23日。市の相談所へ。
「こんにちは、お久しぶりです。」
「こんにちは、今日はどうされました？」
「この新聞記事 見て下さい。
2019年５月23日の記事です。
『モラハラ＝心への暴力 見えない支配』
□自分は特別扱い。他者には厳しく冷淡
□自分の利益のために平気でうそをつく
□弁は立つが、話し合いはできない
□何時間もしつこく説教する。
問いつめる。謝罪を強要する。』
『加害者は共感性が低く、
相手を責めたて心理的に追い詰める。』
『自己愛が強く、相手の長所をおとしめて
自信をなくさせ、自分が上に立つように……』
私 これを読んで、これは亡き父と弟の事だ！って、
思って、ビックリしました。」
「どれどれ チョット見せて、ふーん……
『モラハラの本質は、
恐怖による【支配と服従の関係】だ。
自分が言いたいことが言えて、
相手が受け入れる対等な関係なら、
モラハラではない。』
お父さんと弟さんがモラハラだって思ったのね？」
「ハイ。
残念な事は 亡き父も弟も自分がモラハラを
しているなんて、思ってもみないって事です。」
「あのさ、お義母さんも そうなんじゃない？」
「ヘ？」
「お義母さんの編んだセーターを着て
出掛けようとしたら怒られて
目の前で脱がされて 着替えさせられたんだよね？
たった今 見ている目の前で謝れって
言われて 謝ったんだよね？
毎食、遅い 早い 多い 少ないって
言われるんでしょう？」
「そうかぁー。そうですねぇ………
出かけようとすると、玄関で説教でしたよ。
それが 長いの。
毎日、出かけるたんびにですよ？」
「この『モラハラの主な特徴』
『被害者』の所、『夫』を『義母』に
してみたら？
□義母と一緒にいる時に息苦しい
□義母の帰宅時間が近づくと動機がしたり、
緊張して体がこわばったりする
□機嫌を損ねるのが怖いので、
義母の表情を読み取り不測の事態に
備えようとする
□失敗したとき、義母の激怒した顔が浮かんだり、
罵倒する声が聞こえる気がしたりする
□義母が間違っていても、正さず流す』
……どう？」
「……あれま、本当 ドンピシャリです。」
(ToT)