goo blog サービス終了のお知らせ 

TOEIC150点アップ実況中継

ある大学で50名の学生にTOEIC講座を担当。たった15日の講座で平均150点の成績upを果たした。その学習法を実況中継

[TOEIC試験対策実況中継第1週第4時限] 原形動詞フレーズを用いて (2) 主語として使って

2006-05-04 10:42:13 | TOEIC試験講座文法・読解 実況中継

UNIT 2 原形動詞フレーズを用いて (2) 主語として使って

まず、この用法などで使われるtoの意味について説明しておきます。toは「不定詞を導くto」とか、「toは不定詞を導く」などと意味がないようなものではありません。toはれっきとした前置詞で、「到達」を意味します。例えば、go to workなど「仕事をすることに向かってなどと、それに「到達する」ということになります。だからtoと結びつく原形動詞フレーズは、「未来性」の意味を持ちます。to be ~を「~になる」と訳すことが多いのは、このことからです。

  What is your dream? あなたの夢は何ですか?
  To be happy. 幸せになることです

以下の文例は、このto+原形動詞フレーズのパターンが、ひとまとまりの行為や状態を表して主語となっている例です。

  To speak English well is not easy.
  上手に英語を話すのは簡単じゃない

ただし、このようにto+原形動詞フレーズで表現すると、主語が長くなるので、itを用いて以下のように表現するのが普通です。

  It is not easy →to speak English well.
  そりゃ簡単じゃないよ 英語を上手に話すのは

  It is not easy →for me to speak English well.
  そりゃ簡単じゃないよ 私が英語を上手に話すのは

●TOEIC試験で問われるのは その1
このように、Itを用いて「そりゃ~だよ」と判断を下し、その判断の元になった行為や状態を述べるパターンで用いられる形容詞や名詞は以下の通りです。
これらの形容詞や名詞のフレーズに共通するのは。これらは原則として人が主語とならないものです。ただし、easy, hard, goodには注意が必要です。

   dangerous, important, necessary, possible, impossible,
   easy, hard, good, etc.
   
   a pity, a shame, a mistake, a good idea, a great pleasure, etc.

  It's nice to be with you.
  あなたと一緒にいるのがいい
  It's impossible to master English.
  英語をマスターするのは不可能です
  It's hard to live on my salary.
  私の給料で生活するのはむずかしい
  It is a mistake for her to marry Tom.
  彼女がトムと結婚するのは間違いです
  It's a good idea for you to book in advance.
  前もって予約するのはいい考えです

一方、同じようなパターンとなりますが、以下の文例はforではなく、ofが使われていることに注目してください。この表現で使われる形容詞は、人が主語となるものです。

  You are kind → to help me.
  あなたって親切ね 私を手伝ってくれるなんて

これをitを使っての表現すると。
  It is kind of you → to help me.
  それゃあなたって親切ね 私を手伝ってくれるなんて

●TOEIC試験で問われるのは その2
これらofを使って表すパターンでは、以下のような人の性格や品性を表す形容詞が用いられます。上のeasy, hard, goodはどちらにも使えます。

   good, kind, wise, clever, foolish, brave,
   thoughtful, thoughtless, careful, careless, etc.

  It is kind of you to say so.
  ご親切にそう言っていただいてありがとう
  It is brave of him to do that.
  そんなことをするなんて彼は勇気があります
  It is thoughtless of her to forget my birthday.
  私の誕生日を忘れるなんて彼女は薄情です
  It is careless of me to take the wrong bus.
  間違ったバスに乗るなんて私は不注意です

今までの学習をON LINE講座のSampleでごらんください。


●TOEIC試験で問われるのは その3
It is ~ to+原形動詞フレーズの表現は、It is ~ ing形動詞フレーズにもあります。ただし、この文型で使われる形容詞は限られています。この画面はSampleにもありますが、ごらんください。このようにPCでの学習には簡単なリンクをはり、関連事項を同時に学習できる利便性があります。



●TOEIC試験で問われるのは その4
これも、Sanpleにありますが、形容詞goodを使ったすべての文型をあげたものです。ここには、goodの様々な意味を体験したり(GROUPA)、be good atがあったり、またatがing形動詞フレーズを導いたり(GROUPB)、be good forがあったり(GROUPC)、あるいはwithなどに結びついたり(GROUPD)、またno goodとなると突然ing形動詞フレーズを導いたり(GROUPE)、そして今回登場したIt is ~ of to+原形動詞フレーズ(GROUPF)、It is = for ~to+原形動詞フレーズがあります。

もちろん登場する文例は多いですが、大切なのはすべてを丸暗記することではなく(ノイローゼになります)、その意味合いとしくみを身につけることです。




[TOEIC試験対策実況中継第1週第3時限]

