Duke MBA 日本人ブログ

Duke University - Fuqua School of Business(非公式)

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2019年7月20日開催 Information Sessionのお知らせ

2019-06-03 10:35:37 | MBA受験

720日東京にて開催予定のInformation Sessionのお知らせです。

当日はDaytime MBAの卒業生が参加し、MBAプログラムでの学びや
Durham
での生活の様子をご紹介します。

Duke Fuquaをより深く理解できる機会として、ぜひご活用ください。

*当説明会には日本からのアプリカントを担当するAssistant Director of

AdmissionsJessica Brownも参加いたします。

*参加をお考えの方は、下記リンクよりご登録ください。

Register


―――――――――――――
Duke MBA Information Session

日時: 2019年720日(土) 7:00 PM - 9:00 PM

場所 Shinagawa Season Terrace | Conference C

品川駅港南口徒歩6分 (http://www.sst-c.com/access/index.html)


Fuquaの2年間で印象に残った授業:Strategy ImplementationとEnergy, Development and Global Environment Seminar Series

2019-05-02 20:24:50 | 授業紹介

2年生のYNです。最終試験を終え卒業が目前に迫っています。受験生の皆さまにお伝えしたいことは山ほどありますが、今回は特に印象に残った授業2つを取り上げたいと思います。

1.Strategy Implementation

必修で学ぶ戦略論がそのデザインを扱うのとは対照的に、このStrategy Implementationでは戦略の実行を取り扱いました。

事業環境の複雑性や変化の速度が増す今日のビジネスにおいては、戦略のデザインと比して戦略の実行に関する知見の重要性が高まっています。この授業では、戦略の実行を担う組織というシステムを、「人材」「組織文化」「組織構造」「意思決定権」「インセンティブ」「業務プロセス」といったパーツに分け、個別に、またそれぞれの相互作用について分析しました。そのうえで、組織改革や、イノベーション、複数の戦略目標の追求など、現代の組織が直面する重大な課題について議論するものでした。

授業の構成も面白く、冒頭で学生の一人がケースの登場人物であるCEO等の議長として指名され(いわゆる「コールドコール」)、ケースのサマリーと自分の意見を述べたうえで他の学生からとの質疑応答を取り仕切ります。また、授業の終わりにも別の学生が指名され、通常のビジネス会議と同じようにラップアップすることが求められます。誰が指名されるかはその時まで分からないため、他の授業と比べてもずば抜けて準備の負荷が高かったですが、その分学生の集中度が高く議論が白熱しました。

印象に残っているケースは何かと問われれば思わず「全部」と答えたくなりますが、最も印象に残っているFBIのケースをご紹介します。9.11後、FBI長官就任直後のムラー氏は重大な組織的問題に直面します。それまでFBIはリソースの殆どを犯罪の事後捜査に費やしていましたが、国際テロ組織の活性化を受けて、犯罪の未然の阻止という任務も遂行しなければなりませんでした。犯罪の未然阻止には、全く異なる「人材」(足を使って犯人を捜す捜査官vs テロ組織の情報を分析する分析官)が必要で、異なる「組織構造」(地域のネットワークを使う捜査体制vs 地域横断的な協力体制)をもって、異なる「意思決定」のコントロール(支局による迅速かつ柔軟な判断vs 中央による統合的な判断)をしなければなりません。非常に難しい課題ですが、授業の冒頭でムラー役として指名された学生の準備は完璧で、事前課題であった研究論文(戦略論ではambidexterityと呼ばれる分野の論文)に基づくフレームワークに沿って組織システムの変革を提案します。しかしながらその提案に対し、他の学生は「インセンティブ」や「業務プロセス」の面での問題点など、多様な視点でチャレンジしていきます。授業の終わりには、このケースのその後が教授から語られ、論文のフレームワークに基づきFBIの組織改革が実施されたもののうまくいかなかったことが明かされ、理論の限界と現実への適用における調整の必要性が強調されました。このambidexterityは、企業も既存事業と新規事業の両立(例:新聞社における紙新聞vs デジタル新聞)などといった形で直面する論点であり、大きな学びを得た授業でした。

この授業が素晴らしかったのは、扱うテーマの良さもさることながら、担当教授のJohn de Figueiredoの能力や姿勢もあったと思います。Strategy Implementationのあらゆる論点に詳しく、最新の理論に精通しその限界も知ったうえで議論を導ける能力に加えて、学生へのフィードバックだけでなく学生からのフィードバックも大切にするその姿勢により、授業の深みが増したように感じました(実際、論点の広さから授業で取り扱うのが難しいため、トップスクールでも4-5校しかこの分野の授業を提供できていないとのことでした。)。私だけでなく周りのアメリカ人も「こんな授業を取りたくてビジネススクールに来た」と言える、素晴らしい授業でした。

2. Energy, Development and Global Environment Seminar Series

もう一つの授業は、エネルギー・環境分野に興味がある学生であるなら必ず取ることをお勧めするセミナーシリーズです。エネルギー・環境の分野で最先端を走るビジネスパーソンから全6回の講演を受けられる貴重な機会でした。

私は石油開発業界で働いているため、特にStatoil(現Equinor)とGeneral Motorsの講演テーマが興味ドンピシャで面白かったです。石油開発業界では、Equinorは再生可能エネルギーのポートフォリオ構築や油価変動に応じた資産整理について高い評価を受けており、前々から興味を持っていました。講演者はCorporate Venture Capitalのヘッドで、成長モデルとしての社内VCという視点からも得るものの大きい講演でした。また、講演者と昼食をとりネットワーキングをする機会もいただき、講演では語られなかった他の投資機会や、バリュエーション体制、社内で受ける圧力についてなど、突っ込んだ話も伺えました。GMは電気自動車や自動運転等の普及による「0事故、0排出、0混雑」ゴールの達成について講演で、トヨタ自動車との戦略の違いを見出すこともでき、これも面白かったです。

他社の戦略について聞ける機会というのは、働き始めるとなかなか得られないものだと思います。その意味で、このセミナーシリーズは、ビジネススクールの学生の特権を使い、自分の興味あるテーマを掘り下げて情報収集できる格別の機会でした。エネルギー・環境分野の強いネットワークを持つFuquaだからこそ提供してもらえる機会であり、改めてFuquaを選んで良かったと思わせられる選択授業となりました。

 

Fuquaは上記のStrategy / General ManagementEnergyに当たる分野の授業以外にも、面白い授業が沢山あります。もし特に興味のある分野があれば、是非現役の学生にお問い合わせください!


College Basketball 2018-2019

2019-01-18 21:03:31 | Life

2年生のまちです。遅くなってしまいましたが、今年もよろしくお願い申し上げます。

さて、Dukeの男子バスケが全米有数の最強チームである事は当ブログをご覧の皆様にはご既承の事だと思いますが、前年のプレイヤーの殆どがNBAにドラフト指名され抜けた為、2018-2019のシーズンを埋めるべく新たに高校生リクルーティングしました。その結果、今年はリクルーティング大成功と言われており、ESPNが発表する有望高校生プレイヤーランキングの1-3位を獲得!

ちなみに、TOP10一人でも入る事は凄い事で、以下表をご覧頂ければわかりますが、Duke以外は一人以上取れていません。他にもランキング17位の5スター選手を一人加え、今年は最強軍団、野球に例えるなら全盛期のイチロー、松井、田中、大谷が揃っている、サッカーに例えるなら全盛期のメッシ、クリスティアーノ・ロナウド、ペレ、マラドーナが揃っている、格闘技に例えるなら全盛期のヒョードル、ミルコ、マクレガー、ノゲイラが揃っている、ボディービルダーに例えるなら、ロニー・コールマン、マッスル北村…(略)、とにかくめちゃくちゃ強くて全勝無敗で進んでいました。

(ESPN Recruiting Ranking)

そんな最強軍団のDukeが今シーズン初めて負けたのが日本人選手「八村塁」が属するゴンザガ大学です。

今までの日本人バスケットボール選手とは違ってチームの中心的存在でゲームをリードしており、Duke大も参加していたそのトーナメントでMVPも獲得しました。八村選手は絶対勝てないといわれていたDuke大に勝った事で注目を集め、NBAドラフト予想ランキングで4位に躍り出ました (Aran Smith's 2019 Big Board: Top 100 Prospects)。

これは日本人にとって前人未到の凄い事で、NBAでドラフト上位に指名された場合500万ドル前後の年収を手にする可能性があります。

そんな八村選手は仙台出身で非常に素朴な性格で、試合前のインタビューで普段どうやって過ごしていますか?と聞かれて「ん~ドラマ見てるかな」と答える等、素直なキャラクターも人気を集める要因のようです。

(写真中央が八村選手(ベナンと日本のハーフ))

Dukeに話を戻すと、その後中心メンバーが肩を負傷し、もう一人も胃腸炎で休場した試合でSyracuseに対して2敗目を喫し、ケガからの復帰も目途が立っておらず、暗雲が立ち込めてきました。主力が一人でも欠けるとボロが出始め、今年は全米優勝いけるといわれていたのに絶望的状況になってしまいました・・・。

(College Basketball Ranking)

何とか全米1位の座は死守してはいますが、この先も何とか維持しつつ、全米トーナメントで優勝するよう必死に応援しましょう!


