★日本在住の「オフサイド・ガールズ」より
さて、本日、大阪歴史博物館で行われた「オフサイド・ガールズ」の試写会を見てまいりました。大阪歴史博物館、ナイス企画!
テーマだけ見ると、は「サッカー場に何故女性が入れないの?」という社会的映画のイメージがありますが、実際見てみると、実はそこに重きを置いているわけではなく(もちろんそれに関する問題提起はあるのですが)、サッカーをきっかけにたまたま集まった老若男女のその日の出来事なのです。
出ている皆が素人の方を使っているというのもあってか、何もかもにうそ臭さが無いというか、すごく皆が人間臭いんです。見てもらったらわかるのですが、とにかく愛すべき小憎たらしさや、愛すべき間抜けさ、男性より勇敢な女性、でもやっぱり女の子だったり。そんなみんなと一喜一憂したり。
ただ、会話の端々にイラン国内での格差などもさり気無くうかがい知ることが出来て、これはまたこれですごく興味深いと思いました。
そして、私の場合は日本の片隅でまともにサッカーの映像さえも見ることがままならない状況なので、サッカーを見たい女の子たちにはかなり感情移入。「日本人の女の子は見られたじゃない!」って、ゴメンネ。私はあなたたちと見たいよ本当は。最後のシーンは、結果は知っていてもすごく息を呑む展開。そして涙。
もちろん、イスラム社会のまだまだ不思議な部分や問題も投げかけてはいますが、まずはそういった小難しいことは抜きにして、とにかく気軽に皆さんに見て欲しい映画だなーと思いましたです。
★そして、ここのブログ、サイト的感想、そして楽しみ方
●この映画には選手事体は出てこないのですが、名前はちょいちょい出てくるのでどう彼らが思われているのかわかるので面白い。ザンディやらカービィやらアジジやら。ダエイ様の悪口出るかと思ってたけどそれは無かったな。
ところで、パナフィ監督はどこのチームのサポーターなのかしら。
●試合前のスタメン紹介をしているのが聞こえるのですが、そこで選手の名前を聞き分けるのも楽しい!
●キャリミ、人差し指で目、えぐられてるよ!
●アザディの落書きだらけのトイレにも注目。ペルスポリスと書かれていたり、大きく「ALI DAEI」と書いてあったり、何故か「METALLICA」というものまで!イラン人好きそうだよなぁ、メタリカ。
●兵士の一人が何処となくミルザプールに似ているのが個人的にはツボでした。ミザプはどことなくいまだに垢抜けない感じだもんな。
●アザディで試合が行われると観客席のサポーターの写真が出ることが多いのですが、その彼らが生き生き動き回っていて、そのアザディの喧騒が目と音で伝わるのにはドキドキ!
●映画を見る前に、一度バーレーン戦当時のスタメンを頭に入れて見に行くと、面白いかもしれません。
いやー。でも本当に、日本で見られることが出来て嬉しいです。初めてこの映画の存在を知った時、まさか日本で上映されるだなんて思いもせず。ほんと、有難うエスパース・サロウ様!メルシー!
オフサイド・ガールズ公式ページ
東京・シャンテ シネで9月1日より、名古屋・名演小劇場で9月8日よりロードショウ決定したそうです。
本当にいい映画でした。なかなかにイランらしく、イランじゃないと出来ない映画だな、と、思いました!
面白い映画でしたね。サッカー好きな人には、是非みてもらいたい作品です。
是非そちらへ行かれる前に見てみてください!アザディとイスファハンだとまた客層や雰囲気は違うと思いますが、予行演習に是非!
女性の観戦も出来る方向に進んでいるというのはよかったですね。向こうとしてもドキドキでしょうね。でもお気をつけくださいね!
yoさん
先日はお世話になりました!お会いできてお話までできて嬉しかったです。「オフサイド・ガールズ」、どんどん盛り上がって行くといいですね!微力ながらお手伝いさせてください。こういう映画が大好きなのです。
ニルちゃん
ニルちゃんはもう見たんだっけ?
ほんと、日本にいるイランの女性にも是非見て欲しい映画です。国内じゃ公開されてないみたいだし。ほんと、いい映画でした。イラン映画やっぱり好きだなー。
群馬でもやってくんないかなー。
川サポさん、今期好調ですね!ACLも応援しています。映画もぜひ観て下さい。イラン・サポの「予習」ということで。
昨日、川サポの仲間内でもこの映画が話題にあがってましたよ。
女性のサポにとっては、まさにリアルな話ですからねぇ。
今のところの情報では、イラン女性同様の頭から体まですっぽり隠した格好でなら競技場に入れる方向で進んでいるようです。
みんなで応援できれば良いんですけどね。
イラン行く前に映画も見て行こうかな。