中国がベトナムやフィリピンなどと領有権を争う南シナ海で、米軍の接近妨害を意図したとみられる電子戦兵器を設置するなど軍事拠点化の動きをエスカレートさせている。米国は、2日にシンガポールで開幕する東南アジア諸国連合(ASEAN)関連外相会議の場で中国けん制に動く可能性があるが、ASEAN各国の足並みはそろわない公算が大きい 中国が南シナ海のスプラトリー(南沙)諸島の人工島で電子戦兵器の試験を実施していると、米CNBCテレビが伝えたのは7月5日だった。ASEANの外交関係者が読売新聞に語ったところによると、南シナ海問題の当事国であるフィリピンは直後に、中国当局に事実関係を照会した
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