こんにちは、Class of 2015のpannです。
このブログにアクセスしてくださる方の中にはアプリカントの方も多くいらっしゃることかと思います。
いつもありがとうございます!気温も低くなり、風邪などひきやすい時期ですが、くれぐれも体調に気を付けて、頑張ってください!
アプリカントの方々の中には、「FuquaのEntrepreneurshipってどうなの?」と興味をお持ちの方もいらっしゃるかと思います。
Entrepreneurshipやstart-upというと、シリコンバレーに近い西海岸やボストンエリアのスクールに注目が集まりがちですが、全米でも有数のテクノロジークラスターのひとつRTPに近隣するFuquaにもたくさんの機会があります。以前、tarezoが起業に関するhands-on授業のP4Eについて紹介してくれたので、今回は私が最近参加したEVCC(Entrepreneurship and Venture Capital Club)主催・共催のイベントについて報告します。
EVCCはその名の通り、スタートアップやベンチャーキャピタルに興味がある学生が活動しているクラブで、
- 起業家/ベンチャーキャピタリストとのネットワーク作り
- スタートアップ/ベンチャーキャピタル界隈での最新トレンドの発信
- スタートアップやベンチャーキャピタルでの就職のサポート
など、の活動をしています。(詳細はクラブサイトをご参照ください)
今回はEVCCが企画した以下のイベントにメンバーとして参加しました。
- American Underground Tour(9月)
- Scott Kupor Visiting Duke(11月)
1. American Underground Tour
“American Underground”はDurhamやRaleighを拠点としたスタートアップのインキュベーションセンターで、3拠点で200以上のスタートアップが集積しています。ここでの活動は高く評価されており、Googleが選ぶGoogle For Entrepreneurs Tech Hubの1つになっています。
EVCCがアレンジしたこのツアーでは、ここで活動しているスタートアップ各企業のデモを見たり、立食パーティをしたりしながらネットワーキングをすることができました。
起業家たちと話をすると、情熱がガンガン伝わってきます。Fuquaの学生が在籍中に起業した、「CrowdTunes」のFounderとも話をすることができ、刺激たっぷりです。
施設の中は、とても開放的な雰囲気で、みなさん楽しそうに働いていました。
ここから、世界をアッと言わせる新しい企業が産まれてくる日も、そう遠くないに違いありません!
2. Scott Kupor Visiting Duke
お次は、つい先日Fuquaに来校した、Andreessen HorowitzのCOOである、Scott Kupor氏の講演です。
Andreessen Horowitzといえば、$4B以上のファンドを運用する今シリコンバレーで最も影響力があるベンチャーキャピタルのひとつで、ポートフォリオには日本でも有名なFacebook、Skype、Groupon、Pinterest、Twitter、Airbnbなど錚々たる顔ぶれが並びます。
来校したScott氏は、スタンフォード大学のロースクールを卒業後、金融機関でM&Aの業務を経て、自らもOpswareというスタートアップでVice Presidentを務めた経験を持ち、スタートアップの経営陣としての経験とVCの投資家としての経験の両面で話をしてくれて、とても内容の濃い講演でした。
シリコンバレーのVC業界のトレンドとして語ってくれた「コンサルティングファーム、会計ファーム、ローファームなどの他のプロフェッショナルファームと同様に、トップファームが他のファームを吸収して大規模化し、小さなファームはブティックファームとして特定のエリアに専門性を高め、中規模のファームが存在しにくくなってきた。」という話は、コンサルティング業界への就職に興味がある私には、とても面白く感じました。
また、Q&Aコーナーでは学生への就職相談に乗ってくれるなど、気さくな一面を見せてくれ、イベントは大いに盛り上がりました。
こうした第一線の人の話が聞けるのも、MBAの魅力のひとつだと思います。