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Duke MBA 日本人ブログ

Duke University - Fuqua School of Business(非公式)

Entrepreneurship関連のClub(EVCC)での活動報告

2014-11-27 01:02:17 | 課外活動

こんにちは、Class of 2015のpannです。

このブログにアクセスしてくださる方の中にはアプリカントの方も多くいらっしゃることかと思います。
いつもありがとうございます!気温も低くなり、風邪などひきやすい時期ですが、くれぐれも体調に気を付けて、頑張ってください!

アプリカントの方々の中には、「FuquaのEntrepreneurshipってどうなの?」と興味をお持ちの方もいらっしゃるかと思います。
Entrepreneurshipやstart-upというと、シリコンバレーに近い西海岸やボストンエリアのスクールに注目が集まりがちですが、全米でも有数のテクノロジークラスターのひとつRTPに近隣するFuquaにもたくさんの機会があります。以前、tarezoが起業に関するhands-on授業のP4Eについて紹介してくれたので、今回は私が最近参加したEVCC(Entrepreneurship and Venture Capital Club)主催・共催のイベントについて報告します。

EVCCはその名の通り、スタートアップやベンチャーキャピタルに興味がある学生が活動しているクラブで、

  • 起業家/ベンチャーキャピタリストとのネットワーク作り
  • スタートアップ/ベンチャーキャピタル界隈での最新トレンドの発信
  • スタートアップやベンチャーキャピタルでの就職のサポート

など、の活動をしています。(詳細はクラブサイトをご参照ください)

今回はEVCCが企画した以下のイベントにメンバーとして参加しました。

  1. American Underground Tour(9月)
  2. Scott Kupor Visiting Duke(11月)

1. American Underground Tour

American Underground”はDurhamやRaleighを拠点としたスタートアップのインキュベーションセンターで、3拠点で200以上のスタートアップが集積しています。ここでの活動は高く評価されており、Googleが選ぶGoogle For Entrepreneurs Tech Hubの1つになっています。

EVCCがアレンジしたこのツアーでは、ここで活動しているスタートアップ各企業のデモを見たり、立食パーティをしたりしながらネットワーキングをすることができました。
起業家たちと話をすると、情熱がガンガン伝わってきます。Fuquaの学生が在籍中に起業した、「CrowdTunes」のFounderとも話をすることができ、刺激たっぷりです。

施設の中は、とても開放的な雰囲気で、みなさん楽しそうに働いていました。
ここから、世界をアッと言わせる新しい企業が産まれてくる日も、そう遠くないに違いありません!

  

2. Scott Kupor Visiting Duke


お次は、つい先日Fuquaに来校した、Andreessen HorowitzのCOOである、Scott Kupor氏の講演です。
Andreessen Horowitzといえば、$4B以上のファンドを運用する今シリコンバレーで最も影響力があるベンチャーキャピタルのひとつで、ポートフォリオには日本でも有名なFacebook、Skype、Groupon、Pinterest、Twitter、Airbnbなど錚々たる顔ぶれが並びます。

来校したScott氏は、スタンフォード大学のロースクールを卒業後、金融機関でM&Aの業務を経て、自らもOpswareというスタートアップでVice Presidentを務めた経験を持ち、スタートアップの経営陣としての経験とVCの投資家としての経験の両面で話をしてくれて、とても内容の濃い講演でした。

シリコンバレーのVC業界のトレンドとして語ってくれた「コンサルティングファーム、会計ファーム、ローファームなどの他のプロフェッショナルファームと同様に、トップファームが他のファームを吸収して大規模化し、小さなファームはブティックファームとして特定のエリアに専門性を高め、中規模のファームが存在しにくくなってきた。」という話は、コンサルティング業界への就職に興味がある私には、とても面白く感じました。

また、Q&Aコーナーでは学生への就職相談に乗ってくれるなど、気さくな一面を見せてくれ、イベントは大いに盛り上がりました。
こうした第一線の人の話が聞けるのも、MBAの魅力のひとつだと思います。


International Business Clubでの活動について

2014-11-22 18:07:46 | 課外活動

こんにちは。Class of 2016Forestです。
今回の投稿では私が所属するInternational Business Club(以下、IBC)の活動についてレポートします。

私はFuquaInternationalな環境でのリーダーシップスキルを高めたいと思い、IBCMarketing Chairという役員ポジションで参画しています。

Fuquaには実に50以上ものクラブがあり、大きく以下の3つに分類されます。 
・  Diversity Clubs Asian Business ClubInternational Business Club
・  Professional Clubs Energy ClubHigh-Tech ClubMarketing Club
・  Activity Clubs Arts & Music ClubOutdoors ClubWine Club

IBCDiversity Clubsの一つとなりますが、メンバーの多様性が特徴で、例えば役員メンバーの出身国を挙げると、アメリカ、ブラジル、インド、UAE、ドイツ、イスラエル、レバノン、中国、日本等多岐に渡ります。
活動内容はSocial Events(各国の文化を披露するタレントショー等)とCareer Events(インターナショナルの就職活動について紹介するセッション、新興国からスピーカーを招いたカンファレンス等)を中心に企画・開催をします。 

私の役職であるMarketing Chairの仕事は以下の通りです。
・  新規イベント・カンファレンスの企画・広報
・  クラブメンバー向けNewsletterの発行
・  プロモーション用の備品(ポスター等)製作

さて、私がIBCに参画して以降のはじめてのイベントとして、1121日にFuquas Got Talentというタレントショーが開催されました。本イベントの企画を役員メンバー中心で進めたのですが、1年生はコアの授業に加えて就職活動が本格化し、2年生も就職活動をしている中、打ち合わせの時間もなかなかあわないなど大変で、皆それぞれ言い分がありぶつかることもありましたが(笑)なんとか時間を捻出し、粘り強く企画を進めていきました。

そして、イベント当日、大講堂を観客が埋め尽くし、イベントは成功に終わりました。本イベントは、私がIBCに参画する前から2年生主体で調整が進んでいたため、私はポスターを製作したり、Judge(審査員)と進行の調整をしたりと、関わり方は限定的でしたが、それでも他のメンバーをはじめて一つのものを形にでき大きな充実感がありました。準備の過程でぶつかることもあったメンバーとも喜びを分かち合いました。衝突を乗り越え(笑)、以前より絆が強まった気がします。今後は我々1年生が主体となって各種イベントの企画・運営が進んでいくので、今回の経験を糧に頑張ろうとビール片手に話していました。

【写真:Fuqua's Got Talentの様子】

また、個人的には、クラブのPresidentの仕切り方は勉強になりました。メンバーは忙しいので、必ずしも全てがプラン通り進まないという前提で、代替プランを常に用意し、ある程度「遊び」をもたせながらうまく企画を進めていきます。あとは、どのような局面でもとにかく明るくチームを盛り上げていきます。多様性のある環境で如何にチームをまとめていくか、色々と考えさせられる経験でした。

このようにFuquaでは、学業以外にも自分次第でリーダーシップやコミュニケーションスキルを鍛える機会が豊富に用意されています。 

この時期、受験生の方は出願に向けて正念場かと思いますが、頑張ってくださいね。引き続き、ご質問やお手伝いできることあれば(fuqua-japan_ANTISPAM_googlegroups.com, _ANTISPAM_@に変換)宛にご連絡ください。


Energy Club Charlotte Power Tripについて

2014-11-03 12:43:27 | 課外活動

こんにちは、Class of 2016の三男坊です。

最近、出願に向けてアプリカントの方々からEnergy Finance ConcentrationやEnergy Clubの活動についてご照会を頂く機会が多くなりました。Dukeと言えばこれまでマーケティングやヘルスケアが看板プログラムではありましたが、昨年トップスクールでは初めてEnergy Finance 専攻のプログラムを設立するなど、今エネルギー関連のプログラムにもかなり力を入れています。

今回は10月末に参加した、Energy Club Charlotte Power Tripを紹介します!

