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Garuda Study

辺境の旅・・・ガルーダを追って

地下宮殿 トルコ 平成18年2月

2006-04-30 09:00:00 | ■トルコ

2月13日(月)

出発の時間6時45分まで時間があるので、トプカプ宮殿の近くで時間をつぶすことにする。 タクシーは、良いのと悪いのは大違いだ。何回か悪いのにぶつかったので、この街では、特にそれを見分けるのが大事だと感じた。ホテルから乗ったこのタクシーの運転手はなかなか良かった。ダッシュボードを見てもらいたい。このキャンディーは、客用だ。

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(タクシーの運転手席)

地下宮殿というのに入ってみる。もともとは、ビザンティン帝国の時代6世紀の前半に作られた地下貯水池だったらしい。オスマン帝国の時代は、長く使われずにいたが、19世紀の半ばに修復された。その時にローマ時代の建物の円柱を各地から運んできて建設したらしい。

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(ローマ時代の円柱)

奥のほうにメドゥーサの首が二つ。一つは、横向き。一つは、逆さまになって柱の礎石に使われている。何故そういうように使われたか分からないが、いろいろと考えさせられて飽きない。メドゥーサは、ギリシャ神話のゴルゴン3姉妹の一人だが、ゴルゴンだけは、不死の身は与えられていなかった。メドウーサは、ペルセウスに殺され首を切り離された。ペルセウスにメドゥーサの首を楯代わりに見せられたアトラスは石になった(アトラス山脈になった)。メドゥーサを見ると誰でも石になる。恐い怪物である。それが何故地下宮殿の柱の礎石として使われているのだろう。

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(横向きのメドゥーサ)

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(頭を下にしたメドゥーサ)

数年前、ギリシャのパンテオン美術館でゴルゴンの展示を見た。一部分が発見されて後は想像で描かれたもののようだが、これが最も古い時代のアテネの神殿の屋根に乗っていたものらしい。手に蛇を持っていて翼がある。ギリシャ神話では、ゴルゴンは黄金の翼を持ち空を飛ぶことが出来る。頭の周囲には蛇がまきついている。ガルーダを思い出させる姿ではなかろうか。

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(パンテオン美術館のゴルゴン 570BC)

地下宮殿を出て、ガラタ橋の方に向かって丘を下って行く途中、トルコの蒸し風呂屋(ハマム)があった。中を覗かせてもらったが、古くからある風呂屋だとはいうが、あまり清潔な感じではないのでとても入る気にはならない。ホテルのが随分高級だ。

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(町のトルコ風呂)

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トルコの高級料理 トルコ 平成18年2月

2006-04-23 21:00:00 | ■トルコ

2月12日(日)

今夜は、ホテルのサフラン・レストランで食事することにする。ホテルのトップフロアにあって、トルコ・オットマン料理の最高級料理を提供する豪華なレストランとされている。フルコースに赤ワインで日本円にして二人で2万5千円程度。昨夜行った『フェリエ』より客は少ない。料理は、伝統的な味、古典的な盛り付けのようだ。『フェリエ』の方が工夫を加えた、手が込んだ料理が多いかもしれない。

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昨夜の夜の食事。

コンシエルジュイにイスタンブルで一番評判のよいレストランを予約してくれと頼んでいたところ「フェリエ」というレストランが取れたという。8時半、どういうところか分からず、とにかくタクシーで行く。オルタコイという住所。ボスポラス大橋の海峡に沿ったクラシックなビルのコンプレックスの中にある。立派なレストランで食事も美味かった。値段は、フルコースに赤ワインを適当に選んでもらってそれで日本円に換算すると二人分で約2万円。パリから比べるとまるで安い。

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橋の上の釣り人 トルコ 平成18年2月

2006-04-06 21:30:00 | ■トルコ

2月12日(日)

空が明るいので傘を持たずにタクスィム広場まで歩い行く。ところが広場に着いた途端に雪混じりの雨が降り始めたので、大衆食堂に入り、コーヒーを飲み一休み。

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(タクスィム広場の大衆食堂)

一旦、部屋に戻り雨具を持ってタクシーでスィルケシ駅に降りる。ついでだから駅員にオリエント急行について聞いてみる。駅員によると、「オリエント急行は、年に一度九月に一度だけ出ている。9日の旅で、一人8000ユーロだそうだ。昨年、日本人客は、全体の4パーセント」だった。

エジプシャンマーケットは、ハーブ茶、からすみ、キャビアなどを売る店が多い。日本語で「からすみ、からすみ」と声を掛けてくる。フランスのコルシカ島などと比べると随分値段が高い。

ここから新市街に渡るガラタ橋は、2階建てで道路の下には、レストランが入っている。

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(ガラタ橋の釣り人。対岸は、新市街。有名なガラタ塔が見える)

