今日も、花粉がたくさん飛んでいるのか、グレイスのスタッフも皆、目が赤いような気がします。
私は、先日急性アレルギー症状に襲われましたが、なぜか一日で終わりました。
ガーデンの仕事をする私にとっては不思議でもあります。
そして今日、お茶会の感想が届きました。
と言ってもマイマイの旦那さまであり私の義理の息子でもあるノブ君なのですが・・・。
本人の承諾を得て紹介させていただきます。
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お茶会はどの時間帯も大盛況で小学生からお年寄りまで老若男女問わずという状態。
入れずに次の回まで待つお客さんもいました。
中にはイライラしたりする人もおりました。
チケットもらったから顔だけでも出しておこうという人
毎年常連の人
他に用事があり急いでいる人
お茶というものにまったく興味のない人
お仕事に追われて時間のない区長一向
受付を行いながらいろんな人が「おもてなし」を受けに入り口へと向かっていきました。
2年目の受付という事で多少の慣れもあり、うまくお客さんの誘導が出来たかと自負しておりますが、
やはり全員に配慮出来たというわけではありませんでした。
ところが毎回おもてなしが終了して出てくるお客さんはみんな感謝の笑顔で受付におじきしてこう言います。
「ありがとうございました(*^_^*)」「結構なお手前で( ^^) _旦~~」
ほぼすべてのお客さんがニコニコして出てきます。
イライラしてた人も感謝の気持ちを口にします。
去年では気にならなかった疑問が私の頭をよぎりました。
中ではどのような「おもてなし」が行われ、お客さんはどのタイミングで笑顔になっていくのか?
すると当日午後の最後の回・・・
受付を終了すると、あるご婦人から「最後だからあなたもお客さんで入ってきなさい(*^_^*)」
中で見た光景により、私の抱いていた疑問はすべて解決されました!
昔から伝わる「お茶」という日本の文化、いや飲み物の違いだけで中国やインド、イギリスやブラジルだって
「お茶」を「おもてなす」という文化は今でも残り続けている。
私の目の前で行われているのは、草薙八恵子先生が振る舞う江戸千家流の「お茶」の「おもてなし」
先生の生徒さん達全員で協力し、あうんの呼吸でお客さんを「おもてなす」
まるで時が止まったような空間、着物を着たご婦人がお茶をたてるその姿はとても風情がただよいます。
小さい子には別のご婦人が声をかける。
子供が熱いお茶の器でやけどしないように器と手の間に布を入れてあげる。
着物を着たご婦人たちがゆっくりと静かに歩く。
入り口では入場したお客さんの靴がきれいに揃えてある。
この不景気な世の中、みんな急いで生きて、急いで歳をとる。
わずか15分の間に参加者の顔が変化していく。
時計の針を止めたくなるような感覚であったように思う。
接客業を行う私は思わず接客業目線で見てしまっていた。
「この人たちはおもてなしのプロだ。たまたまそのツールがお茶という昔ながらの文化というだけで、
やっていることはおもてなしを極め、人々の心を癒すプロだ。」
日本で大切にされてきた「お茶」という文化!
現在も生きているこの文化、同時に無くしてはいけない文化であると思いました。
その文化を若いころから現在まで守り続けた八恵子先生
いや僕のお婆ちゃんは本当にかっこよかったです。
ずっと元気で頑張ってくださいませ
ライター 草薙信人
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マイマイと結婚したとたん、祖母から、母から引っ張りだこのノブりん。
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そして受付の折り紙のツルはお茶券の半券を挟んでお客様へ・・・。
一つづつ真心込めて折ってくれたのだと思います。
気配り、心配りのおもてなしですね。
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私もとても感動した一人でもあります。
八恵子先生の復活力の凄さと日本の伝統文化の素晴らしさ。
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侘び寂びの世界と華やかな日本ならではの着物の優美さ。
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母とお弟子さん達の一生懸命な思い。
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お茶会当日を迎えるまでの母の陰の努力の大きさも毎日ひしひしと感じて、
三年前に肺の病気で倒れ、入院し、
一生酸素を付けての生活になると医者に宣告されたことを思い出し、感無量の気持ちでした。
母をあれだけ復活させたのは日本の伝統文化のお茶を通して
お客様に喜んでもらいたいという強い思いではないかと思います。
ともかく、八恵子先生のエネルギーは凄い。
昨日も夜遅くまで後の事に追われていました。
82歳になるおばあちゃんとは思えない。
勇気をもらいます。
お茶の体験希望の方はグレイスまでお問い合わせ下さい。
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正客とは・・・
茶会の客のなかで、もっとも上位の席に座る人を正客と呼びます。
茶会は、この正客を中心に行われています。
その席に招かれた連客の代表となるため、連客に代わって招かれた礼をのべます。
さらに、茶席に飾られている軸や花、 お茶や道具などについて、
タイミングよく亭主(会を催す主人)にたずねます。
正客と亭主の会話の盛り上がりひとつで、
その日の茶会が素晴しいものになったり白けてしまったり、ということがあります。
お茶の経験が豊かであるのはもちろん、さまざまな教養と人柄の魅力が加わって、
正客が務まるようになるのです。
と、ありました。
知らないで参加していると、亭主と正客との会話が不思議に感じる場合があると思います。
(私がそうでした。「なんで二人で話してるの~?」)
少しでも知っていると、よりいい時間を過ごせますね。
お茶の世界、心が静まるような感じです。