囲碁漂流の記

週末にリアル対局を愉しむアマ有段者が、さまざまな話題を提供します。初二段・上級向け即効上達法あり、懐古趣味の諸事雑観あり

〝もう君と打たぬは負けた証拠なり〟

2023年06月12日 | 雑観の森/芸術・スポーツ

 

【ザル碁ヘボ碁あるある / いにしえの川柳、狂歌から】

 

 

これは

どんな状況で発せられたのでしょう?

 

たとえば

〝熊さん 八っつあん〟のような

気の置けないヘボ碁同士の関係?

ジョークまがいの掛け合いなら

まったく問題はありませんが……

 

声に発するかどうかは別として

いろいろなシチュエーションが

頭に浮かびます

 

誰と打っても楽しめるなら

その碁会は理想の桃源郷

そうは問屋が卸しません

人間模様もまだら模様

一考を要する難しさかな

 

     ◇

 

趣味で寄り集まる社交の場、

同好会の面々は〝知り合い〟で

友人とまではいいがたく

気を許すと、時として

チクっとさせられます

 

こういう場で、

礼は賢明、無礼は愚か

対局を敬遠されるヒト

だいたい決まっています

ただし本人真空のままに

 

ちゃんとした碁会所の席亭なら

出入禁止処分にしてくれます

悪い客は、商売の妨げになり

ウエルカムではありません

 

 

 

以下、問題のありそうなタイプ

 

◆ 口三味線が やかましい

→ 本人気分が良くとも相手は不快、赦されるのはボヤキぐらいでしょう

 

◆ 負けたと思ったら、いきなり勝手に石を崩す

→ 論外中の論外、碁をおやめになった方がいいです

 

◆ 長考につぐ長考の連続で、待ちくたびれて勝負にならない

→ 〝どんな局面でも必ず長考〟では「遊び」ではありません

 

◆ 石ジャラなど行儀の悪い迷惑行為がクセになっている

→ 程度問題ですが品格の問題、注意される前に直しておきましょう

 

◆ 待った・打ち直しの常習者である

→ 見苦しいアンフェア、反則=レッドカード、〝勝負以前〟です

 

◆ 整地作業などでズルをする

→ 碁会の雰囲気を悪くする人、なんとかして退会してもらいましょう

 

 

いずれにしても〝社交の場〟

過去に不快な振舞い受けた人から

不幸にも対局を申し込まれても

なんとかして逃げる、が賢明でしょう

 

生き物は甘やかすとつけあがるとしたもの

理由なく水に流すならば

増長して不遜で尊大になります

赦した方が逆に弱みを握られる

もっとやってくれ――という

誤ったメッセージを発信してはなりません

 

わたしは

「(今日は)やめておきましょう」

「また(いずれ)お願いします」などと

やんわりお断りすることにしています

ひたすら関わらないのが利口です

 

イイ人ぶっての我慢はオススメしません

自分が自分でないならなんとしましょう

そんなのは偽善の仮面をかぶっているだけ

八方美人は究極の悪徳と断じましょう

 

残り少ない人生の貴重な時間の無駄遣いです

〝楽しむために出掛け、不愉快になって帰る〟

遊びでイヤな思いをする義務はありません

被害者がストレスを抱えるべきではありません

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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