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Duke MBA 日本人ブログ

Duke University - Fuqua School of Business(非公式)

【Fall Break特別企画:授業紹介】Financial Accounting

2008-10-28 22:35:26 | 授業紹介
こんにちは。FYのTKです。

本日は、Break中の恒例企画、授業紹介の第1弾として、Financial Accounting をご紹介したいと思います。

この科目は、財務会計の基礎科目という位置づけになっていますが、実際は複式簿記の基礎からはじまり、資産会計、負債会計、資本会計、さらにはキャッシュフロー計算書まで、連結会計を除くほぼすべての財務会計トピックを6週間12回の講義でカバーするという、非常に密度の濃い授業です。

授業は、1学年6セクションを3つずつに分けて、2人の教授がそれぞれ担当する形になっており、私のセクションはAccountingの楽しさを学生に伝えることに情熱を燃やしている若きProfessor、Yonca Ertimurが担当でした。

日本で勉強した簿記や会計では、主に「取引の仕分けをどう処理するか」や「財務諸表をどう作成するか」といった、「財務諸表作成者」側の視点がメインでした。しかし、このコースでは、第1回目の授業で「Our goal is not to train you to become an accountant. Rather, we want you to become an informed user of financial statement information.」ということが宣言されることからも分かるように、レクチャーとケースを上手くミックスさせ、公開されている財務諸表からいかに情報を読み取るかという、「財務諸表利用者」側の視点を学びます。

個人的には、Term1,2のコア科目、特にQuantitative系の科目(経済学、統計学、ファイナンス等)については、過去に少しでも勉強したことがある方は、免除試験(Exemption)を受けて、よりレベルの高いElectiveをどんどん受けた方が良いと考えているのですが、Accountingについては、バックグラウンドのある方が受けても十分意義があると思いました。

一つ目の理由は、上でも触れたように、会計学に対するアプローチが日本の場合とかなり異なるので、バックグラウンドがあった私でも非常に参考になることが多かったという点です。(監査法人勤務の方などは、その限りでは無いと思いますが。念のため。)毎回ケース分析のアサインメントが課され、授業の中でそのケースについてのディスカッションを行うため、財務諸表(注記を含む)を情報ソースとしてどのように活用するのか、企業の経営者がどのような手法で決算を良く見せようとするのか、という点を叩き込まれます。

また、二つ目の理由ですが、毎回のケース分析アサインメントはチーム課題になっているため、コア科目全体を通じて原則として一緒となるチームメイトとの密なチームワークの機会が多く、その結果、チームメイトと仲良くなることができますし、チームをリードする苦労を味わえるという点も非常に有意義だと思います。(Fall1 Termのほかのコア科目は、Accountingほどチーム課題が多くはありません。)

ただ、この授業のボリュームは相当多いので、バックグラウンドの無い人(簿記2級レベルの知識があれば十分だと思います)は、合格後に学校から送られてくるAccountingのCDを活用して、予習しておくことをお勧めします。

TK

新学期&Time Management

2008-10-16 02:38:14 | 授業紹介

SYのSoです。

SYスタートの今学期はMBAの定番ともいえるFinance(Corporate Finance : CorpFin)とAccounting(Financial Statement Analysis : FSA)、他に週1の授業としてSocial Entrepreneurshipを履修しております。Elective履修の始まったFYのSpring termは
<Spring-1>
 ■Operations Management (必修)
 ■Corporate Social Impact Management (Social系)
 ■Strategic Modeling and Business Dynamics (Decision Science系)
<Spring-2>
 ■Managerial Accounting (Accounting系)
 ■Decision Tools for Environmental Sustainability (Social系)
 ■Decision Models (Decision Science系)
 ■GATE (East Asia GATE、ちなみにリーダーを担当しました)

と、Decision Science系 + Social系 + αといった趣味好み丸出しの履修具合でしたが、そろそろ帰国後の実務も見据えて財務や会計のお勉強もしておくべきだ、ということで履修に至ったわけです。特に財務会計に関しては苦戦したFY時のCore授業から1年経過したということで復習には丁度いい機会となりました。

はてさてこの2科目、共にassignmentや試験が多く提出日が重なることも多いため、同学期の同時履修は大変、とうっすら噂を聞いていたのですが、確かになかなかハードでした。学期中にCampOutもあったので更にタイトになった上、特にCorpFinに関しては金融志望の生徒はFY時に履修済みなこともあり、大半は数字やExcelが苦手気味、Team Meetingも昨年以上にMemberへの説明に時間を割きました。