2006-05-04 10:05:10 | TOEIC試験講座文法・読解 実況中継

[TOEIC試験対策実況中継第1週第3時限]

私たちは、学校時代、次のような説明をいやというほど聞きました。またこれはTOEIC試験用の文法書もまったく同じです。
  「命令文は動詞の原形で始まる」
  「助動詞は動詞の原形をとる」
  「to+動詞の原形をto不定詞と言う」
  「toのない不定詞を原形不定詞と言う」
文法だけを振りかざして、文法用語ばかりが増え、そればかりか英語の簡単なしくみをパラパにしてしまった罪は大きいと思います。そして最も大きな罪は、「行為や状態はひとまとまりのものだ」ということばを定着・蓄積していく基本を破壊していることです。
もう一度、英語も人間の言葉だと言う視点で見直してみましょう。

UNIT 2 原形動詞フレーズを用いて
動詞の原形で始まるフレーズを原形動詞フレーズといいます。
このフレーズの意味は、「頭に思い浮かべた映像世界」としてとらえてください。

 [1] 原形動詞フレーズを名詞的に使って
  (1) 命令形として使って
   Be here.  ここにいなさい
   Have a bath.  風呂に入りなさい

  (2) 主語として使って
   To be here is happy. ここにいるのは楽しい
   It is happy to be here. ここにいるのは楽しい
   To have a bath is happy. 風呂に入るのは楽しい
   It is happy to have a bath. 風呂に入るのは楽しい
   
  (3) 目的語として使って
   I will be here. 私はここにいるつもりです
   I will have a bath. 私は風呂に入るつもりです
   I want to be here. 私はここにいたいです
   I want to have a bath. 私は風呂に入りたい
   I have to be here. 私はここにいなければなりません
   I have to have a bath. 私は風呂に入らなければなりません
   I don't have a bath every day. 私は毎日風呂に入りません
   I didn't have a bath yesterday. 私は昨日風呂に入らなかった

 [2] 原形動詞フレーズを形容詞的に使って
  (1) 限定的使って
   Give me something to drink.  何か飲み物をください
  I don't know how to drink it.
  私はどのようにしてそれを飲んだらいいかわかりません

  (2) 叙述的使って(VC感覚)
   My desire is to be here.  私の願いはここにいることです
   My hobby is to have a bath. 私の趣味は風呂に入ることです
   I am (going) to have a bath.  私は風呂に入る予定です
   She seems to be here. 彼女はここにいるようです
   She seems to have a bath.  彼女は風呂に入っているようだ

  (3) 叙述的使って(VOC感覚)
   Let me be here. 私にここにいさせてください
   Let me have a bath. 私に風呂に入らせてください
   I want you to be here.  私はあなたにここにいてもらいたい
   I want you to have a bath. 私はあなたに風呂に入ってもらいたい

 [3] 原形動詞フレーズを副詞的に使って
  (1) 「目的」に使って
   I came here to have a bath. 私は風呂に入るためにここに来ました
  (2) 「原因」に使って
   I am glad to have a bath.  私は風呂に入れてうれしい
  (3)「 限定」に使って
   This car isn't safe to drive. この車は運転するには安全ではない
   It isn't safe to drive a car.
  (4)「 独立的に」に使って
   To tell the truth, I had a date with her.
   本当のことを言えば、ぼくは彼女とデートしたんだ

ON LINE受講の方は以下にお進みください。
ただし、今回はSampleは公開していません。
http://8.pro.tok2.com/~cominica/vftoeic-data/data-a/No-113.html ただし、クリックしてこのブログから他のページに移動しした場合、プラウザの「戻る」でお戻りください。これはすべての移動に共通しています。

以下は、「英語のしくみのまとめ」です。今どこを学習しているのか全体からの視点で見てください。
http://homepage3.nifty.com/cominica/shikumi-html%20/mkuji.html


[TOEIC試験対策実況中継第1週第2時限]

2006-05-04 09:55:47 | TOEIC試験講座文法・読解 実況中継

[TOEIC試験対策実況中継第1週第2時限]

[テーマ] 動詞フレーズのパターン
動詞フレーズのパターンは以下の5つに分類できます。

[1] V感覚の動詞フレーズ(~は、どうするタイプ」
これは動詞だけのフレーズですが、hard. brightlyなどざまざまな副詞やin the skyなど副詞のフレーズが結びつくことが多いです
   It rains hard.
   激しく雨が降る
   The sun shines brightly.
   太陽は明るく輝く
   Birds fly in the sky.
   鳥たちが空を飛ぶ
   We all breathe, drink, and eat.
   私たちは、息を吸い、飲み、食べる
   That will do.
   それで結構です

