The Man

理系男のダンディズム -ロジカルにロジカルに。 考え抜いたとき、それはその人の感性となる-

男って... ほんと、馬鹿!^^;

2006-02-19 22:00:00 | 理系男
いやぁ、こんな些細?なことに、大はしゃぎ出来る理系男って。ほんと、馬鹿!^^ゞ(数少ない?本blogの女性読者の皆様、ドン引きしてねw)

いきなりですが。

↓びふぉー


↓あふたー




さぁ。
違いは、ドコ?(・∀・)



この2つの写真を見せられて、何人の人が違いに気が付くというのでしょう?
女性はおろか、男性だって。
車好きでもなければ(いや、車好きだって!)、その違いに気が付く人は少ないはず。
#なので、矢印を入れたのですが^^;


この違いを実現するために、GALANT's Cafeは、構想半年、部品調達3ヶ月、組み立て2日wを費やしたのですYO!
#すでに、アホでしょう?^^;
#あぁっ!そこの読者の方! ドン引きするには、まだ早い!w


何がしたかったのって?


実は、上の2枚の写真の矢印は、エアフロセンサと呼ばれるエンジンが吸い込む空気量を計測するセンサなのです。
エンジンを効率よく作動させるために、重要なセンサの一つ。

で、ね。

“びふぉー”に出てくるエアフロセンサは、1970年代初期に基本構造が完成された古いタイプ(ちなみにこの車は、1995年製(古!))。

“あふたー”に出てくるエアフロセンサは、1990年代後半から現在まで主流のタイプ。

どちらも吸気量を計測していることに違いはないのですが。
#本当は、大違いなのですが^^;
#空気の量を測ると言っても、体積を測るのか、圧力を測るのか、質量を測るのか、
#さまざまな計測法があり、センサの構造がまったく違うのです。

“びふぉー”に出てくるエアフロセンサは、吸気の際に発生する抵抗が大きいのです。
つまりは...エンジンに負の大きな影響を与えると。
#簡単に言うと、エンジンパワーとレスポンスに。

GALANT's Cafeがこの車を入手して、最初からずっと思ってきたこと(早5年^^;)。
このエアフロセンサを、最新のモノに置き換えられないか?


実は、この2つのセンサは、計測法がまったく異なり、互換性ゼロ(単純な置き換えは、出来ない)なのです。


なので。
ずっと...
静かに...



そこに。


助っ人、キタ━━━━(・∀・)━━━━ッ!!


その違いを吸収してくれる、影の立役者が!
#昨年末に「それはなぁに?」と興味深々?だったNさん。
#これは、このために準備してあったのYO!^^;


ということで。
助っ人を導入して、新しいエアフロセンサも手に入れて(これだって、流用できるものを調べて、探し倒したさ^^;)。
これで一件落着...とは、そうは問屋が卸さない!

物理的なサイズがまったく異なる(空気の通路も、電気コネクタも、配線も)ものだから、簡単に取替えできない。

そこで、いろいろ考えて...
どうせやるからには、効果最大、低コスト、その辺りで販売されている代物で。

↓えい!



あぁ、いろんなものを寄せ集めたさ!
DIY店と100円ショップには、何度も足を運んださw

エアフィルタは、自動車部品リサイクルショップにて、格安で売っていた未使用品(適応車種が分からないからなんだって)。
で。
このエアフィルタと手に入れたエアフロセンサは、太さがまったく合わない。
どれぐらい合わないかって?

↓これぐらい


上の写真は、エアフィルタ側からエアフロセンサを見たところ。
こんなに太さが異なるのは、理由があって。
少しでも大量の空気を吸い易くしたかったの(漏斗と一緒!)。

で、このパイプは。
太さの異なる塩ビパイプ2つと、そのサイズの違いを吸収する塩ビパイプを繋ぎ合わせたもの。
#塩ビパイプって、何って?
#お家の下水管(もしくは雨どい)があるでしょう?
#あれ、よ、アレ!

