見ること。撮ること。 ブログ編

写真家・古市智之のフォトブログ

ペルケオ2を買ってみた

2017-11-02 | MONOCHROME 120

フォクトレンダー ペルケオ2
ACROS 100




中判は、ニューマミヤ6でも重いと感じ始めた今日この頃。
寄る年波には勝てず、出動回数も減ってきました。

そんな時、たまたま入った中古カメラ屋さんでペルケオ2と出会い、
思わず買ってしまいました。

カメラ自体は世界最小の6×6カメラということでつとに有名ですが、
実機を見たのはこれが初めて。

中判はもうやめようかなと思っていた矢先、
このカメラに巡り会うだなんて写真の神様(悪魔)も粋な計らいをするもんです。

懸案だったコマかぶり問題も私の個体では問題無し。
うまくすれば13カット撮れることもわかりました。

フィルム代が高騰している昨今、
これは嬉しい誤算でした。

フイルム写真の魅力 〜記憶の流れ〜

2016-06-18 | MONOCHROME 120


ミノルタ オートコード3
MINOLTA AUTOCODE3
トライX





最後のブログから2ヶ月以上経ってしまいました。

実は4月上旬に結構なケガをしてしまい、
撮影に行けない日々が続いていたというわけでして・・・

そのケガもようやく落ち着いてきて、
あとはリハビリだけとなりました。

体は元気なのですが、
その分ストレスは溜まりましたね。

で、撮影に行けない分フイルムをデジタルデータにする作業も
これを機にやってしまおうと思いましたが、膨大な数のためまだまだ終わっていません。

時間がかかる理由として、
フイルムには目的のネガ前後にも記録がしっかり残っていて、
あんなことやこんなことがあったなあとデジタル以上に当時のことを思い出すのです。

思い出に酔うほどの歳でもありませんが、
やはり懐かしい気持ちにはなりますね。

今日の写真は20年以上前に撮影したものです。
写っている少女もすでに母親となっていてもおかしくない年齢でしょう。

当時はボツにしたものですが、
自分が歳を重ねた分だけ写真の見方も変わっているのだと改めて気付きました。

デジタルだとボツ写真はパッパと捨ててしまいますが、
フイルムはつながっているので捨てられない。

一見無駄の様なボツ写真にも、
記憶の流れみたいなものが写っているのですね。

その辺りがフイルムの魅力なのかなあと、
改めて思う今日この頃です。