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見聞思修

おばあちゃんの言葉。人生に大切な要素が
組み込まれています。気分で日々の出来事を書き記して、いつか思い出せるように。

アンテナ

2006-11-24 | 


2003年/日本/117分

監督・脚本:熊切和嘉

脚本:宇治田隆史

原作:田口ランディ

音楽:赤犬 、松本章

出演:加瀬亮、小林明実、木崎大輔、宇崎竜童、麻丘めぐみ、
大森博、小市慢太郎、甲野優美、入川保則、黒沼弘巳、
占部房子、榎戸耕史、春海四方、寺島進、光岡涌太郎、他

やっと見ました。
田口ランディ原作の『アンテナ』という小説
を映画化したこの
アンテナという作品を。

実はいま、東京フィルメックスという映画祭の
お手伝い(事実何もお手伝いできていない)を
していて、その関連で加瀬くんの話しになり、
加瀬ファンとして、まだアンテナを見てなかった
ので、(パッチギとかabout Loveとかスクラップへブンその他はみていた
くせに)早速ツタヤで借りてきて見ることにしました。

この作品は、俳優 加瀬 亮さんの魅力が
ぎっしり詰まっていて、もう加瀬くんに
魅力を感じている私にとっては、ほんと興奮の
賜物でした。

目が離せない。



加瀬さん、本当にオーラのないオーラみたいな
魅力があって、あのつやつやな肌とつぶらな
瞳、声、髪型、服のきこなし、
ほんとバランスがいい。(わたしにとって)

それに演技も本当に凄かった。

この映画で、加瀬くんの裸体と
まぁR15指定の場面を拝見できるわけですが、
とてもスゴイ。

貴重だ。



それと、この映画の中で、
とても綺麗なシーンがたくさん出てきます。

水とか雨とか傘とか鏡とか
自然とか日本の家屋とか、
そういうの。

カメラのアングルや、描写されている
情景の色がとても綺麗で、そういうところも
すごく素敵なポイントとなりました。

付属の特典映像であるメイキングを見て
ますます加瀬さんや他のキャスト
そして、監督の熊切監督にますます
魅力を感じました。

(あぁ かわゆすぎるぅ)

映画ってスゴイ深いというか
作り出すのに本当に時間とお金と
様々な人々の協力がいるのだなぁと
改めて最近思いました。

映画祭に出品される
作品たちだって、
もう数多くの数え切れないほどの世界中の
映画をみている審査員のひとたちが
選出わけで、

なんだか、ひとつの分野における物事の
広さや深さはきりがありませんだに。

しかし、人がいるところは苦手だ。
楽しいときもあるけど。


加瀬君、ナイス過ぎます。


アイリス

2006-11-01 | 
11月になりました♪
もう冬に向かっていますね。

最近、物忘れがひどくなっているのは
頭を使ってないせいでしょうか?

否めません。

そんな物忘れのひどさを意識している
矢先に、BSテレビでアイリスという
映画を鑑賞しました。

結構好きな英国女優のジュディ・デンチと
あとタイタニックで軽く一世風靡した
ケイト・ウィンスレットも出ている実際の
お話です。

教育・言葉・愛・友情 usw.

自由奔放で、異性関係も著しい
美人かわいい、ある程度なんでもできちゃう
女性アイリスと

冴えない、でもなんとなく
うーんなんというか愛を一心に
注ぐような男性ジョンの話。

持ちつ持たれつなんだなと
思いました。

アイリスは、若き輝かしい日々を送っていましたが
晩年、アルツハイマーに脅かされ、その日々を
失ってしまいます。

そんなお話ですが、所々に
いろんな要素が含まれていて
結構好きな作品となりました。

あと最近みたのは
いまさらながら

「誰も知らない」 by 是枝監督

「フェリックスとローラ」 by パトリス・ルコンド

ローラ役のシャルロット・ゲンズーブルの雰囲気が
好きで、なんとなく薄くて透明感のある瀕死な感じを
漂わせているのにもかかわらず、どっかに強さがある
ような人が気になってしまう、私でした。

