いろいろと考えてみました

★考察

さて、昨夜（今朝か）の試合後、なんとなくひとり反省会をしていました。以下は私個人の分析なのであしからず。

★ダエイ

ダエイは正直選手の数としてカウントは出来ません。終始消えていたしここぞというときにちょろっと出てくるくらいで。メキシコ戦は最後まで10名で戦っていました、ダエイが無能な選手とは言いませんが、フルで使う必要性は全くないです。ダエイは批判にさらされているときに結構活躍する傾向もあるんですが、こういうときはさっさと変えてもらいたい。ベンチにいても精神的支柱にはなりえるのです。

では何故ダエイは交代しないか。これは政治力だとかなんとか言われていたり、国民が納得しないからだと言われていますが、私の感じる限りではそんなことないです。そもそもイラン国民のほとんどはダエイを英雄とは認めるにしろ、動ける選手とは思っていません。では使われ続けるのか？大統領のお気に入りだから？それも違うような気がします。結局、彼はブランコのお気に入りなんだと思います。

★ブランコの選手起用に関して

ブランコは、選手起用に関してはちょっと理解が出来ないときがあります。まず、彼は好不調関係なく同じ選手、とくに欧州組を使いたがる傾向があります。同じ選手を使い続けることによりチームワークが高まり、最終的にい結果を得られることもありますが、そうでないときにグズグズすると最悪です。しかもベンチ組のモチベーションも低下するだけで、あまり良いとは思いません。たとえ、親善試合でいいところを見せたサブの選手でも、使わないとなったらよっぽどのことがない限り使いません。彼は外国人ですから言葉も出来ないので人心掌握術に長けているとは思えませんし、これで腐っていく才能があるのではないかと心配です。また、試合中の交代に関しても謎が多いです。メキシコ戦でもそれが如実に出ました。今までの試合中に何度「なんでここで●●使わない？」「え？●●下げるの？」と思ったことか。

★謎の追加召集と「お気に入り選手」

今回、その際たるものは負傷したザレの変わりのナビドキア召集です。ナビドキアはブランコの所謂「お気に入り選手」です。まず左SBのザレに変えて何故ディフェンスが弱いにもかかわらず中盤の選手を呼ぶのか？ザンディの代わりならああ、それもありかな、とは思いますが。そしてなにより、ナビドキアは手術明けなのです。
ナビドキアは確かによい選手です。しかし2003年のアテネオリンピック予選、クラブ（当時彼の所属クラブのセパハンはACLに参戦）、そしてA代表で使われすぎた結果故障をしてしまい、その後一年を棒にふり、ドイツで手術してボーフムに移籍しましたが試合に出ることもなく帰国。セパハンに戻ってようやく過去の姿を取り戻しつつあったのですがまた怪我、再度手術。ここはW杯諦めてゆっくり養生した方がいいのでしょうが何故か追加召集。しかもザレの代わりとなっては何を考えてるんだ・・・と呆れるしかありません。
元気で国内で結果を残しているサブ選手を考えると、「お気に入りシステム」って本当にあるんじゃないかしらとまで疑ってしまいます。

★さてメキシコ戦

で、メキシコ戦。正直勝てるとは思っていなかったのですが前半と後半初めまでの頑張りでもしやこれは？と期待しました。結局負けたのはしょうがないのですが負けの原因がミスや采配というのが非常に悔しいし、相変わらず個人での攻めしか考えてないのも、なんともはや。DFの集中力キレすぎですわ。イランらしいといえばそうなんですけど一番世界に見せて恥ずかしい部分を出してどうする、と。あとキャリミの不調は痛かった。怪我が完全に治りきってないようですし、次に間に合うのでしょうか？ザンディも日曜までに何とかなるの？

★Always look on the bright side of life...

しかし、口笛を吹きながら前を向くことも大事です。W杯グループリーグは残り２試合、ブランコにとってはイランと残りあと２試合。ブランコの「お気に入り」からテイモリアンがブレイクしたことは、イランにとってはいいことです。彼には経験のなさから来るミスも目立ちますが、彼は逆に経験が少ないのが功を奏している気がします。マダンチも彼の調子のいいのがどんぴしゃW杯に来ているのは全くもっていい感じ。個人的にはザンディは不安定だと思っているのでマダンチがポルトガル戦でいいところを見せてくれれば。

とは思いながらも、ブランコは絶対スタメンもそうそう変えては来ないでしょうね。だって本人が「変えない」ってインタビューで言ってるんですから。「W杯前でサブはじゅうぶん試したけど基本的に本戦では使わない」ということだそうで。
いや、同じスタメンでだって、ポルトガル戦は勝ちにいかねばなりません！

★新監督は？

さらに先を見ますと、新監督ですが現時点では元トルコ代表で前パス監督のムスタファ・デニズリ、元トルコ代表監督のセノール・ギュネス、またドイツのマテウス、現ペルスポリス監督のアリ・ハーンなどの名前が挙がってるようです。個人的にはギュネっさんになればサイトの名前がまた生きるのでいいかなーと思うのと、トルコ人のほうが気持ち的に近くて良いんじゃないかななんて勝手に考えております。

さて、あと2試合になるかどうかはポルトガル戦次第！GLで散っても記憶に残るような試合を期待です。


★ゴーゴーイラン！！

というわけで、イランの新聞より代表の似顔絵だ！



パンチあるでしょ？右端のゴレオちゃんが可愛くてこのギャップがたまらんちん。
カービィ小さすぎ！