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(一階の遊歩道とレストランの前)

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(レストランの中では、何組かの人が白黒の石を並べてゲームを楽しんでいる。石と盤はレストランが貸し出している)

レストランで昼食をとる。鱸のムニエルグリル、トルコ風ハンバーグライスにフライドポテト、ベークド・トマト添え。米が日本の飯のようで満足。 これに二人分のお茶などとって、日本円に換算すると2000円と安い)

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(鱸のグリル)

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(ハンバーグ)

ガラタ塔から地下鉄で、イスティクラール通りに出る。何故か、この街筋が気に入った。

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(イスティクラール通り)

日曜日のせいなのか、小雨の中を人通りがある。寒いのでまた 喫茶店に入る。金曜日と土曜日にはライブの音楽があるということだ。クラシックな内装で落ち着く店。

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(喫茶店? リオ・ブラボ)

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(洒落た店構えが並んでいる)

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魚屋の街筋 トルコ 平成18年2月

2006-04-04 11:40:00 | ■トルコ

2月11日(土)

雪が上がったので、タクスィム広場まで歩いて行く。

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(広場には花屋が多い。この寒いイスタンブルに、トルコの各地から花が春を運んで来る)

高台にある広場から旧市街に向かって南に下る長い通りがイスティクラール通りだ。車両進入禁止の歩行者天国だが、アンティクなトラムだけがのろのろと走っている。おしゃれな店が続く。しばらく歩き、横に折れると昔ながらの古い魚屋の街に出る。

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(魚屋街の入り口。魚だけではなく肉、野菜、果物、香辛料、乾物など売っている)

陳列の仕方によるのだろう。魚をいじくりまわしたような陳列の仕方。魚の活きの良さが感じられず、あまり食欲をそそらない。ヨーロッパでもそうだったが、魚の扱い方が大雑把だ。しかも値段も高い。

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(魚屋の店頭)

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(魚市場のレストラン。焼魚やフライを店頭に並べて見せている)

昼飯時になった。折角だが、魚は食べる気がせずに、イスティクラール通に出てトルコ料理のカフェテリアに入る。料理の名前は分からなくとも、目で見て注文できるのが、この種のレストランのよさだ。

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(カフェテリア)

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(ピーマン、肉とライス詰)

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(米に薄くマトンの肉を巻いて揚げてある。稲荷ずしのような形。米はイタリーでよくお目にかかるように、大粒の半煮えで重いが、それなりに美味)

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(マッシュポテトとグリンピース)

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(ニョッキらしい)

通りの南の端からガラタ塔の方向に地下鉄がある。世界一短い地下鉄だそうで、停まれば終点。

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(地下鉄)

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アガサ・クリスティーの定宿 トルコ 平成18年2月

2006-03-30 15:30:00 | ■トルコ

2月10日(金)

雪が降らないとこうも違う。ホテルの窓の下にハイアット・リージェンシー・ホテルがくっきりと現れた。

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(新市街の風景、ハイアット・リージェンシー・ホテル)

昨日は、全部廻ることが出来なかったので、今朝、再び国立考古学博物館に行く。昨日は、途中までしか見ることが出来なかったと言って昨日の入場券を見せると、只にしてくれた。

起源2世紀、トルコ領ヘレニズム都市遺跡のもの。ゼウスに率いられたオリンポスの神々と巨人族(ギガス)の戦いキガントマシ(Gigatomachy)を描いている。この戦いオリンポスの神々が勝利を収めた。ギガスは、今の野球の巨人軍のジャイアンツの語源となった。

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(ヘレニズ時代に、巨人族は、足が蛇に描かれるようになった)

博物館の前で客待ちするタクシーに乗ったら、この運転手がマフィアのような奴だった。フロント・ウィンドに弾があたったような後があるので用心していたが。おしゃべりな男で、家族で26台車を持っている。だから自分は只の運転手ではないという。メーターの出が早くて普通の倍くらいの値段になるので、メーターを見てタクシーの外に出て、その分だけの紙幣を窓から差し出したら「少ない」と猛然と怒ってタクシーをバックしてつけてきた。すぐにホテルに飛び込む。

観光地で一台だけ離れて客待ちするタクシーには乗らないほうがよい。時間がかかってもタクシー乗り場で列を作っているタクシーか、流しているタクシーを呼び止めたほうがよい。

グランドバザールやトプカプ・サライのような旧市街の観光地から戻る時は、用心したい。ホテルの中まで入らず、横の道路に停め、手品を使ってごまかされたことがその前に一度あった。「あなたのくれたのは10リラではなくて5リラだったよ」と5リラを見せる。「おかしい」と言っても後の祭り、渡した10リラを何処かに隠してとぼけているのだから、悪賢い。

