9月12日に自民党総裁選が告示されてからしばらくして後、テレビを観ていて腰を抜かすほど驚いた。あるテレビ番組に総裁選候補9人が出演した際、司会者が「おそろいの皆さんは自民党議員としてのベテランですし、基本政策、例えば安保、外交、あるいは経済、大きな違いはないと思うので…」と宣言したのだ。
いやいや、そんなことはない。茂木敏充幹事長は防衛費を増額するための増税を停止すると宣言し、河野太郎デジタル相は原子力潜水艦の保有を主張している。そして、石破茂元幹事長は、北大西洋条約機構(NATO)のような多国間の安保枠組みとして「アジア版NATO」の創設を訴えている。
アジア版NATOをめぐっては、茂木氏や加藤勝信元官房長官がこれに反対する考えを示している。重要な問題であるとの認識が反映されてのことだろう。
産経新聞
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