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Duke MBA 日本人ブログ

Duke University - Fuqua School of Business(非公式)

充実したオフ日。

2005-11-18 04:55:59 | Health Sector Management
Kravisです。
またまたオフ日のこと書きます。というのも、昨日はバイオメディカル・ヘルスケア分野にも独自の強みを持つ(同分野で世界最先端の研究を続けるDuke大学のリソースがその源泉)Fuquaの目玉イベント?!の一つの「2005 Fuqua Health Care Conference」に参加したので。本イベントは、いろんな視点(自分は投資家として、かな)から同分野に興味を持つ人々向けにうまく設計された内容で、ゲストも非常に豪華な布陣。

まずはメディカルデバイスの世界的メーカー、Boston Scientificの共同創設者&取締役会会長のPeter Nicholas, Sr.のお話。この人、外見はガースナーを優しくした感じのおっちゃんなんですが、やっぱり20数年でゼロから年商6千億円企業を作ってきた手腕は半端じゃないでしょう。印象に残ったのは、起業にあたっては「Capitalize your idea!」と「Build your sustainable value proposition!」と言っていた事。一見教科書的ですが、実経験のある人がいうとまた重みが違いますね。話として面白かったのは、創業してまもなく資金調達が必要になった時に名だたるファンドやエンジェル投資家が全然相手にしてくれなかったが、その数年後には当時史上最大の株式公開を行った、というもの。それから、今の世の中どの企業もそうだと思いますが、何よりも戦略的提携関係の構築に重きを置いてて、常に15社ほどの提携先候補を頭に入れてるとの事。

そして、ヘルスケアとテクノロジー分野に強みを持つ投資銀行、SG Cowen & Co.の副会長のStelios Papadopoulosのお話。彼は伝説のジャンクボンド王、マイケル・ミルケンを擁し、かつての80年代のLBOブーム到来時に全盛期を迎えた投資銀行、Drexel Burnham Lambertにもいた人で、バイオテック・ヘルスケア分野への投資の歴史を語ってくれました。濃いひげとアルパチーノを彷彿させる鋭い眼光が本当に印象的で、長年Wall Streetで生き抜いてきた人の貫禄と迫力に圧倒された感あり。

あとはDuke大学メディカルセンターのCorporate&Venture Developmentがモデレータとなった、ベンチャーキャピタリスト達によるパネルディスカッション「Funding for Dream -Now that I have an idea how do I -Now that I have an idea how do I fund the business?-」が興味深かったです。あるキャピタリストの発言「We are not so much smart, but at least won't make the same mistake twice!」はヒットでした。

それにしても、これだけのゲスト達が一同に集まってくれるのは学生としてほんとうれしい限りです。あらためてFuqua/Dukeのリソースの豊富さ&多様さを実感できた感じでした。

夕方はBainによるプレゼン&レセプションに参加しました。正直コンサルティングはいまだピンとこない分野なんですが、違う業界のリーディングカンパニーがどんな事を考えてるのかを知れるのはほんと貴重だと思いますし、何よりも同じMBA卒で成功している方々と触れるのは刺激になります。明日はMcKinseyがきます。

昨日はSmall Business Consultingのミーティングもありましたが、課外活動でお腹いっぱいになった一日でした。