こんにちは、Class of 2015のpannです。
前回の Foundation of Strategy に続き、Fall2のコア科目の紹介です。
今回は、Financeの基礎編にあたる「Global Financial Management」をご紹介します。
【Global Financial Management】
この授業は、ファイナンスの基本的なコンセプトを理解し、投資やファイナンスの意思決定をするための分析手法をマスターすることが狙いとなっています。私はファイナンスのバックグラウンドが全くなかったので、Fall1のAccounting同様に、FinanceはMBAで基礎作りをしたいと思って楽しみにしていました。
この授業で効果的だなと思った点が3点あります。
1.定期的な理解度チェック
週に2コマの授業があったのですが、週に1回オンラインでの理解度チェックのクイズが課題としてアサインされていました。中間や期末だけでなく、毎週こうしたチェックがあったため、バックグラウンドのない私でもキャッチアップすることができました。
2.チームでのケース
Fall2の必修で学んだ他のStrategyやMarketingなどと比べて、チームアサインの比率は低いものの、いくつかチームでのケースのアサインがありました。 「従来のビジネスとは異なる新規事業への進出を検討している企業を題材に、その新規ビジネスがもたらす効果やリスクをファイナンス視点で評価し、意思決定に役立てる」というもので、コースの後半に出されたこの課題は、それまで学んだコンセプトやツールを総合的に活用する良い機会となりました。また、チームで課題に取り組むことで、違った視点での分析方法に気づかされることもあり、理解が深まりました。
3.他の授業とのつながり
Fuquaで学んでいて「教授が良く学生のことを理解しているな」と感じることがあります。そのひとつが他の授業とのつながりです。例えば、FinanceではAccountingの知識が必要なテーマや、StatisticsやEconomicsの知識を前提としたテーマも多くあり、これらはFall1で学んだ科目です。Financeの教授にとっては、「前提知識」として学生が理解しているものだと漠然と整理することもできると思います。しかし、私が受けた授業の担当教授は「君たちは前期でEconのXXX先生から、このテーマについてこんな風に習ったでしょ。それがここでこのように活かせます。」と一歩踏み込んで他の授業とのつながりを意識して授業を進めてくれます。
中間試験、期末試験とかなりハードで苦労しましたが、ひととおり終えてFinanceが少し面白く感じてきました。選択科目でもFinance関連の授業を継続して受講してみたいと思います。