Energy Clubではクラブ活動の一環として、エネルギー業界の見識を深めるべく、定期的にエネルギー関連企業やサイトの訪問を 行っております。
今回のTripはFuquaのEnergy Clubに加え、Duke大学のEngineering School、Nicholas School of the Environmentのメンバーも交え、総勢20人程でDurhamから2時間程離れたNC州最大の都市、Charlotteで下記企業を訪問して参りました。

【訪問先】

1.Electric Power Research Institute (EPRI) 

米国電力研究所と呼ばれる業界大手のNPOで、日本でも原子力発電の技術を中心に活発な研究を行っております。当日は同研究所の組織についての説明を受けた後、1時間程エンジニア帯同で研究所の見学を行いました。内容はかなり技術的なものが多く、理系出身ではない私には理解出来ない内容の話もありましたが、Engineering Schoolの学生が最先端の研究に目を輝かせながら、エンジニアも困る鋭い質問をしていたのが印象的でした。手前味噌ですが、改めてDuke大学の総合大学としてのレベルの高さを知ることが出来ました。

 

 

写真①、② EPRIのエンジニアからの説明を受ける様子

2. Duke Energy 

米国南部を中心に電力供給を行う業界第三位の電力会社。ここ数年で従来の石炭焚発電からガス焚発電や太陽光・風力発電へのシフトを進めており、そのダイナミズムを学べる絶好の機会でした。また訪問前は伝統的なUtility会社ということで、業界特有の保守的な企業風土との会社だという印象を持っていましたが、訪問中は終始オープンな雰囲気で、ざっくばらんに企業の抱える課題や問題意識を伺うことが出来ました。特に印象的だったのが、福島の原子力発電所事故(”Fukushima")や昨今のシェール革命後の流れの中で、同社の考える最適なエナジーミックスがどの様に変化したかについてで、変革を迫られている電力会社ならでは視点からメッセージはとても興味深いものでした。また同社の海外投資戦略(中南米の火力・水力発電所への投資)についても幾つか話がありました。同業界はM&Aにより既に相応の再編が進んでおり、今後の企業価値向上のためにも、同社の技術力が活用出来る分野において、積極的な事業投資が必要だと言っていました。
その他、オペレーション担当責任者とオペレーションルームを見学し、ピーク時の電力需要の推移や危機対応の取組みについての説明を受けました。米国南部の電力供給を管理する、オペレーションルームは規模も大変大きく、常時30人前後の社員が巨大モニターの前に陣取り、各地域の電力需給の推移を確認していました。

 

写真③ Fuquaからの訪問メンバー

 

写真④ Duke Energyの巨大なオペレーションルーム

3. Siemens 

ドイツに本社を置く世界最大級のEPC*業者の一つ。私も訪問前までは初耳でしたが、同社は数年前にCharlotte郊外にEnergy Hubと呼ばれる、エネルギー業界に特化した巨大な工場及び研究所を設立していました。今回の訪問では1時間半程かけて、同社の発電所向けのSteam turbine/Gas turbine製造設備を見学することが出来ました。何よりTurbineのスケールの大きさには目を奪われました。またTurbine製造プロセスの中で、日本発のトヨタ生産方式が一部採用されている事、また日々の工場の生産効率を上げるべく、研究者同士で常に改善提案を行っている事が大変印象的でした。
*EPC: Engineering, Procurement, and Construction

 

写真⑤ Siemensの製造設備

4. Proximity 

環境負荷を配慮した次世代のブティックホテル。一般的なホテルと比べ、消費エネルギーを40%、消費水量を30%抑えた環境に優しいホテルで、サービスの質は米国トップクラスとの事でした。自ら太陽光発電を行い、ホテル内でその電力を消費したり、光の差込みを最大限に活かした窓ガラスを導入したり、細部に至るまで環境負荷を考えており、また一方でインテリアのデザインもミニマム且つモダンで、また来てみたいと思ってしまう素晴らしいホテルでした。
また最後に同ホテルに隣接するレストランで、メンバー全員で簡単な打上げを行いました。レストランは平日にも拘らず、ビジネス客や地元の人で満席で、宿泊と合わせ普段は中々予約が取れないとのことでした。

今回は授業のない水曜日1日での駆け足のTripでしたが、訪問先も多岐に亘り、改めてエネルギー業界の裾野の広さを感じる、充実したものでした。主な訪問先も電力を中心としたものでした。次回はOil & GasやRenewableをテーマに訪問したいと思っています。
また訪問中はどの会社も、今回の我々の訪問を大変歓迎してくれていて、改めてDukeブランドの恩恵を受けることが出来ました。また一方で在校生として、如何にDukeブランドの価値を高められるか、使命感を感じたTripとなりました。


Campout 2014!!!

2014-10-19 00:46:37 | 課外活動

こんにちは!Class of 2016のTatです。

先週末でFall1が終わりました!今はFall1とFall2の間のブレイク中です。7月のLanguage Institute(以下LI)を皮切りに、Global Institute(以下GI)、そしてFall1と過ごしてきましたが、それぞれ始まると期間中は息つく間もなく、ここまで一気に駆け抜けてきた気がします。気づけば季節も移ろい、木々も紅葉してきて、ダーラムにも本格的に秋が到来しています。


写真① ダーラム近郊のかぼちゃ畑。

さてFall1のコア授業は、今年も「Managerial Economics」「Management Communication」「Probability & Statistics」「Financial Accounting」の4科目から構成されていました。個別の授業レポートについてはClass of 2015のメンバーが昨年書いてくれていますので(Class of 2015のレポートはこちら ME, MC, PS, FA)、今回は全体的な紹介と感想を書こうと思います。FuquaのFall1は、経済学、会計、統計など、Business Managementに必要な定量的な分析スキルとその考え方について学ぶ期間になってました。それらをベースにしながら、Fall2で、ファイナンス、戦略、マーケティングと学びを広げていきます。また同時並行で、「Management Communication」がFall1とFall2にまたいであり、Businessに必要なプレゼンスキルを、実践を通して学ぶ機会が用意されています。LI→GI→Fall1を通して感じるのは、カリキュラムの素晴らしさです。バックグラウンドの異なる学生がそれぞれの学びを深められるようにとてもよく設計されていると思います。Fall1のコア授業では、それぞれの科目で基本的なコンセプトを学ぶ機会が提供される一方で、授業前にTeam Assignmentが出され、授業では実際のケースを多く扱うなど、バックグラウンドのある学生も学びを深められるように設計されていました。授業は1コマ2時間で週に2回ですが、授業で扱う基本コンセプトやケースの予習が前提となっており、Team Assignmentも週に2、3本のペースで出るので準備が大変です。ただ用意をすればするほど、授業で発言できる機会も増え、大きな手ごたえを得られる仕組みになっているとも言えます。根が体育会の小生としては、試合に向けてコンディションを整えるサッカー選手になった気分で、どれだけよい準備をしてピッチ(教室)に臨めるかをよく考えるようになりました(笑)。そして少しずつですがペースも掴めてきたかなと思っています。Fall2が今から楽しみです。