今月は 健康の月にします。





パフューム

2006-10-28 | 
日本では来年3月公開の「パフューム」という映画を
本日見てきました。

ドイツの友人の友人が、いまやっている東京国際映画祭の
特別招待作品であるこの映画に招待してくれたのです。

本当にありがとう。

あまり知識もなく、見に行ったけど、見たいひとは
スゴイ見たい作品なんじゃないかなって思いました。

この映画は、スピルバーグ監督が映画化を熱望したほど。
そして、書籍は全世界1200万部のベストセラー。

友人の友人と、わたしの大学時代の友人(ドイツ留学してた)
と3人で六本木のTOHOにて。

ちなみに、不思議な組み合わせだったんだけど
雰囲気は 3人とも距離感というものをわかっているので
ばっちりでした。

舞台挨拶を経て、作品上映。

この映画本当にスゴイよー。
もうびっくりなカンジデス。

ある意味、恐ろしくある意味、愛おしい。

主演のベン・ヴィショーがはまり役だなと
思いました。
それと中世の雰囲気や、舞台設定も
よかったし、スゴイシーンがあったりして
なんだかな。

にほひ・かほり

というものは時として人々を
酔わせ、翻弄させる。

そんなパフュームは、美しいものから
作られるのですね。

とても、内容を書き連ねたいのですが
ネタばれになってしまうので控えます。

とにかく、最高の臭覚という類まれなる才能を持った主人公。
なんでもかぎ分けられるスゴイ鼻。

しかし、肝心の彼自身は におい というものを
持ち合わせていない。

その双方を活かして、何をしたかったのか、あ、
ニオイを保存したかったんだ。

しかし、彼の鼻はすごいよ。そして、それを
活かして、香水の天才調合師として名をはせるんだけど、
でも彼の目的は、 なんだったんだろう。

でも自分の存在を残すことだったんじゃないかな。
なんせ生まれつき無臭で自分のニオイがないのだから。

でもニオイがなかったおかげで、目的を
ある意味達成したのだからいいのかな。

いずれにせよ、この映画はサスペンスなのです。

その後、マザームーンカフェでほんとにトーク。

ドイツというキーワードは、濃い。

歓楽通り

2006-09-28 | 

作品紹介→http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=3015

パトリス・ルコント監督の作品。
今度はR子に薦められた『橋の上の娘』を見てみようと思います。

フランス語の響きって美しい。
でもドイツ語やっているときは
あんなに毛嫌いしていたのにね。

でもスペイン語もきらいだったけど
スペインの友達ができてから
スペイン語が好きになったし。

単純です、物事は。きっと。

『歓楽通り』っていうか
パトリス・ルコントという名前に親しんだのも
仕事のおかげです。

毎日のように
彼の名前を口ずさんでました。

DOGORAのおかげで。

彼の映画の映像描写はやっぱり素敵です。
色が綺麗。

でもやっぱり冴えない主演男優が
世にも美しい女性のそばにいるっていうか
そういう感じ。

この間みた、『髪結いの亭主』のように
今回も、
主人公プチ=ルイは娼婦の子供として生まれ
美しい容姿をもった女性たちに囲まれて
育ち
彼の夢は

『自分にとって特別な女性のお世話をすること』

こうやって、夢を掲げてはかなえてしまうところが
凄い。

でもいつも、フィナーレは悲劇。

悲劇なんです。

愛って、色々な形があるけど、でも
できれば、相思相愛がいいです。


僕の妻はシャルロット・ゲンズブール

2006-09-28 | 


作品紹介→http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=2943

最近は、フランス映画ばかり見ています。

この作品、
主演の男優が監督で、同じく主演男優の妻も主演。
なにいってるかわかりませんが、
つまり
映画の中に出てくる売れっ子女優役とその夫である
2人は、実際に夫婦の2人なんです。

ってことを知ってからみたら、また違ったんだろうと
思いました。

つまり、コメディドキュメンタリーみたいな
なんというか、実際の夫婦が夫婦役で演じて、
監督もその夫婦のうちの夫だから、なんだか
凄い映画ですね。

女優のシャルロットさんは、自然なかんじで
フランスっぽいかんじです。

ポール&ジョーって感じ。

父/パードレ・パドローネ (イタリア映画)