しかしながらCorpFinは会計諸表を会社内部の視点から、FSAは外部の視点から分析する授業となっており、想像以上に授業間の学習Synergyがありました。CorpFinで減価償却や各種Leaseの計算上の取り扱いを学んだと思えば、FSAでWACC(加重平均資本コスト)の計算がさりげなく求められたり、また双方とも最近のMarket Turmoilも授業で扱って下さり(CorpFinでは元Investment Bankerの教授によるQ&A、FSAではSubprime問題における構造的欠陥について)、体系だって勉強したな、という気にさせられました。

さて、上記2コマの組み合わせがハードにしても、Term合計2.5コマは少なすぎやしないか、SYになってぬるい生活をしてるんでは、と思われた方に対してコメントを。私事ではありますが、昨年12月に入籍、8月に挙式、その後渡米した妻と新婚生活を開始致しました。MBAの2年間を独身・別居生活・同居生活の3パターン経験するのはそれなりに貴重(?)かもしれませんね。
といったわけで、勉強にGolfに夜な夜な繰り広げられるParty、お気楽・自由気ままな独身時代と異なって、Time Managementにもかなり気を使うようになりました。当初新婚生活をアメリカで始める妻が少々心配であったため履修数を減らしたのですが、Community SchoolのESLにFuqua Spouse ClubのConversation class、パステル教室にクッキング講座にお茶会、と、宿題で死に掛かっている旦那を尻目に妻はアメリカ生活を楽しんでいる様子で、正直ホッとしております。二人の時間・勉強時間・自分の趣味の時間(≒Golf)のバランスの取り方もMBA卒業までに身につける必要があるな、などと考えながらも、宿題4つ同時締め切りの明日を控え、ちょっぴり憂鬱な昼下がりであります。

おわり

就職活動 其の壱 - 日本での就職・サマーインターン

2008-10-14 05:54:59 | 授業紹介
Class of 2010 Katiaです。

MBA取得を希望される多くの方は、卒業後のキャリアチェンジ、キャリアアップに興味を持たれていると思います。Miyagiさんも日記に書いていましたが、Katia(私費・退職)もその一人。勉強や学内交流と平行してサマーインターン取得に向けて活動中です。

今回は、卒業後日本で働くことを検討する場合の就職活動のお話を。

1年目は大雑把に言って下記のようなスケジュールとなります。
=======================
5-6月(渡米前) 留学生対象の企業懇親会・説明会参加
7-8月 自己分析・企業/業界研究・レジュメドラフト
9月 レジュメ作成
企業主催懇親会・サマーインターン応募
10月 企業懇親会出席・面接
10月~11月 ボストンキャリアフォーラム参加
※ディスコ社主催の日本人留学生向けリクルーティングイベント。投資銀行ほぼ全社と事業会社数社の面接が実施され、一部企業からはオファーが出る。
11月~1月 サマーインターン獲得活動 (終了期間に個人差有)
=======================

1年目はサマーインターン獲得の為の活動。投資銀行・コンサルティングファーム・事業会社の各企業別にスケジュールが異なります。今の時期は懇親会、面接のプロセスへ進む為のレジュメ提出と平行し、懇親会・面接が始まりつつある時期です。

多くの学生は、数社からインターンのオファーを貰い、2-3社インターンを経験します。翌年のサマーインターン後内定を貰い、相思相愛で就職活動を終了することもあれば、卒業まで自分にフィットする企業を探す場合もあります。サマーインターン獲得後の就職活動は自分次第です。

ポイントは、他国の学生と活動タイミング、採用プロセスが全く異なること。日本人同士のネットワークと、情報共有を密にしないと乗り遅れてしまいます。

Fuquaは日本人入学者数、私費学生共に比較的多い為、就職活動の日本人学生間の情報共有は充実しています。Business SchoolのCMC(Career Management Center)は、アメリカで働く学生向け支援・情報提供が一般的な為(スケジュールしかり、インタビュー対策しかり)、日本人先輩方のUnofficialなアドバイスや過去の実績は大変重要なのです。

Team Fuquaを感じるのは、先輩に相談すると120%のアドバイスを頂けますし、レジュメレビューからモックインタビュー、ケースインタビュー対策まで丁寧にご指導いただけることです(SYの皆様、いつも有難う御座います)。

