船橋に「関東最大級」貝塚、最古の動物儀礼跡も

2018年09月23日 22時03分58秒 | Weblog

千葉県の船橋市教委は20日、縄文時代早期前半(約1万年前)の遺跡を中心とした同市の取掛西(とりかけにし)貝塚について、今年度の学術調査結果を発表した。これまでの調査結果と合わせると、土器片や住居跡が東西約500メートルの範囲に広がっていることが判明。約1万年前の集落跡としては県内最大で、関東でも最大級であることが確認  約7万6000平方メートルに及ぶ同貝塚のうち約2万1000平方メートルについては、宅地開発に伴う緊急発掘調査が2008年度までに行われた。市教委は昨年度から3年計画で、残る約5万5000平方メートルの学術調査に着手。昨年度は東側の約2万5000平方メートル、今年度は西側の約3万平方メートルで発掘調査を行った。同貝塚全域で調査が実施されたことになる  今年度の調査では、縄文時代早期前半の竪穴住居跡7軒、縄文時代前期(約6000年前)の竪穴住居跡3軒が見つかった。これで縄文時代の住居跡は早期前半が34軒、前期が16軒となった。また、弥生時代中期(約2100年前)の竪穴住居跡も新たに6軒確認された  同貝塚からは国内最古とされる動物儀礼跡なども見つかっている。市教委は来年度、住居の構造を調べるとともに、炭化した植物の種などを分析して縄文時代初期の食糧事情や自然環境を解明する。20年度に報告書を国に提出し、地権者の同意が得られれば国史跡への指定を申請する方針だ                                             読売新聞

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 中国社会に横行する闇の慣行... | トップ | マレーシア 「違約金を払って... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事