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ある阿呆の徒然annex

「柳が如く、撓やかに、逞しく。」
ある阿呆大学生による自己満足blog!!

【RST2008】その4:御礼

2008年03月23日 23時54分47秒 | 特集
この旅行の1つの目的は、もちろん初日の白川郷でした。
しかしながら、私には学生時代のうちに是非やっておきたいことがありました。

映像の先生に、就職の報告と卒業の挨拶をしておきたいと思いまして。
先生は本職の会社のお仕事でお忙しいところだったようですが、都合をつけて私どもに会って下さいました。

アポが昼からということでしたので、午前中をどうしようかと。
そんなところで、初日『ひぐらしのく頃に』、2日目『らき☆すた』ときていたので、その流れか否か、AKIHABARAになってしまいました。
同行した友人が「秋葉原にお別れを言いたい」とも言ってましたので。

アニメ云々をさておいて面白い街ですよねぇ、アキバって。
混沌としているというか、何と言うか。
「秩序をもったカオス」という矛盾した言葉が浮かぶ、そんな感じの街ですね。

ただ、ひとつだけ文句を。まともな本屋はないんですかね、あの街……。
あの街にそんなのを期待する私が馬鹿なんですかね?

まぁそんなこんなありつつ、午後には恩師に挨拶することができました。
相変わらず厳しい言葉を頂いてばかりですが、それも「愛」でしょう(そう思いたい 笑)
それに、学校教育の世界から離れたところにいる社会人の方から聞く教育への思いといったお話は、本当に勉強になります。そういう機会は、現職教員から教育の話を聞く機会よりも少ないですからね。

本当にお世話になった先生なので、お会いできてよかったです。

そんなこんなで夕方、新幹線に乗り込み京都へと帰りました。
私も友人も疲れ果て、新幹線の中では2人とも本を読みながら寝てましたね。

そして京都駅に夜9時過ぎに着き、京都駅前の王将で食事。こうしてRST2008は完結いたしました。

めでたしめでたし?

  ********************
この旅が終わってから、2週間が経ちました。
学生時代の最後に、学生にしかできないような旅ができたこと。同行した友人やお忙しいなか都合をつけて下さった映像の先生に感謝したいと思います。

この旅の後は、1週間ほど引越しに追われていました。
何とか荷物を出したのが先週水曜、それから青春18きっぷで鹿児島に一旦帰り、そして今日、卒業式出席のために再び京都へ戻ってまいりました。今夜はネットカフェで一夜を明かします。

3月は青春18きっぷをよく使ったけども、やっぱりあれって学生みたいに時間のとれる人にしかできない旅だと思うんですよね。
社会人になってからでは、ああいう「移動を楽しむ旅」をする気には、中々なれないだろうなと。それくらいなら「目的地での行動を楽しむ旅」にしたいと思うだろうなと。
「移動を楽しむ旅」は時間を比較的自由に使える学生の特権だろうなと。
そんなことを思って、今春は青春18フル活用いたしました。

前のエントリーでも書いたように、このブログも残りわずかとなりました。あと何回書けるか分かりませんが、どうかよろしくお願いいたします。

【RST2008】その3:例の居酒屋

2008年03月20日 02時07分21秒 | 特集
シリーズ「RST2008」をサイカイします。

前回・前々回とヲタっぽいネタが続きましたが、私はヲタではありません。その系統で知ってるのは『ひぐらしのなく頃に』くらいです。
『新世紀エヴァンゲリオン』すら見てませんからね。ヲタへの道には程遠い。
♪長く険しい荒れた途こそ、オタク道昇りつめろ、誇り高き師を胸に~
……じゃなくて(汗)

ま、エヴァは名作と聞いてますので、一度観ようとは思っていますが。

さて、その「とある居酒屋」。
東京方面で「野球好きなら一度は訪れておきたい店」といえば、野球好きの方なら分かるかもしれません。

東京メトロ丸の内線「四谷三丁目」駅から徒歩すぐ。
その名も、居酒屋「あぶさん」
小規模な店舗ですが、野球ファンの間ではかなり有名なお店で、プロ野球ファンはもとより選手など関係者も訪れるお店として知られています。

野球馬鹿の集う店ということで、焼肉エリカ(日ハムのピッコロ
森本稀哲の実家)とどちらにしようかという話がありましたが、居酒屋気分ということで「あぶさん」になりました。

壁一面に貼られたプロ野球グッズの数々。
水島新司『あぶさん』の表紙全巻分はもちろんのこと、選手本人からの贈り物と思われるユニフォームやバット、グローブ、ボール、サイン入りの生写真などなど。
(野球談義に熱中しすぎて写真は中々撮れませんでした。すみません。)

野球好きの集う店だけあります。
いつも学食などで周りの空気を気にしながら野球談義をしている我々にとって、このような心置きなく大声で野球談義に花咲かせたり選手別応援歌を歌ったりできる場所は貴重です。

大画面テレビに映し出された西武×阪神のオープン戦(@滋賀・皇子山)を観つつ、友人と2人で野球談義。
隣のテーブルの会話が気になってしょうがない。「マリンスタジアムの風はこんな感じで…」だとか、「千葉移転当初は地元でも『ロッテなんか来たってなぁ…』という感じだった」とか。
他のテーブルからコアな野球トークが聞こえてくる店なんて、滅多にないですよ。

ちなみにこの西武×阪神、滋賀は西武グループの基盤の一つ(近江鉄道)ということで西武がホームゲームを実施したのでしょうが、何せ関西なのでどう見ても阪神ファンの方が多い。
西武の新外国人のブラゼルとボカチカを初めて見ました。ボカチカは特に印象に残りませんでしたが、ブラゼルのほうは何だか元ロッテのマット・フランコっぽいですね。体格も似てますし、打席での構えとか雰囲気とか、「よけたのにストライク」とか。

ところでこの試合の阪神の出場メンバー、
 1(中) 平 野
   中  藤 原
 2(三)  坂
  走遊二 秀 太
 3(遊) 鳥 谷
 4(右) 桜 井
 5(一) 葛 城
 6(D) 関 本
 7(左) 浅 井 
 8(捕) 野 口
   打  庄 田
   捕  小宮山
 9(二) 藤 本
   遊  前 田
 [投手] 玉置→杉山→阿部→金村大

