不思議活性

『趣味の部屋・詩と私』 メイさんの詩より



 『趣味の部屋・詩と私』 紹介詩:  メイさんの詩より

 『見上げる空に』

屋根の 向こうに
空は 青く
屋根の 向こうに 
木の葉は 揺れて

見上げる 空の美しさに 
深呼吸を して
新しい 出会いに 
心を あずけゆく

新しい わたしに 
願いを こめて

 『春のなか』

小鳥が とんだよ
森の なか

蝶の ように 
ひら ひらと

まーるい 花びら
はーとの 花びら

恋の つぼみに
ふれ ながら

小鳥は とぶよ
ひら ひらと

森の なか
春の なか

     04/21/2010 

 『スケッチ』

鉛筆の 音がしているよ
さらさら さらってね
木漏れ日が 散ってるよ
きらきら きらってね

ここちよくて 眠ってしまう
スケッチブックも 見えなくなって
あなたの 絵のなか 包まれて
さらさらのなか 眠っていく

お先に おやすみなさい
いつものことだね
でも・・ 今日も 眠い
お昼ね するね
お先に おやすみなさい・・

    04/28/2010 

 『ここにいて』

ここにいて ください
お花畑の 似合う人
もうすぐ 白いデージーが
あなたを やさしく彩ります

ここで 待っていてください
麦わら帽子の 似合う人
もうすぐ まぶしい陽ざしの
季節が やってきますから

ここにいて 笑っていてください
明るい笑顔の 似合う人
もうすぐ あたたかい風が
あなたを  包みこんでくれますから

     05/13/2010 

 『ありのままで』

木の上で 
ゆっくりと 眠っていたい
木の葉に ゆられ
ふんわりと

澄みきった 空のもと
ずっと 眠っていられたら
どんなに しあわせだろう

夢のような 世界で
ずっと 夢を 見ていられたら
どんなに ここちいいだろう

ありえないことを
いつまでも 考えていたい
ありのままで いたいから
ずっと 私らしく ありたいから

     06/15/2010 

 『時間はしずかに』

しずくの遊ぶ
雨の日だって
時間は しずかに
流れるの

甘く やさしい
夜の調べ

風を 運んだのは
妖精さん

遠い日の 子守歌
口ずさんで

私の 心は 
裸に なってゆく

生まれたままの
そのままで

私の 時間は
しずかに 
しずかに 流れてく

    07/06/2010 

 『海辺の町』

小さな 海辺の町
しずかな 光りの町

風にゆられ
私は ここにいる

好きな 本と
スケッチブック 片手に
いつも たどり着く

乾いた 
砂の においに
波の 音を
感じながら

いつもと 同じ
変わらない 時間

私は ここにいる
この 海辺の
小さな世界に

   08/06/2010 

 『太陽をあびて』

降るように泣く セミ
高く飛び散る アセ
まぶしい木々の 声
熱い風の リズム

太陽の光りを 浴びた
冷たい清流に のって
木の葉のように 
ゆられたい

水面に うつる
雲のように
ぽっかり 浮かんで

流れたい
きみと 

太陽の 
光り あびて

   09/15/2010 

 『秋カフェ』

きたかな・・
小さい 秋

街は 秋いろ
ワインいろ
風に ゆられて
ささやいた

窓辺の テーブル
セピアいろ
君と いっしょに
ひと休み

森の ブレンド
チョコマフィン
カップと カップで
恋占い

甘い 香りに
とろけたら

心は すっかり
秋もよう

きたかな・・

私の 秋

   10/04/2010 

「いつも、詩の紹介をありがとうございます。
自分の詩も、ところ変わって、読むと、
何か、別の詩のように思えたり、
或いは、照れくさい気持ちになったり、
また、客観的に見れる感覚があるというのが、
すごく、楽しいものですね♪」
                 メイ  11/13/2010

