燃料サーチャージ研究

1月か2月には、ANAのマイルを使って日本に帰ろうと思ってます。
1月13日以降は閑散期なのでANA便を取れば4万マイルでいいんだけど、
シンガポールだと5万5千マイルもかかっちゃうんだよねえ。


でも、シンガポール航空はサービスもいいし、燃料代も安いので、
やっぱりシンガポールを予約する気でいます。
最近の原油価格の下落により、気になるのは燃料サーチャージの変更。
ちょっと調べてみました～。


シンガポール航空は、燃料代について細かい規定を公開してます。
あ、ANAももちろん公開してますよ。


　燃油サーチャージ・航空保険特別料金－シンガポール航空
　燃油特別付加運賃　/　航空保険特別料金について－ANA


シンガポールは毎月料金を改定するんですが、ANAは一度改定したら3ヶ月固定。
ANAは10月1日に燃料代を片道253ドルから312ドルに値上げしたばかりです。
ってことは往復で624ドル！？
か、買えませんから


【シンガポール航空の燃料代変更規定】
日本時間の毎月10日午前10時に、
シンガポールケロシン市況価格を確認し、
直近30営業日連続して下記の基準価格を下回った場合、
翌々月の1日発券分から額の改定を行います。


11月現在の燃料代は片道110ドルでございます。
これは日本時間で9月10日の、シンガポールケロシン市況価格と、
その直前30営業日の同市況価格に基づいているはず。
シンガポールケロシン価格は、ここから確認出来ます。


　Spot Prices for Crude Oil and Petronum Products－E.I.A.


各航空会社からリンクが張られてるページなんですけどね。
一番上にある「Crude Oil」ってのが原油価格です。
今回知りたいのは「シンガポールケロシン」の相場ですので、
ず～っと下のほうに行って、「Kerosene-Type Jet Fuel」を見つけましょう。
その中でも一番下にある「Singapore」が探している価格です。


これ、表示単位は1ガロン当たり米セント価格なんですよ。
なので、×0.42をして1バレル当たりの米ドル価格に換算します。
日本の10日は、アメリカの9日なので、9月9日の価格を拾いましょう。

291.07セント／ガロン×0.42＝122.25ドル／バレル

シンガポール航空の規定だと、シンガポールケロシンが100ドルを切ったら、
燃料代も下がるんだけどね。
9月は余裕で100ドル超だったので、11月の燃料代もお高いわけです。
といっても、日系や米系に比べれば格安なんだけどさ。


さて、12月の発券分に影響するのは、10月の燃料価格。
10月9日のシンガポールケロシンを調べてみましょう。

230.36セント／ガロン×0.42＝96.75ドル／バレル

お、100ドル切ってるじゃん♪
でも、直近30営業日の価格を見ると、100ドル以上をマークしてるの。
こりゃ12月発券分からの燃料代も、現状維持で変更なしかな。


11月7日（9日は日曜日だったから）は78ドル／バレルでした。
30営業日って、カレンダーで40日間位だと思うんだよね。
その辺りの価格変動を見ると、9月25日に123.65ドルをマークしてます。
1月発券分も値下げはなさそうな感じですね。


ちなみに、ANAの燃料規定では1月発券分に影響するのは8月～10月の平均価格。
8月は137.50ドル、9月は120.49ドル、10月は89.76ドルだったので、
大雑把に3ヶ月平均を計算すると115.92ドルになります。
ってことは、1月発券分からの燃料代は208ドルに下がりそうな感じ。


数字の話ばっかり長くなりましたが、シンガポールを希望する限り、
燃料代の値下げは暫くなさそうなので、ぼちぼち日程も考えようかなあ。



↑気が向いたらクリックしてね