これから暫くは忙しさが増しそうですが、コレも経験、がんばっていきたいと思います。次回はアメリカでの就職・サマーインターン編を執筆予定です。

Consumer/Supplier Surplus

2008-09-27 09:59:18 | 授業紹介
私のMicroeconomicsの教授Pinoは陽気なイタリア人。abstractになりがちな経済学の理論をわかりやすく、楽しく教えてくれます。(TKさんの書いていたJimとは別の人です。コア科目は2人の教授がセクションを3つづつ受け持ちます)

今日のテーマはConsumer/Supplier Surplusの話。(消費者/生産者余剰)。

ひとしきり話やグラフで概念を説明したあと、やおらスクリーンにYou Tubeの画面を出して映画“Pretty Woman”のワンシーンを上映。

私は見たことがなかったのですが、たぶん話の最初のころ、リチャードギアとジュリアロバーツが契約金のネゴをしているシーン。
ジュリア“4000ドル!”ギア“2000ドル!”ジュリア“安すぎるわ、3000ドル!”ギア“よし、Done!”

その後ホテルの部屋からジュリアが出るとき、別れ際に交わした会話:ジュリア“2000ドルでもいいと思ってたわ”ギア“俺は4000出してもいいと思ってた”

そしてPino:“これがSupplier Surplus とConsumer Surplusだ!Got it?よし15分休憩!”

タームも3週目に入り学生はみな疲れ切っていましたが、教室は爆笑と拍手に包まれ、笑顔で教室を出て行きました。

経済学の初歩的な話ですが、少しでも楽しく、粋に、かつintuitiveに概念を説明しようとするその姿勢が大好きです。たぶんSurplusの概念は一生忘れないでしょう。もう少しゆっくりしゃべって板書を読みやすく書いてくれると完璧なのですが、、

Taku

Presentation

2008-09-26 06:08:21 | 授業紹介
こんにちは、FYのZakkです。
今日はコア授業の一つである、Leadership Communication1の様子をご紹介したいと思います。

この授業は効率的なマネジメントコミュニケーションの土台を築くことを主眼に置いたプログラムです。通常の授業と異なり、1クラスの人数が24人と少人数で行われるため、通常の授業よりも発言の機会が多く、又、個々人のプレゼンテーションが評価対象として重要視される等、参加型の授業となっています。

Fall Term 1のコアコースはAccounting、Statistics、Economicsと、このCommunicationの4つとなっており、他の科目とかなり性質が異なります。

私自身、仕事ではプレゼンテーションをする機会が山のようにあったのですが、英語で行うのは生まれて初めてのことでしたので、非常に気合を入れて入念に準備しました。
で、先日何とか無事プレゼンテーションを終え、ほっと一息しているところですが、その後Feedbackとして、ビデオを見ながら話し合いをする機会が持たれました。

『おお、英語で話してるよ。。。』。7月に渡米してから3ヶ月弱の間で自分自身が成長した?姿を見て、素直に驚きました。本来はどのように効果的に伝えているか、等がテーマなのですが、何はともあれ、普通に英語でプレゼンをやっている自分を見るのが新鮮でした。やさしいチームメート達はGood Job!とかPassionateとか何とか褒めてくれて、そういう言葉も当然嬉しいのですが、何はともあれ久しぶりに自分自身の仕事に納得することが出来ました。

英語によるコミュニケーション能力の向上、はMBA学習における本来の目的とは異なりますが、私自身が海外MBAを志願した大きな理由の一つであり、そういった目的を持っている方も多いと思います。Teamwork、Leadership養成はもとより、ソフトスキルの向上を非常に重視しているDuke Fuquaのプログラムは、Communicationの機会が数多くあるため、自然と英語力の向上を図ることが出来ます。勿論まだまだこれからではありますが、正しい選択をしたな、と感じた瞬間でもありました。



Zakk

Working Spanish - Advanced Beginners

2008-09-21 04:18:43 | 授業紹介
SYのRX-78です。久しぶりの投稿です。

今タームはWorking Spanish - Advanced Beginnersを履修しています。要はスペイン語の語学の授業です。Fuquaではスペイン語の授業とマンダリンの授業が通年ベースで開設されています。