 『星あかり』

明かりを見つけたの
手のひらに光る
小さなかけら
星のかけら

なな色に
揺れる水面に
ふれあって

小船に そっと
のせましょう

あなたの夢まで
届きますように

願いをこめて

大切に・・

    12/05/2010 

 『森がひらけるまで』

さまよって
たどりついた
なんとか
ふたりで
たどりついた

蔦のからまる想い
だきしめて

一緒に
たどりついた

目の前にひろがる
霧は まだ深いけれど

私たちは
ずっと 歩いていたい

何を見ても
何を思っても
かなしくて
切ない

そんな・・
初恋のような気持ち
だきしめて

これからも
歩いていたい

青く澄んだ 
月が見えるまで・・

あなたも
そう思っている

これからも

きっと・・

この 森がひらけるまで

   12/09/2010 

 『秘密』

だれにも言えない
秘密がある
だれにも言えない
すてきなこと
だから
一生 言わない
ぜったい 言わない
だれにも・・・言えない

     01/24/2011 

 『ほんのり』

ちょこっと 歩く
それが しあわせ
ちょこっと お出かけ
それも しあわせ

あなたの 背中
グングン 追っかけ
あなたの 足あと
こっそり キック

たのしいときも
つまんないときも
いつも 一緒
それが しあわせ

あなたがいると
いつも あったか

ふたりでいると
ほんのり 
ほんのり・・しあわせ

    05/21/2012 


 『太陽をもとめて』

歩く
歩く
想いながら

想う
想う
描きながら

君と見た
夢のつづき
さがしてく

描く
描く
歌いながら

歌う
歌う
笑いながら

光りのあふれるところ
君といっしょに
上ってゆく

望みながら
見つめながら

もっと
もっと
もとめてゆく

太陽のまぶしいところ

君といっしょに

ずっと
ずっと
輝きながら

    05/04/2013 

 『青い夜』

心が旅をする
時の舟に揺られて
星のあいだを
ゆらゆら・・・流れるように

あなたがどこにいるのか
探していたい
きっと見つかる
私だけの場所

こぼれるほどの
波の光りにつつまれて
飛んでゆこう・・・

星のまたたく
青い夜
天使がつくった
オルゴール
遠く聞こえた優しい調べ

泣いてはだめ
このまま探すから

待っててね
淋しくないよ

もうすぐ会えるから
すぐに
見つけるから

   08/28/2013 

 『海のゆりかご』

海からそよぐ風
優しくすりぬける
ふわふわ
さらさら・・・

むかし聴いた
子守唄のように
ふわふわ
そよそよ甘いとき

海に抱かれて
眠ったら
気持ちいいだろうな

白い貝殻しきつめて
ベッドをつくろう

ふわふわ
ゆらゆら
夢のなか

ふわふわ
キラキラ
まわる星

波に
つつまれて
君と僕

朝まで
ぐっすり
おやすみなさい

   07/26/2014 

 『夏の海』

海へ行きたい
潮の香り
夏のドライブ
君の車で

空は青空
風はサラサラ
まぶしい太陽
一緒に泳ごう

海へ行きたい
熱い砂浜
冷たいジャンプ
スイスイクロール

海へ行こうよ
夏の海岸
まぶしい太陽
友達にして

 『夕焼け散歩』

落ち葉のパレット
色が重なる
空のキャンパス
なに描く?

いろんな雲が飛んでるよ
お菓子のように
フワフワ・・・
君の好きなものを教えて

11月の風は冷たくて
あったかいものが欲しくなる
紅茶にマフラー
生姜に手袋
たくさんないと不安になる

君の好きな歌を教えて

大好きな街を歩くため
僕も歌うよ
まだまだ頑張る
落ち葉といっしょに

まだまだ流れる
空と雲が
あったか夕日に染まるまで
      
       12/01/2014 

・久しぶりに『趣味の部屋・詩と私』を、振り返ってみました。一人一人、みなそれぞれ個性ありですが共通していたことは、純粋な想いにあふれていたということ。
 こうしてメイさんの詩を読み返していると、メイさんの詩の言葉一つ一つが、白いキャンパスに描かれる水彩絵の具のように見えて来ました。

鉛筆の 音がしているよ さらさら さらってね
木漏れ日が 散ってるよ きらきら きらってね
落ち葉のパレット 色が重なる 空のキャンパス なに描く?

                    趣味の部屋・詩と私




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