12月16日開催 Duke MBA Webinar Information Sessionのお知らせ

2018-11-23 16:09:36 | MBA受験

12月16日開催予定のDuke MBA Webinar Information Sessionのお知らせです。当日は、非公式のQ&Aセッションとして、在校生が皆さまからのご質問にお答えいたします。

授業、生活環境、試験対策、キャリアプラン等、お気軽にご質問ください。今年度Dukeに出願される方をはじめ、来年度の受験校を検討中の方まで、幅広い皆さまのご参加をお待ちしています。


日時:12月16日(日)10:00 AM - 11:00 AM (日本時間)
前日までに下記フォームよりご登録ください。あわせて、当日聞いてみたい質問を募集いたします。
Registration

アクセス方法:WebEXを使用して開催いたします。
当日は下記リンクにアクセスいただき、登録済みのお名前、Emailアドレスを入力してください。
WebEX

*ご使用のブラウザがWebEXに対応していない場合、リンク先でWebExアプリのインストールを求められる場合があります。
*Webinar当日にアクセス方法についてご質問等ございましたら、下記までご連絡ください。
fuqua-japan@googlegroups.com


[Update] 11月28日開催 Information Sessionのお知らせ

2018-10-21 17:45:00 | MBA受験

11月28日東京にて開催予定のInformation Sessionのお知らせです。

当日はDaytime MBAの卒業生が参加し、MBAプログラムでの学びや
Durhamでの生活の様子をご紹介します。

Duke MBAをより深く理解できる機会として、ぜひご活用ください。

[11月14日更新]

*当説明会には日本からのアプリカントを担当するAssistant Director of
AdmissionsのJessica Brownも参加いたします。

*参加をお考えの方は、下記リンクよりご登録ください。

Register


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Duke MBA Information Session
Date: 11月28日(水) 7:30 PMー9:30 PM
Place: Shinagawa Season Terrace Conference Room C
 品川駅港南口徒歩6分http://www.sst-c.com/access/index.html


C-LEAD2 - Marketplace of Ideas

2018-09-03 17:28:14 | Leadership
二年生のTKです。今回は、二年生の必修コースであるC-LEAD2と、その中でも特徴的なMarketplace of Ideasについてご紹介します。

C-LEAD2は、夏休みを終えてキャンパスに戻ってきた二年生を対象とする四日間の集中プログラムです。このコースは、本格的な秋学期の再開を前に、各人のself-awarenessを高め、二年目における成長目標やリーダーシップのあり方を考察する機会として設けられています。

C-LEAD2の一日目から三日目は、学生のフィードバックを受けて年により大きく内容が変わります。本年度は、Diversityを促進するためのInclusive Leadershipに関するクラスディスカッション、教授陣からのDiversityに関する最新の研究成果のプレゼンテーション、チームでのアウトドアアクティビティ等が行われました。



(*国立ホワイトウォーター・センターでのアウトドアアクティビティの一風景より。アクティビティの種類はチーム単位で主体的に選ぶことができます。)

例年、四日目には、Marketplace of Ideas / Fuqua Legacy Incubatorと題して、Fuquaのコミュニティを改善するアイデアを二年生から募る催しが行われます。ここでは、約2時間の間に可能な限り多様なアイデアを出して一気に集約するため、以下のような3ステージ方式がとられています。

最初に、400人の学生が5-6人単位のチームに分かれ、ブレインストーミングをした上で、各チームベストのアイデアを30-40人一組のディスカッションルームに持ち寄ります。次に、12部屋に分かれた各ディスカッションルームでそれぞれ一つの提案に集約していきます。最終的に、400人全体の前で各代表提案について3分×12人のプレゼンと投票が行われ、高い支持を得た案を当年度以降のコミュニティの改善案として採用するという仕組みです。




投票の結果、昨年度はInternational StudentのRecruitingを支援するための取り組みが選ばれ、本年度は、普段接点のない学生とサポート関係を構築するための、Fuqua Scramblesと銘打った行事案が最多得票を集めました。

日本の教育機関でコミュニティを改善するといえば、校則・規則の制定や施設・物品の整備といった、学校側からのトップダウンの取り組みをイメージする方が多いのではないでしょうか。Fuquaではなぜこのような改善プロセスを採用しているのでしょうか?C-LEAD2を終えて振り返ると、学生側の発案と投票からなるボトムアップのプロセスには、次のようなメリットがあると考えられます。

まず、ボトムアップの改善プロセスは、解決案の量と質においてトップダウンの改善を圧倒的に凌駕するポテンシャルがあります。多様な人材が集まっている中、400人からのアイデアを集約するプロセスでは、予想もできなかったような意見も多く集まります。各学生の実感から生まれたアイデアには、かゆいところに手が届く妙案を期待することもできます。FuquaのようなDiversityに富む環境にあっては、ボトムアップ方式で思考を拡散させる段階を確保することは、Diversityを成果に転化する正攻法になるようです。

また、参加的な意思決定プロセスには、実行する際の当事者意識を高める効果が見込まれます。誰しも自分が関わったアイデアには多少なりと愛着がわき、主体的に携わる傾向が強くなるものです。学校側から見れば、アイデア自体を得ることに加えて、改善プラン実行時のコミットメントを高められるのは一石二鳥の方法です。つきつめれば、ボトムアップ方式でアイデアを募る学校側の真意としては、学生が当事者意識を持って課題解決を真剣に考えるようになる「人の育成」という要素が大きいのだろうと思います(Fuquaでは、この姿勢をImpactful Stewardshipと呼んでいます)。

そして、プロセス自体がリーダーシップやコミュニケーションスキルを鍛える実践の場となります。コミュニティを改善しようとする中で、アイデアを出し、集団で意見を集約し、説得していくという過程には普遍性があります。3分間のプレゼンというスタイルは、プロセス自体から学んでほしいという学校の意図を象徴しています。アイデアを比較する際にも、ニーズの大きさや予算・人員の制約を考慮した、成熟した議論が交わされていました。

このように学校にとっても学生にとってもメリットの多い方法ながら、ボトムアップでアイデアを集約するプロセスは、スピードの遅さや参加者のモチベーションのばらつきが問題となりやすいものです。しかし、この日のMarketplace of Ideasは活発な議論がありながら非常にスムーズに進み、投票に迷うような質の高いアイデアが集まりました。2時間で400人分のアイデアを集約するというスケールで決定プロセスをうまく機能させたのは、チーム単位で意見を出し合ってまとめることを常日頃繰り返してきた、Team Fuquaらしいワンシーンでした。




Fuqua生の一日

2018-03-31 12:05:48 | Life
はじめまして、2年生のYOです。卒業直前にしてようやくブログ初登場です。筆不精なためブログの執筆から逃げ続けてきましたが、筋トレに夢中で筋肉が日に日に肥大化している1年生のMOさんに喝を入れられ遂に執筆する運びとなりました。

本日は「リアル」なFuqua生の生活をご紹介したいと思います。と言いますのも、これまでのブログは学びが多かった授業、就活等々(謎の筋肉ブログもありましたが。。)わりと堅めの内容が多かったため、Fuquaのカリキュラム等の良さはご理解いただけても、実際にFuquaに通うMBA生がどういった生活を送っているのかは少しイメージしにくかったのではないかと感じたためです。今回のブログを通してよりリアルなMBA生の生活のイメージを持って頂き、Fuquaの魅力を感じて頂けると非常にうれしいです。

それではFuquaの学生がどんな一日を送っているのかをとある二年生の一日を例に見てみたいと思います。ちなみにこれはとある独身の二年生の生活をご紹介するものですので、ご家族で一緒にDurhamで住まれる場合は少し違った生活になるかと思います。

8:00 起床
今日は9:00からForecastingのクラスがあるため8:00に起床し、学校に向かう準備をします。ちなみに私はBerkshire Ninth Streetというアパートに住んでいます。道を挟んで隣りにはStation Ninthというアパートもあり、この二つがFuquaの独身学生の多くが暮らしているアパートです。だいたい独身学生の半分くらいはいずれかのアパートに住んでいるのではないかと思います。田舎で土地が有り余っているためか、非常に設備も充実しており、住み心地は抜群です。


https://www.berkshirecommunities.com/apartments/nc/durham/berkshire-ninth-street/

アパートの目の前には24時間営業のスーパーやレストランなどがあり、立地も最高です。Harris Teeterの左側に見えているこげ茶色の建物が私の住むアパートです。先ほどお伝えした通り、まさにこの周辺は独身Fuqua生の巣窟のためHarris Teeterに行くとほぼ100%Fuqua生に遭遇します。


学校には車で向かうこともありますが、車が無くてもDukeのあらゆる建物を巡回するバスがあり、それを利用することもできます。もちろん無料です。今日はバスでFuquaまで向かってみようと思います。



