糖質過剰症候群1&2 総目次 糖害の概要の把握
清水泰行医師の著書『「糖質過剰」症候群』1 & 2の全目次を記載し、糖質があらゆる病に関連する実態を確認する一助としておきます。
糖質制限を考え実行する上で役に立つ本ですから、ぜひお読みください。
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清水泰行医師の著書『「糖質過剰」症候群 あらゆる病に共通する原因』の全目次
清水泰行医師の著書『「糖質過剰」症候群 あらゆる病に共通する原因』の全目次を記載し、糖質があらゆる病に関連する実態を確認する一助としておきます。
糖質制限を考え実行する上で役に立つ本ですから、ぜひお読みください。
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「糖質過剰」症候群 あらゆる病に共通する原因 (光文社新書)
清水 泰行 (著)
商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
肥満や糖尿病は、糖質が原因と認知されつつあるが、その他の多くの疾患も、元をたどれば一つの原因につながる―糖質の過剰摂取である。
医療の現場ではまだ少数派の考え方だが、研究成果は世界中で報告され始めている。
著者は七千を超える論文を参照しつつ、「糖質過剰症候群」という新しい概念を提唱。裏付けのある形で様々な疾患と糖質過剰摂取との関係を説く。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
清水/泰行
1967年愛知県生まれ。北海道大学医学部卒業。医師。新川新道整形外科病院(札幌市北区)副院長。日本麻酔科学会専門医。ペインクリニック(痛み専門の治療)で運動選手の治療にもあたる。
痛みの治療だけでなく、背景にある栄養不足や糖質過剰を指摘し、患者の食事の相談にも積極的に対応している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
出版社 : 光文社 (2019/5/21)
発売日 : 2019/5/21
言語 : 日本語
新書 : 312ページ
ISBN-10 : 433404414X
ISBN-13 : 978-4334044145
目次
はじめに
予想外の方向に進んだ人類――体を蝕む「ある栄養素」 3
様々な病気の根幹にある「糖質過剰」 6
第1章 糖質過剰摂取の危険性
糖質過剰摂取が人体に及ぼす影響 20
高血糖の何が悪いのか? 22
インスリンは味方? 敵? 25
やっと間違いに気付き始めた――老化を促進するのも糖質過剰 27
医師、栄養士はなぜか変わらない 29
医学はほとんどが仮説 31
ネズミは高脂肪食で太り、人間は高糖質食で太る 34
多くの病気の原因は一つにつながっている 37
「糖尿病にならなければセーフ」ではない! 38
体の異常はホメオスタシスにより巧妙に隠されている 42
第2章 様々な病気は糖質過剰症候群の一つの病態である
インスリン抵抗性とは 46
インスリン抵抗性の原因――仮説①「磯野家仮説」 46
仮説②「満員電車仮説」 50
仮説③「糖化仮説」 51
【肥満と糖尿病、そしてメタボ】-最もわかりやすい糖質過剰症候群- 54
カロリーは同じでも栄養素が違えば体の反応は変わる 55
低カロリー食品の落とし穴 57
【糖尿病】―糖質を摂らなければ、起きない病気 59
糖質制限の効果、そして不利益 60
【メタボリックシンドローム】 62
【認知症】――どんどん増加 66
「第3の糖尿病」とも言われるアルツハイマー病68
脳のインスリン値は血液中よりも高い―糖尿病の患者に認知症が多い理由 69
糖質を多く摂り、血糖値が高い人ほど認知症に 71
【うつ病、その他の精神疾患】 76
糖質とうつ病、糖尿病と精神疾患の強い関係 79
【心臓や脳などの血管の病気】 82
スタチンは心血管疾患のリスクを低下させない 88
LDL値は心疾患との関係が薄い―――砂糖の摂取や高インスリンと関連する 91
糖化は血栓をできやすくする 96
高血糖は血管内腔を守るグリコカリックスを減少させる――むくみや冷え性の原因にも 97
【非アルコール性脂肪肝】-全世界で増加 102
非アルコール性脂肪肝と、糖尿病やがん、脳萎縮との関係 104
【がん】――がん細胞は糖質好き 106
高血糖による免疫機能の低下ががんを暴走させる 109
がんと帯状疱疹、糖尿病と帯状疱疹の共通点 111
インスリンとがん 113
感染が関わるがんと糖質の関係 116
【女性の病気 乳がん、子宮や卵巣の病気】 120
女性特有の病気とIGFとの関係 123