 [2] VC感覚の動詞フレーズ(~は、どんなだ、何だタイプ」
VC感覚とは、これは「どんなだ、何だ」と、動詞(V)を補う(補語C)詞が結びつくフレーズです。be動詞は「存在」を表すので、「事実そうだ」の意味になります。
  (1) (~である)タイプ
    be
    I am happy.
    私は幸せです
    I am a housewife.
    私は主婦をしています
    English is easy.
    英語は簡単です

  (2)(3)(4)は、VC感覚の動詞フレーズですが、一般動詞を使った動的な表現です。
  (2) (~になる)タイプ 
   become  get  make  grow  turn
    Rivers become dirty.
    川は汚くなる
    He became a sailor.
    彼は船員になった
    He got angry.
    彼は怒った
    She will make a good wife.
    彼女はよい奥さんになるでしょう

  (3) (~のままだ)タイプ  
    keep  remain  stay
    She kept quiet.
    彼女はずっと静かにしていた
    The sea remains calm.
    海はずっと穏やかだ

  (4) (~のようだ)タイプ
   seem  look  appear  sound
    He seems ill.
    彼は病気のようだ
    He seems a true friend.
    彼は本当の友達のようだ
    She looks young.
    彼女は若く見える
    She doesn't look her age.
    彼女は年相応には見えない

 [3] VO感覚の動詞フレーズ(~は、~をどうするタイプ」
VO感覚の動詞フレーズとは、動詞(V)が「~を(O)」目的語と結びつくフレーズです。
    I like music.
    私は音楽が好きだ
    She got an E-mail.
    彼女はE-mailを受け取った
    I bought a new bike.
    私は新しいバイクを買った
    My father got a disease.
    父親が病気にかかった、病気になった

 [4] VOO感覚の動詞フレーズ(~は、~に~をどうするタイプ」
VOO 感覚の動詞フレーズとは、動詞(V)が「~に(O)」「~を(O)」と2つの目的語と結びつくフレーズです。その内到達点を表すものは、Give a bone to the dog.、対象を表す表すものは、Will you please give the salt for me?とも表現できます。
●TOEIC試験で問われるのは その1
まず注意したいのは、toやforを使った場合、代名詞(it, them, me, you, him herなど)が目的語となる場合は、次のような語順にはなりません。
  ×Give a bone him.
  ○Give him a bone.
  ○Give a bone to him.

  ×Will you please get the salt me? 
  ○Will you please get me the salt?  
  ○Will you please get the salt for me?   
もちろん、(到達点タイプ)の動詞はto me, to herなどとなり、(対象タイプ)の動詞はfor me, for herなどとなります。

  (a) (到達点タイプ)
    give  lend  hand  send bring
    pass show  tell  drop
    Give the dog a bone.
    犬に骨をあげてください
    Lend me your pen, please.
    どうかあなたのペンを私に貸してください
    Tell us your history.
    私たちにあなたの話を聞かせてください
    Will you drop me a line?
    私に手紙をください

  (b) (対象タイプ)
    get make buy make save
    order cook find
    Will you please get me the salt?
    塩をとっていただませんか?
    I made her breakfast.
    私は彼女に朝食を作った
    I cooked them sukiyaki.
    私は彼らにすき焼きを料理した

 [5] VOC感覚の動詞フレーズ(~は、~をある状態にするタイプ)
VOC感覚の動詞フレーズとは、動詞(V)が「~を(O)」「どんな状態に(C)」となるフレーズです。このパターンでは、OとCの関係が、すべてThe room is ready.、You hands are dirty.などとなります。
●TOEIC試験で問われるのは その2
日本語訳を見るとおわかれだと思いますが、日本語の発想ではこれら英語の形容詞か「幸せに」「きれいに」などのように日本語の副詞のようになることです。これは読解やリスニングに注意するポイントです。
いずれにしても、ある対象(目的語)を「どんな状態」にするかという英語の発想をもってください。

  (a) 「~を~にする」タイプ
    make  get drive
    Get the room ready.
    部屋を準備しておきなさい
    Don't get your hands dirty.
    手を汚してはいけません
    I will make you happy.
    私はあなたを幸せにします
    I will make you my wife.
    私はあなたを妻にするつもりです

  (b) 「~を~にしておく」タイプ
    keep leave hold
    Keep your room clean!
    部屋をきれいにしておきなさい!
    Leave me alone.
    私を一人にしておいてください
    Hold yourself still!
    じっとしていなさい!