9:00-11:15 Forecasting
本日最初の授業はForecastingです。Forecastingは主にregressionを用いてビジネスに関わる様々な数値のforecastingをするelectiveの授業です(超ざっくりした説明ですいません)。前職であまり定量分析をする機会に恵まれなかったこともあり、定量分析を行う授業は目新しい内容が多く新鮮でとても気に入っています。また、実際にFuquaを卒業後も実際のビジネスで即使えるような定量分析のスキルをつけることができるので、短期的に考えてROIの高い授業だと思います。一方でリーダーシップ系の授業をはじめとした定性的なことを習う授業は卒業してから即役に立つというよりは中長期的にじわじわと効いてくるイメージでしょうか。このforecastingの授業は前半1時間がレクチャーで、後半1時間はアサインメントを与えられ、それを自身のPCにインストールしてあるExcelのアドインを使って解いていくという流れになっています。授業内のアサインメントだけではなく毎回宿題のアサインメントも出されるため、こってり手を動かしてスキルを習得することが可能です。ここで少し小ネタを挟んでおくと、FuquaにはFuqua honor codeという所謂Fuquaの生徒としての行動規範のようなものがあり、基本的に授業中は教授からの指示がある場合を除いてPCやタブレット、スマホを触るのは禁止されています。このルールは生徒が授業に集中できる環境を作るために生徒自ら発案して何年か前に制定したとのことです。学校から支持されて禁止にするのではなく、自ら考えてルールを作り、それをしっかり守っているあたりがFuquaにはstudent drivenなカルチャーがあると言われる所以なのだと思います。ちなみにこのforecastingの授業はPCを使ってregressionなどの分析をするクラスなので適宜PCの使用が認められています。



11:15-11:45 昼食
お昼はFuquaのカフェテリアでとります。弁当を持参している人もいますが、私はなかなかそこまで料理のスキルとやる気が追い付いていないため毎回カフェテリアでその日の気分に合わせてチョイスしたものを食べています。非常に美味しいとまではいきませんが、そこそこの味の料理を数多く揃えてくれているので有難いです。ちなみにLaw schoolをはじめとした他のgraduate schoolのカフェテリアは全然美味しくないそうで、他のgraduate schoolの人も食べに来たりしているようです。1年生の頃はサラダバーもしくはカルビ丼というチョイスが多かったのですが、最近はスパイシー豚骨ラーメンもしくはFrescoというチョイスが多いです。Frescoとは炒め物です。牛肉、鶏肉、ペンネパスタ、野菜、エビといった様々な食材をチョイスして、ソースを選んでそれらを炒めてもらいます。


私の写真スキルがひどいため薄暗いですが、実際はガラス張りのため日差しが差し込んで非常に明るく開放的な食堂です。

11:45-12:20 昼寝
午後からの授業にしっかり集中するためにも昼寝は欠かせません。午後の授業は12:30に開始ですので、昼食後はしばしFord LibraryというFuquaの図書館にて昼寝をします。Ford Libraryにはどうぞ昼寝をしてくださいとばかりにとても心地よいソファがいくつかセットしてあり、そのうちの一つで休みます。


このようにたまにクラスメイトからの不意打ちを食らうこともあります。

ちなみに勉強に集中できるブースももちろん設置されており、こんな感じで集中して課題に取り組むこともできます。


12:30-14:45 Pricing
午後のクラスはPricingです。Pricingはその名の通り値付けについて色々な角度から考察するクラスです。この授業では物の値段を細かく分解し紐解いていき、どの部分に問題があって価格競争力、ひいては製品競争力や企業の競争力が目標とする状態から乖離しているかを考えてみたり、または値引きと純利益の関係性についても考察します。私はこのクラスを通してpricingが企業の生命線といっても過言ではないほど重要な戦略であるということに気づかされました。前職で医療機器の営業をしていたため、医療機器の卸を相手とした価格交渉は日々行っていましたが、当時もう少しpricingの重要性を理解していれば交渉に負けて安易に値引きをしてしまうことがもっと少なくて済んだのではないかと反省したりもしています。私にとっては非常に良い気付きをたくさん与えてくれたクラスであり、今後Fuquaで学ばれる方に是非お勧めしたいクラスの一つです。余談ですが私が履修してよかったと思うクラスを羅列してみます。”Financial statement analysis” “Decision models” “Corporate finance” “Forecasting” “Pricing” “Healthcare market” “Biotech and pharma strategy”これらのクラスは非常に学びが多かったので是非入学された際には履修をご検討ください。

15:00-16:30 Wilson gymでのワークアウト
今日は2コマで授業は終了です。授業の後はもちろん(!) Wilson Gymに向かいワークアウトに勤しみます。何を隠そう、今Fuquaの日本人在校生の間では筋トレによるボディメイクが静かなブームを迎えているのです。私を含め3名が暇を見つけてはWilson Gymに通い詰めて筋トレに励んでいます。ん? Wilson Gymってなに?と思ったあなたはまだまだDukeに関しての勉強が足りていません(←)。Wilson GymはFuquaから徒歩5分ほどのところにあるDuke関係者向けの巨大なジムです。前職で転勤が多かったこともあり、日本各地のジムに通ったことがある私ですが、Wilson Gymほど充実したジムを私は未だかつて見たことがありません。グループレッスン用のスタジオが3つにバスケットボールのコートが4面、マシンジム(他のジムを凌駕する種類の多さ)、スカッシュコート3面、プール、ロッククライミングとまさにスポーツのデパート状態です。もちろん、Fuqua生は毎日使い放題です!またまた余談ですが、日本人の中ではごつい部類に入る私でも完全にWilson Gymのベンチプレスエリア近辺ではかなり華奢で小人な部類に入ってしまいます。この劣等感が日々トレーニングを続ける糧になります。また、Wilson Gymに来ると普段寡黙で大人しいアメリカ人のクラスメイトがとんでもない重量のベンチプレスを黙々と上げていたりして、友人の新たな一面を発見することもあります。こういう人に限って着痩せするタイプなのか普段マッチョ感を出してこないのでギャップがすごいです。Wilson Gymに興味のある方は是非こちらからご覧ください。
https://recreation.duke.edu/facilities/wilson-recreation-center



17:00-22:00 夕食&勉強
さて、ジムでのワークアウトが終わると帰宅し勉強です。夕食を挟みつつ、集中して履修している科目のreviewとassignmentを片付けていきます。就活をしている時期はこれに加えて企業研究やインタビューの練習等も実施します。

22:00-24:00 Duke basketball をテレビ観戦
Duke Blue Devilsの試合をテレビで観戦します。先述の通り、多くのFuqua生が同じアパートメントに住んでおりますので、アパートの共用スペースに何人かで集まって観戦します。2017-2018シーズンは見ていてヒヤヒヤするような危なっかしい展開のゲームが多かったですが、その分観ていて楽しかったです。私は日本に居たころはバスケには全く興味がありませんでしたが、本場のレベルの高いバスケのゲームを生で、またはテレビで観戦するうちにすっかりバスケ観戦が趣味の一つになってしまいました。アメリカではプロリーグのNBAと並んでNCAA(所謂カレッジバスケ)も大変な人気があり、特に各カンファレンスのリーグ戦で好成績を収めた強豪校が激突する3月のトーナメントは”March madness”と呼ばれ、まさに国民的関心事です。今年のDukeは全米優勝まであと少しのベスト8で敗退してしまいました。毎年そこそこ強いDukeですが、近い将来にまた是非全米制覇してほしいところです。

24:00-25:00 シャワー&明日の準備&就寝

まとめ
だらだらとリアルなFuqua生の一日をまとめてみました。あえてごくごく普通の一日を取り上げてみましたので、Fuqua生がどのような生活を送っているのかイメージをお持ち頂けたのではないかと思います。もちろん、1年生のfall termは必修科目を履修しているためもっと授業のコマ数が多かったり、就活中は就活関連のタスクに割く時間が長かったりと時期によりバラつきはあります。勉強・就活ともに特に私費留学生にとっては手を抜けないタスクではありますが、せっかくアメリカで暮らせる貴重な2年間ですので、個人的にはできる限り余暇も楽しむようにしています。本ブログを通して少しでもFuquaに関心を持っていただけたら幸いです。ちなみに最後にどうでも良いようで少し大事な情報です。Fuquaを「フークア」と読んでしまう方がいらっしゃいますが(実はアメリカ人にもたくさんいます)正しくは「フュークア」ですので是非覚えておいてください。また、Fuquaに関して何かご質問等がございましたらいつでも在校生ホームページ経由でご連絡ください。些細な疑問(Wilson Gymについてなど)でも結構です。在校生一同お待ちしております。


就活におけるTeam Fuqua

2018-02-07 21:04:46 | 就職活動

二年生のCSです。

 

今回はDukeでの就活について少しお話します。就活に興味がない方も、Fuquaの文化がどんなものかなどという視点で読んでいただければ幸いです。もともと私がDukeを志望した大きな理由の一つが「就職に非常に強い学校」ということでしたが、実際に入学してみてこれが本当であったことを実感しました。学校が発行するEmployment Reportのデータや、同級生達の就職先からその実績を確かに肌で感じるのですが、ではなぜ、Dukeではこのような就職実績を残せているのでしょうか?私なりに色々と考えてみた結果、やはり”Team Fuqua”ではないかと思っています。”Team Fuqua”は非常に便利な言葉で、「また、あのTeam Fuquaか」と感じる方も多いかもしれませんが、実際これ以上に表すベターな言葉がないというのが正直なところです。今日はその詳細について、自分なりにまとめてみたいと思います。

 

手に入りやすい膨大な情報量

ご存知の通り、就活では情報がかなりものを言います。アメリカでは特にそうですが、就活中はありとあらゆるイベントがあります。会社説明会、コーヒーチャット、クラブ情報交換の場、アルムナイナイト、ハッピーアワー、など公式のものから非公式のものまで多種に渡るイベントが行われています。どの学校にも就職センターのようなものがあり、学生の就活をサポートしてくれると思いますが、この就職センターからは得られない情報というのが実はかなりあります(アメリカ就活も日本就活も)。これらを自分の力だけで把握しようとしても膨大すぎてとても難しいのですが、Fuquaではクラスメイトが積極的に情報を持ってきてくれますし、気になる企業のイベントについてクラスメイトに聞けば躊躇なく教えてくれます。