私自身、過去駐在で数年間メキシコで生活する機会があったのですが、体系的にスペイン語を学ぶ暇がなく、文法などを余り踏まえないブロークンのままだったので、一度キチンと学ぶのも良いかなと思って履修してみました。

ビジネススクールで何故語学?と思わるかもしれませんので少し補足を。米国における中南米諸国からの移民は移民の大半を占め、人種別人口で見ても最大勢力は依然白人ですが、中南米移民はそれに告ぐ勢力となっています。現在全人口の12%を占めており、2025年には全人口の25%になると見込まれています。ダーラムのような南部の中規模都市ではあまり意識することはありませんが、東部や西海岸の大都市では日常生活の中で彼らとの接点は到る所にあります。

米国内のビジネスの立ち居地としては、分かりやすい例としてスペイン語専用のコールセンターや製品の取扱説明書で対応するといった、どちらかと言えば受身なレベルに留まっていました。しかし彼らの所得や社会的地位向上に伴い、セグメントマーケティングの一環として彼らに特化したマーケティング活動や商品作りなどの動きが活発化してきています。

「英語しか話せない国民イコール、アメリカ人」というジョークがあるほどに語学には比較的腰の重いと言われるアメリカ人ですが、第2外国語能力はビジネス上のアドバンテージにつながるとスクール側も見ている証拠だと思います。

講師はメキシコ出身の明るい女性講師で、授業も非常にインタラクティブでロールプレイングなどを多く含んだ、笑いの絶えない活気のある授業です。普段お堅い数量的な授業が多い中で一服の清涼剤的な感じで個人的に気に入っています。授業は基本的ながら終始スペイン語で行われるので多少の基本は必要になりますが、他の授業に負担の少ない分量でお勧めです。Beginnerコースもあるので、そちらを取得することもできます。

この授業での意外な発見は普段授業中に活発な発言で鳴らすアメリカ人たちも第2外国語の環境に入ってしまうと、Too Shy Shy Boy (Girl)だということです(少し古いですね)。結構柄にも無くモジモジしたりして、我々日本人がFuquaに来た直後に英語で苦労している時のことを思い出しました。意外と可愛いところあるじゃないかと何故か少し上から目線だったりする自分に気づく今日この頃です。

RX-78


理想の謝罪文

2008-09-13 17:40:12 | 授業紹介
久しぶりの更新です、今年はOutput頑張ります。

このタームで履修している科目の一つに、Managerial Writingがあります。International Studentの私としてはあまりにもお粗末な英作文能力を少しでもレベルアップしたいと思って履修したのですが、このコースの目的は単なるEnglish Writingではなく、Professional Writingをビジネスコミュニケーションツールとして如何に有効に使いこなすという所にポイントが置かれています(もちろん私が提出したWritingは真っ赤に添削されて返ってきますが)。

今日の授業では色々な状況に合わせた文章のスタイル(良い例・悪い例)を取り扱ったのですが、その中で謝罪文のお手本(Perfect Apology)としてJet Blue(ディスカウントエアライン)が数年前に不祥事(乗客を長時間飛行機に閉じ込めた事件)を起こした際に出された謝罪文が紹介されました(授業の詳細についてはここでは紹介できせんので、http://www.perfectapology.com/sample-apology-letter.html を参照ください)。

この謝罪文自体が理想かという点については日本人の私としてはやや違和感がありますが、こういったものがちゃんと体系的に分析・研究されていてビジネススクールで教えられているというのはやはり驚きです。Fuquaの理念として徹底されているのは「いくら個人として優秀であっても、必ずしも優秀なリーダーやマネジャーにはなれない」ということです。その意味でもコミュニケーションツールとしてのWritingというのは確かに重要なスキルだなということを実感する今日この頃です。

ちなみに家庭内で使える「理想な謝罪文」というのがあれば、そちらの方も是非教えてもらいたいと思っているのですが・・・。


zicho



鬼門!Probability & Statistics

2008-09-11 15:45:26 | 授業紹介
ついにFall1が始まりました。
コアの4科目を6週間で履修するのですが、内ひとつが個人的な鬼門である確率統計です。(のこり3つはミクロ経済・会計・コミュニケーションです)

いきなり鬼門と書いてしまいましたが高校時代にまじめに数学を勉強された方は問題ないと思いますので念のため。
私は高校以来数学が大嫌いで、アングラも一応経済系もどきだったのですがquantitative授業はすべて避けてここまで来てしまったため、ツケが回ってきた感じです。初回の授業からなんじゃこりゃって感じです。

