不思議活性

一枚の絵画と詩 7 『夕映えの中の羊飼いの女と羊』 ミレー

『一枚の絵画と詩』 

   7

『夕映えの中の羊飼いの女と羊』  1868-70年
    ジャン=フランソワ・ ミレー (1814~1875)


 解説に、ミレーは、風景画を好んだ他の画家よりも、働く農民の生活への関心が強く、農民画を多く制作している。農民の生活に向き合って真摯に観察したところにミレーの独自性がある。
 また、晩年の作品には、印象派的性格を見るなどとあり・・・・、私はミレーの描く光の表現に引き込まれました。

 ミレーの時代は日本では、江戸時代の終わりから明治時代のはじめ頃にあたるでしょうか。
 私はミレーの描いた『落穂拾い』や『馬鈴薯植え』などを見ると、それら人物に、生きるということの敬虔な姿を思います。そして、背景の風景からも、ありきたりという言葉でなく、時に敬虔なおもむきを受け取るのです。

 そして、この一枚の絵画、『夕映えの中の羊飼いの女と羊』にも、私は、言葉にならない光の輝きを見るのです。生きていることの祝福であることを・・・・。


・尚、ジャン=フランソワ・ミレーについてです。
                 
                  一枚の絵画と詩


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コメント一覧

ふー
コメントありがとうございます。eriさんのコメントには、いつも何か教えられます。確かに、目に見える太陽の光と目には見えない言葉にならない光とともに人は生きているのだと思います。
それはときに一篇の詩であったり、一枚の絵画であったり・・・・。
みんな、穏やかな光を感じて過ごせたらいいですね・・・・。
eri
こんばんは。

久しぶりに娘さんたちとの和やかな日をお過ごしになったようで、あちらの方の記事にも、よき光のこだまをいただきました。

光。当たり前のように太陽からいただいていますが、実はとても偉大で大切なもの。私は絵画には無知ですが、それでも光を感じる作品には自然と魅かれてしまいます。まさに、言葉にならない光の輝きを感じるからだと思いました。
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