スタメン野手9人の中に二遊間のプレーヤーを5人も並べてきたあたり、今年の阪神のセカンド争いの厳しさを伺わせます。どうやら平野恵一が一歩抜け出してきたっぽいですけど。
そして驚きなのは、スタメン10人のうち3人、出場選手19人のうち5人が元近鉄・オリックスであるということ。
思わず「♪ここで一発 近鉄の星~」なんて歌ってしまいますよ。

それはさておき、居酒屋『あぶさん』。
予約なしで飛び込んだ一見さん2人組にもかかわらず、店長さんが気さくに話しかけて下さいました。
こちらのサイト(野球食人)に載っている方です。
私が鹿児島出身だと言ったら、「(顔で判断して)同じ匂いを感じた」と言っていました。東国原知事のイラスト入りのお菓子を頂いたので宮崎の方なのかなと思っていましたが、上のリンクを見るとやはり、日ハム福良ヘッドコーチの高校の先輩ということですから、延岡出身ですね。そういえばお店に阪急時代の福良のユニが飾ってありました。
ま、私も店長さんも九州人同士ということで、ここでまた一しきりローカルトーク(もちろん野球ネタ込み)に花を咲かせました。

好きな話題を心置きなく肴にして酒を飲み、しかも帰り際にはこんなものまで頂いてしまいました。
あぶさんオリジナル小皿

これは貴重です。卒業旅行でものすごい思い出の品が出来ました。
しかもおそらく、会計もいくらか割り引いてくれていますよ。いや~素晴らしい!

アポなしの一見さんがまさかこんなに歓待を受けるとは思いませんでした。
野球好きにはたまらないこの店、東京へ行く際には是非また行きたいですね。

名古屋のネカフェから東京駅に着くまでは流石にだるい感じもありましたが、東京についてからがアツかった。しかも前の日は白川郷ですし、その更に前の日は姫路で姫路城とオリックス×楽天戦。
そんな日々を過ごしてるもんだから、カプセルホテルの大浴場で一風呂浴び、床に就いてからもテンション上がりっぱなし。

こうして翌日のフィナーレへと向かっていったわけです。

【RST2008】その2:とある居酒屋、……と題するはずだったが

2008年03月15日 18時26分41秒 | 特集
白川郷は本当に良いですね。1年前に訪れた尾道とは一味違った、雪国のノスタルジーです。
私は雪国なんて生まれても育ってもいないんですが、不思議と懐かしさを感じさせるんです。
前回も書いたとおり、四季折々のノスタルジックな光景を見せてくれる集落ですね。

それでは2日目の模様をお送りいたします。

タカシ!MAXコーヒー買ってこい!(ササキ様)


写真は北関東名物「MAXコーヒー」。埼玉県内の自販機で見かけました。
噂通り甘ったるいコーヒーでしたが、友人の話によると昔よりマシになったそうです。

  ********************
自遊空間で一晩を明かした後、名古屋名物「モーニング」を楽しむ間もなくマクドで朝セットをテイクアウト。
鉈女さん風に言うと、「はぅ~、ソーセージエッグマフィンかぁいいよぉ~、お持ち帰りぃ~」とでもなるのでしょうか?(←この一文、自爆なのです……)
まあ別にかぁいい訳でも何でもない腹を満たすためだけのソーセージエッグマフィンセットをホームで立ち食いしながら列車を待ち、青春18きっぷで東京へと向かいました。

聞いてはいましたが、浜松を過ぎた後が中々しんどいですね。青春18で乗れる列車が各駅停車しかないんです。
昔、日生球場や藤井寺球場で近鉄ファンが、「おーい、はつしばー!初芝駅は各停しか止まらへんでー!」と野次を飛ばしていたとか何とか。
そんなこと聞いたことあったなぁ……などと考えつつ、やり過ごしてました。

午後1時過ぎに東京駅に着きました。
そしてすぐ翌日の「ぷらっとこだま」を手配しにJR東海ツアーズの窓口に行ったのですが、あいにく売り切れだったため、みどりの窓口で新幹線自由席券を購入。学割証を余分に携帯していた甲斐がありました。
そして今回の宿である上野(御徒町)のカプセルホテルにチェックインして荷物を置き、松屋で昼食。
東京の松屋では唐揚げも出してるんですね。新製品かと思って、帰ったあと京都の松屋に行ったら、唐揚げはありませんでした。ネットで調べたところ、どうやら関東限定商品のようです。ちなみに食ったのは普段通り牛めし豚汁セット(並)ですけど。

そして同行した友人の意向で向かったのは、埼玉県の「とある神社」。

何だかんだいって『ひぐらし』を気に入っている私は、前日の白川八幡神宮で「何ですかこれは?」と言いつつも若干テンション上がり気味でして。
千葉ロッテマリーンズ山本エカ児終身名誉監督の名言が様々に変換され、「ボクじゃないのです、ボクに似た奴が怒っていたのですよ。にぱー☆」「ワタクシじゃございませんわ、ワタクシに似た奴が怒っていたのでございましてよ!オーホッホッホ!」「私じゃない、私に似た奴が怒ってたのかな?かな?」などと、おかしな脳になっていました。
「俺じゃねぇ、俺に似た奴が怒ってたんだ、こんダラズが!」というバージョンもありますね。

話は逸れましたが、私はアキバ系のモノにはあまり触れない一方で、無駄な抵抗感や無駄な嫌悪感ももっていない人なので、ほな行ってみようかと友人と共に、「埼玉県のとある神社」に向かったわけです。

アキバ系に精通している方なら『らき☆すた』という作品はご存知でしょうが、今度はその作品に登場する神社のモデルになった神社に行ってきたんです。
鷲宮神社。関東最古の大社とされる由緒ある神社です。
社殿の造りや置物など、大引選手の実家である神須牟地神社に似たものが多かった気がします。もちろん規模は鷲宮神社の方がでかいですけど(ビッキーごめん)。