【子宮筋腫や子宮内膜症】-インスリンとIGF-1との関係 125
【生理痛、月経困難症】 127
【多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)】 129
【不妊症】-女性も男性も 131
AGEsが多いと妊娠しづらくなる 134
男性不妊とインスリン抵抗性 135
【妊娠糖尿病】-元々あったインスリン抵抗性がさらに高まる 137
【先天的な障害】―お腹の中での糖質過剰症候群 139
自閉症や発達の遅れ、肥満との関係 142
【目の病気――白内障、緑内障、加齢黄斑変性、近視、ドライアイまで】 147
緑内障は「第4の糖尿病」―アルツハイマー病と共通のメカニズム 148
加齢黄斑変性とインスリンやIGF-1との関係 149
近視やドライアイと糖質の関係 151
【整形外科の病気――サルコペニア、腰痛、骨粗しょう症、変形性関節症、五十肩、脊柱管狭窄症など】 153
筋肉の量と質の低下、脂肪への変性が腰痛の原因 155
高血糖は骨の質を低下させる 158
変形性関節症や椎間板とAGEs 159
脊柱管狭窄症や後縱靭帯骨化症 161
五十肩、アキレス腱炎、足底腱膜炎、手根管症候群 163
スポーツ障害とAGEs―アスリートは糖質過剰摂取に注意 165
やはり運動するときにはスポーツドリンクを飲んではいけない 167
【皮膚に表れる病気―首イボ、黒色表皮腫、脱毛症、乾癬、ニキビまで】 169
【乾癬】-糖尿病やPCOSと強い関係 171
【ニキビ】-インスリン抵抗性との関連 174
【その他の病気|パーキンソン病、前立腺肥大、頻尿、難聴、片頭痛、逆流性食道炎など】 176
インスリン値やインスリン抵抗性が高いと前立腺肥大や頻尿に 177
聴覚障害・嗅覚障害と、糖尿病や認知症、メタボとの関係 179
糖質制限で明らかに改善する片頭痛 184
逆流性食道炎やバレット食道も糖質過剰 186
乳糖吸収不良より多い「果糖吸収不良」 188
【甲状腺の病気——甲状腺機能低下症、橋本病、甲状腺がん】 189
様々な疾患で起きている悪循環 196
悪循環をどう断ち切るか? 201
太っていないから、大丈夫? 204
痩せているから、糖尿病ではないからといって、安心はできない 207
数値として表れるインスリン抵抗性と、表れないインスリン抵抗性 210
様々な病気のリンク 211
自己免疫疾患と糖質過剰の関係 213
第3章 進化から見た人類に適した食事とは
進化の過程で、今ほど糖質を摂取している時代はない 218
人間は脂質で生きている 220
脳が脂肪を必要とする 223
貧しい糖質の時代から、肉食へ 226
脳の大型化と、顎の小型化 228
脳はケトン体でここまで進化した――胎児がケトン体をエネルギーとする理由 233
70年代から下がり始めたIQ 236
母乳は高脂肪、糖質も多い 239
母乳中の果糖に注意 243
食事回数の疑問 247
朝食は糖新生で用意されている 250
果物は健康的か?-果糖の代謝の特異性 252
果糖の毒性――酔っ払わないアルコール 254
依存物質としての糖質 256
薬を飲むことの意味-代謝のメカニズムに働く 258
生活習慣病に薬を使うリスク 260
医療の細分化が病気の背景を見えなくしている 262
医療から自由を取り戻せ! 264
科学的根拠に基づく医療(EBM)の怪しさ 266
医学研究、栄養研究への企業の関与 268
信用できない論文 271
「エビデンス」があるとされる治療が、正しい治療というわけではない 275
信頼できるエビデンスはどこにある? 276
因果関係を証明することは難しい 278
理想的な糖質量――自分に適した量の求め方 283
子どもと糖質制限 286
私たちにできること 288
初潮の低年齢化とインスリン抵抗性 290
勝手な提言 294
おわりに 300
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清水泰行医師の著書『肥満・糖尿病の人はなぜ新型コロナに弱いのか 「糖質過剰」症候群II』の全目次
清水泰行医師の著書『肥満・糖尿病の人はなぜ新型コロナに弱いのか 「糖質過剰」症候群II』の全目次を記載し、糖質があらゆる病に関連する実態を確認する一助としておきます。
糖質制限を考え実行する上で役に立つ本ですから、ぜひお読みください。
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肥満・糖尿病の人はなぜ新型コロナに弱いのか 「糖質過剰」症候群II
【著者プロフィール】
清水泰行(しみずやすゆき)
1967年愛知県生まれ。北海道大学医学部卒業。医師。日本麻酔科学会専門医。