2006.02.20 00:15追記
ハルちのパパちさまより、「塩ビ管の耐熱温度はそれほど高くないため、エンジンルーム内での使用は危うい」とのご指摘を頂きました。
塩ビ管の耐熱温度のこと、まったく頭に入っておらず(ダメー)。
化学薬品(オイル等)に対する耐久性については、考慮していたのですが。
やはり、耐久性についての検討は、経験がモノをいいますね。
様子を見つつ、代替品を探したいと思います。
ご指摘、ありがとうございました。
---追記終わり---

このぴったりサイズを探すのには、お得意のインターネットを駆使したさw
#すぐに見つかったのよね。
#便利だねぇ...インターネット^^

水周りの資材は、部品も豊富で。
パイプを固定する金具もDIY店で、みっけ^^
適当な金属ステーやら、塩ビパイプとエアフロセンサを結ぶ金属バンドは、100円ショップで調達。
#100円ショップも、なんでもあるよねぇ...
#いろんなものが応用・流用できそうで、目移りして困ったさ^^

このステー。
何気なくついているのだけど、実はさまざまなことを考慮してあって。
エンジンって、走行中に揺れるのね。予想を超えて。
だから、エンジンに関係する部品はしっかり固定しなければいけないのだけど、闇雲に固定すると、部品が引きちぎられたり、ボディが引きちぎられたりするのだ(@@)
なので、エンジンが揺れる方向に向かって、ステーが少しスイングするようにしてあるの。

お次は、配線周り。
この車は日本製の車じゃないから、端子の形状も違っていて(こういう時に泣かされる)。
その辺の店には、売ってない(泣)

で...

DIY店で、建物電気工事用の部品を入手して。
ちょちょいと加工して、さらには安全にも配慮して、全部繋いださ。

そして、最後に。

エンジンは、熱い空気を吸わない方が、調子いい。無論、パワーも出る。
#熱い空気を吸うと、最悪の場合、エンジンがブロー(破壊)することがある。

だから。
熱い空気を吸わないように。
天ぷらガードで遮熱板を作ったさ(・∀・)
#本当は、アルミ板とかで作るのだけど。
#アルミ板を切るのは大変だし、綺麗に曲げるのはもっと大変だし。
#天ぷらガードなら、軽いし、簡単に切れるし、綺麗に曲げられるし。おまけに、安くて入手も簡単だしね^^
#これが効果絶大で。
#仕切りの両側にある隙間に手を突っ込んだだけで、その温度差は明確に分かる。


と、いうわけで、完成したよ。


...大丈夫?^^;


こんな寄せ集めで、ええんかい!
いや、マトモな人間なら、誰しも、そう、思うわな!>じぶん^^;

でも、ね。
原理原則には忠実に従ったのさ。
見た目はぉぃぉぃでも、さ。
だから、問題ないはずさ(・∀・)
#あっ! この瞬間が、理系男だね!


ここまで来たら。
いっけぇ~!


きゅるる...ぼ、ぼーん!
ふぉん、ふぉん、ふぉ~ん!


エンジンキタ━━━━(・∀・)━━━━ッ!!
#↑喜びのあまり、意味不明^^;

うぉー、あまりにも順調すぎるー
いいのか?いいのか?本当に、いいのかー?!

停車状態で吹かした限り、問題ないみたい^^;


と、いうわけで。
その辺へ試走。


パワーキタ━━━━(・∀・)━━━━ッ!!
#↑喜びのあまり、ますます意味不明^^;;;

もう、ね。
予測していたことが、当たりまくり。
やっぱり、あの旧式なエアフロセンサが、相当足を引っ張ってた。
全回転域、どこからでもパワーがある、レスポンスがいい。
おまけに、空気吸う際の音がイイ(←ほんと、馬鹿(- -;)

おまけに。
置き換えによって発生しうるであろう数々の問題への対処。
さまざまな工夫が当たって?、今のところは、問題なしです。

いやー
予想していた原因とその解消法が、どんぴしゃりで当たると、
嬉しいねー
^^



ね。
こんな些細なことなのに。

こんなにはしゃぐ、男って、 理系男って、 GALANT's Cafeって。
ほんと、馬鹿でしょ^^;


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16 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
流石ですね、と言いたいけれど・・・ (ハルちのパパち)
2006-02-19 22:58:33
ものすごく工夫されましたなぁ~。これは馬鹿を超えてアホの領域に入っていますね。

ここまでやりゃ、BMWのエンジニアも仰天?(しないか・・・)

ただ、塩ビのパイプは感心しません。短時間ならまだしも、遮熱板があっても、長時間の渋滞や夏のエンジンルームは容易に塩ビが溶ける温度まで上昇します。BMWなら、多少エンコパ内に余裕はあるでしょうが、金属製に変えたほうがいいと思うんですけどねぇ・・・。最近は軽自動車でもエンジン部品の樹脂化が進んでいるとはいえ、温度には非常に気を使います。これでパイプに穴が開いて異物吸い込んでブローしたら(その前に、異物はエアフロで止まるかな~?)エンジン交換モノですよ、きっと。でもBMならきっとすぐに交換エンジンなんて見つかりますよね。
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がーん(- -;;; (GALANT's Cafe)
2006-02-19 23:58:50
●ハルちのパパちさま

ぅぉっ!痛いとこを突かれた!

