな魚が(800元)日本円にして 1万2千円もした。給仕が恭しく骨を抜いてくれる。食べると粕漬けのような香りとねっとりした食感。とても「うまいー!」と飛び上がるほどにはいかない。
「黄魚」は、「いしもち」と訳しているがこの訳、間違いではないだろうか。日本では「いしもち」は「ぐち」とも呼ばれ、嘗ては、かまぼこぐらいにしかならない低級魚だった。鎌倉の海で釣ったことがあるが、底に釣り糸をたれると入れ食いになって「キッキー」と鳴きながら上ってきたと憶えている。
日本では安魚でも中国では珍重されているのか、昔から香港ではその缶詰などが売られていた。中国では、漢人の祖先は黄帝とされ、黄色という色は最高の色とランクされているようなので、何か尊いもの(龍のようなもの)が魚に変身したとでも思う以外はないと思っています。これだけ好奇心を誘ってくれたら1万2千円では決して高くはないのではないでしょうか。
(葱油大黄魚)
(給仕が開いてくれた黄魚)
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