私はアキバ系にはあまり精通していませんし、『らき☆すた』という作品は読んだことすらないのですが、しかしながら驚きましたねぇ。

巨大絵馬


商工会さん、しっかり乗っかってるじゃないですか。おまけに彼女らの住民票まで作っちゃったみたいですよ。

住民票


見事なまでの乗っかりっぷりですね。しかも町を挙げて。
白川郷で『ひぐらし』に乗っかっているのをほとんど見なかったのとは対称的です(おそらくは『ひぐらし』が残虐なシーンがかなり多い作品であることと、白川郷自体が既に世界遺産であり観光地であるためわざわざ客寄せする必要がないこともあるでしょう)。

そして絵馬は、またしても大半が『らき☆すた』関連。白川八幡神社でそういう光景を見た直後だったので、もう驚きはしませんでした。

逆ルートくんの絵馬


鷲宮神社にあった絵馬の一つ。「古手神社」とは『ひぐらしのなく頃に』に登場する神社で、前回のエントリーでも書いた通り白川郷の白川八幡神社がモデルとなっています。
どうやらこの方は、俺たちと逆ルートを辿ったようです。

このアニメ絵の絵馬の山にもはや驚きもせず鑑賞し、二礼二釈一礼を忘れずしっかりお参りして、当エントリー冒頭の写真のMAXジョージアを買って飲みつつ、東京へと戻りました。

そして向かった先は、念願の「とある居酒屋」。
野球好きなら一遍は訪れておきたいという、あの居酒屋へと向かいました。
その模様をこのエントリーでお伝えする予定でしたが、鷲宮神社までの件が予想以上に長くなったので、このへんで。

次回、「とある居酒屋」です。

【RST2008】その1:白川郷に行ってきた

2008年03月12日 22時51分34秒 | 特集

さるぼぼ


7(金)早朝、地下鉄の駅内で友人と待ち合わせて出発しました。青春18きっぷ駆使の旅です。
京都駅6時16分発の電車に乗り、米原・岐阜で乗り換えて美濃太田へ。美濃太田で特急「ワイドビューひだ」に乗り換えて高山へと向かいました。
当日朝に京都を出て11時10分に高山駅前を出るバスに乗るためには、どうしても美濃太田‐高山間だけは特急を使う必要があったんです。
ワイドビューひだの車窓は絶景。その名の通り窓の広い列車なのですが、飛騨の山林と川が名残雪で一層のこと映え、眠い目をこすりながら見る価値のある素晴らしい風景でした。

高山駅からはバスに乗車。平日だと思って油断していましたが、バスはほぼ満席でした。
3月だというのに当然のごとく雪のパラつく中、細い山道を進むこと約2時間、いよいよ白川郷に到着しました。

鹿児島人と瀬戸内人の発想では「3月に雪が降る」ということ自体あまり考えらえれないのですが、見事に雪が積もっていました。

白川八幡神社


白川八幡神社。
オリックス大引選手の応援歌を口ずさみながら参拝してきました。「ビキさんの実家は大阪市住吉区の神須牟地神社のはずなのになぜ?」という問いには後でお答えしましょう。
この白川八幡は、現在一般に「白川郷」と呼ばれる下白川郷(白川村)だけでなく、上白川郷(高山市荘川地区)も含めた、かつての白川郷全体の産土神とされています。毎年10月の「どぶろく祭り」が有名なようです。
創建は和銅年間(要するに和同開珎が鋳造された時代)だそうです。非常に由緒のある神社ですね。
しかし参道はすっかり雪が積もっていました。雪かきくらいしてるものかと思ってたんですが…。

土地神様(って『結界師』用語か?笑)にお参りを済ませたら、いよいよ本格散策。
高山駅で買っていた牛しぐれ弁当¥1050税込(奮発しただけあって美味しかったです)で腹ごしらえをして、歩き回りました。

和田家


ね、雪深いっしょ? んで、そうそう。白川郷といえば、この合掌造りですね。

和田家


上の写真は有名な合掌造り住宅「和田家」を入口側から撮ったものです。携帯で撮ったので画質があまりよくありませんが勘弁。

合掌造りの屋根内部


そして合掌造りの屋根を内側から。屋根の骨組みを紐で縛って接合させ組み立てている独特の構造です。

そしてシャトルバスで展望台へ。合掌集落を一望できる展望台です。

白川郷


雪景色の白川郷。
春夏秋冬さまざまな顔を楽しめる場所だと思いますが、侘び寂びを感じさせるのは、このような雪景色でしょうね。
この絶景を20分ほど楽しんだ後、もう一つ合掌造りの家を見てみようということで、「神田家」というところを見ました。
…のはずが、神田家は補修中につき、見たのは「長瀬家」。観光客の多い和田家より大きかった気がします。
そしてまたしばらくうろついた後、「白川郷の湯」という温泉で一っ風呂。早朝からの旅の疲れも癒え、お肌もツルツルになりました。雪の中の露天風呂は最高です。

そして17時15分発のバスに乗り19時10分頃に高山駅に到着。そのまま青春18きっぷで名古屋へと向かい、名古屋のネットカフェで一夜を明かしました。
本来なら高山も観光したいところですが、後の予定や費用の都合もありましたので。

  ********************
こんな感じでRST2008の第1日は終えました。

「RSTって何の略?」というのを説明するの、今まで忘れてましたが、要は「Ryosuke Sawai Tour」の略ですよ。
Ryosuke Sawai、澤井良輔。かつて「西の福留、東の澤井」と言われ大型遊撃手としての期待を一身に受けてロッテに入った澤井。彼のヒッティングマーチの元曲がガガガSPの「卒業」でした。
そんなわけで、RSTというのは卒業旅行のことです。はい。

ところで、白川郷のごく普通のコロッケ屋で、こんなものを見かけました。

竜宮氏と古手氏


そう、白川郷って、『ひぐらしのなく頃に』の「雛見沢」のモデルになってるんですよね……。
だからってフィギュア置かんでも…と思いつつも、友人と2人でコロッケ買ってしまいました。200円と値段は高めでしたが、味は良かったです。
まぁファンの方はお分かりでしょうけど、このエントリーの最初の方で登場した白川八幡神社は古手神社の、和田家住宅は園崎本家のモデルなんですよね(分からない方、すみません)。
おかげで白川八幡神社の絵馬が大変なことになってました。絵馬の一部どころか大半が『ひぐらし』関連。その様子はこちらの「シャブローの風の噂」さんのエントリーや、「まほさろん」さんのレポートをご覧になれば、お分かりになるでしょう。
この絵馬の山を見たおかげで、「♪絶え間なく~ 燃ゆる闘気~」と大引さんの応援歌でも歌ってないと、「♪抜け出してって~ 抜け出してって~ 悲しすぎる運命から~」というメロディが、頭から離れなかったんです。

ところで白川郷の観光案内所には、「ゴミは各自持ち帰って下さい」という札が立てかけてありました。

雛見沢のモデルだけに、「ゴミ=お持ち帰りぃ」なのかな? かな?

