ファイザー「90%超の予防効果」の正体: ワクチンを打っても打たなくて感染しない確率は99.5%以上
夏井睦医師サイト「新しい創傷治療」2020/11/16
http://www.wound-treatment.jp/new.htm#1116-3
名古屋市の徳先生の記事です。
『数字のマジック』2020年11月10日のNHKニュース:
ファイザー 新型コロナ ワクチン「90%超の予防効果」と発表。
アメリカの製薬大手「ファイザー」は、開発中の新型コロナウイルスの臨床試験について、「90%を超える予防効果がある」とする結果を発表しました。この90%という数字に驚かれた読者も多かったことと思います。
そこで原文を読んでみました。総被験者(43,538人)のうち94名のコロナ感染者を確認し, この94名の感染者を検討したところ、ワクチン接種で90%の予防効果があったと結論しています。
この研究結果は、総被験者(43,538人)を21,769人ずつ2つのグループに分け、ワクチンを接種しなかったグループでは85名のコロナ感染者が確認されたのが、ワクチンを接種したグループでは感染者が9名に抑えられていたとの結果から89.4%(9/85x100=10.6%:100%-10.6%=89.4%)という予防効果が算出されているようです。
https://www.pfizer.com/.../pfizer-and-biontech-announce...
一方で、非感染者数は、ワクチンを接種したグループでは21,760人(21,769-9=21,760)ワクチンを接種しなかったグループでは21,684人(21,769-85=21,684)です。
すなわち、ワクチンを接種したグループでは99.9%(21,760/21,769=0.999)が、ワクチンを接種しなかったグループでは99.6%(21,684/21,769=0.996)がコロナに感染しなかったことになります。
従って、ワクチンを接種したグループと接種しなかったグループとの差は0.3%(99.9-99.6=0.3)となり、ワクチンを接種すると、感染するリスクが0.3%減少するということになります。
もっと簡単に言いますと、ワクチンを打っても打たなくて、感染しない確率は99.5%以上だということです。
夏井睦医師サイト2020/11/16
- 病床使用率、39都道府県で悪化 重症患者も13都道府県で増加
マスコミは医療崩壊,医療崩壊って騒いでいますが,新型コロナによる全国の入院患者数は4517人で,そのうち重症患者数は388人。ということは4129人は非重症患者ということになります。この4129人のうち,軽症者は何人なんでしょうか?
インフルエンザでも細菌性肺炎でも他のウイルス感染でも,入院させるのは入院治療が必要な重症患者です。それほどひどくなければ,とりあえず治療薬を処方して自宅で様子を見るように説明して帰宅させます。だから,毎年1000万人以上がインフルエンザに罹患して,患者は冬季に集中しているのに「インフルエンザの流行で医療崩壊」は絶対に起こりません。
何度も書いているように,これまでの新型コロナは1年かかって死者は2000人に到達しないただの風邪です。1ヶ月で3000人を殺すインフルエンザの比ではありません。
ただの風邪を2類という「ものすごい感染症」扱いして軽症者も入院させ,その結果,「ベッドが足りなくなる」⇒「コロナ以外の重症患者を入院させられない/通常の手術ができない」⇒「医療崩壊だ!」・・・と騒ぐのはあまりに頭が悪すぎませんか?
これは「医療崩壊」ではなく「医療,阿呆かい?」ですよ。
http://www.wound-treatment.jp/new.htm#1116-2qq