アメリカで大手の企業を受ける場合、基本的に就活は自分の学校のクラスメイトがライバルになります(例えば、BCGのダラス・オフィスではデュークに年間約15人前後の枠が設けられているので、この枠を求めてデューク内の学生が競います。もちろん、他校との兼ね合いもあり枠は上下しますが、基本的にデュークの学生はデューク内の学生がライバルとなります)。にも関わらず、情報提供を拒んだり、有益な情報を秘密にしようとしているクラスメイトを私を見たことがありません。

私と同じような会社を受けている同級生から「今この会社のこんな人と話したんだけど、最近ニュースになったこんなことが話題になったから調べておくといいと思うよ!」なんていうアドバイスをもらう場面もありました。Team Fuquaの大きな信念となっているSupportive Ambition(どんな状況下であっても仲間に必ず手を差し伸べるという信念)がしっかりと染みついている証拠ではないでしょうか。

少し余談にはなりますが、ある会社の面接を受けたクラスメートが「この会社はFuquaと同じくらい親切な人が沢山いる・・・」と、とても驚いたという話をしてくれたことがありました。これはどういう意味かと言えば、学生の中でもFuquaは親切な人がとても多いという認識があり、これ以上にお互い協力する環境はなかなか無いという共通認識があるということです。お互いがライバルになり得る就職活動においても、Dukeでは協力し合うということがごく当たり前のこととして行われています。非常に肉食性が強いネイティブの中で就活をする海外組にとっては特にありがたい雰囲気です。

 

大きくて強いネットワーク

こうした協力の文化は、同級生同士だけのものではありません。世代を超えてこの文化が浸透しているため、卒業生へのアプローチが非常に容易です。例えば、私がある企業のある部署に興味があるとします。LinkedIn内でそこに関係のある卒業生の方を探し、突然メッセージを送った場合でも、ほとんどの先輩方が快く話を作る時間を作って下さいます。実際私はそうやって何人もの先輩からお話を伺い、アドバイスを頂きました。

MBAの就活はUndergrad卒業時に比べて、採用する企業が限られています。限られた企業の、限られた枠を求めてビジネススクールの学生が殺到するため、非常に狭い世界です。そのため、志望する企業のキーパーソンを知ることはとても大切になります。特にアメリカは日本以上にコネ社会なので、内部から採用担当の方に推薦するといったことが当たり前に行われていています。Fuquaにはコミュニケーション能力が非常に高い人材が多く(入学面接においてはその点もかなり重要視されているように思います)、そういった先輩方は仕事の場でもやはり周囲と強固なネットワークを持っている場合が多く、先輩方の方から、積極的にキーパーソンに繋いで下さり、とても大きな助けになります。

少しアメリカでの就活に話が偏りましたが、日本での就活においても、先輩方からのサポートは非常に大きな意味を持ちます。ビジネススクールへの合格切符を手にするまではそのゴールに向かって必死に走り続けますが、実際に合格すると私費留学生にはまた別の就職活動という挑戦が目の前に広がります。合格から渡米の数ヶ月の間に、サマーインターンシップのための企業説明会、面接などが行われます。同時に退職・渡米準備をこなし、実際に渡米すると生活のセットアップをあっという間に済ませ、いよいよ授業が始まります。世界中から集まった学生達との学生生活は刺激的ですが、ハイレベルな現実を目の前に、既に受験で残量ゼロに等しい自尊心が一気にマイナス値を叩き出すという洗礼を受けます。そんな中で同時に就職活動を進めなければなりません。その時に、実際に同じ道を通った先輩方のアドバイスのもとポイントを絞って準備を進めるのと、自分だけで手探りで準備をすることにどれだけの差があるかは、簡単に想像ができると思います。大きいというネットワークだけではなく、サポートしあうネットワークの強さのおかげでFuquaの学生は就活でも差別化をすることができています。

 

面接の練習量

面接は必ずと言っていいほど準備が必要になります。どの情報をどのタイミングでどのようにデリバーするか。早くしゃべりすぎていないか。説明が長くないか。説明が分かりやすいか。相手の目を見ているか。見すぎていないか。相手の話を聞いていないと勘違いされていないか。ときに笑顔で対応できているか。ジェスチャーが多すぎないか。貧乏ゆすりをしていないか。突っ込まれたときに目を背けてはいないか。しっかり結論から喋れているか。など、細かく言えば沢山ありますが、これら全てを一人で上達させるのは極めて難しく、非常に時間がかかってしまいます。Dukeではこれらのことも、クラスメイトや上級生がサポートしてくれます。

まずCareer FellowやCOLE Fellowといった、キャリアやリーダシップのメンターとして1学年上の学生が1年生全てにアサインされます。Fellowは何度でも面接練習に付き合ってくれますが、業界に特化したクラスメイトや上級生、卒業生にお願いして面接の練習をすることも日常的に行われています。特にアメリカのコンサル向けのケース面接を練習している学生達はサマーインターンの面接前に計60ケースこなしたりしており、既に内定をもらっている上級生や現役で実際に働いている卒業生にお願いをしたり、ライバルであるはずの同級生と一緒に面接の練習を絶え間なくやっています。もちろん練習するのは楽ではありませんが、練習相手を探さなくてはいけない、といったストレスが少ない環境はなかなか珍しいのではないでしょうか。誰でもやろうと思えば何十回も面接の練習が出来るFuquaならではの環境、はやはり就活に強い理由の一つと言えるでしょう。

 

的確なフィードバック

面接練習は、場慣れするためにひたすら量をこなすわけではありません。的確なフィードバックを得ることができます。Dukeに来る前は、自分のコミュニケーション能力はそこまで低いほうではないと感じていましたが、それが大きな勘違いだったと思わず謝罪したくなるくらい、Fuquaにはコミュニケーション能力の高い人間が多いように思います。それらの学生からもらうフィードバックに、何度目から鱗が落ちたかわかりません。後々よく考えると結構ひどいことも言われていたりしますが、非常に的確で、毎回痛いところをきっちり突いてきます。日本人同士では決して気がつかないようなことも多くありました。またマイナスな部分を相手に伝えるときの言い回しも上手なので、嫌な気持ちになることなく純粋にフィードバックを受けることができます。フィードバックの文化は実はTeam Fuquaの文化でもあり、入学して結構早い段階でチームメンバーにフィードバックをしなければならない場面が幾度となく用意されています。それらを通してフィードバックの大切さや上手なフィードバックの方法を学んでいるため、面接練習では非常に有益なフィードバックを得ることができます。また、フィードバックを得るだけでなく、自分自身が相手にフィードバックをするというスキルも同時に磨かれます。

 

強いブランド

これはTeam Fuquaとは少しずれたカテゴリーになりますが、Dukeブランドには非常にお世話になりました。Dukeは日本での知名度はあまり高くありませんが、アメリカでは屈指の名門校として認識されています。これはUndergradのランキングが非常に高いことによるとも言えますが、メディカルスクール、ロースクール、ポリシースクール、環境系の学問やバイオ関連など、多岐にわたる分野の大学院が非常に高い評価を受けており、日本で想像するよりもずっと(特にアメリカでは)Dukeブランドは強く、就職活動をして行く中でそれを実感することができます。また日本のMBA採用をしている企業内でもDukeブランドは浸透しており、ブランド不足で就活が難しいということはまず無いといっていいでしょう。日本で就職活動をされる方も、アメリカで就活する方も、今後仕事上アメリカと関わりをもつ可能性がある方も、今後必ずそのことを実感されるかと思います。

 

まとめ

ビジネススクール受験時代、様々な学校を調べていく中で、Duke大学の特色はTeam Fuquaであることは分かったのですが、それが一体何であるのか、その実態を掴むまでにとても時間がかかりました。何故ならTeam Fuquaは協力・尊重の文化そのものを指す言葉だからです。もしも学校の特色が、ある分野に特化している・授業スタイルが非常に独特である・名物教授が多いなどであれば、入学前からその特色を掴むことは簡単だったかも知れません。しかしTeam Fuquaが生み出すDukeの特色は、実に様々です。受験時代に必死にサポートしてくださった先輩からその文化を感じ取ることもあれば、授業が始まってチームメートからそれを学ぶこともあるでしょう。私の場合は、長く辛かった就職活動を通じてTeam Fuquaの文化が生み出すDukeならではの様々な特色を感じました。このブログで、それらを少しでもみなさんにお伝えすることが出来れば幸いです。


ダーラムに住むという事

2018-01-01 20:49:44 | 授業紹介

僕は限界を感じていた。

「このままではダメだ、いつまで経っても筋肥大が期待できない。何の為にゴールドジム(浦安店)に通っているんだ・・・。」

 

僕なりに問題の原因を分析した結果、以下理由が考えられた。

 1.   仕事に時間を取られてしまっている
 2.   筋トレ知識の欠如
 3.   良質且つ低価格なプロテインが不足

緻密なる調査と熟考を重ねた結果、以下が打ち手として固まりつつあった。

 

仕事に時間を取られてしまっている

⇒退職する

 

筋トレ知識の欠如

⇒MBA留学 (Muscle Building Association)

 

良質且つ低価格なプロテインが不足

⇒プロテインの本場アメリカに渡る

 

