2024年4~6月期決算を公表した上場企業で、製造業の純利益合計が前年同期比5・9%増の6兆7947億円となったことが19日、分かった。円安進行を追い風に自動車や電機など輸出企業が好調だった。製造業や非製造業などを含めた全体は10・3%増の14兆5784億円で、製造業、全体とも4~6月期として過去最高となった。
東京証券取引所の最上位「プライム市場」に上場する3月期決算企業を中心に、前週末16日までに決算を公表した1419社を対象にSMBC日興証券が集計した。
製造業を業種別に見ると、自動車を含む輸送用機器が3・1%増の2兆4172億円。輸出企業が多い電機は13・3%増、機械は11・2%増だった。化学は半導体市況の回復で22・0%増となった。
非製造業も7・9%増の4兆8573億円と伸びた。訪日客の増加を受けて陸運が28・3%増、海運は運賃上昇が寄与して44・3%増だった。
産経新聞
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