社会医療法人仁陽会 西岡第一病院勤務。麻酔、ペインクリニック(痛み専門の治療)、漢方内科が専門。
痛みの治療だけでなく、背景にある栄養不足・糖質過剰を指摘し、患者の食事の相談にも積極的に対応している。
自らも糖質制限によりメタボを脱出。それを機に健康や医療の定説に疑問を抱き、様々な勉強を重ね、
学んだことを一般の人に還元するためブログ「ドクターシミズのひとりごと」を開設、日々更新中。
著書に『「糖質過剰」症候群』(光文社新書)、『運動するときスポーツドリンクを飲んではいけない』(廣済堂健康人新書)、
『糖質オフ×プチ断食のW効果でやせる! 不調が消える! 』(監修、主婦の友社)がある。
登録情報
出版社 : 光文社 (2021/11/17)
発売日 : 2021/11/17
言語 : 日本語
新書 : 384ページ
ISBN-10 : 4334045758
ISBN-13 : 978-4334045753
目次
はじめに 4
第1章 新型コロナウイルスパンデミックと糖質過剰症候群 23
一部の人で重症化するウイルス――糖質過剰という脆弱性 24
基礎疾患と重症化・死亡の関係 25
糖尿病と肥満で跳ね上がるリスク 28
高血糖がウイルス感染を加速――気道における最初の防御システムを損なう 22
ブドウ糖の大量供給はウイルスにとって理想的な環境 39
糖質はウイルス増殖のエサとなる--ケトン食の有効性 42
脂肪細胞はウイルスの貯蔵庫となり、ウイルスの排出量を増やし長期化させる 45
免疫反応――高血糖だと役に立たなくなる 46
肥満と免疫応答――ワクチンの効果が得られにくい 50
トール様受容体と新型コロナウイルス――過剰な活性が炎症を招く 51
血栓の形成―――高血糖、高インスリン血症が増加させる 53
高血糖によるグリコカリックスの減少と新型コロナウイルスの重症化 60
ホルモンの関係――男性の死亡率が高い理由 66
肥満=テストステロンの低下と感染症の悪化 69
ケトン食はテストステロンを増加させる 71
新型コロナは体内の弱点を突いてくる 72
第2章糖化パンデミック –75
(1)糖化パンデミック 76
症状も死者数もひどいが、渦中にいても気づかない。 76
(2)糖尿病パンデミック 78
年間420万人が死亡―新型コロナの350万人を超える 78
(3)肥満パンデミック 82
この3年で肥満人口は3倍に――9億人以上の成人が太りすぎか肥満 82
(4)腎臓病パンデミック 85
糖質過剰と腎臓病は深い関係にある 85
糖尿病の人の様々な腎疾患との関わり 89
透析の原因としての糖質過剰摂取 91
(5)認知症パンデミック 93
「3型糖尿病」=認知症は世界中で爆発的に増加 93
(6)自己免疫疾患・難病パンデミック 95
酸化・糖化により修飾された抗原 95
筋萎縮性側索硬化症とケトン食 95
スタチンによる筋萎縮性側索硬化症のリスク 98
(7)精神疾患・発達障害パンデミック 99
急増する発達障害と代謝の関係 99
母体の糖尿病と子どものADHDの関係 100
母体の糖尿病・重度の肥満と、子どもの自閉症との関係 103
母体の抗胎児脳自己抗体が胎児の脳を攻撃する 106
糖質過剰摂取が血液脳関門の透過性を高くし、自己抗体を侵入させる 108
(8)胃食道逆流パンデミック 111
逆流性食道炎の急増 111
高血糖は胃腸の運動を低下させる 111
扁桃肥大、声帯ポリープと胃食道逆流の関係 112
逆流によるペプシンでの様々な症状――目や耳、肺の症状も 116
プロトンポンプ阻害薬の危険性は説明されているのか? 118
(9)糖尿病の境界 120
「糖尿病の手前」でも安心していてはいけない 120
前糖尿病(糖尿病予備軍)の段階での様々なリスク 125
インスリン抵抗性とは何か? 127
インスリン分泌増加が先か肥満が先か? 131
肥満の人が運動しても痩せない理由――インスリン抵抗性と脂肪分解の阻害 132
運動後の水分補給にスポーツドリンクを飲んではいけない理由 137
(10)抜け落ちた根本原因分析 143
疾患の原因が糖質過剰でも、根本まで追わないと見えてこない 143
病気の原因にも「なぜなぜ分析」が必要だ 146
第3章 糖質過剰摂取と疾患の関係 149
(1)冠動脈疾患
コレステロールよりも重要な因子「インスリン抵抗性」 150
心血管疾患の予防に必要なのは高血糖・高インスリン血症の回避 154
(2)女性と糖質過剰症候群 156
高インスリン血症は生理周期を乱す 156
更年期障害も糖質過剰症候群 157
ホットフラッシュが起きるメカニズム--脳のブドウ糖の急降下への対応? 161
更年期障害は、認知症、うつ病の前段階と考える 163
ホットフラッシュがある人にはMCTオイルがお勧め 164