  (c) 「~を~だと思う」タイプ
    find  take  think
    I found the question easy
    私はその問題は簡単だとわかった
    I'm going to take it easy.
    私は気楽にやるつもりです

ON LINE受講の方は以下にお進みください。
ただし、今回はSampleとして公開しています。
http://8.pro.tok2.com/~cominica/vftoeic-data/data-a/No-113.html ただし、クリックしてこのブログから他のページに移動しした場合、プラウザの「戻る」でお戻りください。これはすべての移動に共通しています。
また以下は、「英語のしくみのまとめ」です。今どこを学習しているのか全体からの視点で見てください。
http://homepage3.nifty.com/cominica/shikumi-html%20/mkuji.html


[TOEIC試験対策実況中継第1週第1時限]

2006-05-04 09:54:11 | TOEIC試験講座文法・読解 実況中継

さあ、今回から実況中継が始まります。現在学習しているところがどこなのか、常に以下にある「こんな簡単な英語のしくみ」を参照してください。
ただし、クリックしてこのブログから他のページに移動しした場合、プラウザの「戻る」でお戻りください。これはすべての移動に共通しています。
http://homepage3.nifty.com/cominica/shikumi-html%20/mkuji.html

[TOEIC試験対策実況中継第1週第1時限]
 【テーマ】現在形と過去形について

まず、(1)は現在形で現在の事実、習慣的動作、普遍の真理などを表し、(2)は過去形で過去の状態、習慣的動作などを表します。
  (1) I speak English.   (いつも)英語を話す
  (2) I spoke English.   英語を話した

  (3) I will speak English.  英語を話すつもりだ
    I want to speak English.  英語を話したい
  (4) I am speaking English.  英語を話している
    I like speaking English. 英語を話すのが好きだ
  (5) I have spoken English.  英語を話したことがある

一方、(3)~(4)は、speak English, speaking English, spoken Englishはそれ自体は文の「時制」とは関係がないことに注意してください。

●動詞には規則動詞変化と不規則動詞変化がある
  speakは不規則変化をする動詞ですが、規則変化をする動詞はedをつけて過去形を表します。
   I open the box.  箱を開ける
   I opened the box. 箱を開けた

ちなみに、be動詞は不規則変化動詞で以下のようになります。
  現在形  am, are, is
  過去形  was, were

   She is speaking English.  英語を話している
   She was speaking English.  英語を話していた

●TOEIC試験で問われるのは その1
不規則変化動詞の内、同じ形である以下の動詞が出題され、前後のフレーズから現在形か過去形かの判断をします。ただし、現在形の場合は主語が三人称・単数の場合(She, He, Billなど)には、三単現のsがつくことに注意してください。
   put, let, set, cut, cast, upset, read,

  She puts away the futon 布団をしまう
  She put away the futon 布団をしまった
  She cuts a cake with a knife. ナイフでケーキを切る
  She cut a cake with a knife. ナイフでケーキを切った
  She lets the dog in the house 犬を家の中に入れる
  She let the dog in the house 犬を家の中に入れた
  She sets her baby in the chair. 赤ん坊をいすに座らせる
  She set her baby in the chair. 赤ん坊をいすに座らせた

  出題例 She puts away the futon every mornig.毎朝→現在形
      She put away the futon last evening.昨晩→過去形

●TOEIC試験で問われるのは その2
条件・仮定の副詞節では現在時制を用います。If it will rainとはなりません。
 If it rains tomorrow, we will not go out.
  明日雨が降ったら、私たちは外出しません

●TOEIC試験で問われるのは その3時制の一致
 主節の動詞が過去の場合、従属節も過去か過去完了となります。
  He says that he is hungry.
  彼は、お腹がすいていると言っている
  → He said that he was hungry.
  彼は、お腹がすいていると言った
  She says that she has lost her passport.
  彼女は、パスポートをなくしたと言っている
  → She said that she had lost her passport.
  彼女は、パスポートをなくしたと言った

●TOEIC試験で問われるのは その4時制の一致の例外
 普遍の真理、一般的事実は主節の時制に関わらず常に現在で表す。
  My teacher said that the earth goes around[round] the sun.
  地球は太陽の周りを回っていると先生が言った

●TOEIC試験で問われるのは その5
 仮定法では主節の時制に影響されない。
  She looks as if she were [she's] dying.
  彼女はまるで死にかけているように見える

ON LINE受講の方は以下にお進みください。
ただし、今回はSampleとして公開しています。
http://8.pro.tok2.com/~cominica/vftoeic-data/data-a/No-19.html
 

[TOEIC試験頻出今日の重要動詞] affordの動詞フレーズ

2006-05-03 15:24:03 | [TOEIC試験頻出今日の重要動詞]

[TOEIC試験頻出今日の重要動詞] afford 動詞フレーズ
[基本的意味] ~する余裕がある

  (1) [普通は否定文・疑問文で](~する)金[暇、力]がある
    I cannot afford the time for a vacation.
    私は忙しくて休暇が取れない
  (2) [普通は否定文・疑問文で]~をもつ(する)余裕がある、~ができる
    I cannot afford to buy a car.
    私は車を買う余裕がない
  (3) 【格式語】産出する、生ずる、供給する、与える

