清泉寮だより

清里高原にある宿泊研修施設「清泉寮」のスタッフによるスタッフブログです。
現地から生の情報をお届けします。

八ヶ岳の大きな空

2010-01-25 00:15:05 | 日記
こんにちは。うっしーです。

ここのところ、八ヶ岳はとーってもよい天気!!です。
気温も高く暖かい日が続いています。
今日も0℃近辺の気温だったのですが、スタッフ間では「あったかいね~」の会話が・・
路面の雪ももうほとんどありません。

雲がひとつもない日は空がとても大きく、見上げれば八ヶ岳がくっきりと!
白い八ヶ岳が夏にはない存在感で、エッジの効いた山肌を見せてくれてとっても素敵です。



ところで、話は変わりますが・・・
清里を訪問されたことのある人はご存知かもしれませんが、牧場通りを登ってきてキープ協会に続く坂道の途中、踏み切りを渡ってすぐに左右に大きな門塔があります。
左側の門塔には「清里農村センター・財団法人キープ協会」と書いてあって、ここからキープ協会の敷地になる事を意識させます。



右側の門塔には何が書いてあるかというと、聖書の詩編の一節が刻まれています。

「われ山に向かいて目をあげん わが助けいずこよりきたるべきぞ」

昭和30年に風呂場から出た火によって全焼してしまった清泉寮を目の前に、絶望しかけたポール・ラッシュに天啓の様にもたらされた言葉だそうです。
この言葉と清里の農民の励ましによって、絶望の淵から今につながるキープ協会の再生が行われました。

自分は山が好きで、暇さえあればよく見上げてますが、この言葉を聞いたとき、八ヶ岳の麓で50年以上前に同じ八ヶ岳をを見上げていたポールさんを少しだけ近くに感じました。
もちろん、当時のポールさんの絶望感は私には計り知れません。
「本当にここで、八ヶ岳の麓にいたんだな~」という程度の親近感です。

もうひとつ親近感ついでに・・
ポールさんが故郷ケンタッキーに募金活動の為に帰り、講演会を開いたりすることがあったそうですが、清里のキープの活動の紹介に加え、なんと山梨の武田信玄のことを熱心に紹介してくれたり、熱く涙ながらに我らが山梨県を紹介してくれていたそうです。
それを聞いて、山梨県の事など何も知らないアメリカの人達が「話、面白かったよ。アリガトウ」と言って、募金してそれぞれうちに帰っていったとの事。

歌ったのかな~。聞いてみたかったな~。ポールさんの武田節。。。


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