写真② 予習復習で毎日使うLibrary 

さてさて、本日の本題の「Camp Out 2014」にいきます。アメリカでは、カレッジスポーツがプロスポーツ並みに人気があります。大学が、単なる教育機関ではなく町のシンボルとして定着していて、皆に親しまれているからなのだと思います。ダーラムのスーパーやレストランに行くと普通にDukeのTシャツを着た人たちを見かけます。そしてDukeのカレッジスポーツの中でもバスケットボール部は、全米優勝4回を誇り、監督がアメリカナショナルチームの監督を務めるMichael Krzyzewski(通称・コーチK)ということもあり、非常に人気が高く、お隣のUNCとのダービー戦となると、それはもうお祭り騒ぎになるようです。シーズンはまさにこれから(10月末から)始まり、スポーツ好きの私としては本当に楽しみなのですが、その前に「Camp Out」というバスケットボール部の試合のシーズンチケット獲得をかけたイベントに参加してきました。

 

圧倒的な人気を誇るバスケットボールのシーズンチケットの購入を、単なる抽選にせずにイベントにしてしまったのが、この「Camp Out」。参加者は何をするかというと・・・、シーズンチケットの抽選権を確保するために大学の敷地にキャンプを張って36時間徹夜して並びます(笑)。さらに恐ろしいことに、36時間徹夜しても「抽選権」が得られるだけで、当選するには、さらに厳しい倍率の「抽選」に当たらなければならないという、非常に過酷なイベントなのですが、なぜか毎年、参加者があとを絶ちません笑。参加者はCamp Out期間中、思い思いに時間を過ごします。大音量で音楽をかけながら踊るもよし、飲んで語らうもよし、フリスビーやゲームをするもよし、ケースを読むもよしです。私もFYの日本人を含む、アメリカ人、中国人12人の多国籍チームに入り、チーム内で飲んだり食べたり、他のチームに遊びにいって、フリスビーやビアポン(こちらで人気の卓球玉を使ったゲーム)をして交流を楽しんでいました。ただ、皆に共通しているのが、点呼のサイレンが不定期に鳴るたびに、事務局テントまでダッシュをしなければならないことです。少し遅れようものなら失格となってしまいます。最初の頃はよかったのですが、お酒も入り疲労も溜まった深夜になってもサイレンがなり、眠気眼で事務局にダッシュしているときは、そのクレイジーさに笑えてきました。その過酷さにも関わらず、我がチームは12人中7人がサバイブし、私も何とかサバイブできました。ただ、その後のチケット抽選では、私は運よく当選したものの、チームメンバーは不運に泣き、チケットは2枚しか獲得できず、結果的にチーム一同でCamp Outのクレイジーさを思い知らされました(笑)。



写真➂ 7人のCamp Out サバイバーたち

そして、今年のCamp Outでは、SYとFYでタッグを組んで、日本のそばを250人に振る舞う特別企画も実施しました。Fuquaにとどまらず、全体的に日本人が学生が減っている昨今ではありますが、Camp Outは世界中から集まった仲間に日本をアピールする絶好のチャンスだと思い、皆で何かやろうと話していました。事前の企画会議でSYのメンバーから去年の様子(Class of 2015のpannのレポートはこちら)を教えてもらい、「作りたて」がキラーになることを確信しました。そして、ラーメンかそばかで白熱した議論も、最後はそばで一つにまとまり(笑)、短時間にどれだけ効率的にそばを提供できるか、自宅で検証を重ね、横一列のTeam Japanそばオペレーションがついに完成しました。また、こういったイベントが来た時のために、日本でオリジナルのTeam Fuqua法被も制作して持ってきたのですが、当日は、法被の来たメンバーの息の合ったそばオペレーションに、すぐに行列ができ、250人前を一気に提供しました。噂を聞きつけたMBAのDeanもわざわざ称賛に来てくれ、MBA同級生からも大好評で、とても大きな手ごたえと得られた経験でした。


写真④ Team Japan


写真⑤ 息の合ったそばオペレーション


写真⑥ オリジナル法被


写真⑦ そば

こちらにいると様々な局面で日本人であることを強く意識します。セクションでも唯一の日本人です。そして、日本を改めて知ること機会も多いです。そば企画も、日本の食コンテンツの力を改めて感じました。Fall2の授業ではいろいろ日本のケースも出てくるようです。Fall2も頑張ろうと思います!受験生の皆さんは今が正念場の方も多いかと思います。私もスコアメイクで苦労しました。最後の最後までやり抜いて納得する結果をもぎ取ってください。応援しています。

 

それでは!


Class of 2014 卒業式

2014-06-10 08:27:53 | 課外活動

こんにちは。Blue Angelです。

私も、とうとうFuquaを卒業しました!
本当に2年間あっという間でした。


卒業式から1ヶ月が経ったのですが、まだ実感が沸きません。そして、少々まだ入り混じった気持ちです。この2年間、たくさんのことに挑戦して、いろいろなことを学ぶことができ、そして、無事に卒業できた達成感がある一方で、苦楽を共にしたTeam Fuquaの仲間たちと一度お別れしなければならないのは、非常に寂しく感じます。


例年同様ですが、私も卒業式に2回出席しました。5月10日(土)にFuquaの卒業式、5月11(日)にDuke-wideの卒業式。今回は、卒業式の様子を簡単にご紹介したいと思います。


5月10日のFuquaの卒業式は、本当に感慨深いものがありました。MBAには、皆それぞれ異なる目的を持って進学します。2年前、私もその一人でした。Entrepreneurになりたいという夢があり、そして、International Businessについて学びたい、更にはInternational EnvironmentにおけるLeadership Skillを磨きたいという気持ちで、Fuquaに乗り込んできました。

これらの目的が全て達成できたかわかりません。しかし、Fuquaは、自分が成長するために、これ以上ない程良い環境だったなと、卒業式が行われたCameron Indoor Stadiumでずっと考えていました。


[Cameron Indoor Stadiumでの卒業式の様子]

ところでGrant Hillは、ご存知でしょうか。彼は、Duke大学のバスケットボールチームに1990-1994年に在籍し、卒業後はプロとなり、National Basketball Association(NBA)のスター選手だった方です。幸いなことに、Fuquaの卒業式では、Grant Hillより祝辞をいただくことができました。

その分野を極める人には、何か熱いものがあるなと感じ、卒業式でも刺激を受けました。私のFuquaのクラスメートも、高い志と熱いハートを持った学生たちが、多かったことを思い出した瞬間でもありました。


[Grant Hillより祝辞]

Team Fuquaと言われる程、チームで活動することが多いFuqua。いろいろなクラスメートとチームを組んでたくさんのAssignmentに取り組みましたが、C-Lead(またはILE)のチームメートとは、学校でも学校の外でも最も一緒に過ごすことが多く、多くの苦楽を共にしてきたため、別れるのが辛かったです。

彼らは、時には、泣きたくなる程、Honest Feedbackをぶつけ合った仲間です。たくさんの事を考えさせてくれ、自分の成長があったのも彼らのお陰でもあります。私にとって、一生の友達であり、Fuquaで得た宝です。


[C-Leadチームメート]


翌日5月11日に、Fuqua-wideの卒業式に参加しました。Wallace Wade StadiumというDuke 大学のフットボールスタジアムで行われ、非常に壮大でした。私も米国屈指の名門大学にて、勉強ができ、大変誇りに思います。


[Wallace Wade Stadiumへの入場の様子]


[Duke-wideの卒業式の様子]


2年前に、会社を退職し、MBAに投資しました。当然リスクもあります。この先、リターンがあるかどうかもわかりません。それは、10年、20年経って、初めてわかるものと自分では考えています。

