ふくろうはうす昔話 第9話

　　さて・・・

　大好きなバイクも手に入れて　仕事は忙しいながらにも　夜には少し余裕も出てきた上に

　今で言う「イケメン」だった為、モテモテだった青年は　デートをする女性も引っ切り無しにいたのですが

　特定の女性とのお付き合いとなると　ナカナカ決めかねていた頃のことです・・・

　ある日　青年の家の近所に住むバイク仲間のＫに

　“今晩　うーんと面白いねぇちゃんが家に遊びに来るから　お前も来ないか”

　と誘われたので、特別他の予定も無かった青年は　行ってみることに・・・

　すると、男衆の中に　女性が一人。

　話してみると　なるほど　確かに面白いその上、男勝りな女性だったので

　何の気兼ねも無く　皆で出がらしのお茶を　何杯も何杯も飲みながら

　バイク談義に夢中になったのでした。

　　当時は　車などというものを持っている人はまだまだ一握りだったのですが

　彼女の家は商売の関係で　ダットサンの『ピックアップ』という車を購入したばかりだったので

　バイク談義中に　車の話にもなり、

　“皆で　前橋までドライブに行かない”　と誘われた青年たち・・・

　当時、彼女以外の男衆は　誰も普通車の免許など持っておらず、運転できるのは彼女だけ・・・

　しかも、彼女も免許を持っているとはいえ《とりたて》のほやほや・・・

　「そんな女性の車に乗せてもらって　遠出をするだなんて、とんでもない

　どうしてもと言うなら、俺はバイクでついて行く」

　と断るも　「大丈夫だから」　とあまりにもいわれた為、渋々乗せてもらうことになったのでしたが・・・

　　　　さぁ。青年たちの運命や、いかに

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく

　　

ふくろうはうす昔話 第9話の前に・・・

　　ふくろうはうすの昔話ですが、しばらく昔話を更新していなかったため

　もしかしたら　昔話自体何なのか分からずに　見ている方がいるかも知れません。

　そんな訳で、とぉ～っても簡単に言いますと・・・　　　

　まぁ、１話から順に読んでいただくのがイチバンですが

　

　　　主人公は、ふくろうはうすの社長の父です。　父であり、そしてふくろうはうすの塗装工リーダーであります。

　その社長父が経験してきた　色々な経験の中で　とても思い出に残る出来事を　短いながらも　一話ずつ紹介してきました。

　少年時代から青年へとなって経験してきたこと

　これって　本当の話　ナンテ思ってしまうような経験も色々してきた社長父ですが

　全て本当の話です。

　昔の懐かしい思い出話の続きがもう少し残っているので　ちょっと覗いてくださいね

　って・・・アバウトすぎるので　これでは何も分からないと思いますが