加熱剤入りで少し重めの空弁当箱を持っている俺らは、
「はぅ~、このお弁当箱かぁいいよぉ~、お持ち帰りぃ~」
とでも言えばいいのかな? かな?

などと、アホな会話を友人としていました。
…まぁ山奥の小村じゃ観光客が大量にゴミを置いていったら処理が追いつかない、ということなんでしょうけど。

なお、アキバの方々が好むもので私が自ら率先して手に取るのは、今のところ『ひぐらし』くらいですね。次の日に友人の意向で別の作品のモデル地に行きましたけど、その「別の作品」は私はノータッチですし。

それでは次回は東京編。今回ほど写真は多くありませんがご了承を。

【RST2008】その0:前夜祭 in 姫路

2008年03月11日 23時17分53秒 | 特集
3月6日の「前夜祭」から始まったRST2008、遂に終えて一昨日の夜、京都に帰ってきました。
思い出が干物にならないうちに、ブログ上でも公開したいと思います(プライバシーは保護しつつ w)。

まず簡単に行程を抑えときます。
6(木)の「前夜祭」が日帰りで姫路へ。
7(金)から本格開始で、早朝に京都を発ち、昼過ぎに白川郷に到着。夕方に白川郷を出て名古屋のネットカフェに1泊(「泊」って言うんか? 笑)。
8(土)の午前中丸々使って東海道本線を爆走し、昼過ぎに東京着。同行した友人の意向で「埼玉県のとある神社」を訪れた後、私と友人の意見の一致により、念願の「とある居酒屋」へと向かいました。
そして9(日)の昼に東京在住の恩師と会い、就職の報告をしてその晩、新幹線で京都に戻ってきた次第です。

このエントリーでは6日の様子をお伝えします。

  *******************
5日に急遽バイト先の方々に送別会を開いて頂いた関係もあり、予定より約1時間遅れの出発。新快速で姫路へと向かいました。
京都から姫路へは、片道を普通に買えば2210円、学割だと八掛けなので1770円ですから、日帰りなら青春18きっぷがお得です。
ちなみに普段なら金券ショップで阪急の株優買って私鉄を乗り継ぐのが一番安くつきますね。金券ショップを上手く使って阪急→神戸高速鉄道→山陽電車と乗り継げば、片道1200円ほどです。

姫路に着いたのは10時30分ごろでした。そして真っ先に向かったのは……、

姫路城


「白鷺城」とも呼ばれる世界遺産・姫路城
さすが世界遺産だけあって、見応えのあるお城です。美しい外観とは裏腹に数奇な運命を辿ったことでも有名ですね。

この名城を堪能した後、地元播州出身の友人と合流して姫路球場へと向かいました。
「試合の無い地方球場に向かう」ということもワリと平気でやっちゃう私ですが、今回はちゃんと試合がありました。
オリックス×楽天戦です。
「4番・迎」というとんでもないスタメンを組んできたオリックス。スタメンには3外国人どころか濱中・北川・大引の名もありません。かといって下山や後藤が出ているわけでもなく。
一方の楽天は、礒部と山崎武がいない以外は主力勢揃い。
しかも先発投手はオリックスが光原で楽天が岩隈。
どう見ても楽天の勝ちだろうと、ちょっと思ってしまいました。が、終わってみれば9-0でオリックスが勝利。これだから野球は分からないものです。

光原は今日くらいの投球をしてくれれば、シーズンでも先発を任せられるでしょう。
吉野は相変わらず右打者への投球が課題ですね。大廣は最終的に打ち取ったものの、もう少し右にずれればホームランという大ファールもありました。
野手で目立ったのは迎。「4番・迎かよー」なんて言ってすみませんでした。昨年のウェスタンリーグ三冠王ですが、素直に打ち返す良い打撃をしていました。ポスト大西に名乗りですね。
あと、森山がセンターを守っていましたが、これは阪神へ行った平野恵一の穴埋めということなのでしょうか? 「俊足で内外野こなせる左打者」ということで。

楽天サイドについても述べましょう。
岩隈は勝負球が甘く入っていたのが気になりましたね。まぁ実力も実績もある投手ですし、故障さえなければシーズンには合わせてくるとは思います。フェルナンデスの緩慢な守備に足を引っ張られてた部分もありましたし。
それ以上に気になったのが楽天3番手の片山。プロ入り後しばらく実戦を離れていた影響もあるのかもしれませんが、今年はまだ期待するのは早いのかもしれません。良いボールも見られましたし、素質は間違いないと思いますがね。
ルーキーの聖澤外野手は良い選手ですね。俊足を活かすための転がすバッティングを意識しているのが見えました。背番号23の先代でタイプも近い関川コーチの指導に期待がかかります。

この試合のスコアはニッカンにて。

試合終了後、姫路駅付近でブラブラした後、京都に戻りました。
世界遺産とプロ野球を堪能したうえ、いよいよ念願の旅を翌日に控え、テンションアゲアゲで夜を過ごしました。

白鷺城&白川郷

2008年03月09日 09時34分34秒 | 特集

姫路城

白川郷


いわゆる「卒業旅行」とでも申しましょうか?
現在、東京・上野におります。カフェでモーニングなのです。

おはようございます。

二昨日は日帰りで姫路へ、一昨日は白川郷へ。

白鷺城とも呼ばれる姫路城と、白川郷の合掌集落。2つの世界遺産を巡る、豪華な旅!

