小学校は1学年が2クラス。
1クラス45人の
少人数を自慢にしていた。
担任は若くて、きれいで、優しい
ケイコ先生。大好きだ。
特に休み時間や、雨の日に 先生がお話ししてくれる「かわいそうなユミチャン」のお話しが大好きで、今度はいつお話ししてくれるのだろうと それは楽しみにしていた。
日本版「シンデレラ姫」のような内容だったと思う。
大人になって、小学校時代の親友クマと、子供を見せに、ケイコ先生のお宅にお邪魔した。
先生も大変喜んで、キノコがたくさん入った煮込みうどんを沢山作って、待っていて下さった。
昔話に花が咲き、
「先生、先生がお話して下さった、
あの『かわいそうなユミチャン』のお話は、先生のオリジナルのお話だったのですか?それとも、何かの本に有ったお話ですか?」
…しばし沈黙…
「私、そんな お話してないわ。」
「そんな話聞いたことも無いよ。」
その時の私のオドロキ!
先生もクマも真面目だ。
クマは御両親も御主人も勿論クマ自身も、敬虔なクリスチャン。間違うはずは無い。
この中でスカポンタンは、まだオムツが取れない、クマの子と、私の子。
一番はまごうことなきスカポンタンCHAMPIONの私だ。
氷の様な空気。地球上に、これ以上いたたまれない場所が有るだろうか?
一体私は、どの学校に行き、誰の噺を聞いて居たのだろう?あの、思い出は何だったんだ??? ┐(´д`)┌ヤレヤレ