しかし、授業の主眼は確率統計のスペシャリストを育てるのではなく、そのツールをいかにビジネス環境を理解するために使うか(そして統計のトリックに惑わされないためにどうするか)、という事のようですので私のような超ど文系人間でもがんばれば非常に意味があることになる気がします。

今日も、別の授業の先生と立ち話でquantitativeは苦手なんですよね、と悩みを打ち明けたところ、qualitativeに物事を理解するバックグラウンドがあれば純粋なquantitative出身の人よりもむしろ、ビジネスツールとして使いこなすことが容易だろう、と慰められました。(その先生は文系のひとでしたが、、)

しかしここ数日必死に勉強したところ、少しは理解できるようになってきました。と同時にその面白さと、使いこなせるようになれば相当な力になるな、という予感もしてきました。(と浮かれているとまた痛い目に会いそうですが)

というわけで全く授業紹介になっておらずすみませんが(どなたかフォローお願いします!)苦手のquantitativeを克服することが自分の目標のひとつでもありますので、めげずにがんばりたいと思います。

Taku

How much do you think you know?

2008-09-01 05:09:34 | 授業紹介
またまたまたLEOの話ですが、

LEOの授業で触れた概念で、授業が終わってからその重要性が自分の中で増している事柄を紹介します。

“True intellect is aware of what he does not know."

いわゆる“無知の知”というやつでそれ自体真新しい概念ではないのですが、
ビジネススクールのcontextの中でこれを取り上げること(それも導入教育において)がFuquaの考え方を象徴していると思います。

つまり、常に自分の知識と経験を過信せず、柔軟に、変動をいや増すビジネス環境の中で、よりベターな判断を下すために自分自身にcriticalたれ、というメッセージだと解釈しています。

これから始まるFuquaの本カリキュラムにおいて膨大な知識とprinciplesを学んでゆく訳ですが、知識に溺れる事無く、この初心を常に忘れずにいたいものです。

Taku

Send a Man to the Moon

2008-08-28 13:56:36 | 授業紹介
たびたびLeadershipの話ですみませんが、LEOの授業で聞いたちょっといい話をひとつ。

アポロ計画の発表後、ケネディ大統領がNASAを訪れた際、通りすがりの掃除夫に何気なく“何をしているの?”と聞いたとき、

その掃除夫は“掃除をしています”とは答えず、
“I'm sending a man to the moon!”と誇らしげに答えたということです。

ほんとうの話かどうかは別として、素敵な話だと思います。
自分も、皆が夢を共有し、誇りを持って前に進む組織の一員になれるよう
夢を抱き与える努力をしてゆきたいものだな、との思いを胸にしまって、

さしあたっては明日のfinal examをがんばります。

Taku

Be Prepared!

2008-08-27 06:16:54 | 授業紹介
今日は、LEOのもう一人の教授、Ashleyの最後のクラスで学生に贈られた言葉を紹介します。

Ashleyはテキサス出身のハイテンションな女性で、情熱的なマシンガントークと笑顔(とコールドコール)で授業中学生に常に考えさせ、内容を定着させる、というスタイルです。静かに情熱を燃やすBill教授と日替わりで授業を担当し、動と静のよいコントラストを醸し出していました。

Ashleyから贈られた言葉は、Oprah Winphreyの言葉を引用したもので、

“The key to any success is to be prepared. If you are prepared, you will be ready when an opportunity comes before you. At Fuqua, we will prepare you to take on any challenges you may face in the business world."

というメッセージでした。

2年後、さらにその先ににどのようなopportunityが待ち受けているかわかりませんが、時が来たときにそのチャンスを充分に活かせるよう、この貴重な時間をpreparationに充ててゆきたい、と思いを新たにした一日でした。

さて、そろそろfinal examのpreparationに戻らないと、、

Taku(2010)@Ford Library

授業紹介:Entrepreneurial Strategy

2008-08-21 20:26:57 | 授業紹介
SYのMAXです。しばらく経ってしまいましたがSpring2の授業Entrepreneurial Strategy for Innovation-based Venturesの紹介をします。

この授業は、Entrepreneurship and Innovation (With Emphasis in Technology and Life Sciences based Ventures)専攻(←長い、、)の必修科目であり、Coreのストラテジーで学んだ内容を踏まえ、さらに「ITやライフサイエンスの技術革新をもとにした起業戦略」をテーマに具体的な理解を深めていくことができます。