これら全てを勘案すると、米国でMBAを取得するという一つのゴールが見えてきた。

MBA (Muscle Building Association)で筋肉に関する知識を身につけ、ベンチプレスも更に高重量を挙げられるようになって帰国、その後日本でジムを運営し・・・等と妄想しているうちに気付くとGoogleで「MBA」と検索し、そのまますぐに願書を提出している自分がいた。

 

エッセイに筋肉に関する質問が全くないので若干不安だったが、なんとかDuke Fuquaに合格する事が出来た (面接のWhat’s your weaknessという質問に「上腕三頭筋」と正直に答えたのが評価されたとのだと思う)。

 

期待と不安を胸(大胸筋)に渡米し、すぐにAmazonでプロテインを購入して学校初日に向けて準備を整えた。

 

学校初日、颯爽と投稿し、オリエンテーションで一つおかしい事に気づいた。

 

 

Duke Fuquaまではいい、ただその下にSchool of Businessと書いてある。

 

School of Muscleじゃないのか?どうなってるんだ?君が最近集中的に鍛えている部位はどこなんだ?と周りに聞くも、ここはどうやらMBAでもMuscle Building Associationではなく、Master of Business Administration、即ち経営学修士を取得するコースだったようだ。

 

なんてことだ・・・家族が数か月後に渡米してくる今となっては勘違いだった、なんて絶対言えない。

不安を打ち消すように、大学のジムに行きマッチョに囲まれながらひたすらベンチプレスを挙げる事しか出来なかった・・・・。

 

  

このブログ読者の皆様が斯様な間違いを犯さぬよう、上記を共有させて頂く。

(続かない)

 

――――――

 

冗談はさておき、学校選びで非常に重要視したのが家族の生活環境でした(妻と子供1人)。

治安がいい、寒すぎない(降雪地域じゃない)、自然が多い、の観点でFuquaが在るDurhamは最高な場所だという結論に至りました。

 

最近授業の話等が多いので、「家族」という観点で学校を探されている方向けにその辺のお話をさせて戴きます。

 

①   Preschool

娘をPreschoolに通わせています。以下写真のクラスルームに10人くらいと朝8時から夕方4~5時頃まで共同生活を送っています。

当初は言葉が通じないから大変じゃないか、先ずは週3日x半日のほうがいいのでは、等と懸念していましたが、帰ってくるなり「もっと行きたい!」と娘に言われ、娘も非常に楽しんでいます。

英語も徐々にではありますが単語が少し分かるようになってきているようで、良いPreschoolが他地域と比べて安く済ませられるのは非常に助かります。

 

(クラスルーム)

 

(Thanksgivingのお食事会)

 

②   休日の過ごし方

近くにMuseum of Life and Scienceという博物館/公園があり、お金を払って入場する必要がありますが、色々な施設を使う事が出来ます(年パスが安く買えるのでお得)。

 

同じくFuquaに在籍しているご家族を誘い、子供たちが仲良くアスレチック公園でひたすら身体を動かし、科学博物館エリアで頭を動かし、お腹が空いたら持ってきたお弁当を一緒に食べる。

ああ、Fuquaにしてよかったなと思う時間でもあります。

 

(アスレチック公園)

 

(科学館)

 

 (ランチタイム)

 

公園以外にも様々なイベントが定期的に開催されるので、それらを活用すれば退屈する事もありません。

この間Disney on Iceが開催されたので観に行ってきました。娘以上に妻が興奮し、大満足でした。

 

 

(イベント後)

 

このように家族の住みやすい環境が整っている最高の場所がDurhamにはあります。

また都会と違って誘惑も少ないので、自分のやりたい事に打ち込む事が出来ます(学業、筋トレ・・etc)。

 

よかったらDukeへの出願を検討してみてください!

 

by 一年生のMO


私にとってのFuqua, MBAの価値

2017-12-18 08:14:03 | Life

こんにちは、2年生のYTです。Fall 2も終わりに近付き、MBA生活も残り5カ月となりました。最近、「MBA生活、アメリカ生活もあとわずかか…」と感慨に浸ることが多くなってきましたが、それと同時に「MBAは自分にとって価値があったか?Fuquaに来てよかったか?」と考えることも多くなりました。本来MBAの価値についてブログで語るのはMBA卒業間近にすべきことなのかもしれませんが、卒業が近付くと想い出が美化される可能性もありますので(笑)、卒業を5カ月後に控えた今というのがいいタイミングなのかなと思いますし、このブログを残りのMBA生活をよりintentionalに過ごす契機にしたいと思います。

 

なお、私は日系金融機関からの社費派遣です。従いまして、「転職して給料がアップするので、授業料や2年間の機会費用(給料が貰えない)を考えても数年間でpayする」といったROI系の話ではなく、純粋に“学び”という視点で私にとってのMBAの価値を考えてみたいと思います。

 

1 MBA志望動機について

・Essayで書いたかどうかは別にして、私の本音ベースのMBA志望動機は以下の通りです。

 

①銀行での事業再生の経験を通じて、自身のスキル不足を痛感。経営全般にかかる知識を体系的に習得し、自身のスキルアップを図りたい。

②受験英語は苦手ではないが、純ドメであり英語でのコミュニケーション力は著しく不足。勤務先は日本有数の機関投資家として海外に広く投資しており、今後を見据えて英語をビジネスレベルまで引き上げたい。

③元来保守的で自分の殻に閉じこもりがちなので、厳しい環境に身を置くことで人として、ビジネスマンとして成長したい。

④大学時代部活に明け暮れて一切勉強しなかったことを後悔(笑)仕事に役立つことを社会人という立場で目一杯勉強したい。

 

・日系企業においてはMBAが昇進等において評価されないことが多いと思いますが、私の尊敬する優秀な先輩も「MBA取得を考えたけど、社内で評価されないから」という理由でMBAを取得しないという選択をされました。私自身、MBA取得自体が評価されるものではないという点については百も承知でしたが、「他人に評価されるかされないかという部分に軸を置くのではなく、自分自身が成長できるかできないかという部分に軸を置きたい」と考え、MBAに行くのと行かないのとでどちらがより成長出来るか、という点を考え、MBA取得という選択をしました(なお、どちらがより成長出来るか、というのは個人の価値観によりますので、MBAを取得しないという選択をされた方を否定するものではありません)。

・なお、Fuquaについては、general management全般に強いことに加え、チームワークを重視する校風で名高いことから、経営全般にかかる知識習得、英語力・ソフトスキルの向上という面で自身のMBA志望動機と合致していたことから、進学を決めました。

 

2 実際にMBA生活を送ってみて感じたこと

・上で書いたMBA志望理由を、①ビジネス知識習得、②英語力向上、③ソフトスキル(リーダーシップ、思考力 etc)向上、④勉強欲(笑)、と簡記させて頂くと、この全てを満たしてくれたというのが正直に思う所です。特に④については、受験生時代を含めて嫌というほど満たしてくれました(笑)②の英語力については、自分の英語は本当に下手くそで2年間では全然足りない、生涯学習が必要、と気付いた点が一番の学びだった気もします。

・一方で、①、②、④はMBAの本質的価値ではないのではないか、という気もしています。

 

①ビジネス知識習得:strategy, marketing, finance, accounting, operation, economics, statistics…と沢山の知識を学び、とてもためになったのですが、MBAの本質的な価値なのか、と問われると違う気がしています(自分のMBA留学の主目的は、①だったのですが)。MBAに来た方が効率的に学べる、という点は否定しませんが、これだけ専門書やオンラインコース等が出回っていますので、本当にやる気があればMBA留学をしなくとも日本で仕事をしながら学べるのではないかと思います。従って、MBAで学んだ知識をその後の仕事でapply出来る場面があったかどうかをもって「MBAは役に立たない、価値がない」「MBAは役に立つ、価値がある」というのは、個人的に少し違和感があります。

 

②英語力向上:MBA留学をした方が英語力を伸ばしやすいとは思いますが、英語力を伸ばすということだけであれば、海外赴任であったり、その他の留学であったり、日本で死ぬほど会話の練習をしたりすれば代替出来ないことはないのかなと思います(自分が出来る自信は全くありませんが…)。

 

④勉強欲:論ずるまでもありません(笑)

 

・というわけで、私は③ソフトスキル向上、が私にとってのMBA留学の本質的価値なのではないかと思っていますので、項を改めて記載します。

 

3 MBAの本質的価値について

・私が思う仕事が出来る人というのは、i)人間的に素晴らしい方、ⅱ)協調性がある方、ⅲ)決断力があって頭のキレる方、なのですが、FuquaでのMBA生活はどの点についても自分に大きな学びを与えてくれました(自分が現時点でi), ⅱ), ⅲ)を満たしているとは口が裂けても言えませんが…)。

 

i)人間性:正直に申し上げて、私の人間性は特段優れてはいません。日本での大学時代は、外国人留学生には見向きもしませんでしたし、会社に入って同じ課で仕事をしている後輩がいても「何でこんなこと出来ないんだろ?自分でやってしまった方が速いな」と思っていたりしました。但し、留学をしてminorityの立場に置かれ、言葉の壁があっても自分の意見を言わないと生きていけないMBAという環境に置かれて初めて、“やろうと思っていても出来ない”ということがどういうことか分かりました。そして、今までの自分がどんなに小さく、一人よがりな奴だったかということを痛感しました。それと共に、そうした私のことを気に掛けてくれるチームメートに接し、「自分が逆の立場だったらここまで出来るだろうか?」「自分もこういう人間、リーダーでありたい」と思うようになりました。これは私の場合ですが、海外赴任をしてもそこでのmajorityは日本人であるためこうした学びは得られなかったのではないかと思いますし、海外で多くの外国人との本気のinteractionが求められるMBA留学だからこそ気付くことの出来た学びなのではないかと思っています。

