囲碁漂流の記

週末にリアル対局を愉しむアマ有段者が、さまざまな話題を提供します。初二段・上級向け即効上達法あり、懐古趣味の諸事雑観あり

〝♡♡の一つ覚え〟

2023年05月08日 | 雑観の森/芸術・スポーツ

 

 

【ザル碁ヘボ碁あるある / いにしえの川柳、狂歌から】

 

 

「口三味線」に

馬鹿の一つ覚え

というのがあります

 

対局相手に

「ナントカの一つ覚えをやってきた」

などとイヤミをいわれちゃ

せっかくの愉しみの時間も

台無しですよね

 

「ツケノビ定石は

定石入門の第一課です」

と某九段が書いてましたが

それって誰が決めたのでしょうか?

 

そもそも

そんな難しいことを

最初に教えるから

上達が遅れるのだ

と、わたしなど思うのです

(わたし個人の感想です)

 

ツケノビ定石を覚えたら

そればかり打つのは当然であって

それが悪いのではありません

 

それより

普及活動や指導方針の是非を

今一度考えないといけない

と、わたしなど思うのです

 

     ◇

 

碁は難しいです

碁の神様からみると

プロはそれなり

アマは笊(ざる)

あるいはヘボ

たとえ〝高段者〟でも――

(今日的価値観からすると

馬鹿は言い過ぎでしょうが

作品自体の価値を尊重し

原文通り掲載します)

 

わたしのような

地域同好会六段格でも

級位者向け詰碁問題を

よく間違えます

 

つまり

碁は間違えた方が負け

となるワケであって

勉強すれば勝率が上がり

しなければ負けが込む

としたものです

 

わかっちゃいるけど

いまさら勉強なんてね

と言っているあなた

 

碁は相手が誰であっても

最後は自分との戦いです

どうするか、

それはあなたの選択の問題――

 

 

 

注:

口三味線(くちじゃみせん) 三味線の音や曲を口で真似ること。転じて、口先でだますこと。

 


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