授業は毎回、ケーススタディーと、そのケースに関連したTopicのレクチャー・ディスカッションから構成されます。具体的には以下のようなTopicがカバーされます。
・参入機会の創出・認識(Creation and recognition of opportunities)
・産業への参入、起業(industry entry, new firm formation)
・技術競争と会社のサイズとの関係-小企業であることの利点・欠点(the advantages and disadvantages of small firm size for technological competition)
・競争優位性の確立と維持(achieving and sustaining competitive advantage within industries)
・技術・産業の進化と新規参入の機会(patterns of technology and industry evolution and associated “windows of opportunity” for entry)
・新規参入又は参入後の成長とアライアンス形成との関係(how and under what circumstances new firms should form alliances with other firms as the basis for either entry or post-entry growth)
・技術革新をProfitableにできる産業・企業の特徴(those features of industries and firms that make innovations profitable)
・新企業が技術革新に伴う利益を守るための方法(the different ways that new firms can protect the profits due to innovation, including patents and first mover advantages)
・起業家の心理の特徴とその意思決定への影響(the psychology of entrepreneurs and how that might affect the quality of their decisions)

宿題は、いずれもチーム(3人~4人)で、ケースの分析に関するWrite Upが3回あるのに加え、起業の実例に関するオリジナルのケース(10~12ページ)を作成し、その分析(2~3ページ)を書くという最終レポートがあります。最終の起業に関するレポートでは、チームメイトの前職時代の同僚がちょうどWeb Baseのサービスを提供するベンチャーを起業して、そのサービスを上市するところだったので、Fuqua内のTeleconference設備(FOX Centerの下にある、株価の電光掲示板がある部屋)を使って電話インタビューを行い、実際のビジネスプランなども見せてもらって、それらをベースに、授業で学んだ戦略的な視点からの分析を加えて書き上げました。この最後のケース作成は、実際のアメリカでの起業の実例に触れることができ、大変印象深いものでした。

ProfessorのWesley Cohenは、FuquaのThe Center for Entrepreneurship and InnovationのFaculty Directorでもあり、毎回、講義の途中、ディスカッションを盛り上げながらクラスルームを縦横無尽に動き回って(熱くなると段差も気にせず上ります)、インタラクティブな授業を展開していました。

最初の授業のときに、Professorから、この授業は、一般的な起業戦略というよりも、クラスの長いタイトル(Entrepreneurial Strategy for Innovation-based Ventures)が示すとおり、Innovation-Intensiveな産業(ITやライフサイエンスなど)における技術革新をもとにした起業に特化した授業だということが強調されており、その説明を聞いて履修をやめた人もそれなりにいたようですが、私はもともと技術系のバックグランドだったので、毎回、大変楽しめました。起業を目指す人はもちろん、起業する予定がなくても、いわゆる「技術経営」に関心がある人におすすめの授業だと思います。

授業風景

2008-08-16 15:54:47 | 授業紹介
はじめまして。FYのZakkと申します。
皆様にVividなDukeの学生生活をお伝えしていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

さて、今Duke-Fuquaでは、LI(Language Institute)が終わり、全FYを対象としたGI(Global Institute)が始まっています。
GIは、GIE(Global Institutions and Experiences)とLEO(Leadership, Ethics, and Organizations)、そしてILE1(Integrated Leadership Experience)の3つのコースから構成される、いわば導入プログラムです。今回は初回の授業風景と感じた事について、簡単に書いてみたいと思います。

■授業風景(LEO)
8月5日、AM7時40分。8時からの授業に備え、少し早めに教室入りする。さすがにまだ5,6人しかいないが、皆それぞれ緊張した面持ちで座っています。

せっかくなので、一番前の席で聴講してみよう、と座ってみるが、一番はしっこの席に座ったため、ベストポジションではないなぁ、と感じた。次回は違う席に座ってみよう。。

AM7時55分、ほとんどの席が埋まる。そしてAM8時、Professorが話を始める。最初は何人か目の合った生徒と、夏の間は何をしてた?とか他愛も無い話からコンタクトし、引き続き自己紹介、Courseの概要について、とサクサクと話始める。

で、肝心の授業の内容については、Honor Codeというものがあり、あまり書くことは出来ないのですが、Excellent!!の一言に尽きます。個人的には、授業内容よりも、むしろ授業そのものに非常に強い感銘を受けました。

