8月の実質賃金は3カ月ぶり減 0・6%マイナス、物価高騰に賃金上昇が追い付かず 2024/10/8 08:55

2024年10月08日 09時02分52秒 | Weblog

厚生労働省が8日公表した8月の毎月勤労統計調査(速報、従業員5人以上)によると、物価変動を考慮した1人当たりの実質賃金は前年同月比0・6%のマイナスで、3カ月ぶりに減少に転じた。6、7月は夏の賞与(ボーナス)が好調で、過去最長の26カ月連続のマイナスから脱したが、賞与支給が落ち着いたとみられる。長引く物価高騰に賃金上昇が追い付いていない。石破茂首相は所信表明演説で「物価上昇を上回る賃金の増加を実現していく」と言及しており、衆院選で争点の一つになりそうだ。

厚労省の担当者は「電気・ガス料金の値上がりを抑える補助金の効果で、9月以降は物価の伸びが鈍化する可能性がある。再びプラスとなるかどうか注視したい」と話した。

名目賃金に当たる現金給与総額は3・0%増の29万6588円で、32カ月連続のプラス。統計に用いる消費者物価指数は3・5%上がり、差し引きで実質賃金は減った。

                              産経新聞

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