   (A) afford +名詞  VO感覚 (20)
    Can you afford one million yen?
    100万円工面できますか?
今回は、SampleとしてEnglish Trecking教材へリンクをはっています。ノートのイラストをクリックしてください。
ただし、このブログに戻る場合は、プラウザの「戻る」でお戻りください。
教材の「close」をクリックするとブログの記事も消滅します。

  (B) afford +名詞+名詞  VOO感覚 (2)
    Your presence will afford us great pleasure.
    ご出席くだされば大変うれしゅうございます

  (C) afford +to+原形動詞フレーズ  VO感覚 (10)
    We cannot afford to buy a car.
    私たちにはとても車は買えない


いくら、「 [普通は否定文・疑問文で](~する)金[暇、力]がある」と説明されても実際に多くの文例に接しないと、十分理解したとは言えません。
もちろん少しむずかしい文例も混じっていますが、だいたいのイメージがわかれば、それでいいのです。

   affordの動詞変化
    現在形   過去形   原形  ~ing形  ~ed形
    afford(s) afforded  afford affording afforded

[1] こんな簡単な英語のしくみ その1

2006-04-17 09:51:59 | こんな簡単な英語のしくみ

日本で、TOEIC試験を受ける人は年間延べ1,500万になるということです。そして彼らが挑んだ成果がアジア32カ国中、31位。この結果は「日本の英語教育に問題があるのではないか?」と、ある英語教育専門のメーリンクリストに投稿したら、おもしろい返答が戻ってきました。「日本人の受験者数が多いから、つまり猫もしゃくしも受けているから平均点が下がっているのだ」と言うのです。しかしそうでしょうか、受験者数というものは、おのおのの国の人口比や英語に対する関心度で語れるものです。したがって簡単に「日本人だけが」「多くの人が受験するから」というのは、まったく的が外れた意見です。

そもそも、中学、高校で6年間、大学で4年間、あるいはそれを経て駅前留学をしたり、あるいは語学留学をしたりする人は多いのが現実です。それでもこの「アジア諸国31位」はこの数年維持し続けている、その原因は何なのか、それこそが問われるべきです。
しかも、現場で教えてきた私個人の意見では、生徒たちの英語力は年々下がっていると実感しています。もちろん以前の読解を中心とした英語教育がよかったと言いませんが、「話せる英語教育」ということで、AET(ネイティブによる学習)を増やしたり、あるいは教科書を改訂したりといった結果が、より英語力を低下させているのです。

英語が国際語となっているのは、単に英国やアメリカが経済的、政治的、軍事的な強国というだけではありません。それは英語ほどシンプルで合理的な言語はないからです。

私はここでは、一般的な「日本人の英語音痴の原因」について述べるつもりはありません。ここで述べたいのは、皆さんが学校時代に受けてこられた文法、そしてTOEIC試験のための市販の文法書にある文法についてです。
すべてではありませんが、だいたいこれらの文法書は、5文型から始まり、現在形、過去形、未来形、進行形、受身形、完了形、不定詞、動名詞、分詞構文、関係代名詞などと進んでいきます。そして皆さんは、その一つ一つを説明とともに、あげられた文例を確認し、覚えていく、そんな学習をしていると思います。
ここで注目していただきたいのは、これは高校や大学の受験でもそうだったということです。そしてTOEIC対策用の文法書では、その文例がTOEIC試験用のものに変わっているだけのものであることに注目してください。あるいはもっと言えば、このような学習をしていてもなかなかスコアアップがはかれないのだとしたら、そろそろ学習法を変えてはどうかということも考えてください。

私は、この学習法を「学習者を虫扱いをする」ものだと考えています。つまり一つ一つの文法事項を虫みたいに学習していつまでも決して英語といものの「全体像」や「英語の発想を教えない」教え方なのです。逆に言えば、教える人がこの「英語の全体像」や「英語の発想」を知らないとも言えます。彼らは個別の文法事項を虫みたいに学習し、しかもそれでも一応は「成功者」になった人たちだとも言えます。しかしこのことは例えば、TOEIC試験で700点前後がとれるとされている高校の英語教師が「英語を自由に話せない」という現実につながるのは一体何なのでしょうか。

大切なのは、学習者がまず「英語ということばの全体像や英語の発想」を見ること、つまり虫ではなく、鳥になって全体像をとらえることです。これは個別の文法事項ではなく、英語ということばのことです。このことばとしての英語の全体像が身についていれば、個別の学習において「今、どこの学習をしているのか」が実感することもできるし、あるいは比較したり、しかもそれをもっと拡大していく学習が可能となるのです。

手前味噌になりますが、私がたった15日間、数十時間で平均点を150点にスコアアップさせているのは、言うまでもなく生徒たちにこの「英語のことばとしての全体像」を見せているからに他なりません。しかも彼らが私の手から離れても、着実にスコアアップしていくのは、英語が文法ではなく、ことばとして身についたからです。