…といいつつ実際には、青春18きっぷを駆使し、ネカフェやらカプセルホテルやらに泊まるという“貧乏旅行”だったりするとかしないとか、そんな話も聞かないでもありませんが(笑)

まぁ、そんな話はさておき。

もう、何だか楽しすぎますね。

姫路も白川郷も、やはり世界遺産は一見の価値がありますね。昔の人の知恵とでも言いましょうか?見た目も素晴らしいですが、そんな面でも非常に素晴らしいですね。

そして昨晩は遂に念願のお店で飲むことができました。予想以上にアツかった!

それでは、この旅の模様は、京都に帰ってからまた書きます(^-^)

KITA-KYUSHU紀行Ⅱ(MOJI編)

2007年10月25日 23時44分57秒 | 特集
えー、お待たせ致しました。今月7・8日に行った小倉旅行の第2弾、門司港編です。
そういえば、これを書いてて、春先に行った「青春18きっぷ中国地方の旅」の旅行記を第3話くらいまで書いてその後upしていないことに気づきました。そのうち書きます、そのうち。

さすがのプロ野球バカも、試合のない地方球場に行くのは一先ず思いとどまりまして。
北九州市民球場ではなく、「観光地らしいところ」ということで、ガイドブック片手に門司港へ向かいました。
今回はその門司港訪問記を、写真を中心にお送りいたします。


門司港駅
門司港駅のレトロな駅舎。

門司港駅ホームから
プラットホームから見た風景。
写真の真ん中やや左下にある車輪は、SLで使ってたものだとか。鉄道ファン必見の代物だそうです。

駅待合所
券売機と窓口
看板の文字も、わざわざ右から読むように書かれています。

織田うさこ
小西真奈美。こんなところでも「鹿児島スイッチ」な川内商工出身者。
なお、鹿児島県で「商工高校」といえば「鹿児島商工」(樟南高校の旧称)のイメージが強いんですが、川内商工は樟南とは無関係の公立高校です。

駅にバナナ
駅の正面口にはバナナが。門司港は「バナナ叩き売り発祥の地」だそうです。

さて、駅はこのくらいにして、港周辺の様子をご覧に入れましょう。

門司港
門司港です。奥に見ゆるは関門橋、九州と本州とを結びます。

レトロ
「門司港レトロ」と銘打っているとおり、レトロな建物が並びます。
神戸の旧居留地あたりと似た雰囲気ですね。ただ神戸のように都会ではないので、門司の方がよりレトロ感が強烈に出てます。

旧税関
上と同じ建物を別アングルから。旧税関です。
今は税関は移転していて、この建物は記念館のようなものになっています。この時はバナナ展やってました。

ブルーウィング
ブルーウィング。 日本最大級の歩行者専用のはね橋だとか。平成5年に完成したそうです。
これが繋がったり開いたりして、歩行者が通ったり船が通ったりするとか。写真は繋がりかけの状態です。
なお、橋の袂にこんな札がありました。この橋、何でも「恋人の聖地」とやらだとか。
恋人の聖地
聖地って何やねんと思ってたら、「恋人の聖地プロジェクト」なるものが全国的に展開されているようです。
ちなみに初芝教の聖地は、「南海高野線の白鷺の次の駅」だそうです(そんなことばっか言ってるから「恋人の聖地」なんてもんに縁がないんやろなぁ 笑)。

バナナマンこんな強烈なキャラもいました。
一部では有名(?)な「バナナマン」。
顔が妙にリアルに描かれているのは、もはや驚きや不快感をを通り越して笑えます。
以前、知人に写真で見せてもらったことがあったので衝撃は覚悟できていたのですが、それでも一人でニヤリとしてしまいました。

ちなみに友人の彼女も、私が行く2日ほど前に門司港を訪れていたとか。
おかげでその友人は、わずか3日ほどの間にバナナマンの写メを2通も受け取ってしまったそうです。



黒い建物
この外観は私のお気に入りです。でも何の建物だったか失念してしまいました。



それでは、それ以外の写真をまとめて(クリックで拡大画像が表示されます)。
えとせとら


他にも色々見て回りたかったんですが、閉館時間やら何やらで間に合わなかったものもあり、5時過ぎの快速電車で小倉へ戻りました。

でもまぁ、新幹線まで中途半端に時間が空きまして。

 騒ぐ! 騒ぐぜ! 血が騒ぐ! プロ野球ヲタの血が騒ぐ!

はい、誰も「行っていない」とは言っていません。
「一先ず思いとどまった」だけであって、その後どうしたかは、話が別です。

北九州市民球場
北九州市民球場。結局プロ野球の試合があるわけでもない日に、プロ野球本拠地でもない地方球場に来ちゃいましたよ、このプロ野球バカ。
かつては西鉄ライオンズが準本拠地として使用していた、由緒ある球場。漫画『あぶさん』でも、ここでのプロ野球公式戦(太平洋×南海)が描かれたことがあります。
現在でもソフトバンクが年数試合、主催ゲームを行っています。

交通費節減と運動のため小倉駅から地図片手に歩いて行ったんですが、結構時間かかったうえ若干道に迷いかけました。帰りはさすがにバスでした。

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こうして終えた「緊急企画! 北九州の旅2日間」。
試験明けに旅行ってやっぱテンション上がりますね。楽しく見て回りました。

もう一遍行きたいですね。門司港や小倉もまだ見足りなかったところもありますし。
京都(新大阪)から新幹線で小倉行って、小倉に立ち寄った後ソニックで大分に行くという行程を、現在考えています。

もう一度行きたい観光スポットはいくつかありますが、北九州もその一つです。

KITA-KYUSHU紀行Ⅰ(KOKURA編)

2007年10月14日 02時20分15秒 | 特集
先日、就活ついでに小倉を訪れてきました。試験の翌日、たまたま予定が空いてたので。
最近やたら忙しいのでブログ書く暇もあまりなかったんですが、合間合間で書き続けてようやく、「KITA-KYUSHU紀行」第1弾が書き上がりました。
写真を交えながらお送りしますので、どうかお楽しみ下さい。