 

ⅱ)協調性:留学前は、“自分自身の能力を高めること、自分の主張を通すこと”に傾注しがちでした。チームで仕事をするということはあまりなく、銀行特有の稟議というものが上司、その上司に上がって行って最終的に決済が下りる、という“縦の仕組み”に慣れきっていました。自分の提出したA案に対し上司がB案を提示してきたら、A案が何故B案より優れているのかを説明することに躍起になっていましたし、最終的にB案がチョイスされた場合には、最初からB案を提示できなかった自分の理屈不足を嘆いていました。しかし、留学を経て考え方が変わりました。Fuquaでは、全ての授業においてチームワークが徹底され、”Diversity”こそがチーム・組織を強くする“ということを理論・実践をもって学びます。前までは自分と他者を比較し、どうにかして他者を上回ることを考えていましたが、他者は自分がどう背伸びしても適わない強みを持っていること、そうした強みを持つ他者と自分が協力すればさらに素晴らしいものが出来ること、を学びました。自分がA案を提出し、上司がB案を提示してきたなら、互いの案に固執することなく補完し合うことでよりよいC案に辿り着くことが出来るのではないか、と思うようになりました。既にチームワークが徹底している上にinternationalな環境にいらっしゃる方にとっては本質的価値にはならないのかもしれませんが、私自身はチームワークを重視するFuquaのMBAプログラムに来て本当に良かったと思っていますし、チームワークについて身をもって学べたことは私にとってFuqua, MBAの大きな価値の一つです。

 

ⅲ)決断力・思考力:私は、大量に記憶したものをペーパーテストで正確にアウトプットする、という日本式教育に慣れきっており、“答えのない問いに対して自分なりの理屈を立てて他者に対して論理的に説明する”ということが苦手だと感じています。ⅱ)で自分なりの理屈を立てて…、と書きましたが、それは前例踏襲の部分が大きかったり、限られた論点だけ見て理屈を立てればよい、というような類のものでした。しかし、今後会社の中でポジションが上がり、マネージャーとして種々の判断をしていく上では、より大きな視点を持って考え決断する能力が求められると思いますので、こうした思考力・判断力を磨きたいと考えていました。この点において、MBAのケース分析は、“自分が経営者ならどうするか”という大きな視点で自分なりの判断を下し、それを理屈立って説明することが求められますので、思考力・判断力養成のトレーニングとして大きな意味をもっていると思います。ケース分析は時間が掛かる、takeawaysが分かりにくい、実際のビジネスと異なる、等の批判はありますが、限られた情報の中で判断を下すトレーニングとしてはとても優れていると感じます。さらにFuquaでは、どの授業でもチームアサイメントが課されるため、授業外の場面でも“自分ならどうするか”という意見を持つことが常に求められます。仕事でも頭を使いますし毎日何らかの判断は下しますが、“経営者の視点、大きな視点で自分なりの判断を下す”というトレーニングを毎日大量に積めるのはMBAの大きな価値の一つだと思っています(因みにFuquaはケースメソッドで有名という訳ではありませんが、多くのケースメソッドの授業を提供しています)。こうした思考力・判断力養成のトレーニングは、ⅱ)で述べた協調性と相俟ってさらに力を発揮するのだと思います。

 

4 最後に

・大変長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただきどうもありがとうございます。MBAのその他の価値としてネットワークもあると思いますが、留学前の動機としてあまり重視していなかったことに加え、私にとってはソフトスキルの面が大きかったので割愛させていただきました。但し、C-Leadのチームメンバーを含め、自分の強み・弱みを含めて全てを理解している色んな国の友達を持てたことは、自分にとってMBAの大きな財産です。

・社費派遣の私にとってMBAに来た意味があったかどうかを考えるということは、“MBAに来て得たもの”と“MBAに来ずに働いていたら得たであろうもの”を比較することに他なりません。働いていたら得たであろうものを想像することは難しく、この比較は非常に困難なのですが、単純に短期的に一つの仕事(企業融資 等)を極めることだけを考えればMBAに来ずに働いていた方がよい気もします。また、MBAに来て、自分がアメリカ人と勝負出来るのはfinance, accountingの知識やチームの議論の流れをまとめる部分であると思いましたが、そうした知識・能力は実務によって培われたものであり、MBAに来ることによって逆に実務の重要性を痛感したりもしました。但し、そうしたことを踏まえても、やはり自分はMBAに来て、Fuquaに来てよかったと心から思っています。FuquaのMBAは、言葉では表しづらいのですが、今後仕事をしていく上で、人を率いていく上で重要なことを教えてくれたと思いますし、そうしたものは今後ビジネスマンとして働いていく自分を長期的に支えてくれるのだと確信しています。

・MBAに何を求めるかは人それぞれ違いますし、MBAを目指すも目指さないも、MBAに価値を感じるも感じないも人それぞれだと思いますが、是非一人でも多くの方にFuqua Communityの一員になって頂ければ幸いです!私は、残り5カ月間の留学生活を全力で過ごしてさらに学びを大きくしたいと思いますし、卒業後に留学での学びを活かせるよう、全力で働きたいと思います!!


Duke大学MBA インフォセッション(Webinar) 12/17(日)開催

2017-12-01 12:43:37 | MBA受験

Duke University's Fuqua School of Business の在校生によるインフォセッション(非公式)を開催いたします。

当日は、簡単なパネルディスカッションに加えて、皆さまからのご質問にお答えいたします。

登録用の事前フォームをご用意いたしましたので、授業、生活環境、試験対策、キャリアプラン等、どんな質問でも構いませんのでお気軽にご質問いただければと思います。

2ndラウンド直前でお忙しいことと思いますが、Dukeに出願される方、これから受験校を検討する方、幅広い皆さまにご参加いただければ幸いです。

 

日時: 12月17日(日)10:00 - 11:00 am *日本時間

 

ご質問&緊急連絡先のご登録:

事前に在校生に聞いてみたい質問を募集いたします。下記のフォームよりご登録いただければ幸いです。

当日の緊急連絡先もご登録いただきますと、我々から何か不具合等発生した際にご連絡いたします(任意)。

 

Surveyへのリンク: こちら

 

アクセス方法:

WebEXを用いて開催いたします。

当日は下記Linkにアクセスいただき、パスワード(下記参照)を入力してください。

 

WebExへのリンク:こちら

Password: fuqua

 

*Link先でWebExアプリのインストールを求められる場合があります。

 

もし上記に関してご質問等ございましたら下記までご連絡ください。

 

fuqua-japan@googlegroups.com


Healthcare Conferenceについて

2017-12-01 11:57:48 | Health Sector Management

FYのJです。Fuquaでは、11月から翌年2月にかけて、Professional ClubやDiversity Club主催のConferenceが多く開催されます。今回は、その中でDuke Healthcare Clubが 主催したHealthcare Conferenceについてご紹介します。

Duke MBA Healthcare Conference は15周年を迎える伝統ある行事です。今年はDaVita Medical Group のCOO をはじめAmgenや UnitedHealthcare Groupといったヘルスケア関連企業からのゲスト、Health Analytics Platformの起業家、Life science にフォーカスしたベンチャーキャピタルの共同経営者ら十数人をパネリストに迎え、Finding a Niche – The Rise of New Entrants in Health Care and the Incumbent Response –というテーマでディスカッションが行われました。

 

各種Conferenceに参加する大きな意義として、関連する業界の第一人者から最もホットなトピックについて話を伺うことができ、多様な観点からの見方を併せて聞くことでトピックについて横断的な理解が得られるという利点があります。この日のConferenceでも、技術革新と米国の医療制度改革の波間で生まれている多くの事業機会について、ベンチャーのアプローチや既存企業のアプローチ、患者にとっての付加価値の視点、医療従事者の視点など、多様な文脈から充実した議論が交わされました。

例えば、高齢化の進む米国では、社会保障コストや医療費負担の増大を背景に、治療のコストよりも患者にとっての治療上の価値を基礎として診療報酬を決定する枠組みへの移行が模索されています。近年の医療制度改革と同様、このような枠組みの転換は新技術や新薬の収益性に大きく影響を与えますので、企業の側も変化を見越した対応を迫られることになります。ヘルスケア領域のベンチャーにおいては技術革新の機動性(Nimbleness of innovation)や柔軟性がより一層重視されるようになりました。また製薬業界等の既存企業にあっては、研究開発の加速とリスク分散の観点から、意思決定を委譲する分散型の企業構造が多く志向されているという変化があります。

Conferenceの後には参加企業と学生の交流会が行われました。Conferenceの企画には関連する専攻Health Sector Managementの教授陣も加わるものの、基本的には学生が主体となって運営されています。カリキュラム外で専攻や業種を超えて知見とネットワークを広げる機会が数多くあるのは、Fuquaのコミュニティの特徴です。MBA入学後のプランを練られている皆さんには、ぜひConferenceというユニークな学びの機会を活用されることをお勧めします。

 

参考: https://www.fuquahealthcareconference.com/

 