2006-09-06 | 

『父/パードレ・パドローネ』


監督 パオロ・タヴィアーニ
    ヴィットリオ・タヴィアーニ
原作 カヴィノ・レッダ
脚本 パオロ・タヴィアーニ
    ヴィットリオ・タヴィアーニ
撮影 マリオ・マシーニ
音楽 エジスト・マッキ

出演 オメロ・アントヌッティ
    サヴェリオ・マルコーネ
    ナンニ・モレッティ

「パードレ・パドローネ」のパードレとは「父」を意味し、
 パドローネとは「主人」を意味する。
ガヴィーノ・レッダ(サルデーニャ人)原作小説の映画化。


なんか、凄い映画でした。
父と息子の物語というか、息子と父の物語?
色々謎が残ったり、なんでこうしないの?とか
口をはさみたくなった。

この作品、自伝だというから恐ろしい。
しかも、この作品をみて共感したひとが
少なくないと映画のなかでいっていて、
そんな幼少期と青年期を過ごした人々が
そんなにいるのか!?

と思うくらい、なんだか痛ましい映画でした。

フランス映画とかイタリア映画とか、なんていうか
ハリウッドー的なものじゃないものって

監督の味が大いに出ているよね。

イタリア映画をきちんど見たのは
初めてだったけど、
これは結構暴力的で残酷だった。

フゥ。

でもネットによると

【作品紹介】

第二次世界大戦後のイタリア南部のサルディーニャ島の小学校で学ぶ6歳のガヴィーノ。ある日、羊飼いの父親エフィジオは、彼を羊飼いにするため学校から連れ戻す。父親は厳しい自然の中で生きる知恵を授けた。やがて無口な青年へと成長したガヴィーノは、文字の読み書きはできないが、聴覚は非常に敏感で、ある日、2匹の羊と交換にアコーディオンを手に入れる。

イタリア南部のサルディーニャ島を舞台に、厳しい自然の中で生きるある羊飼いの家族の物語。文盲だが自然の音に敏感な少年が、軍隊に入ったことをきっかけに言語に目覚め、独学でラテン語、ギリシャ語を学び、やがて言語学者として大成するまでを描いた実話。イタリアの地方を舞台とした寓話風の作品を発表するタヴィアーニ兄弟の、カンヌ映画祭グランプリ受賞作。

ってかんじです。


スパニッシュアパートメント

2006-09-01 | 


○製作年度: 2002年
○製作国・地域: フランス/スペイン
○上映時間: 122分

○監督:セドリック・クラピッシュ
○脚本:セドリック・クラピッシュ
○音楽:ロイク・デュリー
○出演:ロマン・デュリス 、ジュディット・ゴドレーシュ 、オドレイ・トトゥ 、セシル・ドゥ・フランス 、ケリー・ライリー


『髪結いの亭主』が重そうだったから
ちょっと面白そうなものをチョイスしたら
大当たりでした。

まさに私の好きなタイプの映画のひとつでした。
この作品。

フランス人の主人公クサヴィエ(彼女役は、オドレィ・トトゥ)
が、スペインのバルセロナに留学し、そこで新しい
生活を始める話。

知らない国で、住まいを探したり、なにもかも
人の助けをかりながらも自分で作り上げていく
留学生活。

共感できるところもりだくさんでした。

クサヴィエはスペインであらゆる国の学生たちと
シェア生活を始めます。
シェア生活をはじめ、故郷の恋人や、家族、
様々なものが変化していく状況、海外生活で
おこりうる現実な一面などが見て取れる
面白い作品でした。


『髪結いの亭主』

2006-09-01 | 



○製作年度:1990年(フランス)
○上映時間: 80分

○監督:パトリス・ルコント
○脚本: クロード・クロッツ 、パトリス・ルコント
○音楽: マイケル・ナイマン
○出演:ジャン・ロシュフォール 、アンナ・ガリエナ 、ロラン・ベルタン、フィリップ・クレヴノ 、ジャック・マトゥ


今、東京都写真美術館映画ホールでは
パトリス・ルコントの『DOGORA』という
とても偉大な人の作品なのに、知名度がイマイチ
足りない感がある作品が上映されています。

