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Duke MBA 日本人ブログ

Duke University - Fuqua School of Business(非公式)

Special Olympics

2005-11-29 17:13:33 | 課外活動
いつもバスケを一緒にやっている友人に誘われ、今週末に、学内のバスケットボールの3on3トーナメントに出ることになりました。このイベント、単なる学校のバスケットボールトーナメントではなく、MBA GamesというFuqua独自のクラブ活動の一環として行われます。

MBA Gamesというのは、Fuquaで80年代の後半から続いている歴史あるクラブで、最も参加者が多くかつ最も活発なクラブの1つ。活動の中心は、Special Olympics(知的発達障害のある人たちに、日常的なスポーツトレーニングとその成果の発表の場である競技会を年間通じて提供し、社会参加を応援する国際的なスポーツ組織。今年2月に長野で冬季世界大会が開催された。)関係の団体への寄付金や募金を色々な形で集めるというもの。年間を通して行われる様々な活動の中でも、もっとも大きな活動が、4月に行われるMBA Games Weekend。Fuquaが中心となって、HarvardやWhartonなど10以上のビジネススクールから参加希望者を募り、ここダーラムで、サッカー、水泳、マラソンなどをSpecial Olympicsのアスリートの人たちと楽しむというもの。もちろん、参加者が支払う参加費は全て団体に寄付され、フォードやミラー(ビール会社)といった大企業もスポンサーとしてこの活動をサポートします。昨年1年間で同クラブからは約1000万円の寄付が行われました。

ある統計によると、米国における年間寄付金総額が24兆円(トヨタの売上高が18兆円)を超えるのに対して、日本は30分の1以下の7000億円程度。さらに、米国の場合、その24兆円の内、70%以上が個人による寄付金であるのに対して、日本の寄付金の9割以上は企業によるもの。以前から、会計制度等、寄付金に対する日本と米国の制度の違いについての興味はありました。日本と米国を比べると、個人や法人が寄付をした場合に税控除や損金参入などの税制優遇措置が受けられる寄付対象先が、米国の130万団体に対して日本が2万団体と非常に少ないことに加えて、特に個人の場合、米国では、課税所得の50%まで寄付控除できるのに対して、日本では30%までしか認められないなどの制約があります。そのため、日本国内でも、税制優遇対象となる団体の認定基準緩和や、控除率の拡大が盛んに議論され、来年度の税制改正でも一部緩和が行われるようです。

しかし、こういう制度や数字以上に、こちらに来て感じるのは、米国では寄付やボランティアという活動が日常生活に密接に結びついているということ。日本で募金というと、駅前で募金箱を持って...というのを(私は)すぐに想像しますが、寄付金集めだけを見ても、こちらは本当に多種多様。MBA Gamesの活動の中でも、今回の3on3大会も参加費が全て寄付されますし、ハロウィーンパーティーの時もそう。記憶に新しいハリケーンカトリーナの被災地に対して寄付金を募る時には、オリジナルのコップを作って販売したり。変わったものでは、教授同士にワッフルの早食い競争をしてもらって、どちらが勝つかにベットした生徒の掛金が団体に寄付されるなど、寄付活動が学生生活に根付いていることに驚かされることがよくあります。お金を寄付することだけが形ではありませんし、日本でも、特に、阪神大震災以降、ボランティア活動の活発化が指摘されています。しかし、Fuquaで、これらの活動に参加する周りの友人達を見ていると、日本のそれとは違って、それが当然のことであるかのように、しかも楽しみながら参加しているのです(もちろん、「税控除があるから」と言って寄付をしている学生はほとんどいません)。

アメリカでの生活の中で学ぶことは色々とありますが(日本から学んで欲しいと思うことも数多いですが...)、これもその1つでしょうか。まだ、自分の中で、このカルチャーをどう解釈して、今後どう活かせるのかという答えは出ていません。自分も楽しみながら参加すると同時に、もう少しアメリカ人を観察してみたいと思います。 by F150

Phone-a-thon

2005-11-16 12:22:03 | 課外活動
どうもSanchezです。

先週、数日間に渡りFuquaではPhone-a-thonというイベントがありました。何をやるのかはよくわからなかったのですが、夕食、フリードリンク付だったことや、チームメートであるセクションレップ(学級委員みたいな人)から執拗に誘われたので気安く参加してしまいました。

説明を受けている時にうすうす気づき始めたんですが、なんてことはない卒業生にひたすら電話をかけて寄付金をせびって、いや寄付金をお願い申し上げてその合計額をセクション対抗で競うというものでした。

対象卒業生に日本人が含まれていればまだ貢献する余地があったのですが、時差の関係で対象者はアメリカ在住者のみ。ただでさえ覚束ない英語なのに、電話でお願いするなんて無理に決まってます。アジア人数名でこっそり帰ろうかとしていると、対象者リストをどさっと渡され、さらに棒グラフならぬ個人の出来高を記すホワイトボードまでいつの間に設置されていますした。頭を「愛という名のもとに」のチョロがよぎりました。