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(ペラ・パレス・ホテルのコーヒーショップ。ショーレストランのツアーの日本人客がここから乗り込んできた。アガサ・クリスティーが『オリエント急行殺人事件』を書いたのは、このホテル。そのころ、「オリエント急行」は、旧市街駅に到着し、そこから船でホテルの下の桟橋まで来て、そこから荷物はホテルまでポーターに運ばせたらしい。

今でもヨーロッパ行きの列車は、旧市街のスィルケジ駅から出ています。ただし、オリエント特急は、今は特別に企画されていて(年に数えるしかないようです)、何時も出ているのではないそうです。

アジア側のトルコ各地の旅には、アジア側のハイダルパシャ駅が終着駅だそうです。

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(街のハンバーガー店。中に挟む肉や野菜などの量が驚くほど多く、ボリュームたっぷり)

 

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(トルコ料理が美味しそうなカフテリア)

夜は、ホテルのレストランで食事、下の赤ワインが一番よいトルコ・ワインだそうだ。

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料理は、下のようなもの。味というより、雰囲気が贅沢で値段は高い。

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クムカプの海鮮レストラン トルコ 平成18年2月

2006-03-28 13:30:00 | ■トルコ

2月9日(木)-4-

ビーチ沿いのレストランは、前が広い駐車場になっている。大型の観光バスが何台も停まれそうだ。グループツアの食事処としては、便利そうだ。ただ、今はオフシーズン、どこも客が入っていない。淋しく活気がないのでここを去ることにして、ハイウェーを渡り、鉄道横切って行くと古い街筋があった。

東アジアや東南アジア以外ではあまり見かけない珍しい海鮮料理店の街筋だが、店の外のメニューを見ると、料理は、トルコまたは洋食といった構成だ。Cimg7485_1

(軒並みのレストラン)

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(外の眺めも派手だが、イルカと泳ぐ少年、巨大なタコなど海中を描いた絵も派手-こんな店もある。)

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(客は、ぱらぱら。シーズンにはこんな人出ではないのだろう)

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(私が入ったレストランのパンフレットの表紙より)

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(冷蔵ショー・ケースの中から食べる魚が選べる。陳列から日本人とは異なる魚に対する感覚が分かる)

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(客が一人も入っていなかった。帰るまでに二、三組の客がやっと入ってきた)

ワインを一本とって、下の料理で日本円にして7,000円くらい。野菜の切り方、サラダの盛り付けは、さすが中東風である。赤魚のフライは、揚げ方がちょうどいい具合で、ふんわりして美味。この魚は、日本では見かけない。ショーケースの下のほうにちらほらと見える赤い斑のある魚が赤魚。

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(鰯の酢漬け)

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(グリーン・サラダ)

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(赤魚フライ)

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(マグロのチーズ焼き)

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アヤソフィア博物館 トルコ 平成18年2月

2006-03-26 15:00:00 | ■トルコ

2月9日(木)-3-

トプカプ宮殿の中庭を出て、ぶらぶら歩くとトルコ絨毯のキルムやインド製のスカーフを店先に吊った民芸品店が何軒か並んでいる。見た感じでは、異国趣味でいい雰囲気だが、近づくとセールス攻撃を掛けられそうなので道の反対側を歩く。この辺りは、日本語で声を掛けてくる男たちがうろうろしている。その向こうに見えるのがアヤ・ソフィア博物館。

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(土産物屋とアヤソ・フィア博物館)

アヤソ・フィア博物館と呼ばれているこの建物が、今ここにあるのは、一つの歴史の奇跡かもしれない。

紀元330年にローマを捨てたコンッスタンティヌス大帝は、ギリシャ人の植民地として栄えていたビザンティウムに都を定め、コンスタンテイノポリスと命名した。

その後、内乱は鎮圧され再びローマ帝国として、統一されたが、4世紀末に西ローマ帝国(ラテン世界)と東ローマ帝国(ヘレニズム世界)に分割された。5世紀半ばに西ローマ帝国は力を盛り返したゲルマンに滅ぼされた。

東ローマ帝国は、1100年続いたが、1453年、オスマン帝国によって滅亡した。

4世紀中葉、この地にアヤ・ソフィア(聖ソフィア)としてギリシャ正教の総本山が建てられた。

現在の建物の原型が出来上がったは、6世紀の半ばだった。その後8世紀には、イスラム教徒により神像が破壊され、モスクとしても使われ、地震で崩れそうになったり、十字軍の略奪と破壊が起こったりしたが、(1453年)オスマン帝国の首都になってから、メッカの方角を示すキブラがつけられ、ドームの周りにミナレット(尖塔)が建てられた。

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{アヤ(聖)・ソフィア、巨大なドーム}

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(ドームの中、メッカの方角に向かって礼拝するイスラム教徒)