塩ビの耐熱温度...そこまで考えていませんでした^^;

#耐腐食性については、考えていたのですが。



早速調べてみたら...耐熱温度は80度程度。

おっしゃるとおり、真夏の渋滞路の走行では危うい温度ですね。



おそらく、割れる前に、パイプが曲がるとか、溶けてえらいことになる(おもいっきり関西弁やな^^;)可能性が高いですね。



様子を見つつ(サンデートライバなので)、代替品を検討します(金属で、容易に作れないかなー シリコンホースで、良いものないかなー?)。
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一読した感想 (buumi)
2006-02-21 10:03:40
ぶひっ
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Unknown (ひる行灯)
2006-02-21 17:14:00
 こんにちは。

 こう言うのって母性本能をくすぐるんですよね。

 有名大学出身のかたが身近にある素材で四苦八苦してる姿は、アンチエージングと違って、アホを通り越して(失礼!)永遠の工学少年に見えます。

 
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^^; (GALANT's Cafe)
2006-02-22 00:06:52
●buumiさま

わーらーうーなーw



あと15年ぐらい経てば、ぶうみんのとこの小僧君も、同じようなことしてるかもしんないから(ぇ?)





●ひる行灯さま

騙されちゃ、いけませんぜぇ(・3・)~♪

素直に買い換えれば済むものを、アホしているだけなのですから^^ゞ
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一瞥した感想 (あぶ)
2006-02-25 20:17:19
全部スクロールで飛ばした。

最後の一行にだけうなずいた。

ぶひっ
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ふふふ (ばくまこと)
2006-02-25 21:19:00
PPスルーを旧型マンションの排水口に流して、(溶解熱で)溢水したという話を思い出しました。

塩ビパイプは熱に弱いですぅ。 破れると怖いですぅ。

☆祝☆ 換装成功♪



でもすぐに慣れちゃうと思ふ。(魔っ)
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もぉ^^; (GALANT's Cafe)
2006-02-26 17:06:07
●あぶさま

わーらーうーなーw



でも、やっぱ、お馬鹿だよねぇ^^ゞ





●ばくまことさま

PPスルーって、なんじゃらほい?って、調べてしまいました^^ゞ

http://www.wakyo.co.jp/products/product1-1.html



水酸化ナトリウムが主成分なのかなぁ?

化学反応って、予想しないほどの発熱を起こす場合がありますよね。



様子を見ていますが、今のところ、まったく問題なしです。

真夏の渋滞路で、どうなるかだな(実験実験~♪)

#他人には、“絶対”勧めません!



慣れたら?

そのとき、また、考える^^
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ひぇえ~っ (ばくまこ)
2006-02-26 23:50:45
それは,それは...あぶないのがお好きかしら?(笑)

スリルを楽しむ実験チャレンジスピリッツに敬意を表し、かつ,吸気による冷却効果を見込めていることを念頭にしつつ、ヒトコト言わせてくださいね。



自動車火災保険は、自己改造車で支払われるのか確認しときましょうね。(発想が暗いかしら・・・)
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いやいや... (GALANT's Cafe)
2006-02-27 00:48:30
●ばくまこさま



実は、それほど心配していません。

それなりの遮熱と冷却への配慮を施してあるのです。

#この車のエンジンルームの、風の抜け方を考慮して。



さらに再度の検討と、流用実績のある方へお尋ねもし、大きな問題は発生しないだろうと判断しています。



この流用は、想定外の流用。

なので、これが市販製品だと大問題ですが。

これは、GALANT's Cafe専用のスペシャル品。

GALANT's Cafeの乗り方に合わせて、作ってあるのです(これでも、競技系ドライバーの端くれ。通常の方が想像もしないようなストレスが、車には掛かります。その分、自らの手で細部にわたってメンテナンスも施しているのです)。



万が一、ここが壊れたとしても。

火災になる可能性は低く、古い燃料ホースが破裂する方がはるかに危ないでしょう(安全を考慮して、早く引き直さねば!)。



いくら創意工夫といえど、それなりの安全への配慮はしてあるのです。
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