しかし、今、これだけは自信を持って言えそうです。Fuquaに来て本当に良かったです!成功したことも、失敗したことも、全てが良い経験となりました。たくさんの出会いがあり、すばらしい経験ができ、Fuquaでの2年間は、人生で最高の2年間でした。私がFuquaで経験してきたようなことを、是非皆さんにも経験してもらいたいと考えています。


Fuqua、2年間、ありがとう。


[Duke Chapelとのお別れ]


[卒業証書]


Blue Angel


FCCP(海外プロジェクト)について

2014-05-17 09:21:49 | 課外活動

Class of 2015のCHOPです。

早いもので、1年生は4ターム目のSpring2(3月17日~4月30日)を(いつものように)自転車操業で駆け抜け、2年生は5月10日・11日に卒業式を迎えました。感動のフィナーレについては追って2年生に語ってもらうとして、私からはSpring2に完結したFCCPについてお伝えします。

1.FCCP概要
FCCP (Fuqua Client Consulting Practicum )は、アメリカ国内外のクライアント企業に対して学生がコンサルティングを行うHands-On型のプログラムです。以下、時間の流れに沿ってプログラムの内容を紹介します。

Fall1:Fuquaがアメリカ国内、または海外のクライアントから集めてきた数多くのプロジェクト(エネルギー、環境、消費財、ファイナンス、教育、ヘルスケア、IT、ソーシャルインパクト等) の中から、プログラムに参加を希望する学生は自身のバックグラウンドや将来進みたい道、活動したい地域などと照らし合わせて希望するプロジェクトを選びます(一部のプロジェクトは申込多数のため抽選となります。例年、ヨーロッパや南米のプロジェクトは人気が高いようです)。

もちろん、チームワークがモットーのFuquaでは、FCCPもチームで取り組みます。必修科目のチーム(C-LEAD Team)が家族的な雰囲気であるのに比べて、FCCPのチームはプロジェクトのゴールに到達するという明確な目標がある分、ビジネスライクな雰囲気があり、そういう意味でも実践的と言えます。

Fall2, Spring1:週1回のペースで、コンサルティング業務に関するレクチャーや、Fuqua Alumniのコンサルタントを招いてのQ&Aセッションなどがありました。並行して、クライアントとコンタクトを取りプロジェクトに関するリサーチを進めたり、海外プロジェクトの場合はその国特有のビジネス習慣や文化などをエキスパートから学んだりします。このように、プロジェクトに関してまったくバックグラウンドを持たない学生でも不安なくクライアントと対面できるように、学校としてできる限りのサポートをしてくれます。

Spring Break:海外プロジェクト(あるいはアメリカ国内のプロジェクトでも遠隔地)の場合、実際にクライアントにコンサルティング業務を提供すべく、Spring Break期間中に現地にビジットすることになります。平日はクライアントの事務所に詰め、週末は近郊の観光をして回る、密度の濃い2週間となります。

pannが以前のブログで紹介したGATEと少し似ていますが、現地企業訪問と観光がメインのGATEとは異なり、FCCPではクライアントにフォーカスして実践的なビジネス経験を積むとともに、クライアントを通じて現地の商習慣や文化を学びます。どちらも甲乙つけがたく、Spring BreakではFCCP、Summer BreakではGATE、と両方に挑戦する欲張りなクラスメートもたくさんいます。

Spring2:現地でクライアントと問題点を洗い出し、詰めるだけ詰めると、新たな課題が見つかってきます。その課題を持ち帰り、クライアントと定期的にコンタクトを取りつつ
リサーチを重ね、最終的な成果物としてレポートを書き上げ、ローカル企業であればボードメンバーの前で、海外プロジェクトであればSkypeでプレゼンテーションを行います。半年に及ぶプログラムの集大成となりますので、自然と力が入ります。終了後、クライアントとして成果物をどのように評価するか、指導教官がヒアリングをすることによって成績が決まり、単位が付与されます。

2.私が参加したプロジェクトについて

私は、ペルーのエネルギー関連の企業が北米市場に新規参入するにあたっての戦略構築をサポートするプロジェクトに参加しました。チームのメンバーはアメリカ人4名と私で、うち3名はコンサルティング業務経験者なので、戦力としては申し分ないです。

その3名がサポート役に回り、私を含めた2名のコンサル未経験者が前面に立ってプロジェクトを進めよう、とメンバーで話し合いました。これは、FCCPが本気(ガチ)のコンサルティングプロジェクトであるとともに、Fuquaの授業の一環で単位も与えられ、参加者にとって最大限の学びの機会にしようという意識が学生間でも共有されているからです。 そういう意味では、ビジネスライクな関係の底流ではしっかりとTeam Fuquaの意識が根付いていると言えます。

プロジェクトの具体的な内容ですが……すみません、守秘義務があるために明らかにできません(苦笑) その代わりに、現地滞在中に撮影してきた写真を紹介します。ペルーの雰囲気を少しでも味わって頂ければと思います。それでは、また!

【写真1…首都リマの海岸にて。大気汚染が深刻で、街は常にモヤモヤしています】

【写真2…インカ帝国の都・クスコにて。標高3,400メートル、油断すると高山病でベッド送りです】

【写真3…元祖(?)空中都市・マチュピチュにて。観光客が全裸で写真撮影をして問題化しているとのことで、多くの警備員が監視していました】


International Business ClubのCo-President

2014-05-06 23:49:49 | 課外活動

こんにちは。2年生のBlue Angelです。

4月末にとうとう、Fuquaでの最後の授業が終わりました。
5月10日の卒業式まで、あと1週間弱。2年があっという間に過ぎてしまい、未だに信じられません・・・

MBAの2年間は、日本にいた時には考えられないような素晴らしい出会いがたくさんありました。
世界各国から集まってきた優秀なクラスメート、パッション溢れる教授、親身なスタッフ。

また、Team FuquaのCollaborativeな文化は、本物だなと感じました。
このスピリットは、学生だけに留まらず、教授、スタッフ、卒業生までにも及び、いろいろな方々に助けられました。

実は、Team Fuquaと同じくらい耳にする言葉がもう一つあります。
それは、Leaders of Consequenceです。これは、学生それぞれが自分で考え、定義するものでもありますが、当初は次のように定義されていました。

“A Leader of Consequence is someone who is able to effectively perform as a leader and as a team player; they are brilliant and also human; they are analytical and a globalist. The “and” is at the core of the idea – we are not this OR that, we are this AND that.”

つまり、Fuquaでは、良きリーダーであり、かつ良きチームプレーヤーでもあり、優秀であり、かつ思いやりもあり、バランスの取れたリーダーの育成を心がけており、プログラムも組まれています。Fuquaの学生が、就職先の企業より高い評価をいただいているのも、そういうところから来ていると言っても過言ではありません。


前置きが長くなりましたが、Fuquaでは、いろいろなことが学生で運営されているため、Leadership Opportunitiesがたくさんあります。公式なポジションとしては、生徒会(The Fuqua MBA Association (MBAA))、数多くあるクラブの幹部、セクションの幹部(学級委員)、GATE Tripのリーダー、後輩のメンター(COLE FellowsやCareer Fellows)等があります。また、非公式でも、自分で旅行やトレックを企画したり、パーティーやディナーを開催したり、形は様々です。

長い間、日本で仕事をしてきた私も、Fuquaでは、Internationalな環境でLeadership Skillを磨きたいと思い、2年目には、International Business Club(IBC)のCo-Presidentを務めました。Fuquaでは、必ず2人でPresidentを行うため、このように呼びます。私も、ロシア人のクラスメートIrinaさんと立候補をし、選挙で当選して正式にCo-Presidentとなりました。