AYA世代が危ない――子宮頸がん、乳がんの増加 165
高血糖と子宮頸がんの悪化――HPV感染だけが原因ではない 170
若い女性の様々な疾患と肥満・インスリン抵抗性の関係 175
(3)難病や様々な不調・疾患 179
パーキンソン病と糖尿病の関係 179
潰瘍性大腸炎――糖質制限で著明な改善 180
封入体筋炎 182
ハンチントン病 183
むずむず脚症候群 184
線維筋痛症――血糖値の異常との関係 186
片頭痛はケトン体によって改善する 188
めまい、メニエール病 190
变形性膝関節症、前十字靭帯断裂、半月板損傷 195
胆石——本当に脂質が原因なのか? 198
虫垂炎--糖質過剰、糖尿病、腸内細菌との関係 202
悪性リンパ腫――急増する病 205
皮膚疾患———目に見える糖質の影響 208
肌のくすみはAGEsの蓄積 209
白斑 209
化膿性汗腺炎 212
円形脱毛症 215
アトピー性皮膚炎―自己抗体との関係 216
アトピー性皮膚炎と自己免疫疾患、そして糖質過剰との関係 220
慢性蕁麻疹―私もかつて悩まされた221
眼瞼下垂--加齢だけが原因か? 223
耳たぶの斜めの線 225
包茎 226
フレイル 229
過敏性腸症候群 230
腸内細菌叢の乱れ ―超悪玉菌感染 232
双極性障害 234
第4章糖質過剰摂取による有害性のメカニズム 237
(1)糖化と酸化 238
直感的にわかる「糖化」「酸化」 238
糖質はクリーンなエネルギー源ではない 240
人間のエネルギー代謝――糖質と脂肪酸 241
そもそも人類は、糖質を少量しか摂取していなかった 244
高血糖は様々な経路で活性酸素、酸化ストレスを増加させる 246
(2)解糖系の有害性 251
①ポリオール経路 251
②ヘキソサミン経路 255
③PKC経路 258
④AGE経路 261
4つの代謝経路を通して、高血糖が糖化と酸化を増加させ、過剰な炎症を起こす 262
(3)果糖が及ぼす危険 263
「果糖」は生存には有利だった――サバイバル糖質としての役割 263
採餌行動と果糖――惹起される極端な活動性 266
最も危険な糖質は果糖 269
果糖とがん 270
果糖といくつかの疾患との関係――オレンジよりリンゴの方が果糖の割合が大きい 272
食塩感受性高血圧は塩分が原因ではなく果糖が原因 277
糖尿病での塩分制限は危険である可能性 280
(4)免疫の低下、血栓の促進 285
糖化による免疫機能の低下―感染症やがんに弱くなる原因 285
免疫と血栓 288
免疫血栓の土台としてのNETs形成 292
感染が誘発する血栓――心筋梗塞や脳卒中の原因 294
NETsおよびNETosisが原因、重要な因子となっている疾患 297
激しい運動で誘発されるNETsと血栓の危険性 301
(5)糖化に対する防御機能はほとんどないの
AGEsを除去するタンパク質は、糖化ストレスで機能低下を起こす 305
パーキンソン病と糖化 308
COPD(慢性閉塞性肺疾患)も糖質過剰摂取と関連している 309
(6)トール様受容体と高血糖 311
免疫機能のカギを握るトール様受容体 311
トール様受容体の活性化は早産を招く 316
自己免疫疾患ではトール様受容体が活性化している 317
(7)糖質過剰が引き起こす自己免疫疾患 318
「免疫」という言葉が意味を成していない 318
すべての病気には炎症、免疫が関わっている 319
自己免疫疾患と自己炎症疾患 322
高血圧でさえ自己免疫が大きく関わる 324
1型糖尿病は自己免疫疾患? 2型糖尿病は生活習慣病? 324
緑内障にも自己免疫が関わっている 329
ほとんどすべての疾患は自己免疫疾患 331
糖質過剰摂取からすべてが始まる 335
第5章世界の動き 337
(1)アメリカ 338
糖尿病患者に糖質制限を推奨 338
エネルギー源としてケトン体も認める 341
糖質制限が中性脂肪を低下させると発表――アメリカ心臓病学会 345
(2)カナダ 346
低炭水化物食に舵を切ったカナダ 346
低炭水化物食を健康的な食事パターンと認定 348
(3)遅れる日本 351
いまだに糖質制限は推奨されていない 351
カロリー制限と運動によっても改善せずに悪化 354
いまだに「脳はブドウ糖しか使えない」という厚生労働省 356
変化した食品業界 359
ケトン体の重要性と可能性―――ケトン体がつねに生成されているのが初期設定 361
期待されるケトン体の治療への応用 364
(4)対症療法から、根本治療へ 368
食事は治療である 368
人間の病気の根本原因 370
感染に対して脆弱になった本当の理由 371
初期設定に戻そう 375
おわりに 377