私はスキーというスポーツがとても好きである。駄洒落ではないですが。しかし日本のスキーというのは、世界と比べるとヘンなのです。とてつもなくヘンなのです。
スキーと聞くと、普通の方はまずゲレンデを思い浮かべ、原田選手や船木選手のスキージャンプを思い浮かべ、里谷選手や上村選手のモーグルスキーを思い浮かべたりするでしょうか。
そして時間とお金に余裕のあるオヂサマ方が白銀の貴公子よろしく、ゲレンデをギャンギャン滑っているとか、いいや俺は若いからスノーボードだとか、そんなふうに思い浮かべたりするでしょうか。
実際に自分で滑るスキーとしても、観戦するスキーとしても、私は興味があります。何故かというと、進化の度合いが激しいスポーツであることと、人間の思い通りにいかない自然との闘いを観戦できるからです。
スキーなんて難しいよ、と思っている方も多いと思います。スノーボードの方が修得は早いですしね。私もスケボーをやっていますので横乗り系の方が得意です。しかしスピードの制御となると、スキーの方が簡単ですね。ビビったらハの字、これだけでスピード落ちますから。それに、奥の深さで言うとスキーの方が奥が深いと考える人の方が多いようで、技術的にはかなりのレベルまで行っても上には上がいるらしいです。生涯スポーツとして学んでいけるということでしょうかね。
ところが、日本のスキーはヘンなのです。何がヘンなのかと言うと、「基礎」なんてものが競技になっていたんです。基礎スキー、それはスピードを争うのでもなくタイムを争うのでもない、滑っている時の美しさを競う競技です。こんなスキーがあるのは、世界でも日本ぐらいなものです。
基礎テニスというものがあったら、と考えてみましょう。テニスでどれだけ強いかは関係ありません。どれだけ美しくラケットを振り、どれだけ正確にボールを返せるか、ということが採点され、優勝した人は「基礎テニスのキング」とか呼ばれたりします。なんじゃそりゃ。
じゃあ基礎スキーってのはどうなのかというと、どれだけ美しく滑るか、どれだけ創造的な滑りをすることができるか、そういったことが審査員によって採点されて順位が決まるのです。新体操と似ているのでしょうね。この文章は、かなり基礎スキーにたいして偏見を持ったものと考えて下さい。でも、基礎スキーに最初に触れる人はみんなこんな感じで思ったりするのでしょう。
基礎スキーの競技者はじゃあ、そんなにすごいのか? 空手の型みたいなものだろ、とか思っていると、驚くことになります。最近、基礎スキーという言葉を「スキー技術」と言い換えるようになってから、どうも様子が違います。かなりアクロバティックな状況、普通の人なら暴走して止まらなくなって木に激突して死亡してしまうぐらいのスピードが出るような斜面で、難なく滑っているじゃあありませんか。滑落死するだろ、とか思うようなところでも普通の斜面とかわりなく(あくまでそう見える)滑っているじゃあありませんか・・・ スゲーなおい、と思うわけです。
スタントマン、と言った方が良いかもしれません。限界までスピードを出して制御する技術、それはアルペンスキーの技術と同じです。コブだらけの斜面をリズムよく降りてくるところなどはモーグル選手のようです。どうやら、考えを改めないといけません。基礎スキー(スキー技術競技)をやっている人たちは、スキー板2本履けば、どんな状態の雪の場所でも滑れる技術を持っているのです。4WDですかあなたたち・・・ 私には一生かかっても会得できませんよ。
それがどれくらい難しいか、スキーをやってみると良く分かります。彼らはうまいので、見ているだけだとできそうな気がしてきますがやってみると絶対ムリです。絶対私がやったら本当に死にますw こんなに難しいからこそ、だからこそスキーは面白いです。スケボーよりも上達の充実感がありますね。
スキーと聞くと、普通の方はまずゲレンデを思い浮かべ、原田選手や船木選手のスキージャンプを思い浮かべ、里谷選手や上村選手のモーグルスキーを思い浮かべたりするでしょうか。
そして時間とお金に余裕のあるオヂサマ方が白銀の貴公子よろしく、ゲレンデをギャンギャン滑っているとか、いいや俺は若いからスノーボードだとか、そんなふうに思い浮かべたりするでしょうか。
実際に自分で滑るスキーとしても、観戦するスキーとしても、私は興味があります。何故かというと、進化の度合いが激しいスポーツであることと、人間の思い通りにいかない自然との闘いを観戦できるからです。
スキーなんて難しいよ、と思っている方も多いと思います。スノーボードの方が修得は早いですしね。私もスケボーをやっていますので横乗り系の方が得意です。しかしスピードの制御となると、スキーの方が簡単ですね。ビビったらハの字、これだけでスピード落ちますから。それに、奥の深さで言うとスキーの方が奥が深いと考える人の方が多いようで、技術的にはかなりのレベルまで行っても上には上がいるらしいです。生涯スポーツとして学んでいけるということでしょうかね。
ところが、日本のスキーはヘンなのです。何がヘンなのかと言うと、「基礎」なんてものが競技になっていたんです。基礎スキー、それはスピードを争うのでもなくタイムを争うのでもない、滑っている時の美しさを競う競技です。こんなスキーがあるのは、世界でも日本ぐらいなものです。
基礎テニスというものがあったら、と考えてみましょう。テニスでどれだけ強いかは関係ありません。どれだけ美しくラケットを振り、どれだけ正確にボールを返せるか、ということが採点され、優勝した人は「基礎テニスのキング」とか呼ばれたりします。なんじゃそりゃ。
じゃあ基礎スキーってのはどうなのかというと、どれだけ美しく滑るか、どれだけ創造的な滑りをすることができるか、そういったことが審査員によって採点されて順位が決まるのです。新体操と似ているのでしょうね。この文章は、かなり基礎スキーにたいして偏見を持ったものと考えて下さい。でも、基礎スキーに最初に触れる人はみんなこんな感じで思ったりするのでしょう。
基礎スキーの競技者はじゃあ、そんなにすごいのか? 空手の型みたいなものだろ、とか思っていると、驚くことになります。最近、基礎スキーという言葉を「スキー技術」と言い換えるようになってから、どうも様子が違います。かなりアクロバティックな状況、普通の人なら暴走して止まらなくなって木に激突して死亡してしまうぐらいのスピードが出るような斜面で、難なく滑っているじゃあありませんか。滑落死するだろ、とか思うようなところでも普通の斜面とかわりなく(あくまでそう見える)滑っているじゃあありませんか・・・ スゲーなおい、と思うわけです。
スタントマン、と言った方が良いかもしれません。限界までスピードを出して制御する技術、それはアルペンスキーの技術と同じです。コブだらけの斜面をリズムよく降りてくるところなどはモーグル選手のようです。どうやら、考えを改めないといけません。基礎スキー(スキー技術競技)をやっている人たちは、スキー板2本履けば、どんな状態の雪の場所でも滑れる技術を持っているのです。4WDですかあなたたち・・・ 私には一生かかっても会得できませんよ。
それがどれくらい難しいか、スキーをやってみると良く分かります。彼らはうまいので、見ているだけだとできそうな気がしてきますがやってみると絶対ムリです。絶対私がやったら本当に死にますw こんなに難しいからこそ、だからこそスキーは面白いです。スケボーよりも上達の充実感がありますね。