何だか近未来

小倉を訪れたのは、実は今回が初めてでした。もちろん帰省の度に新幹線で「通過」はするんですけど、いつも「通過」だけなんです。立ち寄ってみたことは一度もなくて。
それをまぁ今回、突如思い立ちまして。せっかくだからと行ってみたわけです。

■特急ソニックで小倉へ
ソニック、初めて乗りました。
だって鹿児島帰るときにわざわざ日豊本線経由なんてしませんもん。

写真上が外観で、写真下が内部の様子。以前「トリ○アの泉」で「浦安に生息する“あのネズミ”に見える」と紹介されたこともある、例の座席です。

個人的な好みを言えば、外観はもうちょっとシックな色か、それとももっと派手にするかした方が格好良いじゃないかと思いましたが、まあいいでしょう。

見た目の形状は鹿児島本線の「リレーつばめ/有明」によく似てますが、リレーつばめよりもゆったりしてます。
とにかく広いんですよ、車内が。
座席間もかなりゆったりしているし、幅も結構あります。乗り心地は抜群でしたね。今度はこれに乗って大分に温泉浸かりにでも行きたいです。
(大分って九州で唯一足を踏み入れたことないんですよー。)

そんなこんなで、乗り心地のよさもあり試験の疲れもありでウトウトしつつ、博多駅から約40分、小倉に到着しました。
ちなみにソニックって、小倉から進行方向が逆になるらしいですね。
乗客に座席を回転させるよう車内アナウンスがされてました。

■小倉到着、ホテルへ小倉駅南口
まずは南口にビビりましたね。
左の写真、上は南口正面から市街地を望んだ様子(冒頭の写真の縮小版)なんですが、前々回のエントリーでも触れたように、まるで1970年代のマンガに出てくる21世紀の社会をちょっとだけ実現させちゃった感じがあります。

そして何と言っても、駅舎のド真ん中からモノレールがドーンと出てくるんですよ。しかも地上からの高さが他のモノレールに比べて低いんです。おかげで妙に迫力があります。

目の前には70年代に夢見た21世紀、そして街に下りると現実の21世紀。ステキな街です。

ホテルは駅近く。オープニングセールで安くなってました。

北九州市小倉には地元出身の作家・松本清張の記念館があるとか。といっても私は松本清張自体、あまり知らないんですが。
でも同市八幡出身の「史上最強のスイッチヒッター」松永浩美の記念館があるという話は、聞いたことがありません。
なお同市ゆかりのプロ野球選手といえば、東筑高校卒(出身は隣の中間市)の故・仰木彬氏(元西鉄内野手、近鉄・オリックス・オリッ鉄監督)がいます。

■翌朝、小倉城へ

小倉城

小倉城ってどうやら何度か焼き払われてるらしく、現在の建物はレプリカ(ただし微妙に史実通りでない部分もある)だそうです。
大名篭マシンがあったり、飛脚さんと競走できるマシンがあったり、遊べるお城でした。

飛脚と競走!飛脚さん、早いっす…。

右の写真、分かりますかね? 分かりにくければクリックして頂くと、拡大画像が別ウィンドウで開きます。
上の緑のランプが飛脚さん、下の赤のランプが私なんですが、私が名古屋に達しようかどうかって時に、もう江戸に着いちゃってるんですよ。

惨敗が悔しくて、大人気なく3回もやっちゃいましたね。ガキだな俺も。

同じ敷地内には「小倉城庭園」と、前述の松本清張記念館がありました。

小倉城庭園

この屋敷と庭園は江戸時代の屋敷と庭園を再現したもので、庭園内の石橋(現在は沈み橋になっている)のみが、当時のものが現存しているものだそうです。

そして松本清張記念館。
松本清張の作品を読んだこともない私ですが、小倉城の入館料350円、庭園が300円、清張記念館が500円のところを3館セットだと700円とのことだったので、松本清張記念館にも行くことにしました。城と庭園は元々入るつもりだったので、プラス50円で500円する記念館に入れるならオトク、というガメツイ精神で(笑)
知らなかったんですが、松本清張って朝日新聞社勤務だったんですね。そういう身上もあってか、ジャーナリスティックな視点を含んだいわゆる「社会派」と呼ばれる作品も多く書いているようです。
記念館を訪れてこの松本清張という作家に興味を持ったもので、早速1冊購入しました(某古本チェーン店で)。今、読みかけです。
現代史屋さんという専門柄か、僕、「社会派○○」という言葉に弱いもので(笑)

さて、この小倉城敷地内には、こんなものもありました。
ライオンズ友情の森その名も何と、「ライオンズ友情の森」
いやね、僕だってそりゃ分かりますよ。この森が別に仰木彬さんやら豊田泰光さんやら神様仏様稲尾様やらの友情を讃えているわけではないことくらい。
でも「福岡」「ライオンズ」のコラボレーションに何かを感じずにはいられませんでして。プロ野球マニアの悲しい性ですね。
しかも記録を調べてみると、この碑にある「1967年」という年は、西鉄ライオンズが最後にAクラス入りした年だそうです。
もちろん西鉄ライオンズ(および後身球団)とライオンズクラブとは一切関係ないんですが、そういうところに何かを感じてしまう、ホントにプロ野球バカですね俺。
ちなみに「ライオンズマンション」も、「ライオンズ球団」とも「ライオンズクラブ」とも一切関係ないそうです。

そしてもう一つ見かけたのが、旧陸軍第十二師団本部の正門跡

森鴎外もここを通って通勤

当時のものが、そのまま現存しているそうです。
この陸軍第十二師団では、国語教科書でもおなじみの、あの森鴎外が軍医部長として勤めていたこともあったとか。そういえば森鴎外って軍医だったんですよね。
明治の文豪さんの中には、わりと他分野のインテリさんがいたりするそうです。


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とまあ8日の午前中は小倉城とその周辺だけで終わりましたね。ホテル出るのが予定よりも遅くなったというのもあったんですが、それ以上に見ごたえがあったもので。

その後、小倉駅構内の定食屋でメシ食って、プロ野球の試合があるわけでもない北九州市民球場へ行くのを思いとどまり、門司港に行ってみることにしました。

というわけで後編「KITA-KYUSHU紀行Ⅱ(MOJI編)」では、その様子を写真中心にお伝えいたします。乞うご期待!