興味深かったのは各卒業生を管理しているシート。過去の寄付金実績、総額はもちろんのこと、かなり細かいことまで管理されていました。さらに過去の実績から予想される今年の寄付金要求ターゲット(実績より多い額)も記入されており、寄付金で持っているアメリカの大学らしさを感じた一幕でした。

おかげさまで小額ですが無事獲得し解放されました。

Bill ともちつき

2005-10-04 10:26:40 | 課外活動
どうもSanchezです。
順番が逆になってしまいましたが、International Food Festivalの本編について投稿します。

日本チームはサマーの時に行われたPot Luck Partyの時からアレンジを加え、寿司、たこ焼き、もちで勝負に出ました。
今回初めてRaleighの日本人会から借りてきた臼と杵で行う目玉企画のもちが完敗。もちなんて食べたことないからどんな味でもみんな喜んで食べるんだけどあれはダメです。もちというか大福です。

写真はBillっていう人がゆるゆるのもちをついているところです。
このBillっていう人もちつかされていますがDay Time MBAのトップです。それなりに偉いんです。まあ、これが来年のブローシャーに載れば逆転勝ちといったところでしょう。

あと、誰も気づいていないですが、Fox Centerの壁にもちがいまだに付着しています。

話はかわってこのブログ、ついにFuqua以外の人が見ていることが確認されました。初コメント&初トラックバックがニコラスの人からつきました。Fuquaメジャー化計画も着実に進行しているなあとトラックバックを見ていると、

通称:Fuqua(フークァー)

なにーーーーーーーー。大事なことを説明し忘れてるーーーー。
以下Fuqua Web siteより

The correct pronunciation is [few-kwa]. Whatever you do, don't say [foo-kwa] or (shudder) any other mispronunciation.

誰がなんと言おうとフュークアです。





MATSUKEN SAMBA

2005-10-03 00:11:42 | 課外活動
マツケンサンバの魅力が世界に通用することが証明されました!
何と!昨日FUQUAで開催された「Sights and Sounds of the World」と呼ばれるパフォーマンス大会(各国から17チームが参加)で、我々日本人チームが披露した「マツケンサンバ」が見事優勝!!日本人の企画力と組織力、そして実行力を見せつけました!

思えば長い道のりでした...
マカロニグリル(アパート近くのレストラン)の駐車場でのキックオフミーティングから始まり、メンバーのアパートメントでは、活発なブレーンストーミング、キャンプアウトでのNGTを経て、何とかマツケンサンバに案を集約。
その後は「松平健を知らない外国人達にマツケンサンバの面白さが伝わるのか」という不安に何度も押しつぶされそうになりながらも、チームミーティングの間を縫って、血のにじむような練習に打ち込みました(笑)。
練習では、マツケンDVDの真島先生の見事な腰使いに圧倒されながらもみんなで支え合い、最初は足を絡ませていたサンバステップもすべるように滑らかに。

そして、本番...
ショーが行われたthe Geneen(コンベンションセンター)は、アメリカ人をはじめとする学生で立ち見が出るほどの超満員!しかも、我々の前に出演した中国人チームが見事な棒術を披露し、会場は徐々に暖まった状態に...ところが、見たこともないような眩い衣装に身を包んだ日本人達がステージに上がると、「何が始まるのか」とみんなの表情が怪訝になり、会場全体がザワザワ...我々も、ステージ上で「これは、大丈夫か?」と少し不安になったものの、もう逃げるところはありません。しかし、心配は無用でした。次の瞬間、マツケンサンバのイントロが流れ出したと同時に我々のダンスが始まると、笑いと手拍子が会場全体を包みます。特に、予定通りに、前奏の後にマツケンに扮した2人のメンバーが入場すると会場のボルテージは一気に最高潮!マツケンの伴奏が聞こえない程の盛り上がりに。
そして、我々のダンスが終了すると会場全体がスタンディングオベーションで我々を讃えてくれました。後から聞いた話では、学生はもちろん教授陣からも大好評だったようです。

今回のパフォーマンス大会では、中国の棒術の他にも、韓国がサムノリと呼ばれる伝統的打楽器を披露したり、インドチームは映画などで見るマハラジャダンス、アフリカのファッションショーや、アメリカチームのバンドなど、それぞれのお国柄を反映した様々な出し物が披露されました。もちろん、企画から運営まで、全て学生が行っており、ビジネススクールならではの文化交流の形です。

これで、しばらく大きなイベントは終了。再来週に迫ったTerm1の終わりに向けて、マネジメントクラスの最終チームレポートと各クラスの期末試験の準備に集中です! by F150