却下ですね@goo

旧名「バグですよ!@goo」、これは、日々クライアントの「却下ですね」と戦うデザイナーのブログである。

去っていくブロガー達 - 明日は我が身(追記あり)

2004-05-06 16:08:00 | ブログ
臭いものには蓋をするのが正しいのか? それとも臭いもの自体が見えないようであれば良いのか。次々と去っていく摩擦の当事者達。攻撃した者は誰だか分からず去らないまま。それが正しいのか? あるべき姿なのか? なぜgooは無視なのか? 利用者が利用者を断罪して良いのか?



----本当に、エロスは去るべきなのか? それは、私のような一利用者に答えの出せるものではありませんが、少なくともgooは許容(?)し、一部利用者は拒絶しました。そして当事者は去ることになりました。私にはどれも納得のいかない結末であると思います。gooは隔離政策をとるならとる、許容するならはっきり許容する、それを行わない(行えない)のは運営体制と技術の未熟な点であると指摘せざるをえません。

gooブログに愛想を尽かす日は意外と近いかもしれません。



追記:
私は先の記事を書いたとき、ある予想をしていました。それは、エロス系の方々が「自分の表現は曲げない」とされ、ここで続けることを選ぶ道です。その予想とは正反対の方向へ事が進んでしまい、複雑な思いですが、これでよかったのでしょうか。私は、断罪したつもりはありません。しかし、当のエロス系の方々から断罪したと判断されるのであれば、それは甘受します。

ブログのコミュニティが成長するにつれて摩擦が起きやすくなっているようですが、私はこれを正常な進化と思っています。自分の意見をはっきり言う、イエスマンにならない、物怖じしないで書き連ねるということができるのも、このブログなら勇気を持ってできる気がします。

もし3年前ならこのブログはえらいことになっていたでしょう。言葉を悪くすれば「楽しんで読んでいたエロ屋を追い出しやがったこのバカチンが」という解釈をされ、蔑まれ、荒らされていたかもしれません。これからえらいことになるのかもしれませんが。

思ったことをはっきり言うことについて、少し考えさせられる事柄でした。しかし、私は今までWEB上でこれほどはっきりと自分の意見を言うことはあまりありませんでした。いとも簡単に喧嘩になりそうだったからです。しかし、色々とブログを見ていて、正反対の意見をトラックバックしているのを目の当たりにして目から鱗が落ちました。トラックバックには、このような利用法があったのか、と。

そしてこのように色々考えることで、日常での思考も鋭くなっていくのが分かります。自分の意見をもった社会人として責任のある生活をする。分かっているけれども周りに流されがちだったり、自分を押し殺したり・・・ そういうことが当たり前になっていた自分を変化させてくれるパワーを秘めていることに気づいたのです。これが、私がブログに初めて触れたときに感じた何かのひとつだったようです。まだまだ、ブログには何かがありそうです。


ここで、問います。私の行動はこれで良かったとあなたは思いますか? 反対意見も聞きたいです。てっきり、反対意見多数になると思っていたもので拍子抜けしているところです。

どの範囲までが未成年者への悪影響なのか

2004-05-06 01:06:28 | ブログ
「エロブログ」とか「18禁」などと呼ばれる、いわゆるアダルト向けなコンテンツを含むブログがあります。私は「エロス系」と呼んでいますが、こういったブログを目の敵にしているような人もいるようです。先に言っておきます。これはgoo BLOGへの批判です。



LOVE JUNCTIONさんのところの「誰のことか」を見て、まず表現としてのエロスを自覚している方の記事であると思いました。次に、その記事の対象者である「荒らし的な書き込みをした人」が持っているエロス系すべてを表現とみなさず、全て汚らわしいものとする「偏見」に近いものを感じました。そこから、そういった摩擦を引き起こしているgoo BLOGの在り方について不満を感じたのです。

まず私の立場を表明しておきますと、私は「表現としてのエロス」も、「欲求不満のはけ口としてのエロス」も、どちらも肯定しています。なぜなら、成人にとってはそういったコンテンツは楽しめるものだからです(私はあまり見ませんが)。ただし、18歳未満の方、特に小学生以下の年齢の方がそういったコンテンツに触れることについては、大変良くないことだと思っています。

エロス系のブログがgoo BLOGで上位に来るのは、至極当然だと思います。そういったものは見たいですし、特にブログともなると書いている人の心情がリアルタイムに伝わってきたりして、とても面白いものです。男女間の微妙な心情の変化やその表現は、太古の昔から芸術として描かれてきた題材でもあります。もちろん、書いていらっしゃる本人は芸術とは思っていないかもしれませんが、エロスの表現には、芸術的な部分がよく見られます。もちろん、出歯亀的・野次馬的な目で見ても楽しめるものです。これは、私がデザインに携わる人間だからこその考え方かもしれません。

分別のある成人ならそういった見方はできるかもしれませんが、子供には影響が大きすぎると思うんです。goo BLOGにはカテゴリ分けがありませんから、小学生のお子さんがランキングトップを見ようとしてエロス系に到達するのもおそらくよくあることなのだと思います。彼らは、そういったブログを見て、一体どう思うのでしょうか。禁断のゾーンであることはすぐに分かるでしょう。親にばれないように、続けて読むようになるかもしれません。

子供の頃に触れる禁断のゾーンは、その人の性への触れ方に大きく影響すると思います。私もそうでしたから。空き地に捨ててあったエロ本を悪友と廻し読みするとか、そういった禁断のゾーンへ少しずつ触れて子供は成長するものです。しかし、BLOGは赤裸々すぎませんかgooさん。この範囲はgooさんが考える「未成年者への影響」が微々たるものと思っている範囲ということなのでしょうか。それとも、私が単に過敏すぎるのでしょうか。

goo BLOGは機能が覚えやすいから簡単に書けるのが良いところだと思っていますが、カテゴリが無いことでこの様な問題、特に心ない人のエロス系へのコソコソとした批判(というか荒らし?)も起きるのではないですか? これは、私からの、私自身への問題提起でもあります。

ただ、私は「匿名での中傷をやめよう」という意見は、賛同できかねます。匿名でないと言えないこともあるからです。「荒らしをやめよう」というのは賛同できます。これは私も本当にそう思います。でもなくならないから荒らしなんですけどね。荒らしにならないように匿名で書き込むのならば、それはそれで一つの表現方法として肯定しています。ただし、信頼性や説得性には欠けますけどね。

このままで良いのですかgooさん。あとで何か問題が起きても知りませんよ。起きない方の確率が高いかもしれませんが。むしろこの記事自体が問題かもしれませんが(汗



追記:純粋なエロチシズムの描写については、私はこのgoo BLOGのような、カテゴリ分けの無いオープンなブログでは避けるべきと思っています。私はそのような記事を見るとびっくりしてしまいますね。結局、読まないです。心理的描写の記事は読みますが。