勝利待つスタンドに! <ハシゴ観戦記②>

2007年08月12日 23時55分56秒 | 特集
イチャつくネッピーとリプシー

にしても甲子園は暑かったですね。試合もアツかったけど、球場そのものが暑かったです。
おかげで甲子園を出た段階で予想以上にバテてしまってたんですが、せっかくなので神戸スカイマークスタジアムまで行ってきました。
上の写真は試合前、グラウンド内でイチャついていたネッピー君とリプシーちゃんです(バカップル? 笑)。
嗚呼、バフィとファルルは今いずこ……。

ライトスタンドに陣取った私ですが、最前列にはギャル風の女性2人組。
およそオリックス・近鉄ファンらしからぬ(笑)2人組に、色々な憶測を巡らせました。
「清原ファンか? 清原おらんけど……。」
「そういえば近鉄ファンのギャルってたまにいるような……??」
「いや、イチロー時代の残党か?」
「それともイケメン目当てか? オリックスのイケメンって誰だ?」
なんて考えてたら、2人組がグラウンドに向かって叫びます。

「シバハラさーーん!!」

どうやらソフトバンクの右翼手・柴原選手を間近で見るために、わざわざ敵陣に陣取ったホークスファンだったようです。
ギャルにモテモテの柴原
そりゃそうですよね。イケメン目当てならホークスですよね、そりゃ。
(オリックスにイケメンがいない、という意味ではありません。)
彼女たちは「シバハラ」と書かれたプレートと、「ムネリン」と書かれたプレートを持っていました。思い切りダイエーカラーの。

ムネリンといえば、試合前、私はちょっと複雑な気分だったんですよね。
ライトスタンドにいるからにはオリックスを応援するわけですが、その試合のホークスの先発が杉内だったんです。
杉内といえば鹿児島県高校野球界の英雄の1人です。しかもホークスには、その川崎ムネリンとか本多とか、鹿児島にゆかりのある選手がいます。
直前に神村学園を応援して郷土熱が高まってたもんで、彼らを応援したい気分も結構ありました。もちろん普段は応援してますし。


さて、試合です。先発投手はオリックス川越、ホークス杉内。
初回、いきなりオリックスがローズのタイムリーで1点を先制。2回裏には先発マスクの前田大輔が3年ぶりの本塁打をレフトスタンドへ。4回裏にはまたしても前田がタイムリーヒットで、何と杉内ノックアウト。ホークスの2番手には山村がマウンドに上がります。
対するオリックス川越は快調なピッチング。大村・小久保を欠くホークス打線を相手に危なげない投球を見せます。

ナイター
いよいよ暗くなってきて、ナイターらしくなってきました。やっぱり天然芝の球場は照明に照らされた芝生と土とのコントラストが綺麗です。

この日は「スーパー花火ナイト」。5回裏終了後に花火が打ち上がります。
花火1

花火2
私は今までにこの「スーパー花火ナイト」を数回見てますが、今回初めてカメラに収めてみました。

ちなみに、この花火が上がってる間、あの「バカップル」(笑)は……、
何か描いてる
一体、何を描いてたんでしょうか?? 確認できませんでした。

試合に戻りますが、川越は快調なピッチング。ホークス2番手の山村も好投し、2回2/3を投げ無失点。4-0のまま6回を終えます。
そして7回裏、オリックスはホークス3番手小椋を攻め1死満塁とすると、阿部真が左中間への鋭い打球を放ちます。
これをレフトの井手が好捕。素晴らしいプレーでした。結局犠牲フライとなりオリックスが1点追加。5-0となります。
この場面を井手の好プレーで1点に抑えたことが、後々大きく響くことになりました。

8回表、ここまで完封ペースで投げていた川越が突如乱れます。田上ヒット、代打本間2ベースで無死二・三塁とすると先程ファインプレーの井手がタイムリー。
なおも無死一・三塁という場面で、オリックスベンチは川越を諦め菊地原にスイッチ。

そして、ここで世界のSADAHARU OH監督は、代打にあの男の名を告げました。
代打ブキャナン
そう、体格・髭・風貌・打席での佇まい等から「パスクチの再来」と呼ばれる、ブキャナンです。
パスクチは普段は不甲斐なくても、8月になると世界トップレベルのスラッガーへと変貌を遂げます。
となると、「P様の再来」と呼ばれるB様も、そんなことがあるのではないだろうか?
B様
この佇まい、やっぱコイツ、どう見てもパスクチやわ……。
なんて思っていると、B様は粘ってフォアボールを選びます。やはり8月です。

すると本多が走者一掃のタイムリー3ベースを放ち、1点差。
そして続く川崎が左中間に鋭い打球。完全に抜けたと思いました。
が、これを途中出場のセンター平野恵がダイビングキャッチ!!
先程の井手のプレーも素晴らしかったですが、この平野のプレーはそれよりも一段上のレベルのプレーでした。完全に跳びながら捕っています。
2005年にロッテの諸積(現2軍コーチ)が千葉マリンの横浜戦で金城の打球を好捕したプレーがありましたが、丁度あんな感じです。センターが平野恵に代わってて良かったという、凄まじいプレーでした。
しかしまぁ犠牲フライにはなったもので、オリックス5点リードの楽勝ムードのはずが、気がつけば同点です。

そんなわけで延長に入ってしまいました。
お互いチャンスを作りながら無得点のまま迎えた延長11回裏です。
ホークスは10回裏からマウンドに上がった守護神・馬原が続投。
先頭の村松の途中で22時を回り、グラウンドルールにより鳴り物が止められました。
村松は内野ゴロに終わりますが、ラロッカがレフト前ヒット、そして打席には4番ローズ。

鳴り物の止まったライトスタンドに、アカペラで応援歌が響きます。
 また進め男タフィ この時に全て懸けて 蘇る感動 再びここまで飛ばせ
すると打球はレフトに上がります。スタンドのファンが見つめる中、打球はそのままレフトスタンドへ。

さ、さ、サヨナラホームラン!!!!