アヤ(聖)ソフィアから、海の方向に向かって降りて行くと、電車の駅があった。一駅乗ると、タクシーの窓から昨日今日と何回か眺めた風景ービーチに店開きした魚屋とレストランーが見えたので、降りる。クムカプ、と駅の標識に出ている。

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(電車を待つ)

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(のんびりした車内)

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(ビーチの魚屋)

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(野菜も売っている。遠景はレストラン)

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国立考古学博物館 トルコ 平成18年2月

2006-03-25 15:30:00 | ■トルコ

2月9日(木)-2-

トルコの遺跡は、オスマントルコ時代にイギリスとフランスにより発掘調査が盛んに進められ、発掘品のほとんどは両国に持っていかれたが、1981年以降の最近の発掘品は、全部ここに集められているという。1887年にレバノンで発見されたアレキサンダー大王が埋葬されたと言われる石棺が有名で人気がある。_1

(博物館入り口。トプカプ宮殿中庭を下ったすぐのところにある。)

しかし、私にはメソポタミアのグデア王の像に偶然に出会えたのが嬉しかった。グデア王の像は数多く作られているが、頭を丸めているのがトレードマークだ。この王が犠牲祭に用いたという高付杯に描かれたカドゥケウス(絡んだ蛇)、ムシュフシュ(鳥の羽の生えた合成動物)の図像が、鳥が天空と太陽を、蛇が地と水を対極の概念として象徴する当時の宇宙観を示し、後々まで世界中にその影響を及ぼしたのだ。

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(グデア王像 2141-2122BC  4000年以上も前に生きていた人)

プレーイスラミック時代(前4ー1世紀)という展示の場所に蛇と鳥の浮彫りあった。ガルーダとナーガがインドに生まれるずっと以前に彫られたものなのであろう。

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(蛇と鳥 浮彫)

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(鳥が蛇をがっちりと捕捉している)

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ボスポラス海峡遊覧 平成18年2月

2006-03-23 19:00:00 | ■トルコ

2月9日(木)-1-

雪が止んで晴れ間が出てきた。昨日、予約したボスポラス海峡の遊覧に出発する。と言ってもシーズンオフなので人が集まらないのか、申し込みをしたホテルの旅行会社のその担当者が個人的に案内するという。普通の車で波止場まで行き、乗合船を待つ。昨夜、ショウレストランで一緒になった日本人夫婦が埠頭にいたが、別にガイドもなく別の船に乗るようだ。この船に乗り合わせたのは、観光客ばかりだ。いろいろなツアが一緒になっているようだ。

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(船着場)

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(埠頭)

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(新市街への橋)

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(近くにある高層ビルは、リッツカールトン・ホテル。遠くが私の泊まっているインターコンチネンタル・ホテル)

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(海峡の向こうアジア側、住宅が多い)

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(観光客)

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(ヨーロッパ側の要塞、1453年にコンスタンティノーブル戦に備えてわずか4ヶ月で建設した。要塞からアジア側を望む。海峡の先に日本の技術で作った海峡を渡る橋が見える)

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(要塞の中には雪が積もっている)

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(クルーズから帰ってきて、昼食は、「豊」で鉄火丼。主人は不在だった。そのせいかどうか、盛り付けがどうも・・・)

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オリエント・ハウス イスタンブル 平成18年2月

2006-03-20 10:53:00 | ■トルコ

2月8日(水)-2-

雪で外に出られないので、ホテルのジムに行きしばらく自転車を漕ぐ。このホテルには、ハマム(トルコ式共同蒸し風呂)があるが、自分の家のサウナにも入らないくらい好きではないので、ちょっと眺めるだけにしておく。ジムの外のプールにも雪が降りつもり寒そう。

夜八時、朝、申し込んだマイクロバスが迎えに来る。ラトビア人夫婦、スペイン人が既に乗っている。ペラパレス・ホテルに寄り、中年の日本人夫婦をピックアップしてオリエント・ハウスに向かう。

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(私らの横の席には、トルコ人の男一人と若い二人の女の連れが来る。日の丸の旗が私の席)

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(トルコ人はイスラム教だろうが、いいのだろうか、、若い女性まで、よくワインを飲みタバコを吸う)

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(一応コース料理だが、やはりこういうところのものは、不味い)

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ペラパレスでマイクロバスに乗ってきた男性が、ベリーダンサーの招きに応えて悪びれずに舞台に上がった。ダンサーの言われるように真似するが堂々としていて感心した。