(IBC Co-PresidentsのProposal)

Fuquaでは、実に50以上ものクラブがあり、大きく以下の3つに分類されます。

  1. Professional Clubs: Consulting Club、Energy Club、High-Tech Club、Marketing Club等
  2. Diversity Clubs: Asian Business Club、Association of Women in Business、Christian Business Fellowship、International Business Club等
  3. Activity Clubs: Arts & Music Club、Outdoors Club、Soccer Club、Wine Club等

IBCは、Diversity Clubsの一つとなりますが、Social Events(各国の文化を披露するタレントショー、各国の食べ物を持ち寄る食事会等)とCareer Events(米国での就職活動について紹介するセッション、テーブルマナー講座等)を中心に企画・開催をします。

IBCのCo-Presidentの業務は以下の通り幅広く、小さな会社の社長になったような気持ちでした。

  • 幹部メンバーの採用活動
  • 予算の申請と管理
  • Social EventやCareer Eventの企画・開催
  • 販促グッズや備品の購入
  • 学校スタッフや他クラブ等との関係構築
  • クラブメンバー向けNewsletterの発行
  • クラブへの勧誘活動

Co-Presidentになるとすぐに、幹部メンバーの採用活動に入ります。もう一人のCo-Presidentとよく話し合いを行い、クラブのVisionや年間行事を固め、それに応じて採用人数とポジションを決めた上で、1年生と2年生を面接し、幹部メンバーを採用しました。

幹部メンバーは全部で19名でして、出身国は、アメリカ、ペルー、コロンビア、スペイン、フランス、ロシア、レバノン、インド、パキスタン、中国、韓国、日本と非常にInternationalなチームとなりました。

この他には、クラブを運営していくためには、予算が必要となるため、Student Government BodyであるMBAAに対して予算の申請をしたり、予算の管理を行ったりしました。また、Social EventやCareer Eventを開催する度に、私がチームを編成して、企画・実行に移しました。


私にとって、一番大変で思い出に残っているイベントは、昨年11月にFuqua’s Got Talentというタレントショーを開催した時です。2ヶ月前から準備を進めていたのですが、なかなか作業が進みませんでした。1年生はコアの授業がありますし、2年生も就職活動をしているため、みなそれぞれが言い分があり、打合せができなかったり、また、意見がなかなか合わなかったり。それでも、自分はリーダーとして、みんなの意見をじっくり聞いたり、時には方向性を示して説得したり、苦労が絶えませんでしたが、根気強くチームを引っ張っていきました。

イベント当日、大講堂を観客が埋め尽くし、イベントが成功した時には、諦めずに頑張って本当に良かったと思いました。そして、みなそれぞれ進め方に違いがあっても、イベントを成功させたいという想いは、みな同じだったのだなと感じました。


(Fuqua’s Got TalentのTeam)


(Fuqua’s Got TalentのFlyer)


1年間で大小20以上のイベントを開催し、だいぶクラブ活動に時間を費やしましたが、例年350-400人が所属するクラブをリードし、非常に良い経験となりました。前述の通り、時には幹部メンバーと意見の食い違いがあったり、企画したイベントがうまくいかなかったりしたこともありましたが、うまく行ったこともうまく行かなかったことも、全てが自分にとって大きな財産となりました。

そして、この先、アメリカ人やそれ以外の国の人たちを一緒に仕事していける自信になりました。Fuquaに進学されましたら、是非、Leadership Opportunitiesを最大限に活用してみてください。International環境におけるLeadership Skillは、すごく磨かれると思います。


GATE 南米(ブラジル編)

2014-04-27 03:39:27 | 課外活動

こんにちは、pannです。
前回の、チリ編に続いてGATE South Americaブラジル編です。

■ブラジル
南米最大の経済大国でBRICsの一角を担うブラジルでは、リオデジャネイロとサンパウロの2都市に訪問しました。

(1) リオデジャネイロ
サンパウロに次ぐ第2の都市リオでは、

  • 石油生産企業
  • メディア複合企業
  • 生活消費財メーカー

を見学しました。


(生活消費財メーカーの生産ライン)

この中で特に面白かったのは、石油生産企業の見学です。
プレソルト層に大規模な油脈が見つかって以降、ブラジルは石油生産国としてもプレゼンスを高めています。GATEでは、実際に石油プラントを見学し、現地のマネージャにプラントの運営や、ビジネス状況について話を聞くことができました。残念ながら、石油プラント内は写真撮影ができなかったため、写真がありませんが、プラントのスケールの大きさには圧倒されました。

リオ滞在中は、週末が重なったため比較的多く自由時間がありました。
そして運よく、リオのカーニバルを見ることが!!

これには全員大興奮でした。(右写真:ジーコ元日本代表監督も参加していました。)

さらには、今年のワールドカップの決勝で利用される予定のエスタジオ・ド・マラカナン(Estádio do Maracanã)でサッカーの試合を見学。最新設備が整ったスケールの大きいスタジアムは圧巻でした。

市内を観光しながら目についたのは、丘一帯に広がるファヴェーラ(スラム化した地域)です。近年の目覚ましい経済発展を遂げたブラジルにおいて、依然として貧困層の問題が簡単ではないことを感じさせられました。

(2) サンパウロ
南半球最大の都市であるサンパウロは、まさにニューヨークや東京を思わせる大都会。ここでは、

  • ブラジル最大規模の銀行
  • サンパウロ港
  • 警察ヘリコプター
  • 航空機メーカー

を見学しました。

航空機メーカーでは、エアライン向けの中・小型航空機やプライベートジェットの製造ラインを見学しました。ちょうどSpring1のtermでオペレーションのコアクラスがあったため、製造ラインがどのようにして最適化されているのか、参加したMBA生も興味津々。実際に行われているKaizenプロジェクトについて話を聞くことで、どうやって組織としてオペレーションの最適化を管理しているのか、実例を踏まえて学ぶことができました。

また、サンパウロ見学を通じて印象に残ったのは、インフラ面での課題です。サンパウロの中心では常に渋滞に巻き込まれ、バスの中で数時間留まることが何度もありました。また、ブラジルの貿易を支える最大の港であるサンパウロ港も老朽化した建物がいくつもあり、インフラが成長のボトルネックの一つではないか、と感じさせました。

■総括
チリ・ブラジルを訪問して、自分の目で見て・人の話を直接聞くことで、それぞれの国が成功してきた要因とこれからの課題を知ることができ、とても充実した2週間でした。訪問する企業のラインナップや滞在するホテルの環境や移動時のガイドなど、いずれも工夫が凝らされていて、GATEは完成度の高いプログラムだと感じました。そして、2週間の旅を通じて親交を深めた友人たちとの出会いが、GATEの最大の魅力の一つだと思います。


GATE 南米(チリ編)

2014-04-26 03:18:00 | 課外活動

こんにちはpannです。

春になりダーラムは緑がとても美しくなってきました。
少し間が空いてしまいましたが、今回は、Spring Break中に参加しました、GATE(Chile & Brazil)を紹介します。

GATE (Global Academic Travel Experience) はFuquaの課外活動の看板プログラムのひとつです。例年訪問先が異なることがあるのですが、2013-2014では、以下の訪問先のプログラムがあります。他の1年生がSouth Africaに参加しているので、その体験談も近くアップする予定です。

  • South America (Chile & Brazil)
  • South Africa
  • China

私のGATEは大満足の2週間でした。この2週間で得たことをまとめると次の3つです。

  • 【経済・ビジネス】:企業訪問を通じて、南米の成長の勢いとこれからの課題を知ることができた。さらには日本企業の関わりにも触れることができた。
  • 【文化】:チリワインにリオのカーニバル、南米文化にどっぷり浸かることができた。
  • 【仲間】:新しい24名の仲間の輪ができて、最高の2週間!

