却下ですね@goo

旧名「バグですよ!@goo」、これは、日々クライアントの「却下ですね」と戦うデザイナーのブログである。

ブログサービスの収益源の謎

2004-03-27 01:52:01 | ブログ
ブログって、こんなに大勢の人が無料で行っているのに、黒字になるのか? 疑問です。いったいどうやって収益を得るのか、それは日本ではまだ模索中のようです。とりあえずは、企業体力の一部を使ってユーザーをとにかく囲い込むことに必死になっているようです。

ということはユーザー数が減少するような事象が起きますと、そこのブログサイトはそれを阻止しようとするはずです。先の「はてな自動ping事件」でも、gooにとってはユーザー数の減少をもたらしかねない出来事でしたから、運営側からも相当苦情が行ったことでしょう。

そういったことから考えると、各ブログサイトでは、自サイトユーザーのみの新着情報を個別に分けて来るであろうことはある程度予測が付きます。また、理由は後述しますが、カテゴリごとの新着情報を分けることにも相当執着してくるはずです。

では、どうやって収益を得るのか、日本のブログサイト達のビジネスモデルを予想してみましょう。

まず、ブログというのは自分が書いたら新着に載っているかどうか見たりしてしまうものです。また、自分の書いた内容がトラックバックされているか、コメントが来たかどうかが気になります。さらに、似たような内容のブログがないかどうか、同じカテゴリのブログ新着記事からタイトルを探して次の記事を書くさいのトラックバック先を選んだり参考にしたりします。

こうして、ユーザーはそのカテゴリにどっぷりつかることになります。カテゴリごとにコミュニケーションが生まれ、カテゴリごとの上位ランク者達はそれぞれ密にコメントやトラックバックを打ち合うことでしょう。

それだけ、そのカテゴリのトップページを通過する回数は増えます。もはやgoogleやYahooなどのポータルサイトよりも増えます。そしてそこには、ページビューと広告の法則が入り込んできます。ページビューが多いカテゴリに広告を打つ企業が次々と出てくることでしょう。そしてページビューの多さにつながるのは、なによりもユーザー数の獲得が先決です。

いずれ、WEB検索による広告事業とともに、ブログによる広告事業が相当大きな市場に発展すると思われます。なにより、自分の好きなカテゴリですから、それに関連した広告が打たれるということは、果てしなく広告効果の高い検索広告と似たようなレベルです。

こうして、いずれブログは、ページのあちこちに質素なテキスト広告が打たれたり、Flash広告が打たれたりして、まるで検索エンジンのトップページのようなカタチになっていくのではないかと思っています。ブログ広告、恐るべし。

TB:Vitamin-X 2003年は韓国でも「ブログ元年」だった

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