入った瞬間、ライトスタンドが大歓声に包まれました。すぐ上にいたカップルのお兄さんやら、近くにいた子どもたちとハイタッチ。
私はサヨナラ勝ちを生で見たのが初めてだったものですから、余計に興奮しました。
歓喜に包まれるオリックスナイン

ヒーローはもちろん、この人。息子のカールJr.君を連れて登場です。
狼主

カールJr.君も登場
この間、私が友人と観に行った試合でもカールJr.君が来てて、その試合でローズは2本塁打を放ちました。カールJr.君が来てると本当に打ちます。

そんなこんなで大興奮のまま、「二次会」(応援団が中心になって活躍した選手の応援歌等を歌う集まり)にも少し参加。
何とか終電に間に合い、京都に戻ることが出来ました。延長に入った時点でネットカフェで夜を明かすことも覚悟しましたから、奇跡的です。
ローズって本当に1年間野球やってなかったんでしょうか? 本当に頼れる強打者です。


こんなわけで1日で2試合観てきました。
屋外球場をハシゴするとさすがにシンドイですね。甲子園を出た時点で既にバテバテでしたし。
でも面白い試合ばかり観れて、いい1日でしたわ。

にしてもこの試合、オリックス楽勝ペースの筈やってんけどなぁ……(汗)
でも劇的サヨナラホームランを生で観れたので、いいですわ!

Nice day, Nice game!!

初アルプス☆ <2007・8・10ハシゴ観戦記①>

2007年08月11日 23時48分12秒 | 特集
一塁側アルプスから

お待たせいたしました。甲子園観戦記。写真も加えてお送りいたします。かなりボケボケの写真ばかりですが(アルプスのかなり上段にいたんで 汗)

「関西に住んでいる間に一度は甲子園に!」と思っていましたが、今まで中々行かなかったんですよ。行こうと思ってた日に雨が降ったり、寝坊してもうたりで。
それで今回、思い立って行ってきたわけです。

今年の鹿児島県大会のレベルですが、正直、高かったんですよ。
私は別用もあって採用試験の1週間前から帰省してたので、試験勉強の合間にチラチラ見てたんですが。
玉龍のピッチャーも良かったし、鹿実・樟南も例により良いチームを作ってきました。
れいめいも、4回戦の鹿実との「姉妹校対決」で惜しくもサヨナラ負けを喫しましたが、良いチームでした。
「徳之島連合」(徳之島・徳之島農・新設徳之島)の善戦ぶりには胸が躍りましたね。

そんな激戦区(!?)・鹿児島を勝ち上がってきた神村学園。
ですが相手は、大阪府大会決勝であの「怪物」中田翔選手を擁する大阪桐蔭にサヨナラ勝ちして出場を決めた、金光大阪です。しかも昨年も大阪桐蔭との決勝で延長に持ち込んだとか。
これは厳しい戦いになるな、他人心にそう思いました。

盛 義達投手
共に複数の主戦級投手を擁するチームですが、神村がサイドスローの盛君、金光が左腕の植松君と、どちらもエースナンバー「1」の投手が先発。

立ち上がり、植松投手は本調子ではないような感じがしていました。
3回表には内野安打と四球で1死一・二塁とすると、2番の東君にライト前に運ばれます。これは中継プレーが良く本塁タッチアウト。3番の木下君を歩かせますが、4番の鶴田君センターフライで、何とか無失点(神村を応援する私どもとしては「無得点」ですから、「あー」と溜め息です)。

そして先手を取ったのは金光大阪。
4回裏に盛君を攻めて2点を奪い、5回にも1点を追加。さすが大阪を勝ち上がったチーム、調子が出だすと強いです。

その後神村は、復調してきた植松投手の前に苦戦するかと思われましたが、6回表、ヒットと四球、送りバントで2死二・三塁のチャンスを作ると、7番西君のゴロをショートがエラーして1点を返すと、続く小原君がタイムリー、さらに盛君がタイムリー3ベースを放ち、4-3と逆転。
8回には先ほどタイムリーの小原君が、2番手の弓削投手からレフトへホームラン。9回には3番手の大橋投手から、またしても小原君がタイムリー2ベース。これで6-3となります。

盛投手は自らのバットで逆転した後、立ち直ります。
8回表の打席で死球を受けた直後の8回裏、金光大阪の粘りに対し無失点で切り抜けると、9回は3者凡退で試合終了。
最後まで気持ちの入ったピッチングでした。

夏は初めて、甲子園に神村学園の「勝利の校歌」が鳴り響きます。
校歌斉唱

敗れた金光大阪ナインも、悔しさや無念さもあったでしょうが、しっかりと整列。
金光ナイン

三塁側アルプス・金光の応援席。
三塁側アルプス
応援の声量は、あちらの方が大きかったですね。大阪は甲子園の準地元ですし、男声が多い分、声が通りますね。

神村は共学化してからそこそこ年数が経っているとはいえ、まだまだ女子生徒の方が多くて、スタンドにいる生徒も野球部以外はほとんど女子だった気がします。
共学化以前から、女子ソフトボール、女子サッカー、女子硬式野球など、女子スポーツで全国に名を馳せている学校ですし。

そういえば一昨年、神村がセンバツ(春の甲子園)初出場を決めた際、そのニュースを聞いた私は、「ユニフォームが女子硬式野球部みたいなド派手なのだったら、どうしよう……?」と、ちょっと思ってしまいました。
実際に見たら鹿実っぽいシンプルなユニフォームだったので、安心しましたが(笑)
神村の女子硬式のユニフォームをご存知でない方は、こちらの女高野連のページをご覧下さい。このリンク先のページの一番下の写真です。

それで最後に、この試合のスコアです。
最終スコア
詳しいスコアをご覧になりたい方は、こちら(asahi.com)で確認して下さい。


そして私は、この試合を観た後、勢いでスカイマークスタジアムへ向かってしまいました。
その模様は次回のエントリーで。