どんな旅だったか、イメージをつかんでいただけるように、旅行記風に時系列で紹介します。

■事前準備

GATEの価値を最大限に高めるため、Spring Breakの前の学期Spring 1では訪問先の理解を深めるためのレクチャーが毎週水曜日にありました。GATE South Americaの担当教授であるAmbassador Patrick Duddyは、ブッシュ政権及びオバマ政権下で駐ボリビア米国大使や駐ベネズエラ米国大使などを務めたラテンアメリカのエキスパートで、チリやブラジルなどでも外交官として米国大使館でリーダーポジションを務めているため、訪問先の歴史や現在の経済の状況など、基礎知識をとても分かりやすく教えてくれました。このように様々な分野で経験豊富な教授がいることがFuquaの魅力のひとつだと感じました。

■チリ

最初の訪問先はチリの首都のサンチャゴ(Santiago)。チリはラテンアメリカの中で唯一OECDに加盟する経済の優等生で、銅などの資源にも恵まれ、安定した経済成長を続けています。そのためか、街はとても美しく近代的なオフィスビルと広々とした公園やアートが共存しています。

サンチャゴの街並み(うっすらと見えるのがアンデス山脈)

 

チリでは

  • 銅の採掘企業(残念ながらストの影響で採掘現場の見学はキャンセル)
  • チリワインのワイナリー
  • 南米最長のタワー(Grand Santiago Tower / Gran Torre Santiago: 全長300m)の開発現場

の見学が予定されていました。

 

面白かったのは、ワイナリー見学。もちろん美味しいワインの試飲も楽しかったのですが、それ以上に、ワイナリー・オーナーが語ってくれた「これまで安くてそこそこの品質というイメージだったチリワインを、高品質化していかにグローバルに展開していくか」という話は、活きたマーケティングの教材で、MBA生からも多くの質問が飛んで楽しい議論になりました。

またチリで感じたのは、日本企業の活躍です。銅の採掘現場では日本の重機が活躍し、南米最長タワーのGrand Santiago Towerでは日本の空調企業の技術が全館で導入されているとのことでした。現地のビジネスリーダーから日本技術への信頼が語られ、日本企業で活躍されえる方々をとても誇らしく感じました。

少々長くなったので、ブラジル編は改めて投稿したいと思います。こうご期待ください。


プログラム紹介:Program for Entrepreneurs (P4E)

2013-12-24 22:45:02 | 課外活動

FYのtarezoです。今回は、Fuquaにおけるhands-on系の授業の一つで、私も履修しているProgram for Entrepreneurs(通称P4E)についてご紹介します。

1. P4Eの概要

P4Eは、専門家のアドバイスを受けながら、学生が主体となって起業プランを立案していくというプログラムです。具体的には以下の3段階の授業が開講されており(エレクティブの授業という位置付け)、途中で次に進まないということもできる仕組みになっています。

  • NV1: Opportunity Evaluation →1年目のFall 2(現在私はちょうどこれが終わったところです。)
  • NV2: Strategy Development →1年目のSpring 1&2
  • NV3: Operating Plan →2年目のFall 1&2 (“NV”はNew Venturesの略)

2. 参加者

P4Eは、起業の準備をすることを想定したクラスですが、実際に起業するの意思の有無にかかわらず、また、社費/私費留学の別を問わず、Fuquaの学生は誰でもこのプログラムに参加することができます(下記P4Eのウェブサイトにも、“This is a good option if you want an entrepreneurial experience, but are most likely going to get a job elsewhere.”と明記されています。)。実際の参加者をみても、従前から起業アイデアがあり、P4Eを通じてビジネスの可能性を検討したいと思っている人から、起業アイデアは特にないけれども、P4Eを通じて仲間とアイディアを創り、ベンチャービジネスの醍醐味を味わいたいという人まで、様々です。

また、P4EはFuqua以外のDukeの学生も履修することが可能です。私が参加しているタームには、Nicholas School(環境大学院)の学生(Fuquaとのjoint-degreeの学生を含む。)も参加しており、環境関連のビジネスプランを練っています。

3. 私のこれまでの体験

私は、日本人同級生1名を含む、アジア出身の学生5人でチームを組んでP4Eに参加しており、米国における“Asian”ファストフードビジネスに関するプランを練っています。私は、ビジネススクールにいる間に自分のリーダーシップスキルを鍛え上げるというのを目標の一つにしているのですが、リーダーシップを鍛える機会として、P4EをはじめとするFuquaのアントレ系の授業には非常に興味を持っていました。そんな折、米国における“Asian”フードビジネスへの熱い想い(かなり本気)をもっていたベトナム人の友人と意気投合し、彼、タイ人1名、中国人1名、日本人2名の5人チームでP4Eに参加することになった次第です。

現在、上記NV1 (Opportunity Evaluation)が終わったところですが、(アジア出身という共通点はあれど)多様なバックグランドをもつチームメイトと新規ビジネスについて議論するのはいつも非常にわくわくします。最初のビジネスアイディア構築の段階で、皆漠然と「アジアの『何か』をアメリカで提供する」ビジネスがしたいという思いはありましたが、じゃあ具体的に何をしようかと全員でディープに時間をかけて議論をしました。ビジネスアイディアの構築という性質上、特に最初の頃は議論が煮詰まり前に進まなくなることもよくありましたし、ビジネスモデルが参考になりそうな某ファストフード店に足を運び、ランチをしながら価格、客層、オペレーション等を「偵察」したこともありました。ひとたびベースとなるアイディアが決まった後は(もちろん、これは必要に応じて修正の余地があるものですが)、Fuquaの教授や、ダーラム近郊でアジア系のフードビジネスを展開されているFuquaの卒業生にメンター(アドバイザー)になっていただき、継続的にプランの妥当性の検証を行いつつ、マーケットリサーチ、授業内でのビジネスピッチ(授業のうち数回は、起業家がゲストとして登場し、当該ゲストのビジネスのプレゼンを聞いた後、学生がゲストに対して自分たちのビジネスピッチをするという機会があります。)、学期末の最終プレゼン、最終レポート作成等を行っています。


写真:最終プレゼンの様子

NV1 (Opportunity Evaluation)が終わった現在もなお、本当にsolutionを必要とする問題を捉えているだろうか?そうだとして、マーケットは私たちのサービスを利用するだろうか?等々、継続的に検証していかなくてはいけない問題が多くありますが、これからの授業(NV2, NV3)を利用しながら、チームメイトと議論を重ねて、よいプランを作っていきたいと思います。

4. 番外編:起業コンペ

上記P4Eのメンバー及びビジネスアイディアで、Duke Startup ChallengeというDuke大学全体で行われる起業コンペに参加しました。先日あえなく落選の通知が来ましたが(笑)、早い段階で自分たちのビジネスプランを第三者に評価してもらうという点で、非常に有意義だったと思います。審査員からのフィードバックを今後のP4Eのビジネスプランに生かしていきたいと思います。

 
写真:構内の至る所に告知されていたDuke Start-up Challengeの看板

 


バスケットボール観戦してきました

2013-11-27 01:58:05 | 課外活動

Class of 2015のCHOPです。

アメリカでは11月第4週の木曜日がThanksgiving Dayという祝日になっています。Fuquaではその前後の水曜日・金曜日も休みになり、5連休となっています。日本の感覚で言うとお正月みたいなもので、家族と一緒に過ごすのが通例であり、全米各地から集まったクラスメートたちも実家に帰っていきました。

さて、今日はカレッジスポーツの話題です。

Dukeのバスケットボールチームが有名であることや、年間パスを手に入れるためにキャンプアウトに参加したことは9月のブログで紹介させてもらいました。今月から本格的にシーズンが始まったので、観戦してきました!