その後、ミスベリーダンサーを選ぶという遊びがあり、8人の女性が舞台に誘い込まれた。ロシア人、イギリス人、同じバスのラトビア人、トルコ人、フランス人、イギリス人、チュニジア人、日本人と国際色豊かだ。日本人だげが並外れて小さく、他の女性がドレスアップして来ているのに、着古した旅行着を着て見栄えがしない。ところが、日本人の彼女はベリーダンスの真似が上手で両手をひらひらさせるところなどとてもよく大喝采が起こる。観客は、彼女に好意的で一番人気がある。一人ひとり紹介するところなど、いちばん大きな拍手をもらったが、ミスを選ぶのは、落ちた人の気分を害することになることを考えてのことだろうか、賞状を渡す振りだけをして結局ミスを決めなかった。日本人のその女性にミスをとらせたかった。このレストランの客のうち、日本人は、全部で6人、マレーシア人もいたが、韓国人と中国人が一人もいないのは意外だった。

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(かぶりつきで今にもベリーダンサーに抱きつこうとしているのはサウジ・アラビアの紳士)

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雪のトプカプ宮殿博物館 平成18年2月

2006-03-14 22:00:00 | ■トルコ

2月8日(火)-1-

設備の整った大規模な国際級ホテルは新市街にある。新市街は川のように細長い湾で隔てられている。私の泊まっているジェイラン・インターコンチネンタル・ホテルは、新市街の中心タクスィム広場の近くにある。

雪の降る中を通りかかったタクスィム広場にタクシーを停めてもらい、銀行で円をトルコ・リラに変える。4万円で442トルコ・リラが来た。

新市街と旧市街を隔てる川(湾)を渡り海辺を大回りして旧市街側のトプカプ宮殿に着く。ここも雪が降り、雪が積もって雪国に来たようだ。鶏のインフルエンザを映したテレビのニュースでトルコに雪が降っていることは知っていたが、実際に来てみると思ったように雪が多く、思うように歩きまわれないで不便で仕様がない。

トプカプ宮殿博物館で人気のあるのは、なんといっても上野の美術館にも来たエメラルドの把手を持つトプカプの短剣と86カロットのダイヤだが、それにも増して注目すべきは、厨房に展示された日本と中国の陶器だろう。

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(伊万里焼 19世紀)

日本の陶磁は18世紀20世紀の伊万里が主で景徳鎮が衰えていくにしたがって日本のものが増えてきたようだ。

しかし、やはりここで驚くべきは、宋、元、明時代の染付の陶磁器だ。日本では、これを中国古来のものとして非常識なくらい高値がついているが、それが、このトプカプには1万点以上の数の物が収蔵されているという。それも驚くほど巨大なものだ。これを見ると、河豚の刺身を盛り付ける大皿などちゃちに見える。これだけの巨大な染付けの皿が日本や中国国内では見られないくらいここに大量にあるのは何故だろう。

染付は中国では、青花と呼ぶ。宋時代までの中国では白磁、青磁ははあったが、これに文様を入れるのは一般的ではなかった。また染付(青花)の上絵付けに用いる顔料は中国では産しなかった。中国ではこれを回回青と呼び、イラン原産の顔料だったのだ。

染付は、13世紀にイランの上絵付け手法を宋時代の白磁に施したハイブリッドの製品だった。イスラム世界では白の上に青を描くことが伝統的に好まれてきた。この趣向を反映して考えられたのが染付けなのだ。

染付けは、世界帝国を完成された貿易商品として外貨稼ぎの花形になった。クビライは、官営の景徳鎮の窯で作らせ、国際貿易港の泉州や福州から輸出した。したがって、染付は、インドや中近東に多く残っているのだ。

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(染付、青花の大皿。龍の絵が好まれたようだ。周りには7羽の大きな鳥の絵が描かれている。それは何故なのだろう。)

昼は、博物館内のレストランで食事。窓から海が見える。マルマラ海とボスポラス海峡の境目の海が眺められる。

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(サラダ)

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(茄子のドルマ―茄子に挽肉、米の詰め物した料理、近くにあるのはピラフー飾りライス。このドルマという挽肉と米の詰め物がロールキャベツの原型だそうだ。そして、イタリアのトマトソース、中近東の挽肉この両地域を代表する典型的な料理の素材が使われているところにトルコ文化がヨーロッパとアジア文化の融合の上に成り立っているという人がある)

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(デザート)

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(デザートの棚。この棚から選んでもらう)

外は雪が積もりピラカンサスの燃えるような赤が美しい。

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(ピラカンサス)

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(蝋梅のような固くて透き通ったような花だがピンク色をしているところが違う。何の花だろう)

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(トプカプ宮殿の中庭脇に見える低い建物はハーレムのエーリア)

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トルコ・雪のイスタンブル 平成18年2月

2006-02-27 20:00:00 | ■トルコ

2月6日(月)