さて前置きが長くなりました。ここでその文法事項ではない、ことばとしての英語の全体像の一端を紹介しましょう。
この全体像を紹介するための、キーとなるのは「ことばの抽象化」です。これは日本語にも同じ発想があり、例えば、「英語を話します」という具体的な表現を「英語を話すこと」と抽象化する表現法です。
以下、左にあげた項目は私が提唱する学習法、右の事項はいわゆる文法用語です。
英語では、この「英語を話すこと」にまつわるフレーズはたった3つです。つまり銅の原形で始まる原形動詞フレーズ、動詞のing形で始まるing形動詞フレーズ、そして動詞のed形で始まるed形動詞フレーズ、このたった3つです。

 (1) (to)+原形動詞フレーズ          (to)不定詞
  (a) 名詞として使う           to不定詞の名詞的用法
    1).主語として
      To speak English is easy.   to不定詞
      英語を話すのは簡単です
      It is easy to speak English.  仮主語It~to不定詞の構文
      英語を話すのは簡単です
    2).補語(VC感覚)として
      My wish is to speak English.  to不定詞の補語用法   
      私の願いは英語を話すことです   
      目的語の補語(VOC感覚)として
      I want you to speak English.  want+人+to不定詞
      私はあなたに英語を話してもらいたい
      I heard her speak English.   知覚動詞+人+原形不定詞
      私は彼女が英語を話しているのを聞きました
      Let me speak English.     使役動詞+人+原形不定詞
      私に英語を話させてください

    3).目的語(VO感覚)として
      I can speak English.      助動詞+原形の動詞
      私は英語が話せます
      I want to speak English.    to+不定詞
      私は英語を話したい
      
  (b) 形容詞として使う
    1).限定用法として
      Give me something to drink.   to不定詞の限定用法
      何か飲み物をください
    2).叙述用法として
      You are to speak English.    be toの構文 命令
      あなたは英語さなければならない
      I am going to speak English.   be going toの構文
      私は英語を話すつもりです
  (c) 副詞として使う
      I came here to speak English.  to不定詞の副詞的用法、目的
      私は英語を話すためにここに来ました

 (2) ing形動詞フレーズ      動名詞、現在分詞
  (a) 名詞として使う
    1).主語として
      Speaking English is easy.    動名詞主語用法
      英語を話すのは簡単です
      It is fun speaking English.   仮主語it~動名詞
      英語を話すのは楽しいです
     *形容詞として使われる場合
      This is a sleeping bed.     動名詞の限定用法
      これは眠るためのベッド(寝台)です
      She is a dancing girl.  動名詞の限定用法
      彼女は踊るための女の子(踊り子)です
    2).補語(VC感覚)として
      My hobby is speaking English.  動名詞
      私の趣味は英語を話すことです
      目的語の補語(VOC感覚)として
      I heard her speaking English.  知覚動詞+人+現在分詞
      私は彼女が英語を話しているのを耳にしました
    3).目的語(VO感覚)として
      I enjoy speaking English.    enjoy+動名詞
      私は(いつも)英語を話して楽しみます
    4).前置詞の目的語に使って
      She is proud of speaking English.  前置詞+動名詞
      彼女は英語を話すのを自慢しています
  (b) 形容詞として使う          
    1).限定用法として
      She is a dancing girl.     現在分詞の形容詞的用法
      彼女は踊っています
    2).叙述用法として
      I am speaking English.     現在進行形、be+現在分詞
      私は英語を話しています
  (c) 副詞として使う
      Walking along the street, I met her. 分詞構文
      通りを歩いているときに、彼女に会いました

 (3) ed形動詞フレーズ
  (a) 名詞として使う
    1).目的語(VO感覚)として
      I have never spoken English here.   現在完了形
      私はここでは一度も英語を話したことがない
  (b) 形容詞として使う
    1).限定用法として
      She is an invited guest.     過去分詞の限定用法
      彼女は招待客です
    2).叙述用法として
      She is sometimes invited to the party.     受身形
      彼女は時々パーティーに招待されます
  (c) 副詞として使う
      Invited to the party, she was pleased.  分詞構文
      パーティーに招待されたので、彼女は喜んだ

どうですか? 英語は涙が出るくらい合理的なしくみを持っていることがわかっていただけるでしょうか。「英語を話すこと」といった行為が名詞として使われるなら、それが主語や補語や目的語となるのは当たり前です。あるいは元々形容詞には限定用法と叙述用法がありますが、それが動詞のフレーズとなっても当然のことです。
基本のしくみさえ、頭に整理された状態で入っていたら、ことばであるから多少の例外があっても、それを基本にして展開させていく、これが最も効果的で、効率的な学習法なのです。
このブログの文法「文法応用 語彙問題」の説明はこの順序で行なっています。