一流選手のプレーをコート脇で見られて興奮しました。「アリウープ」や「ハエ叩き」など、井上雄彦先生の名作「スラムダンク」の世界がそこにありました。



見逃せないのは、コートと観客席の近さです。会場が一体となった応援は、間違いなくチームの後押しになっていると感じました。また、学生だけでなく、近隣の住民の方が詰めかけて会場を埋め尽くしているのも特徴で、Dukeが地域に溶け込んでいることを実感しました。Family Dayが設定されていて、学生証があれば家族を連れていけるのも嬉しい制度です。

お隣のノースカロライナ大学との試合が3月に予定されています。マイケル・ジョーダンの母校でもあり、こちらもDukeに勝るとも劣らない強豪です。普通では入手困難なプラチナチケットですが、年間パスがあれば観戦できます!キャンプを頑張った学生へのご褒美ですね(笑)

 


Fuqua Discovers Japan!!

2013-10-15 16:10:24 | 課外活動

慶應ビジネススクールから交換留学で来ましたSSです。
8月末に、Team Japanの皆さんに温かく迎えていただき、すでに1か月半が経ちました。Durham入りした頃は夏でしたが、最近はすっかり寒くなり、Durhamを囲む木々も少しずつ紅葉を始めました。

学校の生活は、授業や課外活動など盛りだくさんですが、どんな時でもFuquaのFull timeの学生、(もちろん全世界からきているExchangeの学生も)はとてもフレンドリーで、これがFuquaの校風なのかと思いつつ、夫婦共々、初の海外生活を楽しんでおります。この学校を交換留学先に選んでよかったと常々感じております。

さて、10月11日(金)に“Fuqua Discovers Japan”というイベントが開催されました。“Fuqua Discovers”では、Termに1回ずつ世界の国々の紹介を行っており、前回はChileの紹介をFuquaのChile出身の学生からプレゼンテーションされました。

そして、今回のプレゼンテーションは、なんと”Japan”です!!

全校に以下のチラシが回りました!!

 

Team Japan(2年生2名、1年生4名、Exchange1名)のメンバー全員で、大学の生徒や先生方に向けて、“Japan”の紹介をしました。格好も、相撲レスラー(!?)から、浴衣や着物まで、Japanらしさとエンターテイメント性を追求しております。また観客には、日本酒や和菓子などがふるまわれ、“Japan”一色になった会場での、日本の紹介です。
発表内容は、日本の国土、ビジネス、文化、娯楽、観光についてです。鉄道ビジネスや、文化の違い、マンガ、温泉などについて、学生がそれぞれの個性を出しながら、工夫に凝らした内容を紹介しました。
私のパートは「日本の文化」でした。日本の文化特性やマナーの紹介、またお辞儀の仕方や日米の名刺交換の比較については、実演と笑いを交えながらの紹介となりました(相撲レスラーの格好で!)。

「名刺交換」の実演と、盛り上がる会場!!

当日は立ち見が出るほどの盛況ぶりで、時間いっぱいまでほぼ観客全員が聞き入り、熱心に質問もしていました。終了後も、「参加して本当に楽しく勉強できた」、「最高のエンターテイメント(!?)だった」などとポジティブな意見ばかりでした。Team Japanの「きずな」が一層強まったと思います。私としては、交換留学生として夫婦でこのようなイベントに参加できたことに感謝しております。

最後には学長と一緒に記念撮影です!!

今週はExam週間です。PaperやExamがいろいろ課されておりますが、これらが終わりましたら、Fall Breakに入ります。私は、Grand Canyonなどに行って、休みを楽しみたいと思います。
Fuquaでの留学生活は最高です。これからも更に楽しい思い出が出来そうです。

SS


キャンプアウト2013に参加してきました!

2013-09-15 11:20:35 | 課外活動

こんにちは、Class of 2015のPannです。
初投稿となりますが、今後ともよろしくお願いします。

さて、今回は私たちが先週参加してきたCampout 2013というイベントについてご紹介したいと思います。

【Campoutとは】
いったいなんだろう?キャンプってことはアウトドア活動かな?・・・名前からはなかなか想像しにくいですよね。
一言でいうと、「Duke大学バスケットボール部の試合のシーズンチケットを獲得するためにキャンプを張って36時間徹夜して並ぶイベント」です。

なんのこっちゃという感じですが、Duke大学のバスケットボール部は全米優勝4回を誇るトップクラスの強豪校で、監督がアメリカナショナルチームの監督を務めるMichael Krzyzewski(通称・コーチK)ということもあり、非常に人気が高く、お隣のUNCとのダービー戦となると、それはもうお祭り騒ぎ。UNC戦の当日チケットの入手は困難を極めるため、こうしてキャンプを張ってまでシーズンチケットの獲得をめざすというわけです。

MBAや、LLM、メディカルスクール等のプロフェッショナルスクールの学生には、忙しさが考慮されていて(?)、今回の金曜の夜から日曜の朝まで頑張ればチケット購入の機会が得られるイベントが設けられています。バスケ熱はほどほどですが、お祭り好きのFuqua Japanの私たち4名は、さっそくこのビッグイベントに参加してきました!

このイベントの醍醐味は、「熱狂があり」、「文化交流があり」、「ドラマがある」ところかなと思います。それぞれについてご紹介しますね。

【熱狂がある】
Campoutは、トラックを借りるか、テントを張るかして寝泊まりし、36時間を過ごす必要があります。
ただ、テントの中にいればいいというだけではなく、不定期にサイレンがなり、その都度起き上がって、事務局に点呼をしにいかなければなりません。1時間おきに鳴ったかと思えば、ある時は10分おきに3回続けて鳴ったりと、参加者はいつ鳴るか、いつ鳴るかとドキドキしながら待ちます。

36時間耐久というだけで、参加者はハイテンション。
サイレンが鳴ったとなれば「Check in! Check in!」と周りのテントにいる仲間に大声で知らせ、事務局に向かってダッシュします。それはまるで戦場で敵を発見したかのような慌ただしさです。

そして、Campout中にはスペシャルゲストでコーチKと選手が激励の言葉をかけてくれる一幕も。
随所に参加者たちがテンションを保つための工夫がされています。

【文化交流がある】
Campout期間中、各チームのテントでは様々な工夫をしながら時間を楽しみます。
私たち日本チームは中国の仲間と一緒にチームを組み、アジア・フード・コーナーを開きました。
土曜の昼に、日本人奥様のお力添えをいただき私たちが「寿司コーナー」を設け、土曜の夜には中国チームがHot Pot(スパイシーな鍋)を振舞いました。

これが予想のほか大人気!アジア圏以外のcamper達が噂を聞きつけ「なんだかあそこに旨いものがあるらしい」と私たちのテントまでやってきて、太巻きやちらし寿司を楽しんでいきました。

また、韓国チームはチゲ鍋やサムギョプサルを振舞ってくれて、これまた絶品!
ビールとソジュ(韓国の蒸留酒)をミックスした「Korean Bomb」と一緒に堪能してきました。