10時5分発の便だが、天候が悪いので7時前にタクシーでホテルを出たが、意外に順調。7時40分には空港に着いた。

チェックインまで、まだ時間があるので空港のカフェに入る。

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(モッツァレラとトマトのサラダ。4.60ユーロ、700円。カフェ・クリーム 4.20ユーロ、630円。サラダの量が多いのでこれで十分)

予定の便が、イスタンブルが大雪のため欠航となる。12時35分出発の便に振り替えられて、遅くチェックインしたのだが、外はまだ薄暗い。

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(シャルル・ド・ゴール空港。ターミナル)

この便も大幅に遅れ、結局3時半の出発になる。8時間以上も空港にいたことになる。ただ後の5時間は隣に座ったアメリカから帰郷するトルコ美人とホリデイをとってトルコの友達を訪ねるデルタ航空のスチューアデスと四方山話をして退屈はしなかった。二人とも私が学生時代にいたフロリダ州の住人なので互いに通じる話が多かった。

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(トルコ美人)

日本で予約したホテルの車が待っているはずだが、それらしい様子の人もいないので、タクシーでホテルに向かう。

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(ジェイラン・インターコンチネンタル・ホテル― ロビイ)

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(ホテルの部屋から下を覗く)

2月7日(火)

起きると雪がひどく吹きつうけている。晴れていたらこの16階からはポスポラス海峡が見えるはずだが、何も見えない。

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(ホテルの窓の下の交差点)

大雪の中を街を歩き廻るわけにもいかないので、中東最大といわれる有名なグランドバザールに出掛けることにする。

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(ドームの中の民芸品店)

昔、私が経営権を買い取った陶器輸入商社が、トルコの国営の陶器会社の日本代理店をしていたので、陶器や民芸品についてはさして新奇には見えず、ここで売っているものについてもそれほど興味が湧かない。。

しかし、これまでは洋酒を飲むにはいいと思っていたガラスの容器で市場の人たちがお茶を飲んでいるのを見てそういう飲み方があるかと納得できた。容器を乗せた真鍮製の盆には鎖がついていて、それを手で提げてお茶を運ぶ習慣は面白い。

10人も入れば満員になる小さな食堂がある。客が一人入れば、一人出るという具合にバランスは取れている。人気がありそうなので入ってみる。ソーセージのような味の固いハンバーグ。注文を聞いてから油で焼いてくれる。これが旨い。コーヒーも1ytl、90円と安い。

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(ウズガラ・キョフテ 小さな挽肉を固めて香辛料を利かせ焼いた料理 3ytl 270円)

ドームには車が横付けに出来ないようだ。外に出るには込み合って狭くなったスペースや細い商店の並ぶ路地を抜けて行く。

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(路地の雪を掃く人)

ホテルの前の道路を横切るとそこに一軒の鮨屋がある。美味しいという評判なので夜はその店に行く。地中海マグロは、日本まで冷蔵で空輸しているから旨いはずだとそこの主人が言っていた。奥田さんという名の人だが、ルーマニアにも京都という名の店を出しているそうだ。

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(お造りコース 80ytl、7,200円)

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(鮨カウンター)

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パリ-イスタンブル4 平成18年2月

2006-02-25 22:00:00 | ■トルコ

2月5日(日)

再びプレタポルテの会場に出掛ける。午後は混むので午前中にするが、もう混み始めている。

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(会場入り口から汽車の形をした乗り物でも会場に向かえる)

以前は、カメラは会場の入口でチェックされてクロークに預けていかなければならなかったが、デジタルカメラになってとても手に負えなくなったようで、今では自由に持ち込めるようになった。しかし、原則として撮影は禁止されている。

出展者のブースは特に厳しい。何故ならシーズンに先駆けて製品を見せるものだから、自社の開発したデザインを真似されるのが恐いのだ。

一度、RENE DERHYのブースの入り口付近で大騒ぎしているので、後ろから覗くとブースの責任者がデジカメをいじくっている。デジカメの扱い方を誰も知らないのだ。そばに一人の女がうなだれて立っている。聞くと、「その女性が展示している商品を一点、一点、写真撮りした。デザインを盗もうとしたのだ。画像を消して、カメラは返したい」という。私の使っているのと同じ形のカシオのデジカメだったので、すぐに消却してやると、その女性は黙って立ち去った。イギリスから来た同業者だった。

このようなことが行われている。私が金曜日に撮ったファッション・ショウの写真も使用目的はなかったが、私が盗み撮りしたものだった。

下は、メインの舞台で行われるファッション・ショウの撮影風景。雑誌社などに公開しているのだから、メイン舞台のファッション・ショウなら主催者に許可を得た写真家は、いくら写真を撮っても構わないのだろう。金を払わない人は撮ってはいけないはずだが、プロ風なのに混じっていかにも素人らしい人のデジカメも見える。