TOEIC試験実況中継について

2006-04-11 11:48:58 | TOEIC試験実況中継について

私は、長年予備校で教え、現在は大阪府の外郭団体である大阪府経営合理化協会からのTOEIC試験対策の講師をしています。様々な大学に派遣されてTOEIC試験対策講座を担当していますが、学生たちが四苦八苦している様子を見るにつけ、彼らのスコアアップに努力してきました。
そんな中、大阪にある、ある大学で講座を担当し受講生が45人程度でしたが、たった15日、1日に3時間教えて、直後に行なわれたTOEICの本番テストで平均点で150点のスコアアップを獲得させることができました。彼らのスコアーはだいたい200点の後半から、500点前後でした。
講座の終了後には、彼らからアンケートをとりますが、もちろんこの段階では本番テストを受けていないのですが、彼らの多くは「やっと英語というものがわかった」、「イディオムって丸暗記ではないのですね」、あるいは「これでこれからのTOEIC試験への展望ができた」といった感想を寄せてくれました。
もちろん私が担当したすべての大学で、150点のスコアアップという成果を得たということではありません。しかし私が担当した学生たちの大部分がある程度のスコアアップを果たし、何よりうれしいことに、口々に「これで英語が話せる」といった感想を得ていることです。

私は、教育文法こそが「日本人を英語音痴にしている元凶だ」と考えます。あれだけ学校時代に英語を学んでいながら、ちょっとしたことも英語で話せないというのはまったく異常なことです。文法的に少しは間違っていても言いたいことは言えるやはり英語を第二言語とする人たちと比べたら、まったくおかしなことだと思います。

私が講座を担当するときは、いつも学生たちに言うことがあります。それは「まず、君たちが学校時代に学んだ読解のための文法理論(教育文法)は捨てなさい」ということです。英語は英語の発想でとらえないといつまでも、スコアアップなどできません。私が提唱するファンクションメソッドは、「あくまでも行為や状態をひとまとまりのものとしてとらえなさい、と言うことです。この視点を持つことによって、英語の発想を身につけることができるし、重要なことはそれが「ことば」として定着・蓄積できるということです。

かつて教えた学生が今でもメールをくれることがあります。もちろん海外に駐在したり、社会人として活躍していますが、彼らの中には、その後のTOEIC試験のスコアを誇らしげに報告してくれるものがいます。英語というものに対する「取り組み方」、あるいは「しくみ」を理解したら、新たに覚えたことばがどんどん自分の言葉として定着・蓄積していくものだということを彼らは体験したと言えるでしょう。

私の指導法の特色の一つは、学生たちに「どれだけ多くの文例体験させるか」ということです。例えば、「これらの動詞は、動名詞を目的語をとる」と説明し、finish, enjoy, give upなどとあげ、文例を2、3あげて後は「自分で学習しなさい」ということは、ほとんど効果がありません。そう教えたところで、彼らは文法書を見たり(これでもあげられている文例は少ない)か、辞書で見ることくらいです。しかし私は、それではいつまでも効果がないと思います。中途半端な学習はいくら続けても中途半端なものです。少し手前味噌になりますが、私は、私が制作したEnglish Trecking教材からその部分をプリントアウトし、宿題として生徒たちに渡しています。このことは、イディオムの学習でもまったく同じです。come outならcome outの50くらいの文例をプリントアウトしています。

私にとって理想的な学習法は、PCを利用することによってとっさに様々な文例を目にしたり、プリントアウトできることです。私とPCとの付き合いは、まだ8ビットのPCで、PCには漢字も出ない、プリントアウトはカタカナの時代でした。その時代からPCによる学習の完成を目指してきました。

それが今、ブログによって「実況中継」が可能となったことをとてもうれしく思います。



WORD BUILDING [1]

2006-04-11 10:20:09 | 文法基本・語彙問題・正誤問題

■WORD BUILDING [1] 形容詞を作る

動詞や名詞にfulやlessを付けると形容詞になる場合があります。fulの意味は「いっぱいだ」「満ちている」、lessは「欠けている」という意味です。

  use   → useful    → useless
  power  → powerful   → powerless
  care   → careful   → careless
  doubt  → doubtful   → doubtless
  thought → thoughtful  → thoughtless
  pain   → painful   → painless
  hope   → hopeful   → hopeless
  help   → helpful   → helpless
  spoon  → spoonful
  mouth  → mouthful
  wonder  → wonderful
  thank  → thankful