インドの友達はカレーを・・・というわけではありませんが、彼らは国技のクリケットをして遊びながら盛り上がっていました。

各国の料理を味わい、踊り、盛り上がる。
肉体的には結構つらいイベントでしたが、アジアのプレゼンスも大いに高まり、楽しいことがたくさんあるイベントです。

【ドラマがある】
さて、36時間の耐久を終えて、ついにシーズンチケットをゲット!!!
と思いきや、最後に運命を左右する「抽選」が待っています。当選の確率は肌感覚で6割程度。かなりの参加者が涙を呑むことになります。徹夜しても、さらにふるいにかけるとは、悪魔の所業。まさにBlue Devils。

最初は「バスケがそんなに好きなわけじゃないし」と余裕があった私も、さすがに36時間の徹夜後になると、是が非でも結果が欲しくなります。

そして運命の抽選結果発表。事務局に行って自分の名前を告げ、YesかNoの答えをもらいます。
点呼のサイレンで何度も顔を合わせた担当者が、笑顔で結果を告げました。

「Sorry... No」

ガーン!!結局わたしはチケットをゲットできませんでした。
日本人は4名中2名が当選。
はずれた私も中国のチームメイトが何人か当選したので、なんとか彼らとチケットをシェアして試合が観られそうです。

こんな熱狂あり、交流あり、ドラマありのCampoutを終え、また課題がたくさん待つ日常へと戻ってまいりました。


Class of 2013 卒業式

2013-05-14 22:39:43 | 課外活動

ついこの日曜日に卒業したKellyです。

長かったけれど、終わってみれば短かったFuqua生活完了です。先週は卒業イベント盛りだくさんで疲れました。。

以下Fuquaの卒業式について紹介します。

4月30日(火)Nasher MuseumというDuke所属の美術館でレセプションがありました。

5月3日(金)~8日(水)Fuqua恒例Beach Weekです。ノースカロライナのビーチに皆で行き、リラックスする、という目的です。(実際は皆お祭り騒ぎでリラックスにならないのですが。。。)

5月9日(木)Second Year Send-off 卒業生全体、セクション全体で写真を撮ったり、ランチをしたり、学生が作成したFuqua Visionを見たり、とオリエンテーションのような感じです。

5月10日(金)私はHSMプログラムに参加していたので、HSMのCertificateの授賞式がありました。今年の卒業生は70人くらいです。

   ←記念品

5月11日(土)Fuqua全体の卒業式です。Cameron Indoor Stadiumが会場で、ここはバスケットボールの試合が行われている、Dukeのいわゆる聖堂みたいなところです。(皆にとってDukeの象徴みたいなもの)

 ←会場入場前の長蛇の列。全員Fuqua卒業生です。

5月12日(土)Duke全体での卒業式でした。場所はWade Football Stadium。今年はなんとミランダ・ゲイツがスピーカーでした。彼女は学部もDuke大学、大学院もDuke大学(そしてFuqua卒業生!)という同窓生中の同窓生です。スピーチの内容は、これから人とのつながりを大事にして、Make a difference in the world(=世の中に貢献できることをしていきましょう)、というものでした。Fuqua内だけでなく、Duke大学全体の教育方針がが世の中に貢献できる人材になること、ですが、卒業式まで徹底してこのメッセージを伝えようとするDuke大学の一貫性にとても感動しました。

 

 ←ミランダ・ゲイツのスピーチ

そして卒業証書もらいました。

 ←Duke大学のシンボルのチャペルの絵画入り

MBA受験準備の1年半、そしてMBA中2年間、辛い事もいっぱいあったけど、ビジネススクールに来て良かったです。

ここまでこれたのも先輩卒業生、先生たち、そして同級生のお陰です。今までお世話になりました。今後は同窓生として宜しくお願いします!


Fuquaで参加できる実務経験について その3 (Mentored Study in Entrepreneurship)

2013-05-14 22:32:03 | 課外活動

最後にもう一つだけ参加したプロジェクトを紹介します。

Mentored Study in Entrepreneurship

  • プロジェクトについて:
    • 期間2タームかけて地元企業でインターンをする。以下のパターンいづれかで履修する。
      • Fall 1 & II(2年生のみ)
      • Fall II & Spring I
      • Spring I & II
      • Spring II & Summer
      • Summer(無給の夏のインターンにすることもできる)
      • Summer & Fall I(2年生のみ)
    • このプログラムの目的:スタートアップ企業でどのようにビジネスが行われているか学ぶ。
    • インターンをする企業:教授が過去に生徒を送り出した企業のリストを持っており、そこから選んでも良いし、自分で探してきてもよい。その選んだ企業と実際に面接をし、面接を通ったらインターンをすることができる。
    • 語学審査について:留学生(英語圏で学位をとったり、英語圏で3年程度の勤務経験があれば免除))のみ必要。
    • クライアント:インターン先の企業でメンターを探してもらい(ほとんどの場合面接してくれた人がメンターになる)、その人に定期的にアドバイスをもらう。私はCempra Pharmaceutical, Incという上場している地元製薬会社(従業員は30人程度と小企業)でVice President(VP) of Business Developmentにメンターになってもらいました。小企業でなければVPにメンターになってもらえることはほぼありません!貴重な機会です。
  • 実際の作業について
    • 課題:メンターに相談し、自由にテーマを決めます。私の課題テーマはマーケットリサーチ、つまり市場調査で、1つ目はドイツ、プランス、イギリス、日本で発売を検討している製品の償還薬価の予想を立てる、2つ目は同じ製品の小児肺炎の市場サイズを予想する、という課題でした。実際にこの会社は日本のパートナー会社と契約を進行している最中で、私のリサーチ結果がとても役に立った、とほめてくれました。
    • 日々の作業について:週最低8時間、このMentored Studyの作業をする必要があります。そのうち最低2時間はインターン先企業で作業をすることになっています。私は授業のない水曜日の午後4時間は会社で作業をし、残り4時間を自宅もしくは学校でした。ただ、私は結局プロジェクトにのめりこみ、毎週10時間は作業をしていました。製品については他の従業員に質問しました。
    • プレゼンテーション:他のプログラムと違い、プレゼンテーションは必須ではありません。私はCEOとメンターであるVP of Business Developmentにプレゼンをしました。
  • 予想外だったこと:情報がなかなか収集できず困りましたが、最後は執念?で調べきりました。その他驚いたのは実は私がメンターと話していたのはCEOだった、ということがありました。。。どうやら質問が厳しかったわけだ。。。と。
  • 楽しかったこと:実際に個人で企業のCEOやVPと話したり、プレゼンをできる機会は普通はほとんどないので、貴重な経験を得ることができました。そして実際に企業に貢献でき、とても達成感がありました。ちなみにこのメンターはキャリアアドバイスまでくれ、今後も色々お世話になりそうです。
  • Mentored Studyの良い点
    • 未経験の業界や業種の仕事にチャレンジできる。(アメリカの場合はレジメにこの経験を書いても大丈夫。)
    • 将来本当の意味でのメンターになってくれる人に出会えるかもしれない。(私の場合はそうでした。)
    • Fuquaはチームワークで作業をする機会が多いが、自分一人で新しい仕事をどれだけこなせるか、どのようにこなせるか、限界を知るいいチャンス。
    • 他のプロジェクトと違い、基本個人で仕事をするので、時間や場所をフレキシブルに決めることができます
  • アドバイス
    • メンターに5分、10分毎週進捗報告をし、アドバイスをもらうことをお勧めします。報連相ではありませんが、適度にコミュニケーションを取っておくと誤解もないので時間を無駄にせず、また一般的に仕事への取り組みに対して印象が良くなります。