私の薄っぺらなデジカメでは、舞台はぼけて撮れなかったが、たまたま撮影している人たちの写真が撮れていた。昨年のものだが・・・。

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(昨年の夏のファッション・ショウの撮影風景)

ギメ美術館で、ミーソンの特別展をやっているという情報を得たので、早速、見にいく。2階の窓にセンスのいいポスターが掛かっている。

ミーソンは、昨年の10月ベトナムのホイアンまで行ったが大雨の洪水で道が遮断されて行けなかったチャム族の遺跡だ。

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(ガルーダに乗ったヴィシュヌ神)

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(ベトナムのガルーダは、チャム彫刻博物館の、蛇をくわえたユーモラスなガルーダの像が有名だが、この像もやはり表情に愛嬌がある)

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(5匹のナーガ-蛇-がガルーダの後ろから頭を出している)

ホテルにいちばん近い地下鉄のチュイルリー駅を降りて、リボリ通りを渡るとアンジェリーナという有名なサロン・ド・テがある。伝統的ユーロピアン・スタイルの優雅な喫茶店だ。この店のモンブランは美味いのだそうだ。ここで、やはり定評のあるショコラを一杯もらい一服して、ホテルに戻る。

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(アンジェリーナ)

ヨーロッパの中華料理でまあまあ何とか美味いと言えるのは、ワンタンスープともやし炒めくらいのものだが、やはり昼飯となると自然に足が向く。ホテルの近くでは、この店は古い。昔はここから少しばかりオペラ通りの方に歩くと大阪屋というラーメン屋があった。献立の数が増えて和食屋として人気店だったが、何年か前に閉鎖した。中を覗くと荒れた感じでテーブルが無造作に置かれていて張り紙もしてあったので倒産したのかと心配したこともあった。

いつか、この「福禄寿」の隣にラーメン屋が出来ていて、いつも日本人が入っていて混んでいる。

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(福禄寿中華料理店)

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(もやし炒めともう一品に白飯一杯。24ユーロ。3,800円)

チュイルリーから地下鉄の1番線に乗るとすぐにヌイイ門に着く。そこは、ブーローニュの森の北側で、近くに国立民芸博物館がある。夕暮れまで、あまり時間がないので、その国立民芸博物館に行くことにする。

ところが博物館は閉まっていたので、付近の子供遊園地を見て帰る。

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(遊園地の汽車)

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(トランポリンで遊ぶ子供たち)

夜は、シャンゼリゼからちょっと通りを入った「ピエール・ギャニエル」で食事。ミシュランの三ツ星を獲得したレストランだ。入るとすぐにウェイターが今まで見たことがないほどボリュームのある立派なトリュフを見せに来る。

それではと、二人で、前菜に伊勢海老とトリュフのカルパッチョ、メインに子羊とトリュフのスフレーをオーダーしたところ数知れぬ料理が出てきた。私たち日本人にはメインでも前菜でもひとつで十分だ。周りを見るとたいした料理を取っていない。

結局、これで750ユーロ。1ユーロを150円とみても、112,500円。これにタクシーを呼んでもらったり、クロークにコートを預けたりのチップやあれこれ加えると13万円近くになる。

昔、ピエール・カルダンの右腕で写真家の高田美さんにパリに行くたびにお会いしたが、エスパス・カルダンというガーデン・カフェでよくご馳走になった。その頃、数回、マキシム・ド・レジダンスに泊まったことがあるが、このホテルのレストランでも彼女は例えばサラダだけオーダーされることがあった。それでよいのですかとお聞きすると、それでよいとおっしゃった。高田美さんお元気だろうか?随分ご無沙汰している。

私の場合、洋食は、前菜、主菜、デザートというように順序正しく注文することと教わっているので、ついとりすぎてしまう。メニューを見るとあれもこれも食べたくなるということもある。結局、田舎者なのだ。

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(注文しなくても出てくるおつまみ)

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(前菜の伊勢海老。いくつかの皿に分けて出される)

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(横に少し見えるパンはこうなっている。パンの種類はさすがに多い)

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(これが何故出てくるのかは、結局、分からなかった。口直しなのだろう。日本の懐石料理の影響なのか小皿の数が果てしなく多い。味も淡白)

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(小皿のいくら。皿が日本風。味も日本風)

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(注文したトリュフとカルパッチョ。これは大皿)

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(注文した大鰈。これにも小皿がついてくる)

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(口直しのデザート)

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(子羊。これにも小皿がついてくる)

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(トリュフのスフレ)

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(トリュフの小皿もトリュフ)

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パリ-イスタンブル2 平成18年2月

2006-02-21 13:32:00 | ■トルコ

2月3日(金)