他にも、yやicやalなどを名詞に付けて形容詞にするものもあります。yは「~模様だ」「~っぼい」、icは「~的だ」「~に関する」、alは「~の性質を持っている」などの意味です。

  rain → rainy    cloud → cloudy
  snow → snowy    sun  → sunny
  sleepy → sleepy  friend  → friendly

  base  → basic   hero  → heroic  academy → academic

  form → formal   try  → trial   politics → political

また、形容詞の中にはim, in, unを付けて、反意語をを作ることがあります。これらは英語の造語法ですが、私たちにとっても増語法となります。

  (imをつけて)
   patient → impatient  perfect → imperfect
   polite → impolite   possible → impossible

  (inをつけて)
   active → inactive    considerate → inconsiderate
   efficient → inefficient  elegant   → inelegant

  (unをつけて)
   available → unavailable  comfortable → uncomfortable
   conscious → unconscious  clouded   → unclouded
   lucky   → unlucky    happy    → unhappy
   necessary → unnecessary  reliable  → unreliable
   spoiled  → unspoiled  

新TOEIC試験とは

2006-04-11 08:35:56 | TOEIC試験実況中継について

新しいTOEIC試験について

(財)国際ビジネスコミュニケーション協会のHPをごらんください。
サンプルも入手できますよ。
http://www.toeic.or.jp/toeic/new/

第122回公開テスト(2006年5月28日実施)よりTOEIC(R)テストをリニューアルされます。
※新TOEICテストの団体特別受験制度(IP:Institutional Program)におけるご利用は2007年度以降になるということです。

以下は、(財)国際ビジネスコミュニケーション協会のHPからの抜粋です。

新TOEIC(R)テストに関する問題形式の変更点

リスニング セクションの変更点
 1. 新TOEICテストではパート1の写真描写問題を削減。
 2. パート3、パート4の設問の音声化(テープによる読み上げ。設問は印刷もされている)。
 3. パート3、パート4では各会話やトークなどに対して設問を3問ずつ設定。
 4. 米国・英国・カナダ・オーストラリア(ニュージーランドを含む)の発音を採用。各発音の出題の割合は25%ずつ。

リーディング セクションの変更点
 1. 現行TOEICテストのパートVIを削除。*今まであった誤聞訂正問題が削除されます
 2. 新TOEICテストのパート5は短文の中の空所に単語を補充。パート6では長文の中に複数ある空所に単語を補充。
 3. 新TOEICテストのパート7では2つの文書を読んで設問に答える問題を追加。

これまでと同じ点
 1. 問題はリスニングセクション(45分間・100問)と、リーディングセクション(75分間・100問)からなり、2時間で200問に答えます。
 途中、休憩はありません。
 2. リスニングセクションはテープに吹き込まれた会話やナレーションを聞いて設問に答えます。リーディングセクションは印刷された問題を読んで設問に答えます。
 3. リスニング5点~495点、リーディング5点~495点、トータル10点~990点のスコアで5点刻みで表示します。
 4. テストは英文のみで構成されており、英文和訳・和文英訳といった設問はありません。
 5. マークシート方式の一斉客観テストです。
 

写真描写問題について その7 一般動詞のもの

2006-04-11 08:18:54 | 写真描写問題 実況中継

[7] 一般動詞現在形の文例
写真描写問題の基本はbe動詞の文にあります。しかし一般動詞を使った文もけっこう登場し、それも少しむずかしい動詞を使ったものが多いです。

 (ひと主語のもの)
  (1) The man has his hands at his side
    男性は手を脇腹に当てている
  (2) The child has her hand on her head.
    子どもは頭に手を乗せている
  (3) The woman has black pads on her knees.
    女性はひざに黒い当て物をしている
  (4) They have an exhibition inside.
    彼らは屋内で展示会を開いている
  (5) The tourist stands by oneself.
    旅行者が一人で立っている
  (6) She utilizes a fax machine.
    彼女はファックスの機械を利用している
  (7) She inserts data through a keyboard.
    彼女はキーボードでデータを書き込んでいる
  (8) She manipulates a computer mouse.
    彼女はコンピュータのマウスを巧みに操作している
  (9) He possesses a soccer ball on a playground.
    彼は運動場でサッカーボールを持っている

 (もの主語のもの)
  (1) The van has two flat tires.
    バンは二つのタイヤがパンクしている
  (2) The birches have no leaves.
    かんばの木には葉がない
  (3) The bus has two stories.
    そのバスは2階建てだ
  (4) The pier has many sturdy ships.
    桟橋には頑丈な船が多数係留されている
  (5) The museum has many attractions.
    美術館には興味深い展示品が多数ある
  (6) Flowers adorn the wall engraved with words.
    言葉の刻まれた壁に花が飾られている
  (7) Flowering shrubbery inhabits the garden.
    花の咲いている低木の植え込みが庭に存在している
  (8) The stairs curve to the right.
    階段は右側に曲がっている
  (9) The stairs lead to the kitchen.
    階段は台所に続いている
  (10) The stairs lead up to three doors.
    階段が3つのドアに続いている