発見が常識を覆す、覆った常識が時代を変える、変わった時代が人間と政治を変える

政治は知恵を出せ
政治家よ常識を変える発見をしろ
政治家よ時代と人間を変えろ
政治は誰にでも出来る物ではない

第108話 三種の神の器

2007年11月26日 | Weblog
勾玉・・三種の神器の一つ

曲がった歴史を正しく見る
歪んだ過去をまっすぐに直せる道具・・



卑弥呼は全ての用事を終えた・・・
卑弥呼「帝殿”これは私から、心よりの贈り物です」
そういって品3種類の品物を差し出した・・
帝  「これは”?」
卑弥呼「三種の神器です」
帝  「三種の神器とは何だ?」
卑弥呼「これは・・人間を征服する物です」
帝  「人間を征服する道具だというのか?」
卑弥呼「そうです”」
帝  「どういう使い方をするのだ」
卑弥呼「実際に使うものでは有りません。」
帝  「使えぬ道具が人間を征服するというのか?」
卑弥呼「そうです”」
帝  「ふ~む”詳しく申せ”」 
卑弥呼「一つは・・鏡にございます。・・
    この鏡に神の心を映すのです。
    神は何を望みなのか?神の望む物が・・
    民衆の望む物にございます。
    我が顔を鏡に映して考えることです」
帝   「神が望む物は、民衆の思う物か?・・なるほど」
    「これは、何だ?変った形に、綺麗な石だ~」

卑弥呼 翡翠にございます」
帝 「翡翠?・・翡翠というのか・・
卑弥呼 「これは・・勾玉(まがたま)です。これを目前にかざして
     過去の歴史を見るのです・・
     間違ってはいないか?
     間違っていたら・・直ちに訂正します。
     曲がった歴史と歪んだ過去を?」
帝  「最後にこれは剣だな・・」
卑弥呼「そうです。草薙の剣といいます・・」
帝  「草薙の剣か・・・・」
卑弥呼「この剣は・・火と炎を払う剣です」
帝  「ほう~火と炎とは何ぞや?」
卑弥呼「火とは争いの火種、炎とは戦いの炎です」
帝  「なるほど・・・」
卑弥呼「いつも、公平に物を見て・・どちらの肩を持たない
    常に・・争いを納めて行く・・・
    これで・・全ての人間は・・帝に、逆らうの者は居なくなります」
帝  「なるほど・・・それで・・・三種の神器か」
卑弥呼「帝の家宝にしてください。親から子へ・・子から孫へ・・・
    代々伝えてください・・」
帝  「わかった・・家宝にして・・家督を継いだ者に伝えるとする。」
卑弥呼「では・・帝殿・・もう”言い残す事は有りませぬ・・
    これにて・・失礼させていただきます・・・」
帝  「そうか”帰るか”・・元気でな・・・・・・・」

帝は・・寂しさを感じながらも・・見送った・・
   「別れとは・・つらくもあり・・悲しいのう”」

うっすらと・・・・涙を浮かべていた・・・


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