ISBとGI ~2つのPre-program~

2017-10-01 17:01:07 | 授業紹介

はじめまして、FYのYNです。

7月のプログラム開始後3カ月が経とうとしており、Fall 1の授業に加えて、人それぞれの課外活動(リクルーティング、クラブ活動、イベント、ケースコンペティションなど)の負担も増えつつあり、スピード感が増すばかりの毎日を送っています。

振り返れば、Fuquaのプログラムは7月のInternational Student Bootcamp (これまでLanguage Instituteと呼ばれていたもの)と8月のGlobal Instituteで始まりました。この記事では、これら2つのユニークなプログラムについてご紹介したいと思います。

International Student Bootcamp

この授業には、英語が母国語でない、または高等教育を英語で受けていない学生が50名(注:Fuquaの1学年全体は450名弱)ほど集められました。他校でも語学プログラムの位置づけで秋学期授業の開始前に短いプログラムを設けることがあると聞きますが、Fuquaではこのプログラムが慎重にデザインされており、単なる語学力向上効果を超えたユニークさがあったと思います。私は特に次の2点について感心しました。

①                 同級生・ファカルティ間の交流の促進

例えばプログラムの一つとして、「他学生全員の前で同級生1人を紹介する」というものがありました。これだけでは当たり障りのないように聞こえるプログラムですが、最大限の効果が出るよう巧みに運営されています。一義的には同級生全員の人となりを細かく確認でき同級生の交流を促進する良い機会ですが、私が「巧みに」感じたのは、こうしたプログラムでも常にファカルティ(Fall 1の必修科目「Leadership Communication 1」のファカルティを含みます。)が学生を細かに観察・指導している点です。例えば私が同級生を紹介する様子は、3-4人のESL(English as Second Language)やコミュニケーションの専門家から観察され、発音やコンテンツの適切性、デリバリー方法などについて細かなフィードバック(手の動かし方や発言の「閉め方」等)を得ることができました。また、この「他己紹介」を指導くださったのと同じ方がFall 1の「Leadership Communication 1」も指導してくださっているので、自分の成長を継続的に見ていただけている安心感・信頼感があります。加えてESLの専門家については、Fall 1の今現在も個別指導を受けており、今後卒業まで継続して指導を受けられることになっています。ESLの専門家は、このISB期間中のコミュニケーションを通じて私の癖や授業での振る舞い等を熟知しており、今受けている個別指導の効果を大きく高めてくれています。

Fuquaは海外学生比率を高い水準で維持するなどしてDiversityを標榜していますが、これは数字だけの表向きのものではなく、細かなサポート体制で裏打ちしている点はユニークで素晴らしいものと感じました。

②                Fuquaの掲げる「Team Fuqua」の価値観への理解の深化

Fuquaはビジネススクールの中でも特に協調性を重視しており、そうした価値観を「Team Fuqua」と呼んでブランディングしています。このISBでは、「Team Fuqua」を機能させるために必要なフレームワーク、特にチーム員へのフィードバックについて教え込まれました。例えばプログラムの一つとして、20ページほどのケース(架空の事例を元に問題点や解決策を分析する学習方法)を題材とし、チーム(3-4名)で問題点と解決策につきプレゼンをするものがありました。これ自体はどの学校にも共通する一般的なものと思いますが、Fuquaでは一つ工夫を凝らし、山場であったプレゼン終了の翌日に3時間ほどかけてチーム員同士で互いの振る舞いについてフィードバックの練習をしました。セットとなる授業では、フィードバックにおける伝え方、フィードバックを受ける側の姿勢、フィードバックを考えるにあたっての評価項目が教えられます。特に私を含めたアジア人は、フィードバックを与えることを苦手としがちと思いますが、こうしたフレームワークの説明を受けて実践することで習熟が可能だということを学びました。なお、同様のフレームワークは、ネイティブスピーカーが合流した後も再び教示・練習されるなど、その重要性が繰り返し強調されます。「協調性の重視」を掲げる学校は多いですが、Fuquaではそれが決して表面的なものではなく、どの文化圏からの学生であっても共有できる価値観として存在させるべく、プログラムを巧みに構築していると感じました。

Global Institute

7月とは打って変わって、8月にはいよいよアメリカ人や英語を母国語並みに使える国際学生が合流し、一学年約450人が揃いました。オリエンテーションでは、今後苦楽を共にするセクション別に約70人ずつ6つに分かれ、また一年間必修科目で共にチーム課題に取り組むことになる6-7人のチームが発表されました。

Fuquaは、アメリカのトップビジネススクールの中でも特に国際学生の比率を高く維持しています。私のチームは、アメリカ人4人にベトナム人1人、日本人1名の構成です。皆優しくかつ熱心で、とても居心地よく感じています。

また、Global Instituteに先立つオリエンテーションにおけるDeanのスピーチは、熱が込められており鳥肌が立ちました。この分断の時代において、Fuquaは多様性のもたらす創造性の力を信じており、世界中から集まっている君たち学生にはこの価値観を重視する義務があるとおっしゃっており、国際学生の一人として改めて奮起させられました。

オリエンテーションが終わると、GIが始まりました。秋学期開始前とはいえ、GIでは単位の付与される授業が実施されます。名前が少々ややこしいのですが、Global Institute and Environment(「GIE」)、Leadership, Ethics and Organization(「LEO」)およびConsequential Leadership 1(「C-Lead 1」)の3つのコースが並行して行われました。

①                Global Institute and Environment

ビジネススクールの導入的授業にしては珍しいのではないかと思いますが、この科目では、政治と経済の制度(Institute)がどのように経済成長に影響を与えるかが取り扱われました。書籍”Why Nations Fail”(邦題:『国家はなぜ衰退するのか』)を基調とし、個別のトピック(例:インドのSEZ、アフリカにおける製薬会社の役割、中国の経済改革、地球温暖化対策、メキシコの収奪的制度等)についてはケーススタディで掘り下げていく方法がとられました。この科目がなぜ導入的授業に取り入れられているかについては想像するほかありませんが、やはりFuquaの価値観に関連しているのではないかと思います。Fuquaでは、多様性やスチュワードシップを重視しており、ビジネスパーソンこそ社会の一員として国際的な公共意識を持たせることを狙っているのだと理解しました。私は資源開発会社の出身ですが、まさに資源国の政治と経済の制度に無関心ではいられないと考えており、この科目を興味深く学べました。

②                Leadership, Ethics and Organization

タイトルのとおり、リーダーシップ、倫理および組織について、学術的な理論やケーススタディ、チームでの演習を組み合わせて学ぶコースでした(主眼はあくまでリーダーシップにあり、倫理と組織についてはリーダーとして知っておくべきことという切り口からまとめられている印象でした。)。リーダーシップ論は各校の色が出やすい分野だと思います。Fuquaでは、(この場では詳細を割愛しますが)独自のリーダーシップ論(Six Domains Leadership Model)を開発しています。

③                Consequential Leadership 1

Consequential Leadershipとは、Fuquaが重視するLeadershipの在り方です。周囲の人々や社会・環境に対してスチュワードシップを発揮し良い結果をもたらすことを目標にしています。この価値観を定着させるよう、C-Lead 1では様々な活動が用意されています。屋外でのアクティビティを始め、外部の分析会社を使った性格・志向性の診断結果の共有や、チーム・チャーター(今後のチーム課題の遂行方法や、チームとしてのゴール、プライベートの時間の確保方法等に関する決まり事)の作成などを実施しました。また、万が一チーム内で問題が生じた場合には2年生の助けを仰ぐこともシステム化されています。

こうした活動にはとても助けられました。上述のGIEおよびLEOで4つのチーム課題をこなしましたが、このC-Lead 1を通じてチーム内でのコミュニケーションが促進されており、チームの連帯感やモチベーション、生産性が向上しているのを実感しています。

また、チームメンバーとは建設的なフィードバックを定期的に実施できるように、月に二度ほど”Coffee Chat”をすることを合意しました。私もこの機会を利用して、私の振舞いの良かった点や悪かった点を聞き出しています。また、相手に対してフィードバックを与えることは予想以上に不慣れで難しいため、この練習という観点でも有益な機会だと感じています。

 

Fuquaでのこれまでの経験は、入学前の想像を超えていました。プログラムのどの部分を切り取っても、多様性のもたらす創造性の力を信じる理念、という一本の筋が通っています。これからの活動を通じて、自分がどのように変わっていくのか、非常に楽しみにしています。

(写真は国際学生の友人たちとのPotluck Partyでの一枚です。お好み焼きとカリフォルニアロールを持ち込みましたが大人気でした!)

 


Duke大学MBA 公式説明会のお知らせ

2017-06-26 21:23:46 | MBA受験

このたび、Duke University's Fuqua School of Businessが主催する公式学校説明会が東京にて開催されます。日本を担当する入学審査官が来日し学校紹介、アドミッションプロセスの説明を行うほか、Alumniや在校生とのQ&Aセッションなどを予定しています。Fuquaに少しでも興味をお持ちの方は、ぜひご参加ください!