そのパトリス・ルコント監督の『髪結いの亭主』
ついに見ました。
お客さんをはじめ、多くの人が絶賛するこの作品。

DOGORAを見たときも感じましたが、
この監督の奏でるものってとても繊細で
強くて綺麗。

映像のカラーやサウンドとか人間の五感を
ちょいちょい動かすそんな作品。

『髪結いの亭主』

主人公アントワーヌは幼少のころから
女主人の理容師(つまり髪結いの女性)に憧れ、
すでに短い髪でも、カットをしに通うほど、彼女に
ほれ込んでいて、幼いながらも男の本能を彼女に
ぶつけたいと思うほど、彼女を欲していた。

そんな彼は、食事中、父に将来の夢を尋ねられ
『髪結いの亭主になりたい』と
答える。

そして、少年はその夢を叶えられるのか
否かは見てのお楽しみですが、

映画中に出てくる主人公の父の名言たちが
素敵なので要チェックです。

確かに、素晴らしい映画でした。これで
お客さんに、この映画のことを話題に
されてもきっと対応できるでしょう。




青春漫画

2006-08-21 | 
有楽町のシネカノンに
初めて行きました。

銀座のテアトルでアルバイトで
訪れた以来。

ビックカメラでとあるものを購入。
この購入したもののおかげで、
通勤が快適になりました。

今日、とある若者とクォンサンウの出ている
『青春漫画』という映画を見に行きました。

わきゃい。なかなか面白かったです。
一緒に行った若者が凄く満足していたので
それで私も満足でした。

でもここ3日間くらい、
夏ばてなのかなんなのか疲労が
たまりまくってて どーも
だめです。

私、学生終わってから 気持ちが老けた。
関わる層も増えたし、
見るものも増えた。

そんで、結構 神経過敏になってる。

やなことないけど、逃避したい。
日本、あってないのかと真剣に考える。


スキップシティデジタルシネマ映画祭  <空港出迎え>

2006-07-18 | 
いろいろなことがありすぎた14日から18日の5日間。

幸せなひと時あり、悲しく、恐ろしいひと時あり、そんな5日間でした。

スキップシティデジタルシネマ映画祭は、今年で3度目で

いろいろな国から集まる新人監督さんたちの作品(長編作品)

と国内から集まる新人監督さんたちの作品(短編作品)を

上映する映画祭です。 今回も縁あって、『クスクス』という

セーレン・セン監督のアテンドをさせてもらえることになりました。

14日、ベロニカが帰国する同じ日の午後に監督が成田に到着。

中目黒からそのまま空港へいければ問題なしなのですが、

一度埼玉県川口の映画祭を開催している事務所まで、今回の

ために支給される携帯とタクシーチケットを取りに行かなければ

ならず、中目黒(ほぼ神奈川)から埼玉、そして東京駅から

成田エクスプレエスで成田空港へ。

本気ハードな1日でした。移動がね。 で、

これまで仲いい友人でさえも、空港で出迎えたことなんて

なかったのに生まれて初めて、到着ロビーでウェルカムカードを

持って人を待ちました。笑

埼玉の浦和にあるホテルまで送ってくれるハイヤーの

おじさんと打ち合わせしながら飛行機の到着を待っていると

ハイヤーのおじさんも一緒に待ってくれて、監督も無事到着し、

ドキドキすることもなく意気投合。

監督は、笑顔の素敵な見るからに ハイこのひとはOK!っていう

自分と合いそうな感じのひとだったので、ハイヤーの中でも

もとから知り合いの如く! という感じでした。

出会ったばかりだけど、おおくの話をし、初対面の数時間にしては

お互いの多くを語りました。素直なんですね、2人とも。

とにかく気の利くひとなです。

初めての日本を見る彼の目は、 私がはじめてドイツに行ったとき

というか新しい土地に降り立ったときのその感じと同じで

キラキラしてました。 いいね。ほんとそういうの。

ハイヤーにのること2時間。 無事、浦和では一番高級ホテルである

パインズホテル(無印もはいってる!)で、黒塗りのハイヤーから

おり、自分は別に主役じゃないのに、なんだかその雰囲気にあやかり

気分がよくなってしまいました。 こういうのがあぶないね。よくないよくない。

んで、無事監督を送り届け、ついでに部屋も見せてもらい

次の日の打ち合わせをして、業務終了。

ふぅーーーーーっ。 帰りは、中学時代の友人の家にステイ。

いんやー フル!

でも、監督に出会えてよかった。