同じ授業でもビジネススクールの授業はこんなにエキサイティングだとは思いませんでした。一度某Business SchoolをCampus Visitした時に聴講したことがありますが、あの時は当然ですが事前の予習もせずにただボーっと座って聴いていただけなので、全くをもって感覚が異なります。

PowerPointのスライドを効果的に使用しながら、軽妙なテンポでどんどん話を進めていくのですが、その中で感銘を受けたのは、彼女が本気でGlobal Leaderを育てたい、という思いを非常に強く持っていることです。言葉の端々からその思いを感じ取ることが出来ました。

普段感情をあまり表に出さない、と指摘される私にとってこれは大変勉強になりました。Leadershipで人を心から動かす、というのはこういうことか、と素直に感じた瞬間でもありました。

最初の授業でこんな強い衝撃を受けるとは思いませんでしたが、MBAについて少し懐疑的な部分が吹っ飛んでいきました。この2年間は私のキャリア・人生にとって大いにプラスになる、と確信をもつことができる、そんな瞬間でした。

■Team Fuqua!
土地柄・校風が反映されていると思うのだが、総じて暖かい人が多いです。今日、授業中に電子辞書を使っていたら、間の休憩時間に隣に座っていたA(アメリカ人です)が、「それは辞書か?Coolだな。でも、もし何かわからないことがあったら、何でも聞いてくれよ!」と非常に心温まる事を言ってくれました。こういう風に
積極的に声をかけてくれる気風を非常に気持ちよく感じます。

Teamミーティングも非常に印象的です。Fuquaでは、6人(稀に7人)のTeamがFYのSectionからアサインされます。私のチームは米国人3人、カナダ・インドから1人ずつと私の計6人で構成されており、唯一ESL(English as a Second Language)
として英語を使っている私へ相当程度配慮してディスカッションしてくれています。
バックグラウンドが金融だということから、経済系のことについては色々と積極的に意見を求められ、そして尊重をしてくれる点には些かの感動を覚える瞬間もありました。これが、Teamか、と。


書くときりがありませんが、こんな世界観があったのか、と素直に驚く瞬間が多いです。この感動と、貴重な体験を、今後も積極的にお伝えしていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。


尚、写真はFuqua Campusの入り口です。

Zakk

マーケティング三昧

2008-04-15 12:54:43 | 授業紹介
ソフトボール予選の最終戦勝利に気をよくしているYJです。と、その話は他のライターにお任せして、久しぶりにまじめモードで今期取っている授業の話を少々。

Fuquaは去年からconcentration制度を採用しています。HSMerのYJは最初HSM Certificateしか考えていませんでしたが、折角なのでMarketingのconcentrationでも取ってみようと思い立ちました。その結果ターム4はCompetitive Analysis, Pricing, Healthcare Marketingといかにもな科目を3つも取る事になってしまいました。実際取ってみるとどれも非常に似通っていて、一言でいえば「マーケティングの3C(Company, Competition, Customer)とPricingの相互関係をどう考えるか」に尽きる話を延々と聞き続けています。

最初の1週目は、これが6週間続くのかと少し辟易していましたが、慣れると案外心地いいと感じ始めました。一つのテーマについて手を替え角度を替えて攻め続けるというスタイルが、記憶力の良くないYJにはうまくフィットしているみたいです。(そして何より楽。。)

特に楽しいのは、マーケティングの基本理論に仮定を与えて掘り下げたり、ある条件のもとで意外な結論を導き出したりといった部分です。例えば、
・Customer valueをモデル化すると、goodsでは過小評価、commodityでは過大評価になる。
・Competitive advantageは常にtradeoffの関係、しかもそれはstakeholderで異なる。
・競争が価格低下を招くとは限らない。
・商品の価値はcustomer segmentで異なる、さらにproduct segmentでも異なる。
・Competitive advantageがあってもターゲットをニッチに絞る方が得な場合がある。
・Probability pricing (福袋方式)は条件によっては元商品の価値を毀損する。
などなど。これらの小話をモデルを使ってきれいに説明するのはなかなか感動もので、授業中思わず唸ってしまいます。この「目からウロコのマーケティング」、楽しく学べるのはいいのですが、どれがどのコースからのtakeawayか後でよく分からなくなるのが少し困りものです。。