 

日時:2017年7月19日(水), 19:00 – 21:00

 

場所:品川シーズンテラス カンファレンス RoomC

http://sst-sr.jp/access/

 

ご登録:登録はこちらのURLよりお願いいたします。

http://www.fuqua.duke.edu/public/event.load/19365

 

<Duke 大学MBAについて>

Duke University's Fuqua School of Businessは、ヘルスケア、テクノロジー、ファイナンス、マーケティングなど幅広い分野で高い水準の教育を提供するビジネススクールで、特にTeam Fuquaと呼ばれるCollaborativeな校風に特色があり、リーダーシップ教育に非常に力を入れています。世界でも常にTOP10の地位を占め、ビジネスウィーク誌からはNo.1の評価を受けました。

Fuqua についてより詳しく知りたい方は下記もご参照ください。

Fuqua日本人サイト:

http://fuquajapan.com/


Japan Trekについて

2017-06-04 02:39:31 | 課外活動

はじめまして、1年生のYTです。怒涛のようにFuquaでの1年が過ぎて行きましたが、中身の濃い1年の中でも最も楽しく印象に残っているのがJapan Trekです。今回は2017年のJapan Trekについてお話ししたいと思います。

 

1 Japan Trekとは

Fuquaでは、学校が提供する正式な研修旅行(?)であるGATEがSpring BreakおよびSpring 2後に開催されます(参加は任意)。一方、その他にも学生が自主的に企画するTrekというものが存在し、人気のものですとIsrael Trek, Morocco Trek等があります。Japan Trekは、去年数年振りに復活し、今年が実質2回目でした。

Fuqua Japan Trek 2017の概要

○日程:3/6 (月)~ 3/14(火) (Spring Break中に開催)

○参加人数:日本人organizers5名、participants76名(2016年は合計30名弱)

○行程:東京⇒箱根⇒名古屋or奈良or京都⇒京都⇒広島⇒大阪

 

2 Japan Trekに参加した目的・理由

International Student Bootcampが始まった頃、FY5人で話し合いをしたのですが、その時に「今年もJapan Trekをやろう」ということになりました。私は社費なので、私費の同級生に比べれば時間もあるということで参加の意思表明はしたものの、正直に言うと内心乗り気ではありませんでした。理由は、①純ドメなので、留学に来たからには少しでもアメリカなり外国にいる時間を長くして、cultural sensitivityを高めたい、②Japan Trekで回るであろう各都市には嫌というほど行っており、改めて行きたくないと感じた、の2点です。もともと熱しにくく冷めにくい性格というのもあるのですが…

そんな私を変えたのは10月後半に開催したJapan Trek Information Sessionでした。Japan Trekに興味を持ってくれている学生に対して、日本人organizersがTrek概要にかかるプレゼンを行ったのですが、学生達が日本に大興奮している様子を見て、また“We are so excited about Japan!” “We are looking forward to visiting Japan with you guys!”と言っているのを聞いて、体のそこから何かが沸き上がってくるのを感じました。日本人として、外国人が日本という国に興奮しているのを見るのは心底嬉しく、business schoolに入ってから初めて(というよりも人生で初めて)日本人であることを誇りに感じました。こうなったら皆に日本を心底楽しんで欲しい、日本の大ファンになって欲しいと思い、そこからはJapan Trekの準備に魂を注入するようになりました。Trekから自分が何を得られるかよりも、みんながTrekから何を得られるかを考えるようになったという点で、Information Sessionは自分にとって大きな転機になったと思います。

 

3 準備期間について

3月の本番まで半年ほどかけて準備をしましたが、organizersでの話し合い、旅程の作り込み、スライド作り、participants・旅行会社とのやりとり…等、今から考えると結構大変だったなと思います。但し、準備それ自体は大変ながらも楽しく、backgroundの異なる日本人と仕事(?)をする機会というのも滅多にないので、各人の考え方の違いやそれをどうまとめ上げていくかというプロセスも、大変勉強になりました。

上記の通り各人の考え方が異なる部分はありましたが、全体を通してのFuqua Japan Trekのコンセプトは”hospitality”, ”customization”であったと思います。76人のparticipantsをマネージするのは大変ではありますが、私達は可能な限り「団体バスに詰め込むだけの旅行」は避け、自分達で予約するところは予約をし、時にはバスガイドのようになり、オプションも出来るだけ増やして、いかにparticipantsが最高の経験を出来るか、という点を最大限重視して準備に臨みました。

 

4 Japan Trek本番について

大変な長さになってしまいますので各日程についての詳細記述は控えますが、以下に行程概要を記載します。

 

○3/6(月):welcome party@東京

○3/7(火):浅草観光 ⇒  option1:寿司作り体験+渋谷・原宿観光 or option2:書道体験+秋葉原観光 ⇒ ディナー

○3/8(水):free time@東京 (option1: 歌舞伎 or option2:ラーメン博物館 or option 3:皇居ラン) ⇒ ディナー

○3/9(木):芦ノ湖 ⇒ 大涌谷 ⇒ 箱根彫刻の森美術館 ⇒ 箱根旅館宴会

○3/10(金):option1名古屋:TOYOTA工場見学 ⇒ リニア・鉄道館見学 ⇒ ディナー ⇒ 京都

         option2奈良:奈良公園 ⇒ 興福寺 ⇒ 東大寺 ⇒ 京都 ⇒ ディナー

         option3京都:嵐山cycling ⇒ お茶体験 ⇒ ディナー

○3/11(土):金閣寺 ⇒ 伏見稲荷大社 ⇒ 着物体験+清水寺 ⇒ 祇園 ⇒ ディナー

○3/12(日):原爆ドーム・平和記念公園 ⇒ 宮島 ⇒ 広島旅館宴会

○3/13(月):大阪難波 ⇒ 大相撲観戦 ⇒ ディナー ⇒ farewell party

○3/14(火):解散

かなりの弾丸スケジュールでしたし、途中様々なトラブルもありましたが、何とかスケジュール通り各地を回ることが出来ました。とにかくみんな日本酒が大好きで、居酒屋の日本酒が底をついたこともありました…(笑)時差ボケが解消仕切らず、打ち合わせなり作業なりもあり毎日3時間くらいしか寝れませんでしたが、心から楽しい旅行でした!参加者の皆が言う通り、once-in-a-life-time tripになったと思います!

 

5 所感

楽しかったばかりではなく、Japan Trekでは非常に大きな学びがありました。

1)自信を持つことの大切さ

アメリカで学校生活を送っていると、外国ということで無意識に引っ込み思案になってしまったり、何より英語面でのハンデにより積極的に発言をすることが出来ない部分がありました。しかし、Japan Trekでは、participantsは全く日本語が分からないため、否が応でも頼られる存在、leadershipを発揮しなければいけない立場になります。そんな環境に1週間もいると、80人の前で英語を即興で話すこと、外国人を引率して歩くことが普通になってきます。自分では感じていなかったのですが、Japan Trekに参加していたC LEADのメンバー達から、「日本でのYTは、スゴく自信に満ちていていいねって、皆言っているよ!」と言われました。外国で生活していることを言い訳にして消極的になっていた自分が恥ずかしいと思いましたし、一番の原因は外部ではなく自分自身にあるのだと痛感しました。

2)熱意を持つことの大切さ

Business schoolに通う自分はもともとhard skillを重視しがちな部分があり、それはそれで大切なのですが、今回のJapan Trekではsoft skillの中でも特に熱意を持つことの大切さを学びました。恐らく同じ行程を組んでいたとしても、私達organizersがただ単に作業のような形でJapan Trekをこなしてしまっては、participantsはここまで喜んでくれなかっただろうと思います。私達organizers全員が、participantsが楽しんでくれることを第一に考えて、陰で事務作業に徹したり、時にはアホみたいな芸をしたり(笑)、飲みまくったりしていましたが、それにparticipants達が上手く呼応してくれて、全体として最高に盛り上がり、皆にとってonce-in-a-life-time tripになったのだと思います。熱意は国境を超える、ではないですが、そうした熱意や影での働きを見てくれていて、皆とても感謝をしてくれました。Japan Trek後に、participantsがプレゼントしてくれた皆のサイン入りbasketballは、一生の宝物です!

3)日本という国の素晴らしさ

アメリカで日常生活を送っていると、「あ~、日本のコンビニは便利だな」「納豆美味しいな」「日本の配送はしっかりしてるな」等の(ある意味小さなスケールでの)日本の良さを感じることはありますが、それとともに日本で生活していた時には意識していなかった日本の上下関係・人間関係の窮屈さ、変に他人の目を気にする窮屈感等のネガティブな面を感じてもいました。しかし、日本という国を大勢の外国人と旅行するという貴重な経験を通じて、日本という国を新たな視点から捉えることが出来ましたし、日本の素晴らしさを学ぶことが出来ました。私が一番印象に残っているのは、広島の宮島で、中国人の女性参加者と話した時のことです。「この広島が、Japan Trekの中で一番感動した。平和記念公園は素晴らしかったし、この宮島は信じられない位に美しい。私は日本という国にjealousyを感じている。私の国と違って負の歴史を隠そうとせず(注:筆者はその点についてはわかりませんが)、自分達が悪い所は悪いと認めた上で、原爆投下という悲しい出来事を堂々と世界に発信し、その歴史が2度と繰り返されないように尽力している。日本人、日本という国のこうした姿勢を私達は学ぶべきだと思うし、日本は本当に素晴らしい国だと思う」と彼女は泣きそうになりながら話していました。私は心底感動し、日本人に生まれて良かったと思いましたし、帰国後どんな些細なレベルであっても良いので日本に役に立つような仕事がしたいなと思いました。

 

改めて、Japan TrekはFuqua1年目の中で最高の経験でした!!!