フランスの朝食というものは、普通、ジュース、パン、コーヒーと簡素なものだが、このホテルの朝食も外国旅行者のことを考えていないようでまことにシンプル。

飛行機の中で、「私は朝は肉を食べないので、いかがですか」、と配られた機内食の自分の分を勧めてくれた人があった。ドーヴァー海峡に面した地方から出てきた人だった。しかし、朝食に肉を食べないのは、別に北西部の厳しい地方の人だけではなく、これは特別なことでもなさそうだ。パリでもそうだ。街のカフェでは、朝は、パンとコーヒーですませる人が多い。

その代わりパンだけはよく食べる。朝から菓子パンか、と私などは拒否体制だ。

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  (レジナホテルの朝食)

オペラ座から遠くないBoudreau通りに「パセリの花」という名のレストランがある。ここのランチは最高だと、私は思う。偶然に15年ほど前に初めて入ったが、それ以来、昼食時にその近くにいたら必ず寄ることにしている。予約をせずに気が向いたままにのぞくので席がないこともあるが、その場合は不本意だがその近くのレストランか、カフェに入る。

今日は、空いていた。同じオーナーがもう何十年もずっとやっているそうだ。今は、息子がやっていると言っていたようだが、聞き違いだったかもしれない。しかし、盛り合わせ味は昔のままで、ずっと変わらない。

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(Le Persil Fleur Restaurant パセリの花という名のレストラン)

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わずかしかない客席は込み合っている。客は、この近所で働いている人のように見受けられる。学生のような若い人はいない。前菜、メイン、デザート、ハーフボトルのワイン、コーヒー二人分で120ユーロ。空港の換算率で円にすれば約2万円。ちょっと高いのだろう。

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(サラダーインゲン、赤キャベツ、摘み菜、イタリアンパセリ、小さいトマト、蝦をカレー味の豆の粉にまぶし揚げたもの、レモンなど)

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(キャベツを炒めグラタンをクレープで包んだ料理)

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(白身魚、蝦、キャベツ、ほうれん草)

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(牛肉のステーキ)

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(デザート)

午前中取引先のRD社の社長と会談し、昼食をすませて、地下鉄でポルト・ド・ベルサイユのプレタポルテ会場に出掛ける。今年は、雨には降られなかったが、例年より寒く感じる。しかし会場内は冬物展だというのに熱気を感じる。

出展者数:1160社 入場者約4万人(約4割は海外からの来場者)

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(会場入り口)

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(各ブースで思い思いの趣向を凝らせてアピールする)

昨年の秋に工事中だった有名な三ツ星レストラン、「ルカ・ギャルトン」は、商売が難しくなったのか、「Senderens」と名前を変えて新規開店した。中をのぞくと賑わってはいるが興味がわかないのでやめる。ホテルのコンシエジに言って、歩ける距離で評判のよいところを聞くと「DROUANT」というレストランに予約してくれた。オペラ通りを右に行ったPlace Gaillonにある。

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(Drouant Restaurant 入り口)

料理というとよくない。中途半端に日本料理を取り入れているからだ。マグロを真四角にきり切り、外側をあぶって薄切り叩きのような料理、人参の酢のもの、煮た牛肉、四角く形を整えたコール・スロー。これが少しずつ次々と懐石料理のように別々の小皿で出てくる。

メインの羊の足は、淡白水っぽい味。唯一美味かったのは表面をカリカリ焼いた豚のPoitrine だった。

ただ料理は一人ひとり好みが違うのだから、何とも言えないが、おそらく健康志向に適った今風の味とテーブル・セッティングなのだろう。

ワインをフルボトル入れて170ユーロ(28000円)

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パリ-イスタンブル1 平成18年2月

2006-02-18 18:30:46 | ■トルコ

2月2日(木)

午前8時に世田谷の家を出たが、便が遅れたこともあってホテルに着いたのは同日午後8時頃になった。時差が8時間あることを考えると、20時間経っている。

空港からタクシーで48ユーロ。空港のアメリカンエキスプレスの両替では、1ユーロが約170円と率が悪いので8000円ということになる。高い。ユーロが馬鹿高いのは、何故なのか。

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(ホテル)

ホテルの横のリボリ通りの向こうはチュイルリー公園、その左側がルーブル美術館。オペラ座やシャンゼリゼも徒歩圏内の地の利のよい場所にある。

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(ホテルのロビー)

隣にシティー・ラマ社の観光バスの発着所があり便利な場所なので、日本人観光客も多い。

この数日は、プレタポルテが開かれているので手ごろなホテルは、どこも混んでいる。ちなみにこのホテルは4つ星ホテル。この時期は、一泊4万円と5万円の半ばほどの値段だ。この2,3年は年に2度プレタポルテのある期間、この近所のホテルに泊まっているので、ここら辺りの食い物事情には詳しくなった。

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(ホテルの廊下)

廊下も割合広く、クラシックな作りが残してある。

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